42 / 113
41.夏南子にとっての皆
しおりを挟む
けたたましく電話のベルが鳴った。
「もしもし?」
『夏南子! そっちに朱夏来てないか?』
「朱夏ちゃん? 来てないわよ?あたし今仕事から帰ってきたばかっかなんだから…… 何、いないの?」
いないんだ、と電話の向こうの友人とも愛人と知れない男はわめいた。
「何あんたしっかりしなさいよ!いない、ってあんた、もしかしたらほら例の、安岐くんのところに居るかもしれないじゃないの」
『いや、そっちにはもうかけたんだ。ところがそっちにもいない』
「じゃあ一緒に出かけているのかもしれないでしょ? 嫉妬に狂うおにーさんってのは見苦しいわよ、東風」
『そういうことじゃないんだ』
夏南子は受話器を反対側に持ち返る。どうやらいつもとは違うらしい。
「……とにかく行くわ! 動くんじゃないわよ!」
はあ、と夏南子はため息をつく。そしてせっかく脱いだばかりの靴をもう一度履き直す。
つきあいの長い彼女は、東風という男は、ダメージを受けると、考えが悪い方へぐるぐると堂々めぐりをすることがあることを知っている。
そういう性格だから、自分のような、ものごとに根を残さない女が好きなんだろう、とは思う。
もちろん夏南子とて落ち込むことが皆無という訳ではないのだ。
彼女にしたって、「外」の、隣の県に家族が居る。彼女が今でも使っているベッドカバーは、キルトが趣味の母親のお手製だし、都市が閉じた直後あたりに兄の結婚式があった筈である。
だからそういった、無くしたもののために泣いたこともなくはないのだ。
だけどねえ。
普通だったら頼りにしてもいい筈の、男友達も恋人も、実に情けなかったのだ。
もちろん何かしようという意志もなくはないのだし、背中を押してやれば人並み以上に働くことができる奴らなのだが、一度座り込むと立ち上がるのが遅い。
それは東風にしてもそうだったし、壱岐もそうだった。違うのは、安岐の兄くらいのものだった。彼は夏南子と同じで、人が落ち込んでしまうと、自分が落ち込むことができなくなる体質だったのだ。
だったらあたしが動くしかないじゃない。
虚勢ではない。体質なのだ。頼られれば力が湧く。頼ってくれる人は欲しいのだ。それがエネルギーになる。
「そうでなかったらあの馬鹿と十年もつきあってはこないわよ」
あの馬鹿、と夏南子は東風を称する。都市屈指のレプリカ・チューナーも形無しである。実際彼女にとっては、ずっと変わらない。あの馬鹿はあの馬鹿、なのだ。そして彼はその馬鹿であるからこそ、彼女にとっては可愛くて愛しいのだ。そのへんをあの馬鹿は判っているのやら。
ばたん、とドアを閉めて、飛び出して、地下鉄に飛び乗って、二十分後には夏南子は東風の部屋のチャイムを押していた。
「何が何してどうなったのよ。はじめからちゃんと言いなさい」
ああやっぱり、と開けた扉の向こう側を見て、彼女は嘆息する。全体的に重苦しい空気が漂っていた。
「今朝がたのことだよ。また例の如く、朝早く帰ってきたんだ」
「安岐くんの所から?」
「ああ。だけど妙にほこりまみれで。ほこりと言うより砂、かな?何処行ってたの、と訊ねたら、『お城』と答えた」
「お城…… M城公園かしら」
「砂利がたくさんで靴に入って仕方なかった、と言うからそうだろう」
「何でそんなところ行ったの? あそこは夜間立入禁止区域じゃなかった?」
「朱夏はあちら側には行ったことがないからな…… 『SK』止まりだったから」
箱入りもいいところだわ、と夏南子は呆れる。もう少し連れ出しておけばよかった、と。
「妙なことを言っていたんだ」
「妙? 何?」
「『SK』でM線に乗ったら、お城の地下に連れ込まれた、とか」
何よそれ、と夏南子は眉を寄せる。
「お城の地下、なんて、十年前から閉鎖したはずよ。あそこもまた空間がどーのって公安が言って……」
「うん。だから何か変だなとは思ったんだけど。で次に言ったのが、『都市を元に戻すために私は外へ行かなくてはならない』」
「はい?」
さすがに夏南子も耳を疑った。
「何それ?」
「真顔で言うんだ」
「ちょっと待ってよ…… ちょっと東風、じゃ、もしかして、朱夏ちゃんがいない、っていうのは」
「そう」
東風は窓の外を眺める。
「今夜は満月なんだ」
「駄目よ!」
即座に夏南子は叫んでいた。
「あんた知ってるじゃない! そうやって出ようとしたあたし達に黒の公安は何をしたの? あのひとが川に沈んだのは何で? あたし達それ見て、この都市に留まろうって決めたんじゃないの!」
「そうだ」
東風は目を伏せる。唇を噛みしめる。
「だけど朱夏は出たがってる」
「駄目よ! 殺されに行くようなものじゃない! あんたが何考えてるか判らないけどね、あたしは妹が殺されそうになるのをはいそうですかと見過ごす訳にはいかないのよ!」
「だけど朱夏は自分の『音』を消したがってる」
「何か言ってたわね、朱夏ちゃんの頭の中で消えない音? でもそれがどーしたのよ! 殺されたらおしまいじゃないの! それで探しに行きあぐねてるのあんた?」
彼はうなづく。その顔が元にもどるか戻らないか、というところで、彼は頬にひどい衝撃を感じた。
「おい何すんだ夏南子!」
「あんたみたいな馬鹿には言ってもわかんないのよ!」
「俺が馬鹿だってえ?」
「そんなこともわかんないから馬鹿だって言うの! あんたが何ぐだぐだ考えてるか知らないけどね、そんな理屈こねてる間に朱夏が黒の公安に川に叩き込まれるようなことがあったら、一生絶交よっ!」
彼は目を大きく瞬かせて夏南子を見る。ああそうか。そういうことではないのだ。
「安岐くんのところは? 一緒にいるんでしょたぶん」
「さっきかけてみたが、いなかった」
「どうして? ああ今日は『仕事』してる可能性も多いわね。じゃあ『仕事』先へ連絡つけましょ。すぐ出して!」
「何を」
「あんたねえ、せっかく十年前に命からがら逃げ出した子まで危険にさらしたいの? 壱岐の居場所くらい知ってるんでしょ!」
そう言うと、つかつかと作業机の上のパソコンの電源を入れる。
「ほら座って!」
言われるままに東風は座る。
「あたしはあいにくあんたのは動かせないんだからね。あんたが動かさなくちゃ、朱夏ちゃん助けられないんだからねっ!」
それは、壱岐と連絡を取れ、と言っているのに等しかった。
「もしもし?」
『夏南子! そっちに朱夏来てないか?』
「朱夏ちゃん? 来てないわよ?あたし今仕事から帰ってきたばかっかなんだから…… 何、いないの?」
いないんだ、と電話の向こうの友人とも愛人と知れない男はわめいた。
「何あんたしっかりしなさいよ!いない、ってあんた、もしかしたらほら例の、安岐くんのところに居るかもしれないじゃないの」
『いや、そっちにはもうかけたんだ。ところがそっちにもいない』
「じゃあ一緒に出かけているのかもしれないでしょ? 嫉妬に狂うおにーさんってのは見苦しいわよ、東風」
『そういうことじゃないんだ』
夏南子は受話器を反対側に持ち返る。どうやらいつもとは違うらしい。
「……とにかく行くわ! 動くんじゃないわよ!」
はあ、と夏南子はため息をつく。そしてせっかく脱いだばかりの靴をもう一度履き直す。
つきあいの長い彼女は、東風という男は、ダメージを受けると、考えが悪い方へぐるぐると堂々めぐりをすることがあることを知っている。
そういう性格だから、自分のような、ものごとに根を残さない女が好きなんだろう、とは思う。
もちろん夏南子とて落ち込むことが皆無という訳ではないのだ。
彼女にしたって、「外」の、隣の県に家族が居る。彼女が今でも使っているベッドカバーは、キルトが趣味の母親のお手製だし、都市が閉じた直後あたりに兄の結婚式があった筈である。
だからそういった、無くしたもののために泣いたこともなくはないのだ。
だけどねえ。
普通だったら頼りにしてもいい筈の、男友達も恋人も、実に情けなかったのだ。
もちろん何かしようという意志もなくはないのだし、背中を押してやれば人並み以上に働くことができる奴らなのだが、一度座り込むと立ち上がるのが遅い。
それは東風にしてもそうだったし、壱岐もそうだった。違うのは、安岐の兄くらいのものだった。彼は夏南子と同じで、人が落ち込んでしまうと、自分が落ち込むことができなくなる体質だったのだ。
だったらあたしが動くしかないじゃない。
虚勢ではない。体質なのだ。頼られれば力が湧く。頼ってくれる人は欲しいのだ。それがエネルギーになる。
「そうでなかったらあの馬鹿と十年もつきあってはこないわよ」
あの馬鹿、と夏南子は東風を称する。都市屈指のレプリカ・チューナーも形無しである。実際彼女にとっては、ずっと変わらない。あの馬鹿はあの馬鹿、なのだ。そして彼はその馬鹿であるからこそ、彼女にとっては可愛くて愛しいのだ。そのへんをあの馬鹿は判っているのやら。
ばたん、とドアを閉めて、飛び出して、地下鉄に飛び乗って、二十分後には夏南子は東風の部屋のチャイムを押していた。
「何が何してどうなったのよ。はじめからちゃんと言いなさい」
ああやっぱり、と開けた扉の向こう側を見て、彼女は嘆息する。全体的に重苦しい空気が漂っていた。
「今朝がたのことだよ。また例の如く、朝早く帰ってきたんだ」
「安岐くんの所から?」
「ああ。だけど妙にほこりまみれで。ほこりと言うより砂、かな?何処行ってたの、と訊ねたら、『お城』と答えた」
「お城…… M城公園かしら」
「砂利がたくさんで靴に入って仕方なかった、と言うからそうだろう」
「何でそんなところ行ったの? あそこは夜間立入禁止区域じゃなかった?」
「朱夏はあちら側には行ったことがないからな…… 『SK』止まりだったから」
箱入りもいいところだわ、と夏南子は呆れる。もう少し連れ出しておけばよかった、と。
「妙なことを言っていたんだ」
「妙? 何?」
「『SK』でM線に乗ったら、お城の地下に連れ込まれた、とか」
何よそれ、と夏南子は眉を寄せる。
「お城の地下、なんて、十年前から閉鎖したはずよ。あそこもまた空間がどーのって公安が言って……」
「うん。だから何か変だなとは思ったんだけど。で次に言ったのが、『都市を元に戻すために私は外へ行かなくてはならない』」
「はい?」
さすがに夏南子も耳を疑った。
「何それ?」
「真顔で言うんだ」
「ちょっと待ってよ…… ちょっと東風、じゃ、もしかして、朱夏ちゃんがいない、っていうのは」
「そう」
東風は窓の外を眺める。
「今夜は満月なんだ」
「駄目よ!」
即座に夏南子は叫んでいた。
「あんた知ってるじゃない! そうやって出ようとしたあたし達に黒の公安は何をしたの? あのひとが川に沈んだのは何で? あたし達それ見て、この都市に留まろうって決めたんじゃないの!」
「そうだ」
東風は目を伏せる。唇を噛みしめる。
「だけど朱夏は出たがってる」
「駄目よ! 殺されに行くようなものじゃない! あんたが何考えてるか判らないけどね、あたしは妹が殺されそうになるのをはいそうですかと見過ごす訳にはいかないのよ!」
「だけど朱夏は自分の『音』を消したがってる」
「何か言ってたわね、朱夏ちゃんの頭の中で消えない音? でもそれがどーしたのよ! 殺されたらおしまいじゃないの! それで探しに行きあぐねてるのあんた?」
彼はうなづく。その顔が元にもどるか戻らないか、というところで、彼は頬にひどい衝撃を感じた。
「おい何すんだ夏南子!」
「あんたみたいな馬鹿には言ってもわかんないのよ!」
「俺が馬鹿だってえ?」
「そんなこともわかんないから馬鹿だって言うの! あんたが何ぐだぐだ考えてるか知らないけどね、そんな理屈こねてる間に朱夏が黒の公安に川に叩き込まれるようなことがあったら、一生絶交よっ!」
彼は目を大きく瞬かせて夏南子を見る。ああそうか。そういうことではないのだ。
「安岐くんのところは? 一緒にいるんでしょたぶん」
「さっきかけてみたが、いなかった」
「どうして? ああ今日は『仕事』してる可能性も多いわね。じゃあ『仕事』先へ連絡つけましょ。すぐ出して!」
「何を」
「あんたねえ、せっかく十年前に命からがら逃げ出した子まで危険にさらしたいの? 壱岐の居場所くらい知ってるんでしょ!」
そう言うと、つかつかと作業机の上のパソコンの電源を入れる。
「ほら座って!」
言われるままに東風は座る。
「あたしはあいにくあんたのは動かせないんだからね。あんたが動かさなくちゃ、朱夏ちゃん助けられないんだからねっ!」
