18 / 113
17.朱夏との出会い
しおりを挟む
三年前のことである。
雨が降っていた。
「タカトウ君、傘持ってきなさいよ!」
「『KM』駅すぐ近くだから、いいよ!」
紺色の制服にストライプのプラウスの、同僚の女の子が彼に呼びかける。彼は、表の仕事の家電屋から部屋へ帰ろうとしていた所だった。
その日は、満月のはずの夜だった。満月の晩だけ、「橋」はつながる。取引の要の日である。彼が居る家電屋も例外ではない。
だが彼は表向き、実に無能な店員だったので、その日も店のほうで待機する番だった。
店は『OS』の電化街の中でもなかなか大きなものであったが、残されていたのは数名の女の子と、何やら以前に脱出を試みて失敗し、左腕が利かない主任と、彼だけだった。
いつものように、大騒ぎして帰ってくるのを待つと、帰るのは終電ぎりぎりになるはずだった。
ところが、雨が降ってきた。
電話で同僚が、中止をを怒っていた。主任はそれを聞くと、彼と女の子達に、今日は待っていなくてもいいよ、と告げた。無能な社員の彼はあっさりと、じゃあ失礼します、と言って出てきた。
女の子にああ言ったはいいが、雨はひどくなってきていた。アーケードのうちはいいが、それを抜けると大変である。彼は軒先を渡り走った。
と。
軒先に、何かがあった。
電化街も、一歩裏へ入ると薄暗い所が多い。なのでそれが何なのか、彼は一瞬迷った。
……子供?
―――にしては大きかった。そして衣服がぼろぼろになっていた。横座りのそれは、ぐったりと身体を戸口にもたれさせていた。長い、ウェーヴのかかった髪が雨に濡れて身体中に絡み付いていた。
「……君」
それは声に反応して、吊り上げられるように顔を上げる。この反応には彼は見覚えがあった。
レプリカントだ。
東風はそのレプリカントと同じくらいの目線になるようにしゃがみ込むと、こっちを向いて、と優しく命じた。
そして簡単な検査の時にする指示の言葉を二つ三つ、投げかける。どうやら壊れてはいないらしい、と彼は判断した。
それにしてもその姿はひどかった。
ひどく綺麗な顔なのに、所々が傷つけられている。傷をつけられれば、疑似血液が流れるのだが、それももう止まっている。雨に流されている。ただ何かで切りつけられたらしい跡が、つるんとした卵型の顔にすっぱりと大きく付けられている。
夜目にも出来のいい顔だった。
傷を付けたのは、よっぽど目が悪いか、綺麗なものが嫌いな者だろう、と彼は思った。
濡れたウェーヴの髪をかき上げると、ぼんやりとした視線が彼を捕らえた。そしてそれは彼に問いかけた。
「あなたも私を傷つけるのですか?」
彼はその言葉に顔を歪めた。そんなことはしない、と答えた。
「だったら私を拾って下さい。私は壊れそうなのです」
「壊れそう?」
「私の中で音が鳴り響いて止まらないのです。このままでは私は何をするか判らない。だけど壊されたくない。あなたはチューナーでしょう?」
質問のパターンで気付いたのだろう。そうだ、と彼は答えた。
「私を助けて下さい」
結局地下鉄には乗らずに部屋に戻った。
そのレプリカントが動けない訳ではないが、ぼろぼろになった衣服――― 明らかに複数の人間に乱暴をされたということが判るその格好では、地下鉄には乗せたくなかったのだ。
*
無能な社員は、それから一週間、雨に濡れて風邪を引いたと嘘をついて店を休んだ。
乾かした猫は、ふわふわの髪の毛を持った極上品だった。大きな目が際だつ整った顔、華奢な体つき、そしてやや低めの声。
しかも珍しい無性型《セクスレス》。どちらかというとやや少年的なものだったが。
レプリカントの用途はそれぞれだが、基本的に金持ちの持ち物であることが多い彼らは、持ち主の要望に応じて性別をつけられる。手軽で人気があるのはやはり、性別がくっきりしたタイプだった。量産されるのはそういうタイプだ。
セクスレスとなるとそうもいかない。注文品ということになる。しかも注文品なら、東風は何かと見知っている筈なのだ。「外」のものならともかく、都市内のものなら数は知れている。
彼は、その顔に何処かで見覚えがあるような気がした。だがそれが何だったか、全く思い出せなかった。
