14 / 78
13.都市警察の目的とは?
しおりを挟む
ホラ街のマトリバステナ劇場は、中心街の外れにある。基本的にこの惑星の場合、歓楽街は都市の端にある。強烈な日差しが全てを漂白してしまう様な昼にはそこは全くのゴースト・タウンの様に静まり返る。長い夜時間を働き通したそこの住人達にとって、やはり長い昼時間は、身体を充分に休息させるためのものだった。
ひっそりと静まり返った歓楽街は、四角い建物と、空に絡まりあった電線の影を白い石畳の上に落としている。
だが全く人が通らないという訳でもない。夜きちんと営業ができる様に、と働く者もほんのわずかだが居る。
例えば夜生き生きとする様に、と焼け付かない程度の日差しを花にあげたり、昨晩破れてしまったカーテンをつくろったり、作り置きの甘い菓子を焼いたりする人々。
そんな人々を横目で見ながら、二人は劇場へと向かった。おそらくそれは、他惑星の「大劇場」を知っている者には、「芝居小屋」にしか見えないだろう。
いいところ100人200人程度しか入らない客席。「ステージ」も狭く、そして何やらかび臭い、と一歩入ったムルカートも思う。
「これはこれは都市警察のダンナ、こないだは大変でしたなあ」
「劇場」の支配人は眠そうな顔を隠しもせずに言った。それでも愛想はいい。
「ああ大変だったなあ。全くもう、いやんなっちゃうよ」
へへへ、とネイルは笑う。
「で、踊り子は見つかったのかい?」
「ええ見つかりましたよ。全くあいつは、何で見つかるって判ってて、飛び出すのかねえ。仕事が嫌って顔じゃないんですがねえ。どーも他星系の女ってのはわたしにゃあよく判りませんよ」
両手を広げて、「支配人」は呆れた、という表情を作る。
「ふーん。何だっけ。マリア?」
「マリエアリカですよ。ま、そっちのお達しもあるし、こっちにも大事な商売道具ですからね、手荒なことはしませんでしたわ。いやだってですよ、時々外に出たいなら出ればいい、ってこっちも言ってるんですがね、何だってあいつはいつもいつも、夜に飛び出すんでしょうねえ。今回は窓まで割るから、その修繕費が大変なんですよ? まあ半分はあいつの賃金から出すと言いましたらそれでいいなんて抜かすし。金が欲しくてこんな仕事しているって言うわりには馬鹿ですよね、あれは」
支配人は一気にまくしたてる。普段の鬱憤が、こういう所であふれだしてくるらしい。
「何があったんですか?」
小声でムルカートは訊ねる。
「や、日常茶飯事なんだけどさ」
「日常茶飯事、なんて言わんで下さいよ~」
口ひげをたわわに生やした支配人はそれに似合わぬ細い身体をすくめた。長い指をやや神経質そうに広げては、何処か芝居がかった口振りで嘆く。
「一応こっちも、ここいらの堅気の女は使えませんからね。だからこそ、他星系で募集かけるんですよ。ええ結構かかりますぜ。だけど仕方ないじゃあありまぜんか。無論ここで女が調達できればそれにこしたこたありませんわ。ですがねえ、どうもここんところ、借金しても砂漠へ逃げる女が増えすぎですわ!! 全く」
「砂漠へ」
ムルカートはぽかんと口を開ける。この「マジメな」都市警察の青年は、「女の調達」と「砂漠」のつながりがどうにも判らないらしかった。ネイルはそれに気付いて解説を加える。
「それはひどい」
「ひどいでしょう?」
支配人は苦笑する。
「いやそうじゃない、何だって、女がそれで砂漠に行かなくちゃならないんだっ」
思わず拳を握りしめる青年に、ネイルも支配人もは? と思わず顔を見合わせた。
「お前、それ本気で言ってる?」
「本気だよ! そりゃあ、確かにお金を払えないのは、良くないけど……」
「ちょっとダンナ、この若いさん、大丈夫?」
気にしないで、とネイルはひらひらと手を振る。
「お前ちょっと黙れよ」
「だってネイルさん」
「お前が育った環境がどうなのか俺が知ったことじゃないけどさ、ここにはここなりの流儀ってのがあるの。お前が今ここでがたがた騒いでもしょーがないぜ? それより俺達の仕事はなあに?」
「だから俺はそれを聞きたいんだけど」
