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40.可哀想にな、と芳紫は内心ため息をつく。
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黒の車が、走りだす。
黒の公安が黒である理由は、彼らの活動時間が主に夜であることに由来する。長官の好きな色という噂もなくはないが、……まあ噂である。
「行くなあ」
「うん」
出動する同僚を大きな窓から眺めながら、黄色と赤の長官はどうしたものかな、と顔を見合わせる。
「知らないって、いいことなのかなあ。俺ちょっと罪悪感」
芳紫は特有の高い声で嘆息する。それに対して藍地は穏やかな声で答える。
「知らなくて済むなら、それでいいと俺は思うよ」
「ああ、藍地そう思うんだ」
「綺麗な嘘ならずっとつき続けてほしいもの」
「ロマンティストだなあ……」
「芳ちゃんが言うといきなりロマンもへったくれもなくなるんだけどなあ……」
「悪かったなあっ」
「いいや、俺、芳ちゃんのそういうところすごく尊敬してるのよ」
「またそんな口の上手いこと言って……」
「いやホント」
空は綺麗に澄みわたっていた。満月の夜である。上り始めた月は、まだ暗く、赤い。欠けたところのないその輪郭は、まだぼんやりとしている。
「あの人ならああいうのは血の色だって平気な顔で言うんだよ」
「言う言う。ああいう顔してそういうこと平気だからなあ」
「HAL、今何処に行ってる?」
話題に登った人物のことを藍地は訊ねてみる。芳紫は首を横に振る。
「今朝からずっと見てないな。何処へ行ったんだろ」
「俺も見てない。何考えてるのやら。朱明はアレだし……」
大気条例のせいで、公安も軽自動車しか使わない。高いところから見たら、黒い小さな車が列をなしていくところはややおもちゃめいて見える。
「高見の見物、か」
ふう、と藍地はため息をつく。
「仕方ないだろ、今回俺達にはそれしかできないし」
「やるべきことはした、か」
「そおそお。本当か嘘か判らない振りをした情報を流すこと。それにその現場に本当に『御禁制品』を紛れ込ませること」
「『御禁制品』って…… 何だかなあ」
「時代劇みたいでいいじゃん。『これは御禁制の南蛮渡来の品を見逃して頂いたお礼でございます』」
そう言って芳紫は棚のレモンケーキを箱ごと藍地に差し出す。苦笑すると藍地は、小判のつつみならぬレモンケーキをそれらしく手に取る。
「『ふっふっふ越後屋、貴様も悪じゃのう』」
「『いいえお代官様こそ』」
「芳ちゃんも好きだねえ」
びりびり、と薄い黄色の、内側をビニルコーティングした和紙でできた袋を破りながら、藍地はやや苦笑から笑いらしい笑いになる。
「考えたって仕方ないことは考えない方がいいんだよ」
「まあな。俺、芳ちゃんのそういうところも尊敬するよ」
「やだねえ照れるじゃないか」
「いや本当」
「よし紅茶も入れてあげよう」
照れながら芳紫は簡易キッチンにと立って行った。湯を湧かす音と共に、甲高い声が後輩兼友人兼同僚に話しかける。
「なあ藍地、レモンケーキってメロンパンとどっか似てると思わない?」
「メロンパン? 何で?」
「だってなあ別にレモンの破片が入ってる訳でも香りが大している訳でもないじゃん。なのにそれらしい色の甘いのかかってるだけで。メロンパンもそうじゃん。何か薄黄色か薄緑のビスケットかかってるだけでさ」
「芳ちゃん美味いよこれ。どうしたの?」
「いや、昼間結構暇だったんで、評判の店に……」
「食い道楽……」
そして藍地は二つめに手をかけた。芳紫はポットとカップをまとめて持ってくる。
「こんなことばかりしてると俺達太るよなあ」
「忙しいし育ち盛りだから太らないって」
「誰が育ち盛りじゃ」
「あれ知らなかった? 俺まだ地道に伸びてるのよ」
「嘘お」
「いや本当。おまけに年々若返っているとか言われるし…… 一体俺は何じゃ」
くっくっく、と藍地は声を立てて笑う。
「あ、でも俺さあ、HALの歳くったところってあんまり想像できないな」
「それは俺も思った。あのボディのせいか、前よりずっと想像しにくい」
だな、と芳紫もレモンケーキの袋を破る。やっぱり美味いわ~とほおばっていると、不意にトーンの落ちた声が聞こえた。
「なあ芳ちゃん、本当言うと俺は、歳くったHALは見たくないと思ってる」
「藍地?」
「こういうと何だけど、俺は何処か、奴に夢持ってしまうんだ。それって変かな、まずいかな?」
「別にまずくはないとは思うけど」
「そおかなあ……」
でも、と芳紫は思う。HALはお前のそういう視線には気付いているぞ。
芳紫は自分がHALに対して自由な立場にあることを知っていた。
彼にしてみれば、藍地にしても朱明にしても、どうしてHALにそういう目を向けられるのかが不思議だったのだ。
だが不思議とは言え、彼は柔軟な考えの人間だったので、それに気付いた時も、ああそういうこともあるのかな、とのんきに考えていただけだった。
HALもそれを知っていたから、藍地や朱明には相談できないことも、この一見「永遠に隣のガキ」にはすることもある。
