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プロローグ 夜中の校舎になんて来るもんじゃない!
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そもそも、自分がここに居ることがおかしいのだ。
そう彼女は思った。
普通の生徒は、夜の校舎に用は無い。しかもゴールデンウイークの、最後の日だ。
だから遊ぼう、と携帯で呼び出されたのは確かだ。最後の夜だから、心ゆくまで、と。誰も居ない校舎で遊ぼう、と。
ただそれが誰からなのか、彼女はその時、確認しなかった。そんなことを急に言い出す友達は、彼女には幾らでも居たのだ。
だが彼女は確認すべきだったのだ。しかしもはや遅い。
メールには、「図書室で待っているから」とあった。
図書室。それは彼女にとって、学校で最も縁の無い場所だった。
「日名《ひな》さん?」
声が聞こえた。男の声だ。
「そう。誰?」
「来てくれて、ありがとう」
楽しそうな低い声が、広い部屋の中に響いた。聞き覚えのある声の様な気がする。だが思い出せない。逆光で、顔も判らない。
「誰?!」
返事は無い。
「からかってるんなら、あたし、帰るわ!」
簡潔に判断を下すと、彼女は戻ろうとした。が。
ぐい、と後ろから、スカートのサスペンダを互い違いに引っ張られた。喉に食い込み、息が苦しくなる。
やめて、ともがくと、目の前で、きりきりという音がした。目を寄せた視界に入ったのは、分厚い刃のカッターだった。そして。
―――女の手、だった。
男の動いた様子は無い。もう一人、女が居たのだ。
「夜遅くごめんね。ゲームをしようと思ってね」
男が近づく気配がした。
「げ、ゲーム……?」
彼女の声は震えた。
「そう。ただし、君が楽しめるかは、君の努力次第だけどね」
背後の女はぴくりとも動かない。
「今から君を解き放つ。一分後に、後ろの彼女が君を追いかける。逃げ切って、この校舎の外に出ることができれば君の勝ち。できなかったら君の負け」
「負け…… って」
その時、鼻の頭に、つ、と痛みが走った。
「切れ味がぁ、わるい」
気怠そうな女の声が耳に飛び込む。何処かで聞いたことがある。何処かで……
「今すぐじゃあ、ダメなのぉ?」
「それじゃ、お前が面白く無いんだろう?」
「たぁしかにぃ」
ぱ、と女は彼女を離した。男はポケットから携帯を出す。ぽ、と緑色の光が、その口元の笑みを浮かび上がらせた。
「では、よぉい」
どん。
調理室に逃げ込んだ彼女は、教卓の調理台の下に入り込んだ。
足音は、一度強く響いたが、次第にその場から遠ざかって行く。
大丈夫、こっちには来ない様だ。向こうの、普通教室の棟へと走って行ったんだわ―――
彼女は端末を開く。液晶画面は、穴蔵の様な机の下で強い光を放った。今のうちに、誰か、助けを。
ぴ、と画面に映った一つの名前を選択する。
その時、かたん、と音がした。彼女は顔を上げる。
「見ぃつけた」
端末の光が、くい、と上がる唇を闇に映し出す。のぞき込む顔が、間近にあった。
背中の半分はあるだろう、重そうな髪をざんばらに乱して、女は至近距離から笑いかける。
ひいっ、と彼女は尻餅をついたまま、机の下から飛び退いた。はずみでぱちん、と携帯の画面が閉じる。
「やぁだ。そんなに嫌わなくてもいいじゃあなぁい?」
女はゆっくりと彼女に近づく。両手にはいつの間にか、鋭く、刃渡りの長い包丁が握られていた。
背中が一気に冷たくなる。彼女は窓へと飛びすがった。
手はひたすら鍵を探る。―――あった! がちゃ、とレバーを押し上げる。そのまま窓をぐい、と開けようとした時―――
彼女は自分の頭が、アジアンタムの葉に埋まっているのを感じた。かしゃん、と軽い音が床に響いた。
女は空けた左手と、身体全体で、彼女を植物の中へ押し倒していた。その力が強まる。ぺき、と奇妙な音が響いた。
「あああああああ」
「うるさぁい」
女はそれまで首の付け根を掴んでいた左手を、彼女の口へ突っ込んだ。だらだらとよだれが流れるが、止めることもできない。
「あ・わわ・わ」
彼女は大きく目を開いた。間近で見たその顔。
自分はその顔を知っている! だけど何で!
思い切りもがく。
逃げれば。逃げることさえできれば。こいつが誰か判るから。そうすれば。
「うるさい、って言ってるじゃないのぉ」
さっ、と女の包丁が右に動く。
彼女の目は大きく見開かれた。喉から血が吹き出す。ひゅうひゅう、とそこから音が漏れる。痛みにだらり、と両腕から力が抜ける。
女は包丁を投げる。ステンレスの調理台が音を立てた。
そしてそのまま軽々と、彼女を教卓の調理台の上に転がし、どん、と台の上に飛び乗った。
馬乗りに押さえ込まれ、両手を左手でまとめ上げられた彼女は、打ち上げられた魚のように、ぴくぴくと身体を跳ねさせる。
「ねぇゾーキン、たくさん用意してよ」
「判ってる」
男の声も聞こえた。
そうだ、と痛みの中で、その時ようやく、彼女はその声の主を思い出した。クラスは違う。だけど知ってるはずだ。だって……
「いくら暖かくなったからって、夜にこんな薄着、女の子が良くないねぇ」
さらり、と女は言った。
そして包丁を持ちかえ、刃の先端を彼女の胸の真ん中に突き立て、思い切り力を込めた。
「!!!!!」
彼女の身体は、大きくのけぞった。山吹色のシャツに真っ赤な染みがじわじわと広がった。
女は一度勢い良く包丁を抜くと、二度三度とその付近を突き刺す。抜くたびに血が吹き出す。そしてまた刺すごとに、新たな血がにじみ出す。
何度も何度も、それを女は繰り返した。
やがて彼女の動きと呼吸は、完全に停止した。
「何してんのぉ」
床で雑巾をかける男に、女は問いかけた。
「少し、飛んでた」
「ふぅん」
「喉の時のだ」
「仕方ないじゃなぁい。あんなとこに居るからさぁ」
女は生徒用のステンレス台から飛び降りた。
教卓の台には未だ遺体が乗せられ、それを取り囲む様に、幾枚もの雑巾が置かれていた。
「細かいよね、あんたいつも。そんなこと、後でいいじゃん」
「そういう訳には行かないだろう」
ふうん、と女は首を傾げる。
「でもあんたは、あたしには早く消えてもらいたいんでしょ」
男は遺体の足が投げ出されたシンクで雑巾を洗う。水は、シンクに流れた血も一緒に押し流して行った。
「だったら、早く、来てよ」
女は男の背中に腕を回す。
まだ点々と血が飛んでいる白い手が、男の首をゆるやかに愛撫する。ぴったりとしたTシャツからはちきれそうな胸が、彼の背中にぎゅっと張り付いた。
「ねぇ」
ぐい、と女は男の首を自分の方へ向けさせ、有無を言わせずにキスを突きつけた。
ことん、と男は赤い小さなびんを、台の上に置いた。
「ん……」
熱い息と共に、男は女の唇に深く口づける。
それはひどく長いキスだった。もつれ合い絡み合い、いつ終わるとも判らないものだった。
だがふと、ごくん、と女の喉が鳴った。
男はそれが合図の様に、女から唇を離した。
女の腕から、次第に力が抜けて行く。
やがて、女の目から、ぽろぽろと涙がこぼれ落ちた。
「……お帰り」
男は女の頬を撫でた。
女はしばらく周囲を眺めると、やがて男に強くすがりつき、激しく泣きじゃくった。
男はくり返しくり返し女の髪を撫でる。それは、それまで交わしていた長く、濃い時間の中で、決して女には与えなかった優しいものだった。
「それに」
男は女の瞼にキスを落としながらつぶやく。
「これで、最後だ……」
そう彼女は思った。
普通の生徒は、夜の校舎に用は無い。しかもゴールデンウイークの、最後の日だ。
だから遊ぼう、と携帯で呼び出されたのは確かだ。最後の夜だから、心ゆくまで、と。誰も居ない校舎で遊ぼう、と。
ただそれが誰からなのか、彼女はその時、確認しなかった。そんなことを急に言い出す友達は、彼女には幾らでも居たのだ。
だが彼女は確認すべきだったのだ。しかしもはや遅い。
メールには、「図書室で待っているから」とあった。
図書室。それは彼女にとって、学校で最も縁の無い場所だった。
「日名《ひな》さん?」
声が聞こえた。男の声だ。
「そう。誰?」
「来てくれて、ありがとう」
楽しそうな低い声が、広い部屋の中に響いた。聞き覚えのある声の様な気がする。だが思い出せない。逆光で、顔も判らない。
「誰?!」
返事は無い。
「からかってるんなら、あたし、帰るわ!」
簡潔に判断を下すと、彼女は戻ろうとした。が。
ぐい、と後ろから、スカートのサスペンダを互い違いに引っ張られた。喉に食い込み、息が苦しくなる。
やめて、ともがくと、目の前で、きりきりという音がした。目を寄せた視界に入ったのは、分厚い刃のカッターだった。そして。
―――女の手、だった。
男の動いた様子は無い。もう一人、女が居たのだ。
「夜遅くごめんね。ゲームをしようと思ってね」
男が近づく気配がした。
「げ、ゲーム……?」
彼女の声は震えた。
「そう。ただし、君が楽しめるかは、君の努力次第だけどね」
背後の女はぴくりとも動かない。
「今から君を解き放つ。一分後に、後ろの彼女が君を追いかける。逃げ切って、この校舎の外に出ることができれば君の勝ち。できなかったら君の負け」
「負け…… って」
その時、鼻の頭に、つ、と痛みが走った。
「切れ味がぁ、わるい」
気怠そうな女の声が耳に飛び込む。何処かで聞いたことがある。何処かで……
「今すぐじゃあ、ダメなのぉ?」
「それじゃ、お前が面白く無いんだろう?」
「たぁしかにぃ」
ぱ、と女は彼女を離した。男はポケットから携帯を出す。ぽ、と緑色の光が、その口元の笑みを浮かび上がらせた。
「では、よぉい」
どん。
調理室に逃げ込んだ彼女は、教卓の調理台の下に入り込んだ。
足音は、一度強く響いたが、次第にその場から遠ざかって行く。
大丈夫、こっちには来ない様だ。向こうの、普通教室の棟へと走って行ったんだわ―――
彼女は端末を開く。液晶画面は、穴蔵の様な机の下で強い光を放った。今のうちに、誰か、助けを。
ぴ、と画面に映った一つの名前を選択する。
その時、かたん、と音がした。彼女は顔を上げる。
「見ぃつけた」
端末の光が、くい、と上がる唇を闇に映し出す。のぞき込む顔が、間近にあった。
背中の半分はあるだろう、重そうな髪をざんばらに乱して、女は至近距離から笑いかける。
ひいっ、と彼女は尻餅をついたまま、机の下から飛び退いた。はずみでぱちん、と携帯の画面が閉じる。
「やぁだ。そんなに嫌わなくてもいいじゃあなぁい?」
女はゆっくりと彼女に近づく。両手にはいつの間にか、鋭く、刃渡りの長い包丁が握られていた。
背中が一気に冷たくなる。彼女は窓へと飛びすがった。
手はひたすら鍵を探る。―――あった! がちゃ、とレバーを押し上げる。そのまま窓をぐい、と開けようとした時―――
彼女は自分の頭が、アジアンタムの葉に埋まっているのを感じた。かしゃん、と軽い音が床に響いた。
女は空けた左手と、身体全体で、彼女を植物の中へ押し倒していた。その力が強まる。ぺき、と奇妙な音が響いた。
「あああああああ」
「うるさぁい」
女はそれまで首の付け根を掴んでいた左手を、彼女の口へ突っ込んだ。だらだらとよだれが流れるが、止めることもできない。
「あ・わわ・わ」
彼女は大きく目を開いた。間近で見たその顔。
自分はその顔を知っている! だけど何で!
思い切りもがく。
逃げれば。逃げることさえできれば。こいつが誰か判るから。そうすれば。
「うるさい、って言ってるじゃないのぉ」
さっ、と女の包丁が右に動く。
彼女の目は大きく見開かれた。喉から血が吹き出す。ひゅうひゅう、とそこから音が漏れる。痛みにだらり、と両腕から力が抜ける。
女は包丁を投げる。ステンレスの調理台が音を立てた。
そしてそのまま軽々と、彼女を教卓の調理台の上に転がし、どん、と台の上に飛び乗った。
馬乗りに押さえ込まれ、両手を左手でまとめ上げられた彼女は、打ち上げられた魚のように、ぴくぴくと身体を跳ねさせる。
「ねぇゾーキン、たくさん用意してよ」
「判ってる」
男の声も聞こえた。
そうだ、と痛みの中で、その時ようやく、彼女はその声の主を思い出した。クラスは違う。だけど知ってるはずだ。だって……
「いくら暖かくなったからって、夜にこんな薄着、女の子が良くないねぇ」
さらり、と女は言った。
そして包丁を持ちかえ、刃の先端を彼女の胸の真ん中に突き立て、思い切り力を込めた。
「!!!!!」
彼女の身体は、大きくのけぞった。山吹色のシャツに真っ赤な染みがじわじわと広がった。
女は一度勢い良く包丁を抜くと、二度三度とその付近を突き刺す。抜くたびに血が吹き出す。そしてまた刺すごとに、新たな血がにじみ出す。
何度も何度も、それを女は繰り返した。
やがて彼女の動きと呼吸は、完全に停止した。
「何してんのぉ」
床で雑巾をかける男に、女は問いかけた。
「少し、飛んでた」
「ふぅん」
「喉の時のだ」
「仕方ないじゃなぁい。あんなとこに居るからさぁ」
女は生徒用のステンレス台から飛び降りた。
教卓の台には未だ遺体が乗せられ、それを取り囲む様に、幾枚もの雑巾が置かれていた。
「細かいよね、あんたいつも。そんなこと、後でいいじゃん」
「そういう訳には行かないだろう」
ふうん、と女は首を傾げる。
「でもあんたは、あたしには早く消えてもらいたいんでしょ」
男は遺体の足が投げ出されたシンクで雑巾を洗う。水は、シンクに流れた血も一緒に押し流して行った。
「だったら、早く、来てよ」
女は男の背中に腕を回す。
まだ点々と血が飛んでいる白い手が、男の首をゆるやかに愛撫する。ぴったりとしたTシャツからはちきれそうな胸が、彼の背中にぎゅっと張り付いた。
「ねぇ」
ぐい、と女は男の首を自分の方へ向けさせ、有無を言わせずにキスを突きつけた。
ことん、と男は赤い小さなびんを、台の上に置いた。
「ん……」
熱い息と共に、男は女の唇に深く口づける。
それはひどく長いキスだった。もつれ合い絡み合い、いつ終わるとも判らないものだった。
だがふと、ごくん、と女の喉が鳴った。
男はそれが合図の様に、女から唇を離した。
女の腕から、次第に力が抜けて行く。
やがて、女の目から、ぽろぽろと涙がこぼれ落ちた。
「……お帰り」
男は女の頬を撫でた。
女はしばらく周囲を眺めると、やがて男に強くすがりつき、激しく泣きじゃくった。
男はくり返しくり返し女の髪を撫でる。それは、それまで交わしていた長く、濃い時間の中で、決して女には与えなかった優しいものだった。
「それに」
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