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快楽の苦闘
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「じゃ、じゃあ、やるからな……」
頬を赤らめながら、少年のモノに触れる。
男女の差はあろうが、騎士には貞節と純潔が求められる。
女騎士ノエルも、その規範に従ってきた。
まして彼女は聖教会の修道騎士という立場であり、半聖半俗の身である。
男のモノをしゃぶって射精に導くという行為も、先ほど初めてみたのであって、触れることにすらためらいがある。
しかし、それでもノエルを突き動かすのは、この虜囚の身にある少年暗殺者を、凄惨な責めから救いたいという気持ちからであった。
「騎士様……」
一方のエリンはというと、そうした女騎士の崇高な姿勢にも関わらず、大量に放ったのに物欲しそうに硬直している欲情の証に、ただ恥じ入るばかりであった。
正直に言えば、エリンは女騎士ノエルを知ってはいる。
だが、それは凱旋の行進で馬上から人々に誇らしく微笑む姿を知っているという程度であって、面識はない。
それでも、一種の憧れは抱いていた。
そんな彼女が、裸に剥かれて自分のそれを口に含もうというのだ。
申し訳なさの中にも、異様な興奮が収まらない。
毅然とした態度からは想像できないほど、遠慮がちなノエルの手が竿に触れる。
「あ……」
一瞬の冷たさが、妙に心地よかった。
ノエルの手が冷たいというよりも、自分のおちんちんが熱く腫れ上がっている、そういうことなのだ。
「痛くはないんだな?」
「だ、大丈夫です……。でも、こんなこと早めてください。汚いです……」
「いいんだ、君のためならこの身など惜しくはない」
ノエルは竿を握った手を動かして、しごいた。
強引にしごいて射精させようという強い刺激ではない。
エリンを気遣うような優しい動かし方が、その人となりを感じさせた。
もどかしさに、エリンは身を捩った。
穢してはならないという気持ちと、もっとしてほしいという気持ち。
そしてまた、早くグラスを満たさなければより長くノエルを辱めてしまうであろうという葛藤。
そんなものがぐるぐる頭の中を回る。
その唇が亀頭に近づき、熱い吐息が絡む。
「き、騎士様、息が……」
「すまない、くすぐったかったみたいだな」
気遣われながらの行為というものは、実は初めてではない。
朦朧した中ではあったが、フリージアの身体を洗う中で射精したときも経験があった。
一方的に強烈な快楽を与えられていたが、フリージアは確かにエリンがどうすれば心地よくなって射精するかを気遣っていたように思う。
悔しさは忘れない。だが、身体を通じての感情は消し難いものがある。
「んぅ――」
意を決したのか、ノエルの舌が亀頭に絡んできた。
――とうとうさせてしまった。
自分が清い女騎士の矜持を穢してしまったのだという背徳感が沸き上がる。
しかし、一方で舌から敏感な亀頭に伝わる熱さとざらつき、そして舐め回される生々しい感触が伝わってくる。
「はっ、あっ、あ……」
ノエルにはこわごわとしたためらいがある、舐められていてもそれがわかる。
「んっ……。気持ち、いいか? ……これでいいのか、わからないんだ」
舌を放し、上目遣いで真摯な態度で聞いてくる。
頬は真っ赤に染まり、瞳も潤んでいる。
亀頭のふにふにとした柔らかな感触は、ノエルにとっても未知のものであった。
「い、言えません、そんなこと……」
「す、すまない。恥ずかしいのは、私だけではなかったな……」
ためらいと戸惑いは、まるで初めて事に至る恋人同士のような初々しさもあるが、二人の行為や反応は、晒し者にされている。
「ほら、もっと気持ちよくさせてあげないと、日が暮れてしまうわよ?」
「黙っていろ……!」
ノエルは反論し、あらためてエリンのそれに挑む。
口を大きく開け、頬張りにいったのは自棄の気持ちもあった。