だから余計に彼には判るのだ。HALの執着が誰にあるのかを。
可哀想にな、と芳紫は内心ため息をつく。
黒の公安が黒である理由は、彼らの活動時間が主に夜であることに由来する。長官の好きな色という噂もなくはないが、……まあ噂である。
「行くなあ」
「うん」
出動する同僚を大きな窓から眺めながら、黄色と赤の長官はどうしたものかな、と顔を見合わせる。
「知らないって、いいことなのかなあ。俺ちょっと罪悪感」
芳紫は特有の高い声で嘆息する。それに対して藍地は穏やかな声で答える。
「知らなくて済むなら、それでいいと俺は思うよ」
「ああ、藍地そう思うんだ」
「綺麗な嘘ならずっとつき続けてほしいもの」
「ロマンティストだなあ……」
「芳ちゃんが言うといきなりロマンもへったくれもなくなるんだけどなあ……」
「悪かったなあっ」
「いいや、俺、芳ちゃんのそういうところすごく尊敬してるのよ」
「またそんな口の上手いこと言って……」
「いやホント」
空は綺麗に澄みわたっていた。満月の夜である。上り始めた月は、まだ暗く、赤い。欠けたところのないその輪郭は、まだぼんやりとしている。
「あの人ならああいうのは血の色だって平気な顔で言うんだよ」
「言う言う。ああいう顔してそういうこと平気だからなあ」
「HAL、今何処に行ってる?」
話題に登った人物のことを藍地は訊ねてみる。芳紫は首を横に振る。
「今朝からずっと見てないな。何処へ行ったんだろ」
「俺も見てない。何考えてるのやら。朱明はアレだし……」
大気条例のせいで、公安も軽自動車しか使わない。高いところから見たら、黒い小さな車が列をなしていくところはややおもちゃめいて見える。
「高見の見物、か」
ふう、と藍地はため息をつく。
「仕方ないだろ、今回俺達にはそれしかできないし」
「やるべきことはした、か」
「そおそお。本当か嘘か判らない振りをした情報を流すこと。それにその現場に本当に『御禁制品』を紛れ込ませること」
「『御禁制品』って…… 何だかなあ」
「時代劇みたいでいいじゃん。『これは御禁制の南蛮渡来の品を見逃して頂いたお礼でございます』」
そう言って芳紫は棚のレモンケーキを箱ごと藍地に差し出す。苦笑すると藍地は、小判のつつみならぬレモンケーキをそれらしく手に取る。
「『ふっふっふ越後屋、貴様も悪じゃのう』」
「『いいえお代官様こそ』」
「芳ちゃんも好きだねえ」
びりびり、と薄い黄色の、内側をビニルコーティングした和紙でできた袋を破りながら、藍地はやや苦笑から笑いらしい笑いになる。
「考えたって仕方ないことは考えない方がいいんだよ」
「まあな。俺、芳ちゃんのそういうところも尊敬するよ」
「やだねえ照れるじゃないか」
「いや本当」
「よし紅茶も入れてあげよう」
照れながら芳紫は簡易キッチンにと立って行った。湯を湧かす音と共に、甲高い声が後輩兼友人兼同僚に話しかける。
「なあ藍地、レモンケーキってメロンパンとどっか似てると思わない?」
「メロンパン? 何で?」
「だってなあ別にレモンの破片が入ってる訳でも香りが大している訳でもないじゃん。なのにそれらしい色の甘いのかかってるだけで。メロンパンもそうじゃん。何か薄黄色か薄緑のビスケットかかってるだけでさ」
「芳ちゃん美味いよこれ。どうしたの?」
「いや、昼間結構暇だったんで、評判の店に……」
「食い道楽……」
そして藍地は二つめに手をかけた。芳紫はポットとカップをまとめて持ってくる。
「こんなことばかりしてると俺達太るよなあ」
「忙しいし育ち盛りだから太らないって」
「誰が育ち盛りじゃ」
「あれ知らなかった? 俺まだ地道に伸びてるのよ」
「嘘お」
「いや本当。おまけに年々若返っているとか言われるし…… 一体俺は何じゃ」
くっくっく、と藍地は声を立てて笑う。
「あ、でも俺さあ、HALの歳くったところってあんまり想像できないな」
「それは俺も思った。あのボディのせいか、前よりずっと想像しにくい」
だな、と芳紫もレモンケーキの袋を破る。やっぱり美味いわ~とほおばっていると、不意にトーンの落ちた声が聞こえた。
「なあ芳ちゃん、本当言うと俺は、歳くったHALは見たくないと思ってる」
「藍地?」
「こういうと何だけど、俺は何処か、奴に夢持ってしまうんだ。それって変かな、まずいかな?」
「別にまずくはないとは思うけど」
「そおかなあ……」
でも、と芳紫は思う。HALはお前のそういう視線には気付いているぞ。
芳紫は自分がHALに対して自由な立場にあることを知っていた。
彼にしてみれば、藍地にしても朱明にしても、どうしてHALにそういう目を向けられるのかが不思議だったのだ。
だが不思議とは言え、彼は柔軟な考えの人間だったので、それに気付いた時も、ああそういうこともあるのかな、とのんきに考えていただけだった。
HALもそれを知っていたから、藍地や朱明には相談できないことも、この一見「永遠に隣のガキ」にはすることもある。
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