【R18】悪役令嬢と囚われの少年暗殺者

とけみゆい

文字の大きさ
31 / 62
悪役令嬢の疼き

31

しおりを挟む
(――温かい)

 フリージアが触れて思うのは、まずそれである。
 これを頬張る。
 不浄な部分という思いは、やはりまだある。
 しかし、その忌避感よりも好奇と欲情が勝っているのも確かだ。
 快楽に身悶えする少年エリンの姿は、フリージアが毎夜のように夢見てきたものだ。
 もちろん、男性器を頬張るという経験はない。
 その想像に、胸と股を熱くしてきたのだが。

「ん、あむっ……」
「ああああぁ……」

 ねっとりと柔らかい、頬肉と亀頭の粘膜同志が触れ、遠慮がちの舌がうごめく。
 まだ拙いが、フリージアは積極的であった。

「いいですわ、お嬢様。この子も、感じていますよ。技巧よりも、熱意です。しっかり気持ちよくさせる……その思いを持っていないと、丁寧にはしゃぶれませんからね」
「ふぁい……。んむっ、んん……」

 音を立てたり、激しくすするようにはできない。
 メイドのひとりが、そのようにエリンのものをしゃぶっていたが、まだフリージアには抵抗があった。
 それでも、舌は丹念に動かす。
 幼児が母の乳を吸うように。
 頬張ってみると、思った以上にエリンのものは大きい。
 口腔の中を締めてしまうその亀頭を舌で形を確かめるようになぞる。
 目隠しをしたまま、腕を縛られ、後ろには伯爵夫人の柔らかい肉体に抱きすくめられ、股間はフリージアの口に覆われている。
 肉体の喜びの中に堕ちていた。

「さすがに、もう我慢できないでしょう? 出していいのよ。ピュって。ずっと我慢してきたのだから、すごく気持ちよくなれますよ」
「……い、やだ、いやだぁ、そんなの……。うぐっ、うう、ああっ!……」

 エリンは鳴いていた。
 もう快楽で、股間は爆発寸前であった。
 しかし、敵の手に落ちて気持ちよさに絶頂し、無防備な姿を晒すことほど悔しいことはなかった。
 孤児から暗殺者となったエリンには、どんな逆境でも耐えてきたという自負がある。
 いままでの拷問も、口を割らせるためというものだった。
 だが、この快楽に耐える理由は自身のプライドしか懸けるものがない。
 そして、そうなってしまったら自分は征服されてしまう……。
 その相手が、命を狙ったフリージアであるなら、なおさらである。

「大丈夫、これだけ頑張ったのですもの。誰も笑わない。それどころか、褒めてあげますからね」

 まるで見透かしたように、伯爵夫人が耳元で囁く。
 そのプライドは、性を謳歌するためには無用であり、ここで捨て去ってほしい。
 フリージアお嬢様への自信ともなろう。

「お嬢様、この子はもう少しで達します。お嬢様の奉仕で、味わったことのない快感に打ち震えるでしょう。さあ、絶頂に導いてあげるのです。今度は、吸い上げるように」
「ふぁい……んん、ちゅ、あむ……」

 伯爵夫人の言葉のとおり、フリージアは吸い上げる。
 唇で、雁首を締め上げるようにする。

「今度は、首を上下させてしごいてみましょう。ときどき、刺激の仕方を変えて、その大事な玉の方も触ってあげて」
「ふぁい。ちゅ、じゅる……じゅ……」
「ううう、うぐっ……!?」

 フリージアは、伯爵夫人の熱心な生徒だった。
 もう息も絶え絶えで、今にも果ててしまいそうなエリンを絶頂させてやりたい。
 思うだけ精液を放って、痺れさせてやりたい。
 そのために、熱心に口を動かす。次第に、卑猥な音も立ってくる。

「……んっ! ちゅうううう……」

 首を動かして、上に啜り上げた途端――。

「あああっ―――!!」

 エリンは全身を震わせて絶頂した。
 熱い溶岩のような感覚が、フリージアの口の中に溢れてきた。
 溜まりに溜まっただけに、量と粘度は相当のものだった。
 思わずむせ返ってしまう。

「っぷは……、こふ、こふっ。はぁ、はぁ……。あああ……」

 まだ精を溢れさせ、エリンはぐったりと自分を失っている。

「よく出てきました、お嬢様。エリン、あなたも本当に頑張ったわね」

 膝の上で、伯爵夫人はエリンの頭を優しげに撫でている。
 エリンは、どこか満ち足りたような表情を浮かべて気を遣っている。まるで幼子のように。
 その光景に、フリージアはたまらないカタルシスを感じているのだった。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

大丈夫のその先は…

水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。 新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。 バレないように、バレないように。 「大丈夫だよ」 すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

新人メイド桃ちゃんのお仕事

さわみりん
恋愛
黒髪ボブのメイドの桃ちゃんが、働き先のお屋敷で、旦那様とその息子との親子丼。

処理中です...