「うぐっ、うう……」
いよいよ、エリンの亀頭が女騎士の口に呑み込まれた。
「あ、ああ……」
まとわりつく熱さと、柔らかさ。
赤毛のメイドの口腔とは、同じではなかった。
まだ遠慮があり、口に含んだだけの状態だ。
舌を動かして舐め回すというよりも、異物が入ってきたから、それに応じて動くといった具合だ。
もどかしい、じれったい。
だが、健気に尽くすようでもある。
「んっ、ふごかふぞ……」
ノエルが咥えながら、淡く可憐な唇で吸い上げるように動かした。
メイドたちから、クスクスと嘲るような笑い声が上がった。
「騎士様ぁ。それじゃ、くすぐったいだけですよぉ。もっと、一生懸命藍してあげないと。そのおちんちんが気持ちよくさせてくれるんです」
先ほどの赤毛のメイドが茶化すように言う。
口に含んだまま、横目で睨みつける。
その表情は、どこかそそるものがあった。
「痛っ……!?」
エリンが鋭い痛みに呻いた。
敏感な部分に、歯が当たってしまったのだ。
無防備でむき出しの粘膜に、歯が当たってしまってはそうなる。
「痛かったか? もっと丁寧するから」
「……騎士様にこんなことさせて」
「いいんんだ。だから、その……君も我慢しないで、出してほしい」
侘びながら、小さな声で射精をしてほしいと哀願される。
だからといって、出していいわけがない。
自分を守ろうとして辱めを受ける女騎士に向かって、精を放つなど。
しかし、ノエルは必死であった。
舐め、しゃぶることで快楽を与え、出してしまうことが少年を救うために課せられた取引なのだ。
これは必要こと、彼を助けるためなのだと言い聞かせ、罪悪感と抵抗は乗り越えている。
口の中で、愛おしむようにしゃぶる。
「あむ、うぐっ、んはぁ……」
ノエルは息を続くと、無心でむしゃぶりついた。
腕をエリンの腰から背に回してに抱きつき、もう一方の手はその竿に添える。
もうなりふりは構っていない。
どうすれば、射精に至るまでの快楽を与えられることができるのか?
口にモノを咥えながらも、上目でエリンの表情を見極め、舌先を探る。
「あぅ……!」
頬の内側の柔らかい肉と、舌先が裏側をなぞると、ビクッとエリンの身体が反応する。
「んはっ……さっきのが気持ちいいのか? わかった、がんばるからな」
「そんな……あっ!」
「んっ、んっ。あむ、ふぐゅ……」
コツを掴んだと思ったノエルは、そこを重点的に責める。
舌の先に、先走りの味が感じられる。
ノエルが吸い立てる音が、地下牢に響いた。
深く咥え、今度は歯を当てないよう唇で雁首も締める。
その様子は、修道女が神に祈るような、どこか崇高な奉仕にさえ見えた。
「き、騎士様、騎士様ぁ……!」
たまらない刺激に、エリンは切ない声を上げた。
これ以上は耐えられない、自分の境遇に正義の怒りを見せ、今は誠実に口での奉仕によって救おうとする女騎士エリンを貶めてしまう。
ノエルから出すように言われても、大きな抵抗がある。
「……ぷはっ。さあ、出してくれ、出すんだ!」
まるで叱責するように言って、さらに深くしゃぶる。
生温かい感触が包み込むように広がる。
「あっ――!?」
鎖を鳴らし、エリンは身を縮こませた。
耐えられず、ノエルの口の中に放ってしまった。
どうしようもない無力さと情けなさであった。
ノエルは、自分の放った精液の味覚と口内への不快感に顔を歪めている。
唾液とともに、その白濁はワイングラスに吐き出される。
荒い息を吐くノエルの舌先から、つっとグラスに溜まっていく。
それでも、まだまだ半分にも程遠い。
「うう、ごめんなさい。ごめんな、さい……」
「……いいんだ、君もよくがんばったな」
ノエルは、縄を食い込ませたままの身体で精を放ったエリンを、その胸に抱き寄せた。
性を弄ばれ、つらい目に遭ってしまったあどけない少年を守りたい。
庇護の気持ちと、ノエルの中に眠っていた母性本能がそうさせた。
「まだこれだけじゃあねえ。朝までに溜まるかしら?」
メイド長は、精液が溜まっているグラスを手にとり、見せつけるようにしていった。
頬を赤らめながら、少年のモノに触れる。
男女の差はあろうが、騎士には貞節と純潔が求められる。
女騎士ノエルも、その規範に従ってきた。
まして彼女は聖教会の修道騎士という立場であり、半聖半俗の身である。
男のモノをしゃぶって射精に導くという行為も、先ほど初めてみたのであって、触れることにすらためらいがある。
しかし、それでもノエルを突き動かすのは、この虜囚の身にある少年暗殺者を、凄惨な責めから救いたいという気持ちからであった。
「騎士様……」
一方のエリンはというと、そうした女騎士の崇高な姿勢にも関わらず、大量に放ったのに物欲しそうに硬直している欲情の証に、ただ恥じ入るばかりであった。
正直に言えば、エリンは女騎士ノエルを知ってはいる。
だが、それは凱旋の行進で馬上から人々に誇らしく微笑む姿を知っているという程度であって、面識はない。
それでも、一種の憧れは抱いていた。
そんな彼女が、裸に剥かれて自分のそれを口に含もうというのだ。
申し訳なさの中にも、異様な興奮が収まらない。
毅然とした態度からは想像できないほど、遠慮がちなノエルの手が竿に触れる。
「あ……」
一瞬の冷たさが、妙に心地よかった。
ノエルの手が冷たいというよりも、自分のおちんちんが熱く腫れ上がっている、そういうことなのだ。
「痛くはないんだな?」
「だ、大丈夫です……。でも、こんなこと早めてください。汚いです……」
「いいんだ、君のためならこの身など惜しくはない」
ノエルは竿を握った手を動かして、しごいた。
強引にしごいて射精させようという強い刺激ではない。
エリンを気遣うような優しい動かし方が、その人となりを感じさせた。
もどかしさに、エリンは身を捩った。
穢してはならないという気持ちと、もっとしてほしいという気持ち。
そしてまた、早くグラスを満たさなければより長くノエルを辱めてしまうであろうという葛藤。
そんなものがぐるぐる頭の中を回る。
その唇が亀頭に近づき、熱い吐息が絡む。
「き、騎士様、息が……」
「すまない、くすぐったかったみたいだな」
気遣われながらの行為というものは、実は初めてではない。
朦朧した中ではあったが、フリージアの身体を洗う中で射精したときも経験があった。
一方的に強烈な快楽を与えられていたが、フリージアは確かにエリンがどうすれば心地よくなって射精するかを気遣っていたように思う。
悔しさは忘れない。だが、身体を通じての感情は消し難いものがある。
「んぅ――」
意を決したのか、ノエルの舌が亀頭に絡んできた。
――とうとうさせてしまった。
自分が清い女騎士の矜持を穢してしまったのだという背徳感が沸き上がる。
しかし、一方で舌から敏感な亀頭に伝わる熱さとざらつき、そして舐め回される生々しい感触が伝わってくる。
「はっ、あっ、あ……」
ノエルにはこわごわとしたためらいがある、舐められていてもそれがわかる。
「んっ……。気持ち、いいか? ……これでいいのか、わからないんだ」
舌を放し、上目遣いで真摯な態度で聞いてくる。
頬は真っ赤に染まり、瞳も潤んでいる。
亀頭のふにふにとした柔らかな感触は、ノエルにとっても未知のものであった。
「い、言えません、そんなこと……」
「す、すまない。恥ずかしいのは、私だけではなかったな……」
ためらいと戸惑いは、まるで初めて事に至る恋人同士のような初々しさもあるが、二人の行為や反応は、晒し者にされている。
「ほら、もっと気持ちよくさせてあげないと、日が暮れてしまうわよ?」
「黙っていろ……!」
ノエルは反論し、あらためてエリンのそれに挑む。
口を大きく開け、頬張りにいったのは自棄の気持ちもあった。
「うぐっ、うう……」
いよいよ、エリンの亀頭が女騎士の口に呑み込まれた。
「あ、ああ……」
まとわりつく熱さと、柔らかさ。
赤毛のメイドの口腔とは、同じではなかった。