「お、そう言えば言ってなかったなあ」
そしてネイルはくる、と支配人の方へ向き直る。
「という訳でサーカスンさん、そのお話の続きを」
「何の話をしていましたっけなあ……」
*
「お前ね、ああいうこと間違ってもああいうとこで言うもんじゃないよ」
無造作に氷を入れ、パインアップルを一片、端につけたコップに注がれた、透き通った黄色のジュースをストローですすりながら、ネイルは椅子にふんぞり返る。
「でも俺、本当にそう思ったんだから」
「お前がそう思ってる思ってないは別! そりゃあね、俺だって、それは良くないって思ってるよ? いっくら何だって、女の子がかあいそうでしょうね。だけどあそこで言うな、そんだけだよ俺が言いたいのは」
「……」
不服そうな顔のムルカートは黙って自分の目の前にある白い液体をかきまわす。からからと氷が音を立てる。
「あれはあそこでは常識。そして俺達はあそこから結構な情報をいただいてるんだぜ?」
「しかし都市警察というものは」
「それはそれ。これはこれ。それにな」
不意にネイルはコップを置くと、ぐい、とムルカートの襟を掴み、間近に顔を寄せた。そして相手に強引に視線を合わさせると、囁く様な声で言った。
「何も砂漠に出たからって全部が全部、死ぬ訳じゃあないんだぜ?」
「……まさか」
ムルカートは目を丸くする。
「まさか、じゃねーんだよ。最近、結構な数の女が、そうやって砂漠に出たはずなのに、何故か、それからしばらくして、アウヴァールのあちこちで目撃されてんだ。アウヴァールとこっちワッシャードじゃ、女の服装がちょっと違うからな。目につきやすいらしいんだよ」
「……で、でもどうやって」
「そこが、問題なんだよ」
ちちち、とネイルは指を横に振ってムルカートの襟を離す。いきなり引きつっていた首の後ろが軽くなったので、バランスを崩した彼は椅子に強く尻をついてしまう。
「つまりは、そこで何らかの手引きをしている連中が居るんじゃないか、ってえことだ」
「手引き、ですか」
「ああ。お前はあれこれ言うがな、元々は借金が返せないから女を売りに出すんだ。それは女の問題じゃあねえ。親だの旦那だの、とにかくその女を手の内に入れてる野郎の問題だ。女はたいがいそんな借金を作ることもできねえのが普通だ。なのに、売られるの女だ」
「ひどいですね」
「ところが、だ。ここの女達にとってはそれが普通だからたちが悪い。野郎どももそれが普通だと思ってるからな。だから俺も感情としては、そういう『何か』手助けして逃げさせてやる奴らが居るなら結構拍手しちまうね」
「だったらどうして」
「お前なあ。俺達は一応都市警察の人間な訳よ。目的は何?」
「都市の治安維持…… だと思う」
「だと思う、じゃなくて、そうなの。拍手喝采したいようなことでも、秩序を乱すことであることには変わらないでしょ」
まあそうだが。ムルカートは次に言うべき言葉を見失った。探そうと思う。だが見つからない。仕方なく、彼は今まで口をつけてなかった飲み物に手を出す。
何となく、気詰まりな時間が流れていく。ふう、とふと視線を入り口の方に向けた時だった。
ぎい、と音をさせて、扉が開いた。ああ蝶番に油わささなくてはな、とムルカートは何となく思う。
だが次の瞬間、その扉から入ってくる人物に、彼の目は吸い寄せられた。
彼だ。
それは、彼がずっと監視していたあのコテージに居た人物だった。
ひっそりと静まり返った歓楽街は、四角い建物と、空に絡まりあった電線の影を白い石畳の上に落としている。
だが全く人が通らないという訳でもない。夜きちんと営業ができる様に、と働く者もほんのわずかだが居る。
例えば夜生き生きとする様に、と焼け付かない程度の日差しを花にあげたり、昨晩破れてしまったカーテンをつくろったり、作り置きの甘い菓子を焼いたりする人々。
そんな人々を横目で見ながら、二人は劇場へと向かった。おそらくそれは、他惑星の「大劇場」を知っている者には、「芝居小屋」にしか見えないだろう。
