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悪役令嬢の疼き
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「どうか、わたしを躾けて……。あむぅ」
ハーフランのメイドは、エリンのそれをみずから呑み込んだ。くすぐったい感覚に、身を捩る。
「やっ、駄目だ、やめっ……んっ!」
鼻にかかった、子犬のような声で鳴いてしまう。
前後に、なぞるように舌を動かす。
「どうした? 楽しんでいるばかりでは、躾にならないぞ。ちゃんと喉を責めて苦しめろ。できなかったら、地下牢に舞い戻りだ。よろしいですね、お嬢様?」
「ええ……」
執事は、フリージアに確認する。
他ならぬお嬢様の決定を覆すことはしないが、執事はまだエリンが暗殺を諦めていないことを感じている。
口実を見つけて、側から遠ざける機会を待っていた。
一方で、フリージアもギュスターランド公爵家令嬢という立場を弁えてはいる。
気に入ったから、というだけの理由でエリンを手元に置くことはできない。
「く、くそぉ……!」
乱暴に、メイドの髪を掴む。
腰を突き動かして、喉の奥に自分のものをねじ込もうとする。
その途端、まだ子供のようなメイドが怯えたような目をした。
自分から咥えたのは、あくまでも媚を売って責めを逃れるためである。
ひどいことはされなくない――。
卑屈ではあるが、身を守るためのものだったのだ。
しかし、ここで容赦をしてはまた嬲られる地下牢に戻される。
折角の機会を失うのだ。
「し、躾けてやるからな!」
言って、乱暴に腰を突き入れる。
「うごっ……!」
メイドがえずこうか、喉の奥にねじ込む。
苦しげに涙を浮かべる顔を見ると、胸が痛む。
だが、その様子をせせら笑うように執事はうかがっている。
「…く、このっ! このぉっ!」
遠慮なく、喉へとねじ込む。
その度に、「ぐっ……! えぐっ!?」と苦しげに呻く。
不本意なことだった。
だが、自分は非情の掟の中で生きる冷酷な暗殺者だ。そう言い聞かせる。
子供のような異種族の少女に、いきり勃った自分自身をねじ込み、涙を流させ、腰を振るという醜態を晒してでも、役目を果たす。そういう世界に生きているのだ。
それでも喉を犯すという行為は気が引けるものだし、この痴態を楽しまれていると思うと、自身の尊厳が破壊されていく気分だった。
「そいつは、みずから咥えこんで責めを逃れようとした恥知らずだ。もっと思い知らせてやるといい」
「わ、わかってる……! んっ!」
「んんっ、ぐ、うぐっ……!」
小さなメイドが、喉を疲れて苦しげに呻く。
罪悪感がありながらも、まとわりついてくる粘膜の感触がぞくぞくするようなものが湧き上がってくる。
「手加減をしているのか? だったら、もう一度手本を示してやろうか?」
「えっ……」
エリンに、悪夢が浮かぶ。
あの執事にしゃぶらされ、喉を犯されたときの記憶が。
ぞっとした。あれは、もう嫌だ。
あんな目には、もう遭わされたくない。
「やらたくなければ、もっと気合を入れて躾けろ」
「うっ、この、このっ……!」
言われがまま、激しくハーフランの娘の喉を犯す。
こんなことを自分がするとは思っても見なかった。
乱暴にするので、剥き出しの亀頭に剣士が当たり、激しい痛みを感じるが、それでもねじ込む。
その光景を見守り、悲痛な思いに囚われるものの、何かと戦っているようなエリンに、どこかたくましさを感じてしまうフリージアであった。
エリンが女戦士フェルディの尻を犯したあの夜から、この少年暗殺者が一層愛おしいと思える。
自分はどこかおかしいのでないか? だが、これがギュスターランド公爵家の血筋なのだと、葛藤しつつも、身体を熱くしている。
あんなふうにエリンから激しく喉を犯されたら。
逆に快楽と痛みをあたえて愛らしい表情を歪ませたら。
マゾヒスティックな思いとサディスティックな思いが綯い交ぜになる。
「うあっ……!」
「もっと、もっと奥に差し込んで放て。無理矢理に飲ませろ。お前の取り柄は、出せるだけ出せる出せることだろ?」
執事が嘲ると、メイドたちもひそひそと笑い合う。
浴場で、メイド長とフリージア相手に放ったこと。
地下牢で、女騎士にグラスの半分も出させ、飲ませたこと。
人狼の女戦士相手に衆目の中、射精させられたこと。
いまだ少年のエリンにとって、その恥ずかしさは耐え難いものだった。
「うぐっ、うあっ……!?」
しかし、少年であるからこそ旺盛な精力が尽きない。
激しい刺激に、身を震わせて放ってしまう。
そして、そんなものを飲ませてしまう自分にも嫌悪感を抱く純粋さもまだ持ちわさせている。
「うえ、えぇ……けふっ、けふっ!」
