36 / 41
第3章:妖狐の嫁
36.裏切り(☆)
しおりを挟む
「さぁ、かけてかけて」
ここは俺達の家の客間。結婚式&披露宴をした所だ。横長で30畳はある。そんな広い部屋の前方付近に向かい合わせで座った。廊下側にリカさんと俺。反対側に薫さん、樹月さん、桂さんの順で。
それから桂さんの提案でお酒を呑むことになった。女中猫又’sがせっせと支度をしてくれる。因みに俺はお茶だ。この世界では15歳ぐらいから呑んでいいことになっているらしいけど、どうにも気が引けて飲酒は控えるようにしていた。
「愛らしいお方だ。まさに兎のようですね」
「……ん?」
桂さんは俺を見ていた。まっ、マジか。ストライクゾーン広過ぎだろ。
「桂? 優太に手を出したら即刻追放だからね」
ヒェッ! 笑顔なのに圧が半端ない。でも、嬉しいな……なんて。
「これは手厳しい。ですが――」
リカさんと桂さんが、俺を巡って舌戦を繰り広げていく。リアクションに困る。なんて思ってたら、樹月さんが薫さんに耳打ちをし出した。薫さんの目線はリカさんの方へ。頷いて、徐に立ち上がった。手には茶色い徳利を持っている。
「兄上、お注ぎしますよ」
「えっ!? ありがと」
薫さんはリカさんと俺の間へ。そのままお酌をし始める。物凄くスムーズで手慣れた感じた。王族でもお酌とか習ったりするんだな。
「夢みたいだ」
「大袈裟ですよ」
リカさんがはにかむ。目尻にはうっすらと涙が滲んでいた。薫さんの表情は俺の方からは見て取れない。少しは嬉しそうだったり、照れくさそうな顔、してたりするのかな。
「あっ! 零れちゃう、よ……?」
リカさんの顔が薫さんの頭で見えなくなる。それと同時にぐぐもった声が。
「へっ?」
キス? いや、まさかな。内心で否定しながらも、俺の頬は強張っていって。
「んっ!? ぅっ……かお……っ」
リカさんが激しく抵抗し始めた。2人はもつれ合って横向きに。薫さんがリカさんを押し倒すような格好になる。
うわっ!? やっぱチューしてた。つーか、深ッ!!! ちゅっ♡なんてレベルの生易しいもんじゃない。ぶっちゅ~っ♡レベルの熱烈なキッスだ。リカさんの口端からは唾液が零れ落ちてて。とっ、とにかく止めないと!
「かっ、薫さん? ヤダな~、酔っぱらっちゃったんです――かっ!?」
伸ばした手が薫さんに触れることはなかった。床に押し倒される。目を開けると天井を背にした桂さんの姿があった。両手は……ダメだ。桂さんのデカい手にガッツリ押さえ込まれてる。身動きが取れない!!
「なっ、何を――っ!?」
銀髪の坊主頭、屈強な体はそのままに桂さんの顔が変化し始めた。目鼻口がぐちゃぐちゃに混ざり合って。かと思えば、散り散りになって1つ1つのパーツを形成していく。
「桂……さん?」
見た目年齢は30代前半に。リカさんと同じぐらいの年頃になった。薄くて素朴な顔立ちから、彫の深いワイルドな顔立ちに。渋いけど、何処かだらしないというか。強烈で芳醇な何かを感じた。
「あぁ゛あっ!!!」
逆さまの視界の中でリカさんが叫び出す。胸を押さえて物凄く苦しそうで。
「リカさん!!!」
「抗いますか。流石ですね」
「おねが……こん、な――!」
薫さんはリカさんの体をうつ伏せに。その上に圧し掛かるような体勢を取った。リカさんの銀色の長い髪が畳の上に広がる。薫さんはそんなリカさんを冷めた目で見下ろしながら、自分の唇を乱暴に拭った。
「~~っ、くそっ!」
リカさんと俺の距離は約1畳(2メートル弱)。こんなに近くにいるのに、俺は何も出来なくて。
「っ!? 君は穂高? 薫の側近の?」
リカさんの視線は俺の方に。俺を拘束している妖狐さんに向いているようだった。まさか。
「はい。ご無沙汰しております、常盤様」
姿だけじゃなくて、名前も偽っていたのか。
「何のために?」
思わず問いかけてしまった。それを受けて桂さんもとい穂高さんがふっと嗤う。
「常盤様に『首輪』をお付けするためです」
「っ! まさか操術」
「よくご存知で」
「父上に命令されたの?」
「いえ、僕の独断です」
「目的は? 私への復讐?」
「手伝っていただきたいことがあるのです」
「何?」
「雨司を滅ぼす手伝いを」
とんでもないことを言い出した。けど、薫さんは変わらず淡々としてて。本気なのか? どうして? だって、雨司は薫さんの国なんだろ?
「雨司は腐敗しきっている。清く正しくあろうとすればするほどに嗤われ、そして虐げられていく」
「薫……」
「滅ぶべきなんですよ、あんな国は」
失敗したんだろうな。雨司を改革しようとして。それで絶望してこんな凶行に。
「早まらないで。薫にならきっと――あぁ゛っ!?」
「御託は結構。とっととその体を明け渡してください」
「やっ……」
「今日から貴方は僕の剣となるのです」
「あっ!? ぁあ゛ああ゛!??」
麻酔なしで内臓や骨を好き勝手に弄られてる。俺の目にはそんなふうに映った。リカさんの金色の瞳がどんどん虚ろになっていく。
「止めて!! 薫さん――ン……っ」
声が出なくなった。呑み込まれた。何に? 分厚くて生温かい。これは……唇?
「んン゛!?」
キスされてる。嘘!? なんで……っ。
「優太!!!」
「んぁっ」
重い。手で作務衣を引っ張ったり足をバタつかせてみるけど、まるでびくともしない。
「ハァ……奥方様……」
「~~っ」
穂高さんの吐息が俺の顔にかかる。酒臭い。唇を畳んで隠すと、顔中に甘ったるいキスを落としてきた。気色悪い!! 嫌だ!!! リカさん以外の人とこんな……っ。
「優太!! 優太!!!」
「っ!」
そうだ。1畳先にはリカさんが。~~っ、お願い。見ないで……っ。
「もういいだろ」
「くっくっく、まだまだこれからでしょ?」
穂高さんは鼻息荒く樹月さんに返すと、Yシャツごとブレザーを掴んで。
「っ!!?」
左右に力任せに引っ張った。ボタンが飛び散る。赤いネクタイも引きちぎられて。犯される。嫌だ。死ぬ気で抵抗しないといけないのに体が動かない。声も出ない。怖い。
「あっ」
穂高さんのデカい手が、俺の胸や腹の辺りを撫で回していく。乳首を摘ままれた。指の腹で擦られて、引っ張られて。やわらかかった乳首が硬くなっていく。俺の意思とは関係なしに。
「食べ頃ですね」
ダメだ。そこは。そこを吸われたら俺は――。
「いただきます」
「優太!!!!」
分厚い肩を押す。だけど、あっさりと押し戻されて。穂高さんの顔が俺の胸に埋まった。
ここは俺達の家の客間。結婚式&披露宴をした所だ。横長で30畳はある。そんな広い部屋の前方付近に向かい合わせで座った。廊下側にリカさんと俺。反対側に薫さん、樹月さん、桂さんの順で。
それから桂さんの提案でお酒を呑むことになった。女中猫又’sがせっせと支度をしてくれる。因みに俺はお茶だ。この世界では15歳ぐらいから呑んでいいことになっているらしいけど、どうにも気が引けて飲酒は控えるようにしていた。
「愛らしいお方だ。まさに兎のようですね」
「……ん?」
桂さんは俺を見ていた。まっ、マジか。ストライクゾーン広過ぎだろ。
「桂? 優太に手を出したら即刻追放だからね」
ヒェッ! 笑顔なのに圧が半端ない。でも、嬉しいな……なんて。
「これは手厳しい。ですが――」
リカさんと桂さんが、俺を巡って舌戦を繰り広げていく。リアクションに困る。なんて思ってたら、樹月さんが薫さんに耳打ちをし出した。薫さんの目線はリカさんの方へ。頷いて、徐に立ち上がった。手には茶色い徳利を持っている。
「兄上、お注ぎしますよ」
「えっ!? ありがと」
薫さんはリカさんと俺の間へ。そのままお酌をし始める。物凄くスムーズで手慣れた感じた。王族でもお酌とか習ったりするんだな。
「夢みたいだ」
「大袈裟ですよ」
リカさんがはにかむ。目尻にはうっすらと涙が滲んでいた。薫さんの表情は俺の方からは見て取れない。少しは嬉しそうだったり、照れくさそうな顔、してたりするのかな。
「あっ! 零れちゃう、よ……?」
リカさんの顔が薫さんの頭で見えなくなる。それと同時にぐぐもった声が。
「へっ?」
キス? いや、まさかな。内心で否定しながらも、俺の頬は強張っていって。
「んっ!? ぅっ……かお……っ」
リカさんが激しく抵抗し始めた。2人はもつれ合って横向きに。薫さんがリカさんを押し倒すような格好になる。
うわっ!? やっぱチューしてた。つーか、深ッ!!! ちゅっ♡なんてレベルの生易しいもんじゃない。ぶっちゅ~っ♡レベルの熱烈なキッスだ。リカさんの口端からは唾液が零れ落ちてて。とっ、とにかく止めないと!
「かっ、薫さん? ヤダな~、酔っぱらっちゃったんです――かっ!?」
伸ばした手が薫さんに触れることはなかった。床に押し倒される。目を開けると天井を背にした桂さんの姿があった。両手は……ダメだ。桂さんのデカい手にガッツリ押さえ込まれてる。身動きが取れない!!
「なっ、何を――っ!?」
銀髪の坊主頭、屈強な体はそのままに桂さんの顔が変化し始めた。目鼻口がぐちゃぐちゃに混ざり合って。かと思えば、散り散りになって1つ1つのパーツを形成していく。
「桂……さん?」
見た目年齢は30代前半に。リカさんと同じぐらいの年頃になった。薄くて素朴な顔立ちから、彫の深いワイルドな顔立ちに。渋いけど、何処かだらしないというか。強烈で芳醇な何かを感じた。
「あぁ゛あっ!!!」
逆さまの視界の中でリカさんが叫び出す。胸を押さえて物凄く苦しそうで。
「リカさん!!!」
「抗いますか。流石ですね」
「おねが……こん、な――!」
薫さんはリカさんの体をうつ伏せに。その上に圧し掛かるような体勢を取った。リカさんの銀色の長い髪が畳の上に広がる。薫さんはそんなリカさんを冷めた目で見下ろしながら、自分の唇を乱暴に拭った。
「~~っ、くそっ!」
リカさんと俺の距離は約1畳(2メートル弱)。こんなに近くにいるのに、俺は何も出来なくて。
「っ!? 君は穂高? 薫の側近の?」
リカさんの視線は俺の方に。俺を拘束している妖狐さんに向いているようだった。まさか。
「はい。ご無沙汰しております、常盤様」
姿だけじゃなくて、名前も偽っていたのか。
「何のために?」
思わず問いかけてしまった。それを受けて桂さんもとい穂高さんがふっと嗤う。
「常盤様に『首輪』をお付けするためです」
「っ! まさか操術」
「よくご存知で」
「父上に命令されたの?」
「いえ、僕の独断です」
「目的は? 私への復讐?」
「手伝っていただきたいことがあるのです」
「何?」
「雨司を滅ぼす手伝いを」
とんでもないことを言い出した。けど、薫さんは変わらず淡々としてて。本気なのか? どうして? だって、雨司は薫さんの国なんだろ?
「雨司は腐敗しきっている。清く正しくあろうとすればするほどに嗤われ、そして虐げられていく」
「薫……」
「滅ぶべきなんですよ、あんな国は」
失敗したんだろうな。雨司を改革しようとして。それで絶望してこんな凶行に。
「早まらないで。薫にならきっと――あぁ゛っ!?」
「御託は結構。とっととその体を明け渡してください」
「やっ……」
「今日から貴方は僕の剣となるのです」
「あっ!? ぁあ゛ああ゛!??」
麻酔なしで内臓や骨を好き勝手に弄られてる。俺の目にはそんなふうに映った。リカさんの金色の瞳がどんどん虚ろになっていく。
「止めて!! 薫さん――ン……っ」
声が出なくなった。呑み込まれた。何に? 分厚くて生温かい。これは……唇?
「んン゛!?」
キスされてる。嘘!? なんで……っ。
「優太!!!」
「んぁっ」
重い。手で作務衣を引っ張ったり足をバタつかせてみるけど、まるでびくともしない。
「ハァ……奥方様……」
「~~っ」
穂高さんの吐息が俺の顔にかかる。酒臭い。唇を畳んで隠すと、顔中に甘ったるいキスを落としてきた。気色悪い!! 嫌だ!!! リカさん以外の人とこんな……っ。
「優太!! 優太!!!」
「っ!」
そうだ。1畳先にはリカさんが。~~っ、お願い。見ないで……っ。
「もういいだろ」
「くっくっく、まだまだこれからでしょ?」
穂高さんは鼻息荒く樹月さんに返すと、Yシャツごとブレザーを掴んで。
「っ!!?」
左右に力任せに引っ張った。ボタンが飛び散る。赤いネクタイも引きちぎられて。犯される。嫌だ。死ぬ気で抵抗しないといけないのに体が動かない。声も出ない。怖い。
「あっ」
穂高さんのデカい手が、俺の胸や腹の辺りを撫で回していく。乳首を摘ままれた。指の腹で擦られて、引っ張られて。やわらかかった乳首が硬くなっていく。俺の意思とは関係なしに。
「食べ頃ですね」
ダメだ。そこは。そこを吸われたら俺は――。
「いただきます」
「優太!!!!」
分厚い肩を押す。だけど、あっさりと押し戻されて。穂高さんの顔が俺の胸に埋まった。
10
あなたにおすすめの小説
転生したら猫獣人になってました
おーか
BL
自分が死んだ記憶はない。
でも…今は猫の赤ちゃんになってる。
この事実を鑑みるに、転生というやつなんだろう…。
それだけでも衝撃的なのに、加えて俺は猫ではなく猫獣人で成長すれば人型をとれるようになるらしい。
それに、バース性なるものが存在するという。
第10回BL小説大賞 奨励賞を頂きました。読んで、応援して下さった皆様ありがとうございました。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる
七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。
だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。
そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。
唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。
優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。
穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。
――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。
獣人の子供が現代社会人の俺の部屋に迷い込んできました。
えっしゃー(エミリオ猫)
BL
突然、ひとり暮らしの俺(会社員)の部屋に、獣人の子供が現れた!
どっから来た?!異世界転移?!仕方ないので面倒を見る、連休中の俺。
そしたら、なぜか俺の事をママだとっ?!
いやいや女じゃないから!え?女って何って、お前、男しか居ない世界の子供なの?!
会社員男性と、異世界獣人のお話。
※6話で完結します。さくっと読めます。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ユィリと皆の動画つくりました! お話にあわせて、ちょこちょこあがる予定です。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
僕だけの番
五珠 izumi
BL
人族、魔人族、獣人族が住む世界。
その中の獣人族にだけ存在する番。
でも、番には滅多に出会うことはないと言われていた。
僕は鳥の獣人で、いつの日か番に出会うことを夢見ていた。だから、これまで誰も好きにならず恋もしてこなかった。
それほどまでに求めていた番に、バイト中めぐり逢えたんだけれど。
出会った番は同性で『番』を認知できない人族だった。
そのうえ、彼には恋人もいて……。
後半、少し百合要素も含みます。苦手な方はお気をつけ下さい。
この世界は僕に甘すぎる 〜ちんまい僕(もふもふぬいぐるみ付き)が溺愛される物語〜
COCO
BL
「ミミルがいないの……?」
涙目でそうつぶやいた僕を見て、
騎士団も、魔法団も、王宮も──全員が本気を出した。
前世は政治家の家に生まれたけど、
愛されるどころか、身体目当ての大人ばかり。
最後はストーカーの担任に殺された。
でも今世では……
「ルカは、僕らの宝物だよ」
目を覚ました僕は、
最強の父と美しい母に全力で愛されていた。
全員190cm超えの“男しかいない世界”で、
小柄で可愛い僕(とウサギのぬいぐるみ)は、今日も溺愛されてます。
魔法全属性持ち? 知識チート? でも一番すごいのは──
「ルカ様、可愛すぎて息ができません……!!」
これは、世界一ちんまい天使が、世界一愛されるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる