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未来 3
しおりを挟む昼食を終えた美和は恵比寿ガーデンプレイス内をぶらぶらしていた。
恵比寿ガーデンプレイスから出てもいいのだが、土地勘が無い為、迷子になる自信しかない。
歩き疲れてセンター広場のベンチに座っていた。
どうしよう…。また三越でも入ってみようか…?
時間の過ごし方を考えていると、見知らぬ男性が美和の隣に座った。
えっ…?
ベンチ、他にもあるよね…?
居心地が悪くなった美和が立ち上がろうとすると、腕を掴まれた。
美和の顔も、何もかもが固まった。
「ねぇ、今暇なんでしょ?」
「えっ…」
「暇ならオレと遊ぼうよ」
「…!ひ、暇じゃないです」
「でもずっとぶらぶらしてるじゃん?」
「それは…」
見知らぬ人に「修学旅行の待機中です」だなんて言いたくない。
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