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終着点
死闘
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「あがっ」
「おごっ」
全身を強打しながら、何十メートルも飛ばされた。
「ジキル!!」
ナサニエルは、すぐに僕とバラキエルに近づき光の魔術を放った。すると、みるみるうちにケガも治っていく。
「どうやら光の魔術師が厄介みたいだな」
バラキエルは、状況を理解するとすぐにナサニエルに攻撃を定めだした。しかし、ナサニエルは光の盾で防ぐ。けれども、魔力を消耗するのか、ナサニエルの額には汗が浮かんでいた。
今のうちに、バラキエルを攻撃するしかない。近距離から魔力を打ち込もう。
ベリアルと同時に2方向から、バラキエルに近づいていく。すぐにバラキエルからも黒い鞭みたいな攻撃が来るが、それをかわしながら進んでいく。
剣が届く距離になると、バラキエルも紫色に光る剣を抜いて、僕とベリアルを同時に相手にしていく。
「くっ」
何度も打ち込むが、まるで遊ぶように流されてしまう。
数回打ち込んでいるとき、ナサニエルの放った光の弓がバラキエルの肩に命中した。
「ぐあっ。このクソガキが!!」
怒りに任せてバラキエルが、黒炎を放つとナサニエルは盾ごと吹っ飛んで動かなくなった。
「ナサニエル!!くそおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
僕が切りかかった瞬間、ベリアルが近距離で「ケラヴィウス!!!」と呟き雷を放つが、バラキエルが生み出した黒炎とぶつかり合う。そして、バラキエルは、僕からの攻撃も、左手に持ちかえた剣によって防いでいる。
「目障りだな」
バラキエルは、力を込めて僕を吹き飛ばした。
そして、ベリアルに更に魔力をぶつけるとベリアルが壁にぶつかって倒れた。
「ベリアル!!!」
「何がカラドボルグだ……」
バラキエルは、ベリアルに向かって大きく剣を振りかぶる。
「やめろおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
そう叫ぶが、バラキエルは、ベリアルの右腕を切り落とした。
「うぐっ」
今度は、左腕も切り落とした。
そして、切り落とした両腕をボールみたいに空へ投げ捨てる。
「……ったく。お前の祖先が存在しなければ、よかったのに」
「どういう意味だ?」
そう聞くと、呆れたように振り返って僕の方を見てきた。
「知らないのか。ベリアルの名前は、ベリアル・カラドボルグだ。カラドボルグといえば……うがあああああああああああああああああああああ!!!」
血まみれのベリアルが口で剣をくわえながらバラキエルの胸部を刺していた。僕も最後の気力を振り絞って、炎の魔力を出してベリアルに当てるが、すぐに黒炎により消される。
胸部に剣を刺されたまま、バラキエルは両腕を失ったベリアルを蹴り上げる。ベリアルは、剣から口を離したが、目をギラギラとさせながらバラキエルを睨みつける。
バラキエルはベリアルの首に手をかけた。そして、そのままベリアルから生気を吸い上げていく。
「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
断末魔の叫び声をあげながら、ベリアルはミイラへとなっていった。
そして、バラキエルは、コツコツと足音を立てながら、今度は僕の方へと近づいてきた。
「全く。君たちには油断できないね。次は、君を殺す」
「……あっそう」
ああ……。僕はようやく死ぬのか。
遠い昔、何度も思い出した記憶がよみがえる。
『ジキル。貴方は入ってきちゃダメよ。母さんの言いつけを守るのよ』
そんな母さんの言葉が忘れられなかった。そして、母さんと妹のティナは伝染病で死んだ。僕は死ぬ機会を一人だけ逃した。思えばずっと家族の中で、自分だけ生き残ってしまったことが後ろめたかった。だけど、ようやくその痛みから解放されるのだろう。死んだら、母さん、父さん、ティナに会えるかもしれない。
「君は随分死にたそうな目をしているね。そんなに死にたいのなら、殺すことはやめよう。その代わり君を拷問していこう。君の指を一本、一本折っていこう。腕や足を切り落としていくのもいいかもしれない。目の玉をえぐりだし、その柔らかい皮膚に切り傷をつけていくのもいいかもしれない」
次の瞬間、ガツリッと音がして頬を殴られていた。
「おごっ」
全身を強打しながら、何十メートルも飛ばされた。
「ジキル!!」
ナサニエルは、すぐに僕とバラキエルに近づき光の魔術を放った。すると、みるみるうちにケガも治っていく。
「どうやら光の魔術師が厄介みたいだな」
バラキエルは、状況を理解するとすぐにナサニエルに攻撃を定めだした。しかし、ナサニエルは光の盾で防ぐ。けれども、魔力を消耗するのか、ナサニエルの額には汗が浮かんでいた。
今のうちに、バラキエルを攻撃するしかない。近距離から魔力を打ち込もう。
ベリアルと同時に2方向から、バラキエルに近づいていく。すぐにバラキエルからも黒い鞭みたいな攻撃が来るが、それをかわしながら進んでいく。
剣が届く距離になると、バラキエルも紫色に光る剣を抜いて、僕とベリアルを同時に相手にしていく。
「くっ」
何度も打ち込むが、まるで遊ぶように流されてしまう。
数回打ち込んでいるとき、ナサニエルの放った光の弓がバラキエルの肩に命中した。
「ぐあっ。このクソガキが!!」
怒りに任せてバラキエルが、黒炎を放つとナサニエルは盾ごと吹っ飛んで動かなくなった。
「ナサニエル!!くそおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
僕が切りかかった瞬間、ベリアルが近距離で「ケラヴィウス!!!」と呟き雷を放つが、バラキエルが生み出した黒炎とぶつかり合う。そして、バラキエルは、僕からの攻撃も、左手に持ちかえた剣によって防いでいる。
「目障りだな」
バラキエルは、力を込めて僕を吹き飛ばした。
そして、ベリアルに更に魔力をぶつけるとベリアルが壁にぶつかって倒れた。
「ベリアル!!!」
「何がカラドボルグだ……」
バラキエルは、ベリアルに向かって大きく剣を振りかぶる。
「やめろおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
そう叫ぶが、バラキエルは、ベリアルの右腕を切り落とした。
「うぐっ」
今度は、左腕も切り落とした。
そして、切り落とした両腕をボールみたいに空へ投げ捨てる。
「……ったく。お前の祖先が存在しなければ、よかったのに」
「どういう意味だ?」
そう聞くと、呆れたように振り返って僕の方を見てきた。
「知らないのか。ベリアルの名前は、ベリアル・カラドボルグだ。カラドボルグといえば……うがあああああああああああああああああああああ!!!」
血まみれのベリアルが口で剣をくわえながらバラキエルの胸部を刺していた。僕も最後の気力を振り絞って、炎の魔力を出してベリアルに当てるが、すぐに黒炎により消される。
胸部に剣を刺されたまま、バラキエルは両腕を失ったベリアルを蹴り上げる。ベリアルは、剣から口を離したが、目をギラギラとさせながらバラキエルを睨みつける。
バラキエルはベリアルの首に手をかけた。そして、そのままベリアルから生気を吸い上げていく。
「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
断末魔の叫び声をあげながら、ベリアルはミイラへとなっていった。
そして、バラキエルは、コツコツと足音を立てながら、今度は僕の方へと近づいてきた。
「全く。君たちには油断できないね。次は、君を殺す」
「……あっそう」
ああ……。僕はようやく死ぬのか。
遠い昔、何度も思い出した記憶がよみがえる。
『ジキル。貴方は入ってきちゃダメよ。母さんの言いつけを守るのよ』
そんな母さんの言葉が忘れられなかった。そして、母さんと妹のティナは伝染病で死んだ。僕は死ぬ機会を一人だけ逃した。思えばずっと家族の中で、自分だけ生き残ってしまったことが後ろめたかった。だけど、ようやくその痛みから解放されるのだろう。死んだら、母さん、父さん、ティナに会えるかもしれない。
「君は随分死にたそうな目をしているね。そんなに死にたいのなら、殺すことはやめよう。その代わり君を拷問していこう。君の指を一本、一本折っていこう。腕や足を切り落としていくのもいいかもしれない。目の玉をえぐりだし、その柔らかい皮膚に切り傷をつけていくのもいいかもしれない」
次の瞬間、ガツリッと音がして頬を殴られていた。
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