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第一章
第006話 疑念と焦燥
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「訓練の調子はどうかしら?」
声のほうへ顔を向けると、母が立っていた。
目の下には薄くクマが浮かんでいる。
「母上……出歩いて大丈夫なの?」
思わず駆け寄る。
母は穏やかに微笑んでいたが、その笑みに滲む無理の色に、胸がざわついた。
「今日は調子がいいから、ついここまで来ちゃったの。
……邪魔だったかしら?」
「ちょうど訓練が終わったところだよ」
そう答えると、母はにっこり笑って「お茶でもどう?」と誘ってきた。
俺は急いで身支度を整え、母と共に訓練場を後にする。
「アイザックに聞いたわ。最近、頑張ってるんですってね」
アイザックが余計なことまで話していないか、不安が過る。
「……いつも通りだよ」
――訓練中に、他の事を考えているなんて言えない……。
「アルの神降式ももう来月ね。
みんな、どんどん大きくなっていくわ」
母の目が、どこか遠くを見つめるように細められる。
「神降式って、何をするの?」
「最後に見たのは10年以上も前だから、細かいことは忘れたけれど……たしか、決闘があるわ」
「……誰が戦うの?」
「成人を迎える王族と、その相手に選ばれた戦士よ。王の命でね」
――成人したら、戦わなきゃいけないのか。
もっと日本の成人式みたいな、静かで華やかな行事を想像してたのに……。
「相手は、どうやって決まるの?」
「そうね、同じ年頃の中で、とくに優秀な者が選ばれることが多いわ」
「同年代でアルより強い人なんて、いないよ」
――俺は、選ばれる相手に同情した。
母はその言葉に微笑み、頷いた。
「初めて国民の前に立つ場は、特別な意味があるのよ」
「……そうなのかな」
「不安になることなんてないわ。成人といっても、まだ10年しか生きていない者よ」
――母はきっと、俺を励ましてくれている。
「……王族って、何のために存在してるのかな?」
「そんなことを考えるなんて、アレンも成長したのね。
王族は、国の責任と未来を背負っているのよ」
その目には、静かな覚悟が宿っていた。
「責任……未来……」
――あんまり、ピンとこないな。
「アレンは、王族が嫌い?」
「……わからない」
そう言うと、母はわずかに悲しそうな顔をした。
「でも忘れないで。あなたたち兄弟は、生きているだけで偉いのよ」
――だけど、本当にそれだけでいいのか……?
気がつくと、母の部屋の前に立っていた。
扉を開くと、広々とした空間に本と花の香りが漂っている。母の趣味は読書と植物。
部屋のそこかしこに、その痕跡があった。
席に着くと、テーブルの上に一冊の本が置かれている。――『月と水の国』
ふと、ひとつの疑問が湧いた。母は――どこの出身なんだろう?
――まさか……敵国、じゃないよな……?
疑念が浮かぶ。思い浮かんだのは、母の漆黒の髪。
その瞬間、扉の外で足音が止まり、部屋に張り詰めた沈黙が広がった。
「本を出したままだったわね……今、片付けるわ」
「母上……ずっと気になってたことが――」
言いかけたところで、外から声が響いた。
「女王陛下、アイラ様がお見えです」
――アイラ? どうして、ここに……?
「通してちょうだい」
すぐに扉が開き、元気な声が部屋に飛び込んできた。
「母上!」
妹が笑顔で駆け寄ってくる。
「あれ? なんで兄上もいるの?」
「訓練が早く終わったんだ」
「ふーん」
どうでもよさそうに返しながら、アイラは何か小さな箱を大事そうに抱えている。
「最近アイラは、アルのために装飾品を作っているのよ」と母が説明した。
「もうすぐ神降式だから、お兄様に何かあげたいの!」
――兄の嬉しそうな顔が目に浮かぶ。家族の中でも、兄は妹に一番甘い。
――気にしてなかったけど、俺も何か贈った方がいいのか?
「アレンも、プレゼントしたいんでしょ?」
母が覗き込むようにして聞いてくる。
「でも、作れるものなんて思いつかない……」
「そうね……神降式まで、あまり時間もないし……」
母は数分ほど考え込んでいたが、ふと顔を上げた。
「あ、そうだわ! 護衛を付けて、城下町に贈り物を買いに行くのはどう?」
「父上に、許してもらえるとは思えないよ」
「大丈夫。私からお願いするわ。アルを喜ばせたいもの!」
――城の外か……。興味はあるけど、不安の方が大きいな。
「……でもやっぱり、遠慮しておくよ」
「護衛が不安なのね? じゃあ聖騎士長に頼むわ!」
――それは逆効果だ。けれど、ここまできた母はもう止まらない。妹の頑固さも、やっぱり母に似ている。
母はさっそく侍女を呼び、話を伝えた。
「はい、承知しました」
「これでアレンも、アルに贈り物ができるわね」
満足そうに微笑む母を見て、思わずため息がこぼれる。
「でも、本当にそんな時間あるかな……?」
「明日行きなさい! 早い行動に損はないわ」
その後も母は延々と"何を贈るか"について話し、俺は妹の装飾品づくりを手伝う羽目になった。
夜も更けた頃、また扉の外から声がした。
「女王陛下、よろしいでしょうか?」
「アイザックね。入りなさい」
扉が開き、あの悪人面が入ってくる。
俺の姿に気づいた瞬間、口元がゆっくりと歪んだ。
不気味な笑みだった。
「話は伺いました。城下町までお連れすればよろしいのですね?」
――この男なら、訓練を理由に断ると思っていたのに。あっさりと引き受けるなんて、何か企みでもあるのか……?
「では、明日はいつもの時間に訓練場の入口に。迎えに参ります」
驚きで言葉も出ず、俺はただ頷くしかなかった。
まさか、初めての城外が聖騎士長との同行になるとは。
かつて一度だけ、見張り塔から城下町を見下ろしたことがある。人影らしきものが動いていたが、何をしているのかまではわからなかった。
まるで、ただの絵画を眺めているようだった――静かで、どこか現実味のない風景。
それ以来、城下町に目を向けることも、興味を持つこともなかった。
自分には関係のない世界と思っていた。
だが、記憶が戻ってからは……城下町が気になって仕方がない。
「アレン、明日は早いんだから、もう部屋に戻りなさい」
「……そうするよ」
その日はもう、何も考えられなかった。自分でも驚くほど緊張していた。
――今日はもう、寝よう。
声のほうへ顔を向けると、母が立っていた。
目の下には薄くクマが浮かんでいる。
「母上……出歩いて大丈夫なの?」
思わず駆け寄る。
母は穏やかに微笑んでいたが、その笑みに滲む無理の色に、胸がざわついた。
「今日は調子がいいから、ついここまで来ちゃったの。
……邪魔だったかしら?」
「ちょうど訓練が終わったところだよ」
そう答えると、母はにっこり笑って「お茶でもどう?」と誘ってきた。
俺は急いで身支度を整え、母と共に訓練場を後にする。
「アイザックに聞いたわ。最近、頑張ってるんですってね」
アイザックが余計なことまで話していないか、不安が過る。
「……いつも通りだよ」
――訓練中に、他の事を考えているなんて言えない……。
「アルの神降式ももう来月ね。
みんな、どんどん大きくなっていくわ」
母の目が、どこか遠くを見つめるように細められる。
「神降式って、何をするの?」
「最後に見たのは10年以上も前だから、細かいことは忘れたけれど……たしか、決闘があるわ」
「……誰が戦うの?」
「成人を迎える王族と、その相手に選ばれた戦士よ。王の命でね」
――成人したら、戦わなきゃいけないのか。
もっと日本の成人式みたいな、静かで華やかな行事を想像してたのに……。
「相手は、どうやって決まるの?」
「そうね、同じ年頃の中で、とくに優秀な者が選ばれることが多いわ」
「同年代でアルより強い人なんて、いないよ」
――俺は、選ばれる相手に同情した。
母はその言葉に微笑み、頷いた。
「初めて国民の前に立つ場は、特別な意味があるのよ」
「……そうなのかな」
「不安になることなんてないわ。成人といっても、まだ10年しか生きていない者よ」
――母はきっと、俺を励ましてくれている。
「……王族って、何のために存在してるのかな?」
「そんなことを考えるなんて、アレンも成長したのね。
王族は、国の責任と未来を背負っているのよ」
その目には、静かな覚悟が宿っていた。
「責任……未来……」
――あんまり、ピンとこないな。
「アレンは、王族が嫌い?」
「……わからない」
そう言うと、母はわずかに悲しそうな顔をした。
「でも忘れないで。あなたたち兄弟は、生きているだけで偉いのよ」
――だけど、本当にそれだけでいいのか……?
気がつくと、母の部屋の前に立っていた。
扉を開くと、広々とした空間に本と花の香りが漂っている。母の趣味は読書と植物。
部屋のそこかしこに、その痕跡があった。
席に着くと、テーブルの上に一冊の本が置かれている。――『月と水の国』
ふと、ひとつの疑問が湧いた。母は――どこの出身なんだろう?
――まさか……敵国、じゃないよな……?
疑念が浮かぶ。思い浮かんだのは、母の漆黒の髪。
その瞬間、扉の外で足音が止まり、部屋に張り詰めた沈黙が広がった。
「本を出したままだったわね……今、片付けるわ」
「母上……ずっと気になってたことが――」
言いかけたところで、外から声が響いた。
「女王陛下、アイラ様がお見えです」
――アイラ? どうして、ここに……?
「通してちょうだい」
すぐに扉が開き、元気な声が部屋に飛び込んできた。
「母上!」
妹が笑顔で駆け寄ってくる。
「あれ? なんで兄上もいるの?」
「訓練が早く終わったんだ」
「ふーん」
どうでもよさそうに返しながら、アイラは何か小さな箱を大事そうに抱えている。
「最近アイラは、アルのために装飾品を作っているのよ」と母が説明した。
「もうすぐ神降式だから、お兄様に何かあげたいの!」
――兄の嬉しそうな顔が目に浮かぶ。家族の中でも、兄は妹に一番甘い。
――気にしてなかったけど、俺も何か贈った方がいいのか?
「アレンも、プレゼントしたいんでしょ?」
母が覗き込むようにして聞いてくる。
「でも、作れるものなんて思いつかない……」
「そうね……神降式まで、あまり時間もないし……」
母は数分ほど考え込んでいたが、ふと顔を上げた。
「あ、そうだわ! 護衛を付けて、城下町に贈り物を買いに行くのはどう?」
「父上に、許してもらえるとは思えないよ」
「大丈夫。私からお願いするわ。アルを喜ばせたいもの!」
――城の外か……。興味はあるけど、不安の方が大きいな。
「……でもやっぱり、遠慮しておくよ」
「護衛が不安なのね? じゃあ聖騎士長に頼むわ!」
――それは逆効果だ。けれど、ここまできた母はもう止まらない。妹の頑固さも、やっぱり母に似ている。
母はさっそく侍女を呼び、話を伝えた。
「はい、承知しました」
「これでアレンも、アルに贈り物ができるわね」
満足そうに微笑む母を見て、思わずため息がこぼれる。
「でも、本当にそんな時間あるかな……?」
「明日行きなさい! 早い行動に損はないわ」
その後も母は延々と"何を贈るか"について話し、俺は妹の装飾品づくりを手伝う羽目になった。
夜も更けた頃、また扉の外から声がした。
「女王陛下、よろしいでしょうか?」
「アイザックね。入りなさい」
扉が開き、あの悪人面が入ってくる。
俺の姿に気づいた瞬間、口元がゆっくりと歪んだ。
不気味な笑みだった。
「話は伺いました。城下町までお連れすればよろしいのですね?」
――この男なら、訓練を理由に断ると思っていたのに。あっさりと引き受けるなんて、何か企みでもあるのか……?
「では、明日はいつもの時間に訓練場の入口に。迎えに参ります」
驚きで言葉も出ず、俺はただ頷くしかなかった。
まさか、初めての城外が聖騎士長との同行になるとは。
かつて一度だけ、見張り塔から城下町を見下ろしたことがある。人影らしきものが動いていたが、何をしているのかまではわからなかった。
まるで、ただの絵画を眺めているようだった――静かで、どこか現実味のない風景。
それ以来、城下町に目を向けることも、興味を持つこともなかった。
自分には関係のない世界と思っていた。
だが、記憶が戻ってからは……城下町が気になって仕方がない。
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「……そうするよ」
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――今日はもう、寝よう。
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