【R18】悪役令嬢と囚われの少年暗殺者

とけみゆい

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悪徳の流転

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 館の地下室である。
 エリンは屈辱的な格好を強いられていた。
 台座の上に犬のような格好で四つん這いにさせられ、尻を上げさせられている格好だ。
 一切の衣服をまとうことを許されず、首枷をつけられ、尻の穴まで丸見えにさせられている。
 それをメイドたちに晒している。
 あまりの恥ずかしさ、悔しさに、涙までにじむ。

「くそぉ……」
「ほら、しゃぶれ」

 顔の前に、ダークエルフの執事が突き出した逸物がある。
 無理やり突っ込むのではなく、みずからの意思で咥えるよう要求された。
 そうしなければ終わらない――。
 どんなに嫌でも、服従の意思を示させようとする。そんな責苦なのだ。

「ふっ、うぐっ、あむぅ……」

 エリンは咥えた。
 不自由な首を精いっぱい伸ばし、みずから頬張った。
 男のモノを進んでしゃぶらせるという嫌悪感は、自身が女騎士に行ってきた行為への贖罪のように思えた。

「お前にはお嬢様を危険な目に遭わせた罰を受けもらわないとねえ。それに、そろそろ雇い主についてもしゃべってもいい頃でしょう」
「あむ、じゅる……ふぐぅ……」

 メイド長の声が聞こえていないように、エリンは口で奉仕する。
 この姿勢からの解放は、この奉仕によって執事を満足させ、機嫌を取るしかない。
 闘技場では、フリージアが棍棒で殴打してラミアをひるませた隙に脱出し、逆にエリンが首を絞めあげて勝利した。
 ラミアの総排泄腔は悪夢のように気持ちよく、その晩エリンは大量に夢精したのだった。
 オークの方は、フェルディが犯されながらも耐え切って、射精して放心する瞬間を狙って睾丸を握りつぶしている。
 観客たちはこの陰惨なショーに満足したようだった。
 しかし、エリンの淫虐は、これからが本番だった。

「しばらくお嬢様のお近くでいい目を見てきたから油断したようだけど、お前はまだ囚われの罪人なのよ。これから、女のように泣かせて思い知らせてやるから」

 無理な姿勢で掲げられた尻を撫で回しながら、メイド長は残忍に言った。

「んぐっ……!?」

 口にモノを頬張ったままのエリンは、自分の尻に何をされるのか不安でたまらない。
 メイド長は、中指にゴムでできたサックをはめ、何かの油脂をたっぷりと含ませる。
 この行為の前に、排便と腸内の洗浄も念入りにさせられたから、嫌な予感はしていたのだ。

「ほおら、入っていく」

 ぬぷり――。

「んんんんっ……!?」

 肛門から、猛烈な異物感が伝わってくる。
 メイド長の中指が、穴をほじるようにして入ってきたのだ。
 こうして尻を責められたことは、一度や二度ではないが、それでも慣れるものではない。

「しっかりしゃぶれ。お前が満足させたら、終わりにしてやってもいいぞ」
「んっ! んっ! んんぅっ!」

 必死だ、必死にしゃぶった。
 こういうときに限って、執事はあえて腰も動かさない。
 エリンが丹念に奉仕しなければならない。
 舌を動かし、頬をすぼめ、嫌悪感からの解放を懇願する。
 メイド長の指は、さらに奥まで侵入し、何かを探っているように動く。
 ガチガチに勃起しきった鈴口からは、先走りの液が糸を引いて垂れている。

「ほら、ここよ」
「……ふぐっ!?」

 睾丸と陰茎の付け根を、押されたような感覚。
 もぞもぞと尻を振ってしまうさまは、メイドたちからすれば哀れで可愛らしい光景になる。

「ふふ……。ここをゆっくり触っていくと、お前も気持ちよすぎて悲鳴を上げるのよ」

 メイド長は、エリンの前立腺を探り当てたのだ。
 膀胱と陰茎の付け根にあるくるみ大ほどの器官を刺激することで、陰茎に触れることなく絶頂するとされる。
 性的クライマックスが射精を伴わないため、何度でも繰り返し達してしまうのだ。

「ふふふ、時間をかけていじってあげる。ほら、そんなふうに穴をすぼめたって駄目よ。こうやって開発してあげるわ!」

 メイド長は、ぐりぐりと括約筋をほぐすように動かす。
 エリンのささやかな抵抗を封じた。

「どうした? もっとしゃぶらないと気持ちよくないぞ? お前が女たちにしてもらったようにやってみろ!」
「……ぐぶっ!」

 ぐっと、執事は喉の奥に突き入れるように腰を動かした。
 苦しい、しかし何かがこみ上げてくる。
 穴の中をいじられ、情けない格好で達してしまうのか?
 ぶよぶよとした亀頭で頬や喉を犯されることさえ、気持ちよくなってしまう。
 いっそのこと、すべてを解放したくなる。
 腹の内側をもぞもぞと探られたエリンは、だんだんそう思ってしまう。
 苦悶と快楽に、意識のすべてを投げ出したい気分だ。

「どうですか? こちらの方は判明しました」

 カツカツと石畳を叩く靴音を立てて現れたのは、フリージアであった。
 先日の闘技場で、肉体的にも精神的にも大きなダメージを負ったものの、もう立ち直っている。
 それはエリンの口を割り、服従させるという目的があればこそ耐えられるのだ。
 精神的にも優位にあることを証明できた、フリージアはそのように確信していた。
 そのエリンが、執事のモノをしゃぶらされ、無様な格好で尻穴を弄ばれている――。
 胸が痛む感覚と今すぐ股の間をまさぐってしまいたい衝動が同時にある。

「掴めたのですか、お嬢様?」

 エリンにしゃぶらせたまま、執事が問う。
 この冷静な態度ゆえに、エリンは懸命にしゃぶらねばならない。

「オークとラミアの檻を放つために金を積んだのは、同じ男でした。その男こそ、わたくしとエリンを消そうとしているのでしょう」

 つまりは、その人物こそが暗殺対象と暗殺者を同時に殺そうとしたエリンの雇い主――。
 フリージアがエリンからの挑戦を受けてあの闘技場に立ったのも、そうやって誘き出すのが目的であった。

「何者ですか、その男? ……おおっ? よし、いいぞ。その舌の使い方だ」

 執事は、ぶるっと震えてエリンの頭を撫でてやった。
 こうして舌の使い方も教え込む。

「身分を偽っておりましたが……やはり第一王子様でしたわ」
「なんと、第一王子様が。第一の功臣である公爵家の令嬢を廃しようとは……」

 新王国ではいまだ王太子の指名はなされていない。
 通常なら、第一子である第一王子が指名されるはずだが派閥争いの行方を国王も見守っている。
 改革派の第一王子と守旧派の第二王子の間で、後継者を巡る暗闘がある。
 改革と保守、そのような図式になっているが、要は王権の強化とこれに反する門閥貴族との争いである。
 そして、王権を集約するには大貴族にして王家の暗い部分を押さえるギュスターランド公爵家は邪魔なのだ。

「そうなのでしょう、エリン? あなたの雇い主……第一王子なのですよね?」
「……んっ!?」

 フリージアは、エリンの耳元にささやきながら、首筋や薄い胸板に触れる。
 耳たぶにも舌を這わした。
 伯爵夫人からも教わっている、与える喜びを。

「言ってくれるなら、わたくしがしゃぶってあげてもよくてよ……」
「んんんんっ……!?」

 エリンは想像した。してしまった。
 “兎の園”でフリージアから受けたフェラチオを。
 拙く、他のメイドや娼婦に比べれば全然気持ちよくはなかった。
 だが、あれほど興奮したことはない。
 きれいで、自分を苦しめた元凶である悪の令嬢が、夢中でいやらしいところをしゃぶってくれたのだ。
 今、自分がしているように……。

「ふ、うううううっ……! っぷは! あっ!」

 快楽の第一波だった。
 キュッと肛門が縮まり、身体がビクビクと痙攣する。
 しゃぶっていたものを放し、のけぞった。

「まだいくわ。ほら!」

 メイド長がくりくりといじくると、また痙攣する。

「っん! あはぁ!? んあっ! あはあぁぁぁっ!」

 メイド長が予告したように、エリンは女のような声を上げた。
 フリージアに抱きしめられながら絶頂し、彼女の問いに身体で答えてしまったのだ。
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