【R18】悪役令嬢と囚われの少年暗殺者

とけみゆい

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悪役令嬢の疼き

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 エリンのそれ自身を揉みしだく手を、ふと伯爵夫人が止める。
 ほっとする開放感を味わうと同時に、終わってしまったことへの物足りなさが去来する。
 欲望を高めるだけ高めて吐き出させてもらえずに放置されたことに、エリンは戸惑いを隠せなかった。
 だからといって、もっといじってほしいとは口が裂けても言えない。

「さあ、一休みしましょう。でも、気持ちよかったでしょう? これで出しちゃう子、多いのに」

 伯爵夫人は嬉しそうに言う。
 そのうえ、息を荒くして耐えきったエリンにも愛おしげにしている。

「き、気持ち、よく、なんか……」

 抗う声も震えている。
 それが嘘だと、明らかにわかるほど先走りを垂れ流している。

「ふふ、強い子ね。もっとサービスしてあげたいけど、今度はお嬢様に任せましょう」
「はい、よろしくおねがいします」
「や、やめろ、触るな……!」
「おとなしくして。あむっ」

 伯爵夫人がエリンの耳たぶを甘噛みし、首筋を指でなぞる。
 暴れようとしたエリンが、ぞわぞわとした感覚に身動きできなくなる。
 その隙に、フリージアが香油を手で伸ばしてエリンの反り返ったものに触れる。
 熱く、脈打つものにたくましさと生命力を感じる。
 かわいい――。
 まるで震える子犬のように思えた。

「まずは、親指と人差指で輪を作って、その首のところを下から上に擦り上げるように」
「こう、ですね」

 伯爵夫人の技を見様見真似で覚えていた。
 まだ恐る恐るではあるが、その手つきをなぞっていく。

「ああ、あぁ……」

 抵抗はあったが、切なげな声を上げるエリンにフリージアも興奮を覚える。
 気持ちよくなって、悶えている。
 射精したくて、たまらなくなっているのだと、と。
 支配欲が満たされていく。

「強くやるより、もっと楽しめますわよお嬢様」
「はい、今度は……こうですね。伯爵夫人がこれをしていたときのエリンと言ったら」

 今度は、フリージアがベッドの上に乗り上げて、両手で掴んで親指の腹で亀頭をくりくりと触っていく。

「んんっ、んんんん……!」

 ガラス玉の表現を磨いて拭いていくような手つきだ。
 しかも、強い力で亀頭の表面だけをスピードを上げてこするようにしていく。
 エリンもたまらず、泣きそうな声を上げる。

「やぁ……あああっ!?」
「どんな気分ですか、エリン? お前が命を狙った女にこんな目に遭わされるのは? さあ言って、言うのです。ほら、ほらっ」

 フリージアも盛り上がって来ていた。
 今まで、メイド長がやることを見せつけられているだけであった。
 この少年暗殺者を快楽に陥れ、自分の存在を刻みつける。
 その征服行為を羨ましく思っていたのだ。
 今は、それ以上の快楽を与えてやれるのだと思うと、心が逸る。
 敏感な部分を弄ばれ、何かをこらえて苦しそうにいやいやをするエリンが、たまらなく愛おしい。
 どうすればもっと快楽を浴びせられるのかを、探し当てていく作業のようで、心が躍る。

「お嬢様、その行為ももっと愛情を込めると効果がありますわよ」
「愛情、ですか」
「ええ、愛おしいおちんちんを、もっと気持ちよくするにはどうすればいいのか。自分の気持だけではなく、相手の気持ちになって考える……それが愛情です」
「わたくしが、エリンの気持ちになるのですね」
「そうです。今、この子は快楽とお嬢様に屈するものかという気持ちと戦っているはず。こんなに可愛らしいのに、勇敢な子なのです。でも、お嬢様がこの子にとって戦うものでなくなると、快楽しかなくなるでしょう?」
「それは、そのとおりです……」

 抵抗するエリン、逆らうエリン。自分を殺しに来たエリン。
 この少年が、快楽に溺れまいとするとするのは、暗殺対象であるフリージアへの対抗意識があってこそだ。
 しかし、対抗意識がなくなれば快楽に身を委ねる、そういうことだ。

「だから、愛するのですよ。その勇敢なところ、戦う姿は愛おしいでしょう? 愛せるところを見つけていくのです。ときには、奉仕する気持ちで。私は、さまざまな殿方を一夜限り愛すると決めて挑みました。それでも、今も夫への愛は変わりません。この子も」
「……あっ!」

 伯爵夫人が太ももの内側を撫でると、可愛らしい声を上げる。
 ああ、たしかに愛おしい、愛らしい。

「息を吹きかけてみましょうか。ゆっくり優しく」
「はい。こう、ですか? ……ふぅ~」
「ふうう……んっ……!?」

 亀頭に息を吹きかけると、むずがるようにエリンは仰け反った。

「敏感になっていますから、息だけでも感じるのですね。愛情を持って接しましょう。こんなふうにね、んっ……」

 伯爵夫人は、首筋から胸板、腋までに口づけを浴びせていく。
 フリージアも真似をして、エリンの内腿から口づけしていく。
 亀頭の部分や茎の部分にも。

「では、怒張の慰め方をお教えしましょう――」

 言って、下を這わせて亀頭を口に頬張った。
 メイドたちや女騎士がフェラチオする光景は見てきたが、それとは違う。
 まるで飴をしゃぶるように、丹念な奉仕である。

「あ、ああ……」

 エリンは、目隠しをされたまま、忘我の境地に至るような気持ちよさを味わっていった。
 柔らかく、熱い感触。それが執拗にまとわりつく。
 爆発寸前で、離れる。

「んむぅ……。頬の内側が触れるようにするといいのです。下は、親指をこすったときと同じ動きです。まずは、私の指をくわえてみましょう」
「はい。んむぅ……」
「さあ、舌を動かして。この子のおちんちんをくわえていると思って……そう、いいわ。その動きです」

 レッスンを終えて、フリージアはエリンの怒張に触れた。
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