それは、壱岐と連絡を取れ、と言っているのに等しかった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。
かの
ファンタジー
孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。
ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
勝手にダンジョンを創られ魔法のある生活が始まりました
久遠 れんり
ファンタジー
別の世界からの侵略を機に地球にばらまかれた魔素、元々なかった魔素の影響を受け徐々に人間は進化をする。
魔法が使えるようになった人類。
侵略者の想像を超え人類は魔改造されていく。
カクヨム公開中。
『無能な聖女』と婚約破棄された私、実は伝説の竜を唯一従える『真の守護者』でした。~今さら国に戻れと言われても、もう遅いです~
スカッと文庫
ファンタジー
「魔力値たったの5だと? 貴様のような偽聖女、この国には不要だ!」
聖女として国を支えてきたエルナは、第一王子カイルから非情な婚約破棄を言い渡される。隣には、魔力値を偽装して聖女の座を奪った男爵令嬢の姿が。
実家からも見捨てられ、生きては戻れぬ『死の森』へ追放されたエルナ。しかし、絶望の中で彼女が目覚めさせたのは、人間には測定不能な【神聖魔力】だった。
森の奥で封印されていた伝説の銀竜を解き放ち、隣国の冷徹皇帝にその才能を見出された時、エルナを捨てた王国は滅びの危機に直面する――。
「今さら謝っても、私の結界はもうあなたたちのために張ることはありません」
捨てられた聖女が真の幸せを掴む、逆転劇がいま幕を開ける!
巻き込まれた薬師の日常
白髭
ファンタジー
神に選ばれ、魔素の循環する界へと送り込まれたのは――現代の薬師。
剣も魔法も扱えない彼が憑依したのは、戦闘力ゼロの商人見習いの少年だった。
彼の武器は、知識と経験。商品を生み出し、人脈を築き、産業を広げていく。
「居場所を見つけたい」その願いが、やがて世界を変える力となる。
これは、一人の薬師が紡ぐ研究と開発、そして成長の物語。
【カクヨムでも掲載しています】
表紙は紹介文をもとに、ai【adobe firefly】で作成したものです。(参考程度に……)
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
出来損ないと追放された俺、神様から貰った『絶対農域』スキルで農業始めたら、奇跡の作物が育ちすぎて聖女様や女騎士、王族まで押しかけてきた
黒崎隼人
ファンタジー
★☆★完結保証★☆☆
毎日朝7時更新!
「お前のような魔力無しの出来損ないは、もはや我が家の者ではない!」
過労死した俺が転生したのは、魔力が全ての貴族社会で『出来損ない』と蔑まれる三男、カイ。実家から追放され、与えられたのは魔物も寄り付かない不毛の荒れ地だった。
絶望の淵で手にしたのは、神様からの贈り物『絶対農域(ゴッド・フィールド)』というチートスキル! どんな作物も一瞬で育ち、その実は奇跡の効果を発揮する!?
伝説のもふもふ聖獣を相棒に、気ままな農業スローライフを始めようとしただけなのに…「このトマト、聖水以上の治癒効果が!?」「彼の作る小麦を食べたらレベルが上がった!」なんて噂が広まって、聖女様や女騎士、果ては王族までが俺の畑に押しかけてきて――!?
追放した実家が手のひらを返してきても、もう遅い! 最強農業スキルで辺境から世界を救う!? 爽快成り上がりファンタジー、ここに開幕!
異世界転移物語
月夜
ファンタジー
このところ、日本各地で謎の地震が頻発していた。そんなある日、都内の大学に通う僕(田所健太)は、地震が起こったときのために、部屋で非常持出袋を整理していた。すると、突然、めまいに襲われ、次に気づいたときは、深い森の中に迷い込んでいたのだ……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる