浮気されるのを死ぬほど恐れていた私が浮気してしまいました。

はに

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第5章 彼氏君への気持ち

24話

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彼氏君と私の間にはいくつかルールがあった、





暗黙の了解って感じのもの。








おはようとおやすみの連絡は毎日必ずする
どこかに出掛けたときは家を出る時と帰る時に必ず連絡をする
何か新しい物を買う時は彼氏君に相談する
予定を入れる時も彼氏君に相談する







いつの間にかできていたルールだった。






最初の頃は
そんなガチガチじゃなかった


連絡も忘れることあったし
私が連絡を忘れてることすら彼氏君が気づいていないこともあった




でも最近は変わった、







私が無意識のうちに彼氏君に対して冷たくなっているのかわからないけど



ルールについて厳しくなった気がする。







「花、なんで今日の朝おはようって連絡しなかったの?」







今日私は、朝の連絡をし忘れていた


出勤すると、
すぐさま彼氏君に呼び出された。






「…実は寝坊して、ギリギリで慌ててたから
忘れちゃってた」




朝起きると家を出る20分前だった



大慌てで支度をしてて
スマホを触る余裕も無かった。







「…なんですぐそうやって言い訳するの?
素直にごめんでいいじゃん
なんでそういう可愛げ無いことするかな……
本当嫌いになるよ?」









これだ…


これなんだ…






彼氏君は怒ると最近いつもこう、





こんなこと言われたら

嫌われたくないから従うしかない。





「…そうだね…ごめん
言い訳したのもごめん…気を付ける」

「うん、それでいいよ」





私が素直に謝ると
機嫌はなおり、頭を撫でてくれた。







怒らせなければ…いい人なんだけどな…、





怒ると本当に面倒くさい。








ま、でも今回は確かに私が悪いよね


寝坊したからって言ったけど
そもそも寝坊したのが悪かった。





これは私が謝るのは当然だ。












いつものように自分を言い聞かせた、



私が悪い
彼氏君は間違ってない


って





でも………






後輩君を好きになってから
自分を言い聞かせるのが難しくなってきた、






今回もモヤモヤが残ってる








ちょっとぐらい言い訳したっていいじゃん…




理由を説明させてくれたっていいじゃん…




ていうか…
そんなマメに連絡する?
何かする度にいちいち、連絡する?



まるで束縛みたい、






彼氏君………






私達…これからどうなるんだろうね。
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