言われたとおり、エリンはハーフランのメイドがむせ返るほどの大量を精を放った。
ハーフランのメイドは、エリンのそれをみずから呑み込んだ。くすぐったい感覚に、身を捩る。
「やっ、駄目だ、やめっ……んっ!」
鼻にかかった、子犬のような声で鳴いてしまう。
前後に、なぞるように舌を動かす。
「どうした? 楽しんでいるばかりでは、躾にならないぞ。ちゃんと喉を責めて苦しめろ。できなかったら、地下牢に舞い戻りだ。よろしいですね、お嬢様?」
「ええ……」
執事は、フリージアに確認する。
他ならぬお嬢様の決定を覆すことはしないが、執事はまだエリンが暗殺を諦めていないことを感じている。
口実を見つけて、側から遠ざける機会を待っていた。
一方で、フリージアもギュスターランド公爵家令嬢という立場を弁えてはいる。
気に入ったから、というだけの理由でエリンを手元に置くことはできない。
「く、くそぉ……!」
乱暴に、メイドの髪を掴む。
腰を突き動かして、喉の奥に自分のものをねじ込もうとする。
その途端、まだ子供のようなメイドが怯えたような目をした。
自分から咥えたのは、あくまでも媚を売って責めを逃れるためである。
ひどいことはされなくない――。
卑屈ではあるが、身を守るためのものだったのだ。
しかし、ここで容赦をしてはまた嬲られる地下牢に戻される。
折角の機会を失うのだ。
「し、躾けてやるからな!」
言って、乱暴に腰を突き入れる。
「うごっ……!」
メイドがえずこうか、喉の奥にねじ込む。
苦しげに涙を浮かべる顔を見ると、胸が痛む。
だが、その様子をせせら笑うように執事はうかがっている。
「…く、このっ! このぉっ!」
遠慮なく、喉へとねじ込む。
その度に、「ぐっ……! えぐっ!?」と苦しげに呻く。
不本意なことだった。
だが、自分は非情の掟の中で生きる冷酷な暗殺者だ。そう言い聞かせる。
子供のような異種族の少女に、いきり勃った自分自身をねじ込み、涙を流させ、腰を振るという醜態を晒してでも、役目を果たす。そういう世界に生きているのだ。
それでも喉を犯すという行為は気が引けるものだし、この痴態を楽しまれていると思うと、自身の尊厳が破壊されていく気分だった。
「そいつは、みずから咥えこんで責めを逃れようとした恥知らずだ。もっと思い知らせてやるといい」
「わ、わかってる……! んっ!」
「んんっ、ぐ、うぐっ……!」
小さなメイドが、喉を疲れて苦しげに呻く。
罪悪感がありながらも、まとわりついてくる粘膜の感触がぞくぞくするようなものが湧き上がってくる。
「手加減をしているのか? だったら、もう一度手本を示してやろうか?」
「えっ……」
エリンに、悪夢が浮かぶ。
あの執事にしゃぶらされ、喉を犯されたときの記憶が。
ぞっとした。あれは、もう嫌だ。
あんな目には、もう遭わされたくない。
「やらたくなければ、もっと気合を入れて躾けろ」
「うっ、この、このっ……!」
言われがまま、激しくハーフランの娘の喉を犯す。
こんなことを自分がするとは思っても見なかった。
乱暴にするので、剥き出しの亀頭に剣士が当たり、激しい痛みを感じるが、それでもねじ込む。
その光景を見守り、悲痛な思いに囚われるものの、何かと戦っているようなエリンに、どこかたくましさを感じてしまうフリージアであった。
エリンが女戦士フェルディの尻を犯したあの夜から、この少年暗殺者が一層愛おしいと思える。
自分はどこかおかしいのでないか? だが、これがギュスターランド公爵家の血筋なのだと、葛藤しつつも、身体を熱くしている。
あんなふうにエリンから激しく喉を犯されたら。
逆に快楽と痛みをあたえて愛らしい表情を歪ませたら。
マゾヒスティックな思いとサディスティックな思いが綯い交ぜになる。
「うあっ……!」
「もっと、もっと奥に差し込んで放て。無理矢理に飲ませろ。お前の取り柄は、出せるだけ出せる出せることだろ?」
執事が嘲ると、メイドたちもひそひそと笑い合う。
浴場で、メイド長とフリージア相手に放ったこと。
地下牢で、女騎士にグラスの半分も出させ、飲ませたこと。
人狼の女戦士相手に衆目の中、射精させられたこと。
いまだ少年のエリンにとって、その恥ずかしさは耐え難いものだった。
「うぐっ、うあっ……!?」
しかし、少年であるからこそ旺盛な精力が尽きない。
激しい刺激に、身を震わせて放ってしまう。
そして、そんなものを飲ませてしまう自分にも嫌悪感を抱く純粋さもまだ持ちわさせている。
「うえ、えぇ……けふっ、けふっ!」
言われたとおり、エリンはハーフランのメイドがむせ返るほどの大量を精を放った。
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