いいところ100人200人程度しか入らない客席。「ステージ」も狭く、そして何やらかび臭い、と一歩入ったムルカートも思う。
「これはこれは都市警察のダンナ、こないだは大変でしたなあ」
「劇場」の支配人は眠そうな顔を隠しもせずに言った。それでも愛想はいい。
「ああ大変だったなあ。全くもう、いやんなっちゃうよ」
へへへ、とネイルは笑う。
「で、踊り子は見つかったのかい?」
「ええ見つかりましたよ。全くあいつは、何で見つかるって判ってて、飛び出すのかねえ。仕事が嫌って顔じゃないんですがねえ。どーも他星系の女ってのはわたしにゃあよく判りませんよ」
両手を広げて、「支配人」は呆れた、という表情を作る。
「ふーん。何だっけ。マリア?」
「マリエアリカですよ。ま、そっちのお達しもあるし、こっちにも大事な商売道具ですからね、手荒なことはしませんでしたわ。いやだってですよ、時々外に出たいなら出ればいい、ってこっちも言ってるんですがね、何だってあいつはいつもいつも、夜に飛び出すんでしょうねえ。今回は窓まで割るから、その修繕費が大変なんですよ? まあ半分はあいつの賃金から出すと言いましたらそれでいいなんて抜かすし。金が欲しくてこんな仕事しているって言うわりには馬鹿ですよね、あれは」
支配人は一気にまくしたてる。普段の鬱憤が、こういう所であふれだしてくるらしい。
「何があったんですか?」
小声でムルカートは訊ねる。
「や、日常茶飯事なんだけどさ」
「日常茶飯事、なんて言わんで下さいよ~」
口ひげをたわわに生やした支配人はそれに似合わぬ細い身体をすくめた。長い指をやや神経質そうに広げては、何処か芝居がかった口振りで嘆く。
「一応こっちも、ここいらの堅気の女は使えませんからね。だからこそ、他星系で募集かけるんですよ。ええ結構かかりますぜ。だけど仕方ないじゃあありまぜんか。無論ここで女が調達できればそれにこしたこたありませんわ。ですがねえ、どうもここんところ、借金しても砂漠へ逃げる女が増えすぎですわ!! 全く」
「砂漠へ」
ムルカートはぽかんと口を開ける。この「マジメな」都市警察の青年は、「女の調達」と「砂漠」のつながりがどうにも判らないらしかった。ネイルはそれに気付いて解説を加える。
「それはひどい」
「ひどいでしょう?」
支配人は苦笑する。
「いやそうじゃない、何だって、女がそれで砂漠に行かなくちゃならないんだっ」
思わず拳を握りしめる青年に、ネイルも支配人もは? と思わず顔を見合わせた。
「お前、それ本気で言ってる?」
「本気だよ! そりゃあ、確かにお金を払えないのは、良くないけど……」
「ちょっとダンナ、この若いさん、大丈夫?」
気にしないで、とネイルはひらひらと手を振る。
「お前ちょっと黙れよ」
「だってネイルさん」
「お前が育った環境がどうなのか俺が知ったことじゃないけどさ、ここにはここなりの流儀ってのがあるの。お前が今ここでがたがた騒いでもしょーがないぜ? それより俺達の仕事はなあに?」
「だから俺はそれを聞きたいんだけど」
「お、そう言えば言ってなかったなあ」
そしてネイルはくる、と支配人の方へ向き直る。
「という訳でサーカスンさん、そのお話の続きを」
「何の話をしていましたっけなあ……」
*
「お前ね、ああいうこと間違ってもああいうとこで言うもんじゃないよ」
無造作に氷を入れ、パインアップルを一片、端につけたコップに注がれた、透き通った黄色のジュースをストローですすりながら、ネイルは椅子にふんぞり返る。
「でも俺、本当にそう思ったんだから」
「お前がそう思ってる思ってないは別! そりゃあね、俺だって、それは良くないって思ってるよ? いっくら何だって、女の子がかあいそうでしょうね。だけどあそこで言うな、そんだけだよ俺が言いたいのは」
「……」
不服そうな顔のムルカートは黙って自分の目の前にある白い液体をかきまわす。からからと氷が音を立てる。
「あれはあそこでは常識。そして俺達はあそこから結構な情報をいただいてるんだぜ?」
「しかし都市警察というものは」
「それはそれ。これはこれ。それにな」
不意にネイルはコップを置くと、ぐい、とムルカートの襟を掴み、間近に顔を寄せた。そして相手に強引に視線を合わさせると、囁く様な声で言った。
「何も砂漠に出たからって全部が全部、死ぬ訳じゃあないんだぜ?」
「……まさか」
ムルカートは目を丸くする。
「まさか、じゃねーんだよ。最近、結構な数の女が、そうやって砂漠に出たはずなのに、何故か、それからしばらくして、アウヴァールのあちこちで目撃されてんだ。アウヴァールとこっちワッシャードじゃ、女の服装がちょっと違うからな。目につきやすいらしいんだよ」
「……で、でもどうやって」
「そこが、問題なんだよ」
ちちち、とネイルは指を横に振ってムルカートの襟を離す。いきなり引きつっていた首の後ろが軽くなったので、バランスを崩した彼は椅子に強く尻をついてしまう。
「つまりは、そこで何らかの手引きをしている連中が居るんじゃないか、ってえことだ」
「手引き、ですか」
「ああ。お前はあれこれ言うがな、元々は借金が返せないから女を売りに出すんだ。それは女の問題じゃあねえ。親だの旦那だの、とにかくその女を手の内に入れてる野郎の問題だ。女はたいがいそんな借金を作ることもできねえのが普通だ。なのに、売られるの女だ」
「ひどいですね」
「ところが、だ。ここの女達にとってはそれが普通だからたちが悪い。野郎どももそれが普通だと思ってるからな。だから俺も感情としては、そういう『何か』手助けして逃げさせてやる奴らが居るなら結構拍手しちまうね」
「だったらどうして」
「お前なあ。俺達は一応都市警察の人間な訳よ。目的は何?」
「都市の治安維持…… だと思う」
「だと思う、じゃなくて、そうなの。拍手喝采したいようなことでも、秩序を乱すことであることには変わらないでしょ」
まあそうだが。ムルカートは次に言うべき言葉を見失った。探そうと思う。だが見つからない。仕方なく、彼は今まで口をつけてなかった飲み物に手を出す。
何となく、気詰まりな時間が流れていく。ふう、とふと視線を入り口の方に向けた時だった。
ぎい、と音をさせて、扉が開いた。ああ蝶番に油わささなくてはな、とムルカートは何となく思う。
だが次の瞬間、その扉から入ってくる人物に、彼の目は吸い寄せられた。
彼だ。
それは、彼がずっと監視していたあのコテージに居た人物だった。
0
あなたにおすすめの小説
二重のカーテン (スカートの下の黒い意志)
MisakiNonagase
青春
洗濯物の隙間に隠したのは、母としての祈りと、娘のプライド。
かつて、女子高生という生き物はもっと無防備で、自由だった。
44歳の主婦、愛子が朝のベランダで手にするのは、娘たちが毎日履き替える漆黒のオーバーパンツ、通称「黒パン」。それは、令和を生きる娘たちが自らの尊厳を守るために身に着ける、鉄壁の「鎧」だった。
小学校時代のママ友たちとのランチ会。そこで語られるのは、ブルセラショップに下着を売っていた奔放な50代、無防備なまま凛と歩くしかなかった40代、そして「見せないこと」に命を懸ける10代の、あまりに深い断絶。さらには、階段で石像のように固まる父、生徒の背後に立たないよう神経を削る教師……。
一枚の黒い布を通して浮き彫りになる、現代社会の歪さと、その根底にある不器用なまでの「優しさ」。
ベランダに干された黒いカーテンの向こう側に、あなたは何を見ますか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密
藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。
そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。
しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。
過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる