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第一章
第015話 魔の瀬戸際
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「……なぜ、あなたがここにいるの?」
――この声は……。
「これは女王陛下。アイラ姫の体調が優れないと聞き、様子を見に参りました」
「何が目的?」
母の低い声に混じる、微かな警戒。
「安易にここへ立ち入るべきではない」
――知らない男の声。
「リグレイ卿……それにストリーム卿まで?」
――栄誉貴族の当主達が、なぜ母上と共に……?
しかも、兵士の数がやけに多い。
「久しいな、聖騎士長殿。
だが、ここは貴様の管轄ではないはずだ」
銀髪の男が冷ややかに笑う。
「お久しぶりですね、ストリーム卿。
今日はアレンの依頼で、様子を見に来ただけですよ」
銀髪の若い男――ストリーム卿の表情が僅かに歪む。
「アレンが……あなたに頼んだのね。
でも、心配は無用よ。そう伝えてちょうだい」
母の声音がどこか焦っている。
何かを隠しているような気がした。
「……堕者の片鱗があることも、伝えてよろしいのでしょうか?」
――堕者? 何のことだ? アイラの腕のあの鱗のようなものを指しているのか?
「ダメよ……」
「貴様、女王陛下を脅すとは無礼であるぞ」
「リグレイ卿の言う通りだ。お前ごときが、王族のことに首を突っ込むな。
たとえ王族の端に名を連ねようとも、影であることに変わりはない。これ以上、余計な詮索はするな」
――王族の影?
妙に引っかかる言葉だった。
アイザックに視線を向けると、涼しい顔をしていた。
――ああ、慣れているんだ。今まで何度も言われ続けて、怒る気力すら失った顔をしている。
「……これは失敬。陛下を脅すつもりはございませんでした。ただ、アレンには姫が健やかであるとお伝えしておきます」
「そうだな。お前は余計なことを考えず、ただ聖騎士長としての職務を果たせ。それ以外では、用済みだ」
――こいつ、アイザックになにか恨みでもあるのか……?
拳を握る力が強まる。
自分の姿が消えていることを忘れ、思わず声を上げそうになった。
その時、アイザックが無言で右腕を伸ばし、俺の前にかざした。――それ以上、動くなという合図だった。
「せっかく決闘で、力の化身たるストリーム家の者を打ち負かしたのです。貴族の名が折れぬよう、聖騎士長として精進してまいりますよ」
「チッ……貴様……!」
ストリーム卿の顔が怒りで朱に染まる。
「両者とも、そこまで」母が鋭く制した。
「アイラの前で荒々しいことはやめてちょうだい。アイザック、王宮に戻り、アレンに伝えて」
「承知しました」
「ええ……アレンには、良いことだけを伝えてちょうだい。お願いよ」
――問題はここからだ。俺の姿は見えなくとも、足音までは隠せない。
アイザックが先に立ち、そっと手を動かして合図を送る。慎重に、一歩ずつ。――だが、突然、自分がどのように歩いているのかわからなくなった。
「貴様、本当に一人でここへ来たのか?」
ストリーム卿の声が鋭く響く。
「お前は視界を操る。……どこかに仲間でも潜ませているのではないか?」
――くそっ、こいつ……俺の存在に勘づいたのか?
「ええ、確かに視界を操れますよ」
アイザックが淡々と微笑む。
「ほら、これはあなたが私に決闘で敗北した瞬間です」
――突如、空中に映し出される映像。
そこには、若き日のアイザックが男の首元に剣を突きつけていた。
「貴様……我をここまで侮辱するとは……許さぬぞ……!」
ストリーム卿の声が低く唸る。
空気が張り詰め、今にも決闘が再開しそうな気配が漂う。
「静まれ! 女王陛下の御前で、これ以上の無礼は許さん!」
その瞬間、窓ガラスがガタガタと揺れた。
まるで部屋全体がわずかに軋むように、空気が重く沈む。
――リグレイ卿がやったのか……?
アイザックがわずかに目を細める。
「……私はこれで失礼します」
アイザックが扉へ向かい、俺もその後に続く。
だが、背後から妙な視線を感じ、思わず振り向いた。
リグレイ卿の眼が、まっすぐ俺の方を見ている。
――見えているのか? それとも……ただの気のせいか。
喉の奥がひりつくような、得体の知れない寒気が走る。
「さあ、飛びますよ」
「……え?」
――次の瞬間、体が宙に舞い、重力に引かれるように落下し始めた。咄嗟に叫びそうになるのを必死でこらえる。
隣を見ると、アイザックはまるで楽しんでいるかのように、笑っていた。
塔を後にし、慎重に城内を進んだ。
追手を警戒し、言葉を交わすことはできない。
そうして、ようやく部屋の前へと戻ってきた。
「アイザック様、女王陛下の命により、アレン様の部屋は封鎖されています」
警備兵が厳しい表情で告げる。
「陛下から許可はいただいている。開けてくれ」
「しかし……」
「責任は私が取る」
アイザックの揺るぎない声に、兵士はしばし迷った末、静かに後ずさった。
「……わかりました」
扉が開かれる。アイザックが先に入り、俺も彼の後を追った。
――本当に、俺の姿は見えていないんだな。
「さあ、もう声を出しても構いませんよ」
「すまない、礼を言う」
ようやく息をつきながら、さっきの出来事を思い返す。
「あのストリームとかいう男……何ていけ好かない奴なんだ」
「奴とは神降式の決闘以来、何かと縁がありましてね。
あの態度は、王術学院の頃から変わらぬままなのです」
アイザックが言いながら、ふとハッとした表情を見せる。
「……私が王族だとバレてしまいましたね」
「それはもう知っていた」
そう言って、俺は視線を逸らした。
「……そうですか。なるほど」
「王になりたいのか」
「ええ、できれば」
アイザックは控えめに答えた。
「そうか……なら、アルの敵だな!」
「アレンもですよ」
「言っとくが、俺はアルの味方だからな」
「わかっています」
アイザックは静かに微笑んだ。
「アイラのことだが……」
「それについては、今は話している時間がありません。急いで調べなければならないことがあります」
そう言って、アイザックは扉へ向かう。
「待ってくれ、一つだけ教えてくれ」
俺は思わず呼び止めた。
「……堕者とは何だ?」
アイザックの足が止まる。――彼は俺の方を見ず、ただ一言だけ呟いた。
「魔物の一歩手前です」
扉が静かに閉まる音が響いた。
――アイラが魔物に……。何か、助ける方法はないのか?
漠然とした焦燥に駆られながら、俺は何となく机の引き出しを開けた。
「……なんだ、この手紙は」
引き出しの奥深くにしまわれていた古びた封筒。
取り出して封を開けると、羊皮紙のような紙が現れる。
不規則に並ぶ文字を目で追う。
「……双血の印……真実を知り……血の根を断て」
――なぜだ。この文字を、俺はどこか懐かしいと感じている。
汗がにじむ。手の震えを抑えながら、紙を裏返した。
「19と9番目の炎と影より」
その瞬間、記憶が揺らいだ。
――俺は、これを……以前にも見たことがある。
思い出せない。いや、忘れていた。
俺の記憶は、一体どうなっている……?
「……双血……真実を知れ」
――二つの血統……という意味か?
「血の根を断ち……」
考え込む。だが、まだ何かが足りない。
――この手紙を寄越したのは誰だ?
少なくとも、ただの一般人ではない。
――3日後は神降式か。
待てよ。3日後には、国の主要人物が一堂に会する。
「……よし、そこで手紙の差出人を探そう」
――この声は……。
「これは女王陛下。アイラ姫の体調が優れないと聞き、様子を見に参りました」
「何が目的?」
母の低い声に混じる、微かな警戒。
「安易にここへ立ち入るべきではない」
――知らない男の声。
「リグレイ卿……それにストリーム卿まで?」
――栄誉貴族の当主達が、なぜ母上と共に……?
しかも、兵士の数がやけに多い。
「久しいな、聖騎士長殿。
だが、ここは貴様の管轄ではないはずだ」
銀髪の男が冷ややかに笑う。
「お久しぶりですね、ストリーム卿。
今日はアレンの依頼で、様子を見に来ただけですよ」
銀髪の若い男――ストリーム卿の表情が僅かに歪む。
「アレンが……あなたに頼んだのね。
でも、心配は無用よ。そう伝えてちょうだい」
母の声音がどこか焦っている。
何かを隠しているような気がした。
「……堕者の片鱗があることも、伝えてよろしいのでしょうか?」
――堕者? 何のことだ? アイラの腕のあの鱗のようなものを指しているのか?
「ダメよ……」
「貴様、女王陛下を脅すとは無礼であるぞ」
「リグレイ卿の言う通りだ。お前ごときが、王族のことに首を突っ込むな。
たとえ王族の端に名を連ねようとも、影であることに変わりはない。これ以上、余計な詮索はするな」
――王族の影?
妙に引っかかる言葉だった。
アイザックに視線を向けると、涼しい顔をしていた。
――ああ、慣れているんだ。今まで何度も言われ続けて、怒る気力すら失った顔をしている。
「……これは失敬。陛下を脅すつもりはございませんでした。ただ、アレンには姫が健やかであるとお伝えしておきます」
「そうだな。お前は余計なことを考えず、ただ聖騎士長としての職務を果たせ。それ以外では、用済みだ」
――こいつ、アイザックになにか恨みでもあるのか……?
拳を握る力が強まる。
自分の姿が消えていることを忘れ、思わず声を上げそうになった。
その時、アイザックが無言で右腕を伸ばし、俺の前にかざした。――それ以上、動くなという合図だった。
「せっかく決闘で、力の化身たるストリーム家の者を打ち負かしたのです。貴族の名が折れぬよう、聖騎士長として精進してまいりますよ」
「チッ……貴様……!」
ストリーム卿の顔が怒りで朱に染まる。
「両者とも、そこまで」母が鋭く制した。
「アイラの前で荒々しいことはやめてちょうだい。アイザック、王宮に戻り、アレンに伝えて」
「承知しました」
「ええ……アレンには、良いことだけを伝えてちょうだい。お願いよ」
――問題はここからだ。俺の姿は見えなくとも、足音までは隠せない。
アイザックが先に立ち、そっと手を動かして合図を送る。慎重に、一歩ずつ。――だが、突然、自分がどのように歩いているのかわからなくなった。
「貴様、本当に一人でここへ来たのか?」
ストリーム卿の声が鋭く響く。
「お前は視界を操る。……どこかに仲間でも潜ませているのではないか?」
――くそっ、こいつ……俺の存在に勘づいたのか?
「ええ、確かに視界を操れますよ」
アイザックが淡々と微笑む。
「ほら、これはあなたが私に決闘で敗北した瞬間です」
――突如、空中に映し出される映像。
そこには、若き日のアイザックが男の首元に剣を突きつけていた。
「貴様……我をここまで侮辱するとは……許さぬぞ……!」
ストリーム卿の声が低く唸る。
空気が張り詰め、今にも決闘が再開しそうな気配が漂う。
「静まれ! 女王陛下の御前で、これ以上の無礼は許さん!」
その瞬間、窓ガラスがガタガタと揺れた。
まるで部屋全体がわずかに軋むように、空気が重く沈む。
――リグレイ卿がやったのか……?
アイザックがわずかに目を細める。
「……私はこれで失礼します」
アイザックが扉へ向かい、俺もその後に続く。
だが、背後から妙な視線を感じ、思わず振り向いた。
リグレイ卿の眼が、まっすぐ俺の方を見ている。
――見えているのか? それとも……ただの気のせいか。
喉の奥がひりつくような、得体の知れない寒気が走る。
「さあ、飛びますよ」
「……え?」
――次の瞬間、体が宙に舞い、重力に引かれるように落下し始めた。咄嗟に叫びそうになるのを必死でこらえる。
隣を見ると、アイザックはまるで楽しんでいるかのように、笑っていた。
塔を後にし、慎重に城内を進んだ。
追手を警戒し、言葉を交わすことはできない。
そうして、ようやく部屋の前へと戻ってきた。
「アイザック様、女王陛下の命により、アレン様の部屋は封鎖されています」
警備兵が厳しい表情で告げる。
「陛下から許可はいただいている。開けてくれ」
「しかし……」
「責任は私が取る」
アイザックの揺るぎない声に、兵士はしばし迷った末、静かに後ずさった。
「……わかりました」
扉が開かれる。アイザックが先に入り、俺も彼の後を追った。
――本当に、俺の姿は見えていないんだな。
「さあ、もう声を出しても構いませんよ」
「すまない、礼を言う」
ようやく息をつきながら、さっきの出来事を思い返す。
「あのストリームとかいう男……何ていけ好かない奴なんだ」
「奴とは神降式の決闘以来、何かと縁がありましてね。
あの態度は、王術学院の頃から変わらぬままなのです」
アイザックが言いながら、ふとハッとした表情を見せる。
「……私が王族だとバレてしまいましたね」
「それはもう知っていた」
そう言って、俺は視線を逸らした。
「……そうですか。なるほど」
「王になりたいのか」
「ええ、できれば」
アイザックは控えめに答えた。
「そうか……なら、アルの敵だな!」
「アレンもですよ」
「言っとくが、俺はアルの味方だからな」
「わかっています」
アイザックは静かに微笑んだ。
「アイラのことだが……」
「それについては、今は話している時間がありません。急いで調べなければならないことがあります」
そう言って、アイザックは扉へ向かう。
「待ってくれ、一つだけ教えてくれ」
俺は思わず呼び止めた。
「……堕者とは何だ?」
アイザックの足が止まる。――彼は俺の方を見ず、ただ一言だけ呟いた。
「魔物の一歩手前です」
扉が静かに閉まる音が響いた。
――アイラが魔物に……。何か、助ける方法はないのか?
漠然とした焦燥に駆られながら、俺は何となく机の引き出しを開けた。
「……なんだ、この手紙は」
引き出しの奥深くにしまわれていた古びた封筒。
取り出して封を開けると、羊皮紙のような紙が現れる。
不規則に並ぶ文字を目で追う。
「……双血の印……真実を知り……血の根を断て」
――なぜだ。この文字を、俺はどこか懐かしいと感じている。
汗がにじむ。手の震えを抑えながら、紙を裏返した。
「19と9番目の炎と影より」
その瞬間、記憶が揺らいだ。
――俺は、これを……以前にも見たことがある。
思い出せない。いや、忘れていた。
俺の記憶は、一体どうなっている……?
「……双血……真実を知れ」
――二つの血統……という意味か?
「血の根を断ち……」
考え込む。だが、まだ何かが足りない。
――この手紙を寄越したのは誰だ?
少なくとも、ただの一般人ではない。
――3日後は神降式か。
待てよ。3日後には、国の主要人物が一堂に会する。
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