確かに昔、見たことがあるのに、その部分だけに薄く紗がかかっているような気がする。
とはいえ、そんなことを考えている余裕はなかった。その拾った猫は、何処かのねじが一本飛んでいた。
本人もその事には気付いていた。
音がうるさいと言う。
だがそんな音は、東風にはもちろん聞こえない。それにそれだけではなかった。反応を調べていくうちに、その猫の回路設定に矛盾があることに気付いたのだ。
それは問題だった。東風にとっても、猫にとっても。
*
第一回路《ファースト》と第二回路《セカンド》、というのは、深層意識と表層意識の関係に近い。もしくは本能と理性。種の記憶と個人の記憶。
第一回路は、レプリカントが「人間もどき」として生活していく上に必要な基本的条件を組んだものである。それは直接HLMにつながり、生産時以外、まず手をつけられることはない。下手に手を出すと、HLM自体が破壊される恐れがあるのだ。
一方の第二回路は、生まれてから体験したことを積み重ねている学習回路とでもいうものである。そのレプリカントが独自に歩んできたそれまでの記憶がそこにはおさめられる。
だが、その第一回路と第二回路に矛盾がある。
というよりも、このレプリカントの第一回路自体が通常のチューニングではないのだ。
古典的SFにおけるロボットの原則のように、レプリカントには、基本的に人間の奴隷として使われるための規則が組み込まれている。「人間を傷つけてはならない」「人間に逆らってはならない」等々。
だがどうもこのレプリカントにはそれが組み込まれていない。
それなのに、第二回路には、その規則が「教育」されている。
第二回路は確かに後天的なものではあるが、それでも一度「教育」された規則はこのレプリカを締め付けているかのようだった。
そしてそれの言うところの「音」。
それもまたどうやら第一回路に組み込まれているらしく、それがまた「規則」とは決して相いれないものらしく、どうもその両方に揺さぶられて疲れ切っているように見えたのだ。
とは言え、意志を持っているものに対して、無断でやっていいことと悪いことがあると東風は思っていた。
だから彼はそれに訊ねた。
「君は俺に助けて欲しいと言った」
「ええ」
「それはここで、この都市で生きていきたいという意味?」
「はい。私は私の身体を破壊する訳にはいかないのです」
「だけどそのためには君の第二回路をチューニングし直さなくてはならない。つまり、君の第二回路を一度消去しなくてはならないんだ」
それは一瞬黙った。だが迷っているようには見えなかった。やがてそれはうなづいた。軽く笑みさえ浮かべて。
「仕方ないですね」
もちろんそれで「音」が消える訳ではない。だが、「音」と付き合って生きていくことができれば、と東風は思ったのだ。
結局それは、自分が何処の、何のためにつくられたレプリカントか、ということは一切話さなかった。
東風も訊く気はなかった。
雨が降っていた。
「タカトウ君、傘持ってきなさいよ!」
「『KM』駅すぐ近くだから、いいよ!」
紺色の制服にストライプのプラウスの、同僚の女の子が彼に呼びかける。彼は、表の仕事の家電屋から部屋へ帰ろうとしていた所だった。
その日は、満月のはずの夜だった。満月の晩だけ、「橋」はつながる。取引の要の日である。彼が居る家電屋も例外ではない。
だが彼は表向き、実に無能な店員だったので、その日も店のほうで待機する番だった。
店は『OS』の電化街の中でもなかなか大きなものであったが、残されていたのは数名の女の子と、何やら以前に脱出を試みて失敗し、左腕が利かない主任と、彼だけだった。
いつものように、大騒ぎして帰ってくるのを待つと、帰るのは終電ぎりぎりになるはずだった。
ところが、雨が降ってきた。
電話で同僚が、中止をを怒っていた。主任はそれを聞くと、彼と女の子達に、今日は待っていなくてもいいよ、と告げた。無能な社員の彼はあっさりと、じゃあ失礼します、と言って出てきた。
女の子にああ言ったはいいが、雨はひどくなってきていた。アーケードのうちはいいが、それを抜けると大変である。彼は軒先を渡り走った。
と。
軒先に、何かがあった。
電化街も、一歩裏へ入ると薄暗い所が多い。なのでそれが何なのか、彼は一瞬迷った。
……子供?
―――にしては大きかった。そして衣服がぼろぼろになっていた。横座りのそれは、ぐったりと身体を戸口にもたれさせていた。長い、ウェーヴのかかった髪が雨に濡れて身体中に絡み付いていた。
「……君」
それは声に反応して、吊り上げられるように顔を上げる。この反応には彼は見覚えがあった。
レプリカントだ。
東風はそのレプリカントと同じくらいの目線になるようにしゃがみ込むと、こっちを向いて、と優しく命じた。
そして簡単な検査の時にする指示の言葉を二つ三つ、投げかける。どうやら壊れてはいないらしい、と彼は判断した。
それにしてもその姿はひどかった。
ひどく綺麗な顔なのに、所々が傷つけられている。傷をつけられれば、疑似血液が流れるのだが、それももう止まっている。雨に流されている。ただ何かで切りつけられたらしい跡が、つるんとした卵型の顔にすっぱりと大きく付けられている。
夜目にも出来のいい顔だった。
傷を付けたのは、よっぽど目が悪いか、綺麗なものが嫌いな者だろう、と彼は思った。
濡れたウェーヴの髪をかき上げると、ぼんやりとした視線が彼を捕らえた。そしてそれは彼に問いかけた。
「あなたも私を傷つけるのですか?」
彼はその言葉に顔を歪めた。そんなことはしない、と答えた。
「だったら私を拾って下さい。私は壊れそうなのです」
「壊れそう?」
「私の中で音が鳴り響いて止まらないのです。このままでは私は何をするか判らない。だけど壊されたくない。あなたはチューナーでしょう?」
質問のパターンで気付いたのだろう。そうだ、と彼は答えた。
「私を助けて下さい」
結局地下鉄には乗らずに部屋に戻った。
そのレプリカントが動けない訳ではないが、ぼろぼろになった衣服――― 明らかに複数の人間に乱暴をされたということが判るその格好では、地下鉄には乗せたくなかったのだ。
*
無能な社員は、それから一週間、雨に濡れて風邪を引いたと嘘をついて店を休んだ。
乾かした猫は、ふわふわの髪の毛を持った極上品だった。大きな目が際だつ整った顔、華奢な体つき、そしてやや低めの声。
しかも珍しい無性型《セクスレス》。どちらかというとやや少年的なものだったが。
レプリカントの用途はそれぞれだが、基本的に金持ちの持ち物であることが多い彼らは、持ち主の要望に応じて性別をつけられる。手軽で人気があるのはやはり、性別がくっきりしたタイプだった。量産されるのはそういうタイプだ。
セクスレスとなるとそうもいかない。注文品ということになる。しかも注文品なら、東風は何かと見知っている筈なのだ。「外」のものならともかく、都市内のものなら数は知れている。
彼は、その顔に何処かで見覚えがあるような気がした。だがそれが何だったか、全く思い出せなかった。
確かに昔、見たことがあるのに、その部分だけに薄く紗がかかっているような気がする。
とはいえ、そんなことを考えている余裕はなかった。その拾った猫は、何処かのねじが一本飛んでいた。
本人もその事には気付いていた。
音がうるさいと言う。
だがそんな音は、東風にはもちろん聞こえない。それにそれだけではなかった。反応を調べていくうちに、その猫の回路設定に矛盾があることに気付いたのだ。
それは問題だった。東風にとっても、猫にとっても。
*
第一回路《ファースト》と第二回路《セカンド》、というのは、深層意識と表層意識の関係に近い。もしくは本能と理性。種の記憶と個人の記憶。
第一回路は、レプリカントが「人間もどき」として生活していく上に必要な基本的条件を組んだものである。それは直接HLMにつながり、生産時以外、まず手をつけられることはない。下手に手を出すと、HLM自体が破壊される恐れがあるのだ。
一方の第二回路は、生まれてから体験したことを積み重ねている学習回路とでもいうものである。そのレプリカントが独自に歩んできたそれまでの記憶がそこにはおさめられる。
だが、その第一回路と第二回路に矛盾がある。
というよりも、このレプリカントの第一回路自体が通常のチューニングではないのだ。
古典的SFにおけるロボットの原則のように、レプリカントには、基本的に人間の奴隷として使われるための規則が組み込まれている。「人間を傷つけてはならない」「人間に逆らってはならない」等々。
だがどうもこのレプリカントにはそれが組み込まれていない。
それなのに、第二回路には、その規則が「教育」されている。
第二回路は確かに後天的なものではあるが、それでも一度「教育」された規則はこのレプリカを締め付けているかのようだった。
そしてそれの言うところの「音」。
それもまたどうやら第一回路に組み込まれているらしく、それがまた「規則」とは決して相いれないものらしく、どうもその両方に揺さぶられて疲れ切っているように見えたのだ。
とは言え、意志を持っているものに対して、無断でやっていいことと悪いことがあると東風は思っていた。
だから彼はそれに訊ねた。
「君は俺に助けて欲しいと言った」
「ええ」
「それはここで、この都市で生きていきたいという意味?」
「はい。私は私の身体を破壊する訳にはいかないのです」
「だけどそのためには君の第二回路をチューニングし直さなくてはならない。つまり、君の第二回路を一度消去しなくてはならないんだ」
それは一瞬黙った。だが迷っているようには見えなかった。やがてそれはうなづいた。軽く笑みさえ浮かべて。
「仕方ないですね」
もちろんそれで「音」が消える訳ではない。だが、「音」と付き合って生きていくことができれば、と東風は思ったのだ。
結局それは、自分が何処の、何のためにつくられたレプリカントか、ということは一切話さなかった。
東風も訊く気はなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
召喚物語 - 召喚魔法を極めた村人の成り上がり -
花京院 光
ファンタジー
魔物討伐を生業とする冒険者に憧れる俺は、十五歳の誕生日を迎えた日、一流の冒険者になる事を決意して旅に出た。
旅の最中に「魔物を自在に召喚する力」に目覚めた主人公が、次々と強力な魔物を召喚し、騎士団を作りながら地域を守り続け、最高の冒険者を目指します。
主人公最強、村人の成り上がりファンタジー。
※小説家になろうにて、990万PV達成しました。
※以前アルファポリスで投稿していた作品を大幅に加筆修正したものです。
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる