【R18】悪役令嬢と囚われの少年暗殺者

とけみゆい

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悪徳の流転

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 性の闘宴はまだ続く。

「あっ……! はっ、あはぁ……んふぁ♪」

 フェルディによって何度も快感を味合わされ、フリージアは陶酔に惚けている。
 数度も絶頂したせいで、頭の中は気持ちよさだけがある。
 だらしなく弛緩した表情のまま、フェルディの腰のグラインドに合わせて自分から動かすほどであった。
 獲物が陥落したことに、獣の女戦士も満足げな笑みを浮かべる。

「おう、お嬢様よぉ。どうだ、気持ちいいだろ? ああん?」
「はぃぃ、気持ち、いいでしゅぅ……。あん、あんっ!」

 ゆさゆさと腰を突き出されるたび、ねっとりとした快感を伝えられ、ぴくん、ぴくんと身を震わした。
 全身が性器になったかのような、えも言われぬ心地。
 激しい女同士のセックスによって、考える力も失せていった。

「お嬢様っ!」

 女騎士ノエルを悶絶させたエリンであったが、性をニ発も放ったために足元はまだおぼつかない。

「あはは、見ろや坊主! お嬢様はもうへろへろだぜ? とどめにお前が犯しやるか」
「放せよ。もういいだろ?」
「いいや、あたしはまだイッちゃいねえんだ。それとも、前みたいにやってくれるのか?」

 いわゆる松葉くずしの体制から、足を広げさせての正常位の姿勢に入れ替え、見せつけるように女性器をなまめかしくすり合わせている。
 クリトリスとクリトリスが絡みつくように擦れ、そのたびに、フリージアは子供が笑うような嬌声を上げた。

「……あはっ! あはははあっ!? んう、らめえ! らめえええぇぇぇっ……!」

 フリージアのそんな表情など、エリンは見たくなかった。
 自分をいじめ抜き、性への興味を持ちながらも、気品と気位は保っていたというのに。
 果てるまで責められ、果てても責められる。
 男と違って、女は放って終わりということはない。
 フェルディに組み伏せられ、ただ快楽に酔って緩みきったフリージアを見るのは衝撃だった。
 だが、エリンも同じような目には合わされた。

「そろそろ活きも悪くなっちまったし、坊やとヤるか」

 フェルディが舌なめずりして立ち上がった。
 かつて対戦したときの恐怖が、エリンの脳裏によぎった。

「おおっとお、ここで檻が開いたぞ!」

 司会が、会場に告げた。
 闘技場の檻が開き、二匹の魔物が放たれたのだ。
 観客が金を積めば、飛び入りで好きな魔物が投入されるという趣向である。
 出てきたのは、腰蓑を突き破りそうなほど陰茎を勃起させているオークと半身半陀の女怪ラミアだ。
 オークは、エリンに倒されて忘我の状態にあった女騎士ノエル目掛けて駆け出した。
 ローションでつんのめったが、獣のごとくノエルを求めた。
 危機を悟ったノエルであったが、遅かった。

「く、来るな! うわぁぁぁっ!」
「ブヒ、ブヒィィィィィッ!!」

 獣欲に満ちたオークは、屹立したものを入れることしか考えていない。
 いきり立ったものを突っ込み、放つ。
 ただそれだけの暴力だ。腰をがっしりホールドされ、背後から無理やり挿し込んだ。

「うぎゃああああああっ!?」
「ブビ! ブガッ、ガッガッガッ! ガッ……!」
「おうっ!? おうっ……あうっ!?」

 豚のように鼻を鳴らし、ただ性欲を吐き出そうとするオーク。
 なすがままに、ノエルも豚のような悲鳴を上げる。
 激しくオークが腰を振るたび、ノエルの丸い尻が腹に叩きつけられてパンパンと音を立て、全身ががくがくと揺さぶられる。
 あれでは、快楽も何もないだろう。恐ろしいほど純粋なレイプだ。

「チッ、馬鹿な金持ちどもがよ!」

 フェルディは舌打ちした。
 オークの陵辱は、ノエルが壊れるまで続くだろう。
 そしてノエルが壊れる時間は、そうかからないはずだ。
 終わったら、次は自分かお嬢様が犯される番だ。
 それにラミアがいる。

「しゅあああああああああっ……」

 喉からそんな威嚇音を漏らして、ラミアはエリンを標的とした。
 上半身は濡れるような黒髪となま白い肌をした美しい女の姿である。その下半身は、大蛇のものだ。
 この魔物は、若い男の血や精を好むという救世の怪物だ。
 そんなラミアにとって、エリンは絶好の獲物である。

「あ、あああ……」

 視線が合った途端、エリンの身体が痺れとともに動かなくなる。
 ラミアの赤い瞳は、獲物となる男性を魅了する魔力を持つ。
 二度放ったはずのエリンのそれも、三度目を放とうとむくむくと起き上がってくる。
 一方、オークはノエルに存分に放つと、ぐったりとしたノエルを投げ出してフェルディに襲いかかってきた。
 まだ剛直を喪っていない極太なペニスを、フェルディに打ち込もうというのだ。

「クソがよ!」
「ブヒィィィッ!!」

 オークとがっぷり組み合う。
 あんなふうにされては、フェルディもたまらない。
 彼女は、貪られる側ではなく貪る側なのだ。

「ふふふふふふ……」

 微笑みながら、ラミアはエリンに絡みつく。
 されるがまま、為す術もない。
 ローションに塗れた身体にまとわりつかれ、赤い唇から伸びてくる長い舌が頬や首筋を舐め回す。
 舌先は蛇のように二股に別れ、唾液に塗れたそれが触れるのは続々するほど気持ちよかった。
 脳髄が痺れていく。
 蛇の下半身が胴を締めつけてくるのだが、苦しいのにも関わらず、もっと締めてほしいという衝動が起こる。

「あ、あああ……」
「ううん、あむぅ……。じゅるぅ……」

 エリンの唇をねぶると、ラミアは舌を口の中に侵入させた。
 甘臭い吐息とともに、舌が文字通り絡みついてくる。
 そして――。

「あぐっ……!?」

 ラミアの性器に、エリンの勃起したちんちんが飲み込まれた。
 一瞬、エリンに痛みが走った。
 鱗の部分が亀頭に引っかかったのと、強い刺激によってだ。
 そのまま下半身を巻きつけたまま、絡み合う。
 ラミアの胎内はほんのりと温かく、潤っており、うごめいてきゅっと締めつけてくる。
 獣人戦士のフェルディのように、性感を求めて激しく動くことはない。
 蛇の性交は長い。半日から一日の間、絡み合ったまま続くという。
 エリンが動いて精液を吐き出したくても、腰まで締めつけられてできない。
 睾丸が精子を作り続け、吐き出し切ってしまうまでこうしているのだ。

「あっ……! あんっ、う……」

 今度は、エリンの耳に噛みつき、その穴の奥まで舐め回す。
 おぞましい異物感に、脳髄が痺れるようだった。
 苦しみと蕩けるような快楽の中で、エリンの意識は次第に薄れ――

「えいっ!」
「ガッ――」

 突如、エリンは苦悶から解放された。
 ラミアの頭部を棍棒で殴ったのは、貴族令嬢Xことフリージアであった。
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