まだ遠慮があり、口に含んだだけの状態だ。
舌を動かして舐め回すというよりも、異物が入ってきたから、それに応じて動くといった具合だ。
もどかしい、じれったい。
だが、健気に尽くすようでもある。
「んっ、ふごかふぞ……」
ノエルが咥えながら、淡く可憐な唇で吸い上げるように動かした。
メイドたちから、クスクスと嘲るような笑い声が上がった。
「騎士様ぁ。それじゃ、くすぐったいだけですよぉ。もっと、一生懸命藍してあげないと。そのおちんちんが気持ちよくさせてくれるんです」
先ほどの赤毛のメイドが茶化すように言う。
口に含んだまま、横目で睨みつける。
その表情は、どこかそそるものがあった。
「痛っ……!?」
エリンが鋭い痛みに呻いた。
敏感な部分に、歯が当たってしまったのだ。
無防備でむき出しの粘膜に、歯が当たってしまってはそうなる。
「痛かったか? もっと丁寧するから」
「……騎士様にこんなことさせて」
「いいんんだ。だから、その……君も我慢しないで、出してほしい」
侘びながら、小さな声で射精をしてほしいと哀願される。
だからといって、出していいわけがない。
自分を守ろうとして辱めを受ける女騎士に向かって、精を放つなど。
しかし、ノエルは必死であった。
舐め、しゃぶることで快楽を与え、出してしまうことが少年を救うために課せられた取引なのだ。
これは必要こと、彼を助けるためなのだと言い聞かせ、罪悪感と抵抗は乗り越えている。
口の中で、愛おしむようにしゃぶる。
「あむ、うぐっ、んはぁ……」
ノエルは息を続くと、無心でむしゃぶりついた。
腕をエリンの腰から背に回してに抱きつき、もう一方の手はその竿に添える。
もうなりふりは構っていない。
どうすれば、射精に至るまでの快楽を与えられることができるのか?
口にモノを咥えながらも、上目でエリンの表情を見極め、舌先を探る。
「あぅ……!」
頬の内側の柔らかい肉と、舌先が裏側をなぞると、ビクッとエリンの身体が反応する。
「んはっ……さっきのが気持ちいいのか? わかった、がんばるからな」
「そんな……あっ!」
「んっ、んっ。あむ、ふぐゅ……」
コツを掴んだと思ったノエルは、そこを重点的に責める。
舌の先に、先走りの味が感じられる。
ノエルが吸い立てる音が、地下牢に響いた。
深く咥え、今度は歯を当てないよう唇で雁首も締める。
その様子は、修道女が神に祈るような、どこか崇高な奉仕にさえ見えた。
「き、騎士様、騎士様ぁ……!」
たまらない刺激に、エリンは切ない声を上げた。
これ以上は耐えられない、自分の境遇に正義の怒りを見せ、今は誠実に口での奉仕によって救おうとする女騎士エリンを貶めてしまう。
ノエルから出すように言われても、大きな抵抗がある。
「……ぷはっ。さあ、出してくれ、出すんだ!」
まるで叱責するように言って、さらに深くしゃぶる。
生温かい感触が包み込むように広がる。
「あっ――!?」
鎖を鳴らし、エリンは身を縮こませた。
耐えられず、ノエルの口の中に放ってしまった。
どうしようもない無力さと情けなさであった。
ノエルは、自分の放った精液の味覚と口内への不快感に顔を歪めている。
唾液とともに、その白濁はワイングラスに吐き出される。
荒い息を吐くノエルの舌先から、つっとグラスに溜まっていく。
それでも、まだまだ半分にも程遠い。
「うう、ごめんなさい。ごめんな、さい……」
「……いいんだ、君もよくがんばったな」
ノエルは、縄を食い込ませたままの身体で精を放ったエリンを、その胸に抱き寄せた。
性を弄ばれ、つらい目に遭ってしまったあどけない少年を守りたい。
庇護の気持ちと、ノエルの中に眠っていた母性本能がそうさせた。
「まだこれだけじゃあねえ。朝までに溜まるかしら?」
メイド長は、精液が溜まっているグラスを手にとり、見せつけるようにしていった。
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