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本とかの感想
ラ・セーヌの星のアニメをほぼ全部通して見てみた。
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そんな訳で。
いや時々やるんだよ。配信でそうそう入っていないものとか、何度か見返したいというものに関しては、画質とかそうこだわらないので海外版を入手するという。
で、今回見つけたのはイタリア版だったということで。
タイトルはたぶん「黒いチューリップとラ・セーヌの星」という言葉になっていたけどね。
形式はPALだけどリージョンは日本と一緒なので、パソで見られるのでおっけー。北米版がNTSCだけどリージョン1でどうかな? ということもあるのに対してだな。
んで。富野カントクが最後のクール仕切ってるということだけど、ちゃんとOPED両方見てみると、OPには「総監督」というひとと「監督」が出てきて、OPの最後には富野氏が全編通して出てくる。
なんだけど、EDの最後に総まとめとしての出崎哲氏がクレジットされてるんだけど、それが3クール目には消えてる(笑)。つまりそれが「同年、途中降板した出崎哲の後任として『ラ・セーヌの星』の最終話までの3クール目(第27話~第39話)を、総監督の大隅正秋の下で監督を務める。」(Wiki)とあることの意味なんかいな。いや、OP全編に渡って富野氏出てるんだけど、イタリア版には。どういうことだか。
それともこのOP自体、イタリア版では全部同じもの使ってるのか?
んで。
ともかくこの話、1クールと3クールに関しては展開矢継ぎ早!
2クール目は丁寧なのか余裕ある当時の作り方だったのか何なのか、パリで起こる事件エピが多く。
ともかくその1クール目だけでも3パートに分かれて、まず「パリの花屋の娘、実はマリー・アントワネットの妹」とOP冒頭で既にばらしてるんですが。シモーヌがまたその最初4話の中で、
・両親と幸せに暮らしている
・ある日ド・フォルジュ公爵のもとで剣を習うこととなる
・黒いチューリップ(公爵の息子ロベール)お目見え
・両親が貴族の逆鱗に触れ殺される
ってばたばた。で、この両親の遺言で「実の娘じゃない」「貴族の娘なのだ」「修道院で学べ」ってことで次から修道院。
修道院前半4話は、
・公爵がシモーヌを利用しようとする昔馴染みに手傷→養女の手続き後亡くなる
・シモーヌは黒いチューリップに衣装を渡されラ・セーヌの星となる
・ザラール隊長に正体を疑われる
・シモーヌの同室の親友・ミシェル。当初叔父の命令でシモーヌを殺そうとするができない。疑われしょっ引かれたシモーヌを助けるため、コスチュームをつけて身代わりになって死亡。
いやもうこの四話、ともかく馬の走る音だらけでもの凄いスピーディ。だがしかしひとこと言いたい。せめて生足でなくタイツにさせてやれよ黒いチューリップ…… 実際初っぱなから傷負ってるがな。
次の4話中3話は、シモーヌがアントワネットの妹である証拠のオルゴールを巡っての話。いずれにせよひたすら馬のパカラッパカラッって音が素晴らしくてなあ。
そんで1クール目最後は、卒業~ベルサイユデビュー~同期からの「花屋の娘」で一気に視線の変わる宮廷~国王狙撃の罪を着せられたロベールの国外追放お家取り潰し~また花屋の娘に、という実に一話に詰め込んで!
楽しいけど突っ込んでおこう!
……いやもうシモーヌ、夜に修道院抜けだしすぎ。まあそんなとこに時間割けないと思ったんだろうけど。ミシェルはともかく、その後に同室になった黒髪の彼女にはどうごまかしたんだろう(笑)。
ありがたいのは、まだこの時代なんで、陰険でいじめる子達は本当に一握りという表現。シモーヌの味方をしている子達がどうこうされるようなスクールカースト的なものは無し! 時代だ。
で2クール目はロベール/黒いチューリップのいないパリで、シモーヌが色々事件を何とかしていく話。
ちょっとこの辺りは飛ばしてるんで何だけど、パリで起きる事件で基本的には庶民が虐められるのを助けていくという図式。
当時の有名人があれこれ出てくるという感じかな。ナポレオンとかモンゴルフィエとか。
てなこと言ってるうちに、ロベールがこっそり戻ってきて、真犯人見つけて名誉回復!
3クール目では1クール目で反政府~ってことで追われまくって、アメリカに渡ってたミラン(富山敬さん!)が戻ってきて。
このミランがなあ!
富山敬さんの声で自由と平等の何とやら系の台詞をがんがんに言うんですよ!
するともう、「ちょっと待って、何処のヤン・ウェンリー!」になってしまうんですわ! 内容も口調ももろそれなんですよ! おおおおおい。
でまあ、ミランを所謂革命家のアイコンとしてどんどん使っていき、ラ・セーヌの星は彼がピンチになると助け出し、の結構繰り返し。
ただ! このクールでシモーヌの「変身シーン」が何かいちいち出される様になったのが嬉しくないー(T_T)使い回しになるんで。
そんでその中で、ロベールが陥れられて。またそれを救いに行こうとすると、そこでアントワネットと姉妹の名乗りと。
ロベールはロベールで、フェルゼンの出ない世界での「信頼できる誠実なお気に入り」というオリジナル役割をアントワネットに対しては与えられているので、わざわざ王妃自体が助けに行くという!
で、シモーヌも当初は「育ての両親が殺された原因」でもある彼女を憎んでいたんだけど、寂しい王妃のことを聞かされて、最終的には「おねえさま!」となるんだな。
さてこうなると幼なじみなミランやパリ市民がどんどんエスカレートしているのとだんだんずれてきて。ザラールとは決着がつく直前に正体を知られたけど勝ったんでよし。
王家の状態が悪くなって行くと「お姉様が心配」でタンプル塔やコンシェルジェリに会いに行ったり。
ミランは副議長になってるんだけど、彼もまたロベールからシモーヌの素性聞いてしまってびっくり。だが立場が立場なんで~となるので、シモーヌが疑われるのを助けたり、アントワネットに子供達が無事ということをさりげなく伝えたり。
最終的にはテレーズとシャルルを助けてロベールと一緒に国外逃亡するとこで終わる、と。
だからまあ、だいたいシモーヌ15歳から20歳?くらいまでの話なんだよな。
そんでまあ、強いんだよ! 滅茶苦茶!
剣はフェンシング的な細いの。この選択は正しいよな、少女が持って戦うには。
んで体力すげえ。ともかくよく走る。シモーヌ姿の時でも走る。ラ・セーヌの星の時は一体どれだけ無尽蔵なんだ、ってくらい走る。壁は鉤つきロープでのぼり、屋根はぴょんぴょん飛び越え、口笛で白馬を呼んで飛び乗り、木の上で悪人を待ったり、大量の兵士相手に剣で負けない。ジャンプ力もすごい。ホント、あのコスチュームには何か魔法がかかってるんじゃねえか、というくらいに。自己暗示も入ってるんだろなあ。
そもそも彼女は剣は公爵から直々に指導受けて、師を負かすくらいになったくらいなんだけど、他のサバイバル系のことはいつ習ったんだ(笑)。
隙間で考えてみると、1クール目時点で黒いチューリップに手順は習って、あとはもう何かと実地でやったとしか思えないけど。それにしても身体能力凄すぎ。
時間経過で彼女が育たないのは…… まあいいことにしよう。当時だから。
ロボットアニメの合体シーン、魔女っ子系の変身シーン、日常よくある場面等の使い回しがあまり無い(ように見える)辺り、当時の話としちゃすげえ、と思いましたよ全く。そもそもこれ歴史ものオリジナルなんだからなあ!
いや時々やるんだよ。配信でそうそう入っていないものとか、何度か見返したいというものに関しては、画質とかそうこだわらないので海外版を入手するという。
で、今回見つけたのはイタリア版だったということで。
タイトルはたぶん「黒いチューリップとラ・セーヌの星」という言葉になっていたけどね。
形式はPALだけどリージョンは日本と一緒なので、パソで見られるのでおっけー。北米版がNTSCだけどリージョン1でどうかな? ということもあるのに対してだな。
んで。富野カントクが最後のクール仕切ってるということだけど、ちゃんとOPED両方見てみると、OPには「総監督」というひとと「監督」が出てきて、OPの最後には富野氏が全編通して出てくる。
なんだけど、EDの最後に総まとめとしての出崎哲氏がクレジットされてるんだけど、それが3クール目には消えてる(笑)。つまりそれが「同年、途中降板した出崎哲の後任として『ラ・セーヌの星』の最終話までの3クール目(第27話~第39話)を、総監督の大隅正秋の下で監督を務める。」(Wiki)とあることの意味なんかいな。いや、OP全編に渡って富野氏出てるんだけど、イタリア版には。どういうことだか。
それともこのOP自体、イタリア版では全部同じもの使ってるのか?
んで。
ともかくこの話、1クールと3クールに関しては展開矢継ぎ早!
2クール目は丁寧なのか余裕ある当時の作り方だったのか何なのか、パリで起こる事件エピが多く。
ともかくその1クール目だけでも3パートに分かれて、まず「パリの花屋の娘、実はマリー・アントワネットの妹」とOP冒頭で既にばらしてるんですが。シモーヌがまたその最初4話の中で、
・両親と幸せに暮らしている
・ある日ド・フォルジュ公爵のもとで剣を習うこととなる
・黒いチューリップ(公爵の息子ロベール)お目見え
・両親が貴族の逆鱗に触れ殺される
ってばたばた。で、この両親の遺言で「実の娘じゃない」「貴族の娘なのだ」「修道院で学べ」ってことで次から修道院。
修道院前半4話は、
・公爵がシモーヌを利用しようとする昔馴染みに手傷→養女の手続き後亡くなる
・シモーヌは黒いチューリップに衣装を渡されラ・セーヌの星となる
・ザラール隊長に正体を疑われる
・シモーヌの同室の親友・ミシェル。当初叔父の命令でシモーヌを殺そうとするができない。疑われしょっ引かれたシモーヌを助けるため、コスチュームをつけて身代わりになって死亡。
いやもうこの四話、ともかく馬の走る音だらけでもの凄いスピーディ。だがしかしひとこと言いたい。せめて生足でなくタイツにさせてやれよ黒いチューリップ…… 実際初っぱなから傷負ってるがな。
次の4話中3話は、シモーヌがアントワネットの妹である証拠のオルゴールを巡っての話。いずれにせよひたすら馬のパカラッパカラッって音が素晴らしくてなあ。
そんで1クール目最後は、卒業~ベルサイユデビュー~同期からの「花屋の娘」で一気に視線の変わる宮廷~国王狙撃の罪を着せられたロベールの国外追放お家取り潰し~また花屋の娘に、という実に一話に詰め込んで!
楽しいけど突っ込んでおこう!
……いやもうシモーヌ、夜に修道院抜けだしすぎ。まあそんなとこに時間割けないと思ったんだろうけど。ミシェルはともかく、その後に同室になった黒髪の彼女にはどうごまかしたんだろう(笑)。
ありがたいのは、まだこの時代なんで、陰険でいじめる子達は本当に一握りという表現。シモーヌの味方をしている子達がどうこうされるようなスクールカースト的なものは無し! 時代だ。
で2クール目はロベール/黒いチューリップのいないパリで、シモーヌが色々事件を何とかしていく話。
ちょっとこの辺りは飛ばしてるんで何だけど、パリで起きる事件で基本的には庶民が虐められるのを助けていくという図式。
当時の有名人があれこれ出てくるという感じかな。ナポレオンとかモンゴルフィエとか。
てなこと言ってるうちに、ロベールがこっそり戻ってきて、真犯人見つけて名誉回復!
3クール目では1クール目で反政府~ってことで追われまくって、アメリカに渡ってたミラン(富山敬さん!)が戻ってきて。
このミランがなあ!
富山敬さんの声で自由と平等の何とやら系の台詞をがんがんに言うんですよ!
するともう、「ちょっと待って、何処のヤン・ウェンリー!」になってしまうんですわ! 内容も口調ももろそれなんですよ! おおおおおい。
でまあ、ミランを所謂革命家のアイコンとしてどんどん使っていき、ラ・セーヌの星は彼がピンチになると助け出し、の結構繰り返し。
ただ! このクールでシモーヌの「変身シーン」が何かいちいち出される様になったのが嬉しくないー(T_T)使い回しになるんで。
そんでその中で、ロベールが陥れられて。またそれを救いに行こうとすると、そこでアントワネットと姉妹の名乗りと。
ロベールはロベールで、フェルゼンの出ない世界での「信頼できる誠実なお気に入り」というオリジナル役割をアントワネットに対しては与えられているので、わざわざ王妃自体が助けに行くという!
で、シモーヌも当初は「育ての両親が殺された原因」でもある彼女を憎んでいたんだけど、寂しい王妃のことを聞かされて、最終的には「おねえさま!」となるんだな。
さてこうなると幼なじみなミランやパリ市民がどんどんエスカレートしているのとだんだんずれてきて。ザラールとは決着がつく直前に正体を知られたけど勝ったんでよし。
王家の状態が悪くなって行くと「お姉様が心配」でタンプル塔やコンシェルジェリに会いに行ったり。
ミランは副議長になってるんだけど、彼もまたロベールからシモーヌの素性聞いてしまってびっくり。だが立場が立場なんで~となるので、シモーヌが疑われるのを助けたり、アントワネットに子供達が無事ということをさりげなく伝えたり。
最終的にはテレーズとシャルルを助けてロベールと一緒に国外逃亡するとこで終わる、と。
だからまあ、だいたいシモーヌ15歳から20歳?くらいまでの話なんだよな。
そんでまあ、強いんだよ! 滅茶苦茶!
剣はフェンシング的な細いの。この選択は正しいよな、少女が持って戦うには。
んで体力すげえ。ともかくよく走る。シモーヌ姿の時でも走る。ラ・セーヌの星の時は一体どれだけ無尽蔵なんだ、ってくらい走る。壁は鉤つきロープでのぼり、屋根はぴょんぴょん飛び越え、口笛で白馬を呼んで飛び乗り、木の上で悪人を待ったり、大量の兵士相手に剣で負けない。ジャンプ力もすごい。ホント、あのコスチュームには何か魔法がかかってるんじゃねえか、というくらいに。自己暗示も入ってるんだろなあ。
そもそも彼女は剣は公爵から直々に指導受けて、師を負かすくらいになったくらいなんだけど、他のサバイバル系のことはいつ習ったんだ(笑)。
隙間で考えてみると、1クール目時点で黒いチューリップに手順は習って、あとはもう何かと実地でやったとしか思えないけど。それにしても身体能力凄すぎ。
時間経過で彼女が育たないのは…… まあいいことにしよう。当時だから。
ロボットアニメの合体シーン、魔女っ子系の変身シーン、日常よくある場面等の使い回しがあまり無い(ように見える)辺り、当時の話としちゃすげえ、と思いましたよ全く。そもそもこれ歴史ものオリジナルなんだからなあ!
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