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第7話 レコーディングのはなし
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かと言って、いつもいつもという訳ではない。
たまたまその日にそういう気分になっただけかもしれない。不思議と、そんなことがあったにも関わらず、日々はのんびりと変わらずに過ぎて行った。
そして三ヶ月。
「で、今日楽日だったんでしょ? じゃあしばらくはゆっくりできるんだ?」
「や、そうしたら今度は、レコーディング本番、とうちのリーダーはのたもうた」
「本番?」
「あのひとは、非常に音楽に関しては厳しいんですよ。だからこの前までのは仮のレコーディング。今度が本番。でも仮の方が良かったら仮のほうを使う、とか言ってましたがね」
「ふうん。でも、だったらようやく、僕の好きなあの曲も、ちゃんと音源になるんだ」
「……何でしたかねえ」
「ああまた忘れてる。『ハレルヤ』だってば」
そうでしたっけ、とP子さんはボトルからお茶をコップに注いだ。
*
―――こよい、声をからして、呼べよさけべよ、ハレルヤ!
薄暗いブースの中のMAVOの声が強く伸びる。響く。
歌入れは最後の作業だった。そして最も時間がかかるところだった。
「本」レコーディングは、「仮」レコーディングでとりあえず作った音源に、足したり引いたりする形で行われる。まあこれはやりだせばきりが無い。
「特にウチのリーダーはねえ」
弦楽器隊の三人は嘆息する。人によっては、HISAKAのOKには時間がかかる。
「それでもまだP子さんはいい方だぁね」
「そうですかね?」
「そーよー。……ってまあ、あんたの早弾きはそうそう回数ができるって訳じゃないしねえ」
そう言ってFAVはTEARの方を見る。そうだな、とソファに体を投げ出したTEARもうなづく。
「ま、それでも我々はまだ、あのおじょーさんよりは、楽な方なんじゃないかい?」
ブースの中を指さす。もっともだ、と金と赤の頭が同時に前後に揺れた。
そんな背後のメンバーの会話に気付いているのかいないのか、ヘッドフォーンをつけたリーダーは、真剣な目でブースの中のヴォーカリストを見据えている。
途中で歌が途切れる。それはHISAKAが首を振った場合もあるし、歌っているMAVO自身が切る時もある。
いずれにせよ、この二人がレコーディングに関わっている時は、正直、他の三人は怖い程だった。
自分達も決して真剣でない訳ではない。だが、この二人には確実に負ける。
「……普段はあんだけ二人してべたべたしているくせになあ……」
TEARは首をかしげる。壁に背をもたれさせ、FAVは大きな目を伏せて、何も言わない。P子さんも言葉を飲み込む。
そういうアナタがたこそ、結構「べたべた」してるでしょうに。
当人達がどう思っているかはともかく、この同僚ギタリストとベーシストも、相当に「べたべた」している、とP子さんは思っている。
それが傍目には、ベーシストが一方的にくっつきたがって、ギタリストがそれをうるさそうにしていようが。だいたい一緒に住んでいる時点で、どういう仲か、なんて知れようではないか。
歌が終わる。こよい叫べ、ハレルヤ。
MAVOはヘッドフォーンをつけたまま、HISAKAを強く見据える。それはほとんどにらみつけているに等しい。
「……OK」
リーダーが低くつぶやく。
ふう、と息をついて、MAVOはヘッドフォーンを取る。ひらり、と笑みがこぼれる。足取りも軽く、重い扉を開けた。
「……お水、ちょうだい」
扉を開けたヴォーカリストの一声。はいよ、とP子さんはペットボトルを手渡した。
はあ、と息をついて、MAVOは一気に飲み干した。口の端についた分をむき出しにした腕でぐい、とぬぐう。
少し厚めの唇が、紅も付けないのに赤く染まっている。体温の上昇。頬も軽く染まっている。メイクはしていないが、ライヴの時の彼女に通じる部分がある。
なのに「プライヴェイト」には、あの格好だ。そのギャップが面白いと言えば面白いのだが、落差の激しさに、時々P子さんは不安すら感じる。
もっとも、その不安が、彼女の声に一つの色合いを増すことは確かなのだが。
「……しかしこのテンポだとまた色々押しますねえ」
「別に押したっていいのよ」
リーダーは平然と言う。
「どうせメジャーで出すんだから、使える機材は使うし、使える時間も費用も使うわよ」
「おお、さすが」
くるりと椅子を回したHISAKAに、ぱちぱちとTEARは拍手する。
「さすがインディレーベル作るのにぽんと資本金出したひとだ」
「茶化すんじゃないの」
へらへら、とTEARは笑った。……がその笑いは相棒をちら、と見た時に止まった。それまで一緒に軽口を叩いていたというのに、いきなり押し黙っている。
それだけではない。自分の隣に座ったと思うと、ころん、といきなり横になった。
「……あたしの番終わってて正解……」
あ、とP子さんも声を上げる。またかい。
額と下腹を同時に押さえるのは、頭痛と腹痛が一気に来るかららしい。
「確かに正解だわ」
きっぱりとHISAKAは言う。
「ま、今日の予定の分は済んでいるから、TEARはFAVさん連れて帰ってちょうだい。明日動けるようなら来て。あ、あなたはちゃんと来るのよ。明日『あらざん』のベースの見直しがあるんだから」
ちぇ、と苦笑しながらTEARは舌打ちをした。
「あらざん」は新曲の仮タイトルである。何やら曲がきらきらしているから、とMAVOがお菓子の材料のまがいもの銀のつぶにたとえた。
「P子さんもいいわよ」
「ワタシは」
「どうせ詰める時には思いっきり詰めるわ。帰れる時には帰ってちょうだいな」
それではお言葉に甘えて、とP子さんもまた、スタジオの扉を開けた。
「手ぇ貸しましょうか?」
ふらつく相棒に肩を貸しながら歩くTEARに、P子さんは問いかけた。
「や、いーよ。あたし一人で充分」
「っていくらFAVさんだって、―――㎏くらいはあるでしょう?」
女性としては高い身長では確実に痩せすぎだが。
「意識のある人間ってのは、そうそう重くはならないんだよ。だから意識のあるうちにさっさと運ばなくちゃならねーんだけどね」
「……人を荷物の様に言うんじゃないよ……」
「ほらこーやって起きてるうちは大丈夫大丈夫」
なるほどね、とP子さんは感心したようにうなづく。
そう言えば自分がDBを運んだ時もそうだった。
彼に意識があるうちは大したことがなかったが、アパート近くなって、彼が本格的に眠ってしまった時には、がくん、と一瞬肩が抜けるかと思ったものだ。
DBはFAVよりは背が低いが、体重はそう変わらないだろう。途中でFAVが眠ってしまわないことを彼女は祈った。
たまたまその日にそういう気分になっただけかもしれない。不思議と、そんなことがあったにも関わらず、日々はのんびりと変わらずに過ぎて行った。
そして三ヶ月。
「で、今日楽日だったんでしょ? じゃあしばらくはゆっくりできるんだ?」
「や、そうしたら今度は、レコーディング本番、とうちのリーダーはのたもうた」
「本番?」
「あのひとは、非常に音楽に関しては厳しいんですよ。だからこの前までのは仮のレコーディング。今度が本番。でも仮の方が良かったら仮のほうを使う、とか言ってましたがね」
「ふうん。でも、だったらようやく、僕の好きなあの曲も、ちゃんと音源になるんだ」
「……何でしたかねえ」
「ああまた忘れてる。『ハレルヤ』だってば」
そうでしたっけ、とP子さんはボトルからお茶をコップに注いだ。
*
―――こよい、声をからして、呼べよさけべよ、ハレルヤ!
薄暗いブースの中のMAVOの声が強く伸びる。響く。
歌入れは最後の作業だった。そして最も時間がかかるところだった。
「本」レコーディングは、「仮」レコーディングでとりあえず作った音源に、足したり引いたりする形で行われる。まあこれはやりだせばきりが無い。
「特にウチのリーダーはねえ」
弦楽器隊の三人は嘆息する。人によっては、HISAKAのOKには時間がかかる。
「それでもまだP子さんはいい方だぁね」
「そうですかね?」
「そーよー。……ってまあ、あんたの早弾きはそうそう回数ができるって訳じゃないしねえ」
そう言ってFAVはTEARの方を見る。そうだな、とソファに体を投げ出したTEARもうなづく。
「ま、それでも我々はまだ、あのおじょーさんよりは、楽な方なんじゃないかい?」
ブースの中を指さす。もっともだ、と金と赤の頭が同時に前後に揺れた。
そんな背後のメンバーの会話に気付いているのかいないのか、ヘッドフォーンをつけたリーダーは、真剣な目でブースの中のヴォーカリストを見据えている。
途中で歌が途切れる。それはHISAKAが首を振った場合もあるし、歌っているMAVO自身が切る時もある。
いずれにせよ、この二人がレコーディングに関わっている時は、正直、他の三人は怖い程だった。
自分達も決して真剣でない訳ではない。だが、この二人には確実に負ける。
「……普段はあんだけ二人してべたべたしているくせになあ……」
TEARは首をかしげる。壁に背をもたれさせ、FAVは大きな目を伏せて、何も言わない。P子さんも言葉を飲み込む。
そういうアナタがたこそ、結構「べたべた」してるでしょうに。
当人達がどう思っているかはともかく、この同僚ギタリストとベーシストも、相当に「べたべた」している、とP子さんは思っている。
それが傍目には、ベーシストが一方的にくっつきたがって、ギタリストがそれをうるさそうにしていようが。だいたい一緒に住んでいる時点で、どういう仲か、なんて知れようではないか。
歌が終わる。こよい叫べ、ハレルヤ。
MAVOはヘッドフォーンをつけたまま、HISAKAを強く見据える。それはほとんどにらみつけているに等しい。
「……OK」
リーダーが低くつぶやく。
ふう、と息をついて、MAVOはヘッドフォーンを取る。ひらり、と笑みがこぼれる。足取りも軽く、重い扉を開けた。
「……お水、ちょうだい」
扉を開けたヴォーカリストの一声。はいよ、とP子さんはペットボトルを手渡した。
はあ、と息をついて、MAVOは一気に飲み干した。口の端についた分をむき出しにした腕でぐい、とぬぐう。
少し厚めの唇が、紅も付けないのに赤く染まっている。体温の上昇。頬も軽く染まっている。メイクはしていないが、ライヴの時の彼女に通じる部分がある。
なのに「プライヴェイト」には、あの格好だ。そのギャップが面白いと言えば面白いのだが、落差の激しさに、時々P子さんは不安すら感じる。
もっとも、その不安が、彼女の声に一つの色合いを増すことは確かなのだが。
「……しかしこのテンポだとまた色々押しますねえ」
「別に押したっていいのよ」
リーダーは平然と言う。
「どうせメジャーで出すんだから、使える機材は使うし、使える時間も費用も使うわよ」
「おお、さすが」
くるりと椅子を回したHISAKAに、ぱちぱちとTEARは拍手する。
「さすがインディレーベル作るのにぽんと資本金出したひとだ」
「茶化すんじゃないの」
へらへら、とTEARは笑った。……がその笑いは相棒をちら、と見た時に止まった。それまで一緒に軽口を叩いていたというのに、いきなり押し黙っている。
それだけではない。自分の隣に座ったと思うと、ころん、といきなり横になった。
「……あたしの番終わってて正解……」
あ、とP子さんも声を上げる。またかい。
額と下腹を同時に押さえるのは、頭痛と腹痛が一気に来るかららしい。
「確かに正解だわ」
きっぱりとHISAKAは言う。
「ま、今日の予定の分は済んでいるから、TEARはFAVさん連れて帰ってちょうだい。明日動けるようなら来て。あ、あなたはちゃんと来るのよ。明日『あらざん』のベースの見直しがあるんだから」
ちぇ、と苦笑しながらTEARは舌打ちをした。
「あらざん」は新曲の仮タイトルである。何やら曲がきらきらしているから、とMAVOがお菓子の材料のまがいもの銀のつぶにたとえた。
「P子さんもいいわよ」
「ワタシは」
「どうせ詰める時には思いっきり詰めるわ。帰れる時には帰ってちょうだいな」
それではお言葉に甘えて、とP子さんもまた、スタジオの扉を開けた。
「手ぇ貸しましょうか?」
ふらつく相棒に肩を貸しながら歩くTEARに、P子さんは問いかけた。
「や、いーよ。あたし一人で充分」
「っていくらFAVさんだって、―――㎏くらいはあるでしょう?」
女性としては高い身長では確実に痩せすぎだが。
「意識のある人間ってのは、そうそう重くはならないんだよ。だから意識のあるうちにさっさと運ばなくちゃならねーんだけどね」
「……人を荷物の様に言うんじゃないよ……」
「ほらこーやって起きてるうちは大丈夫大丈夫」
なるほどね、とP子さんは感心したようにうなづく。
そう言えば自分がDBを運んだ時もそうだった。
彼に意識があるうちは大したことがなかったが、アパート近くなって、彼が本格的に眠ってしまった時には、がくん、と一瞬肩が抜けるかと思ったものだ。
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