29 / 36
29 親しき中にも礼儀あり
しおりを挟む
村々を見てまわり、町に帰ったのは、太陽が真上に来た頃だろう。
雪もやんでいます。
「カーラ! もう心配したんだからね」
ノアが、飛んで来ました。
「あら? 目の下のくまがとれてる」
「うん! 私って寝不足だけはダメダメみたいです。今日は頑張りますね」
「今日はカーラの出番はないかもね~」
何やらノアがもったいぶる。
「ヴェルジュ様がいらっしゃったよ」
話したくて仕方がなかったのだろう、ノアはすぐに口をわった。
聞いてすぐに駆け出した。
もう、一目散に教会に向かう。
会いたい人がそこにいました。
白く長い髪の美しい白の聖女様が、人々の間をまわり、声をかけていた。
ヴェルジュは私に気付き、口元を僅かに動かしたが、そのまま患者さんの様子を診ている。
「その場にいらっしゃるだけで、癒されます~」
それは、聖職者ギルドから来た女の子だ。
「私はシシリー。あなたの事を褒めていらっしゃったわよ」
「カーラです。誰がですか?」
「白の聖女様に決まっているじゃない。いいな~。他にも聖女様はいらっしゃるのだけど、私は、白の聖女様が一番好きなの」
嬉しいです。
私を、褒めてくれたこともだけど、ヴェルジュを好きと言ってくれた事が、自分の事のように心が暖かくなる。
「でも、私たちがおいそれと、声をかけていいんじゃないからね。」
それは聖職者ギルドでの上下関係だろう。
治癒師見習いや、ベテラン治癒師も、首を垂れていた。
親しき中にも礼儀ありか・・・。
ここでは、私は、治癒師見習いです。
どんなに親しい間柄でも、礼儀を忘れてはならないって事なんだな。
寂しく思う。
今すぐにでも飛んで行って、抱っこして欲しい。
だけど、ヴェルジュはお仕事で来ているのだ。
お仕事ならば、ゴールドカードのヴェルジュは雲の上の白の聖女様なのだから。
「あの・・僕を助けてくれた治癒師ですか?」
声をかけられて振り向けば、あの金髪の男の子がいた。
青い綺麗な瞳だな~って思います。
「危なかったですね。どこも痛い所とか、気分が悪い所とかは無いですか?」
「はい。ありがとうございます。」
「それじゃ、栄養をとって、もう少しゆっくり休んでください」
にっこりと微笑む。
「いえ、すぐに僕は皆の役に立たなきゃいけません」
「・・・・そうですか」
なんて言うのか・・責任感が強い方です。
まぁ、本人がしたいなら、どうぞですけど。
「僕は幼い子供を助けることができました。」
・・そのかわりに自分が死にかけていましたが。
「何も出来ない無能と・・ですが自分にも出来ました」
「はぁ・・」
なんか・・
「あの・・」
「はい」
「幼い子供を助けようとした勇気は、素晴らしいです。ですが、その為に貴方が死んだら、助けられた者は辛いですよ。ずっと貴方のそばで泣いていた優しい人の事を忘れないで下さい」
それはヴェルジュを救うつもりが、自分の魔力を使い過ぎてぶっ倒れた自身の経験だ。
尊い自己犠牲は、相手に悲しみを残す物になるかもしれない。
「・・・・・。」
「自己犠牲を美化してはいけません。常に貪欲に生きる! 一人では無理でも皆の力で乗り越えていく。それが冒険者ですから」
何を私は、言っているのだろう。
ただ死んではそこで終わりって言いたい。
「レグルスです。レグルス・グラディウス。赤の聖女様」
「違うし・・違います。私は、カーラ。今は治癒師見習いです。冒険者がメイン。」
「冒険者ですか・・。では、また」
レグルスは、綺麗な礼をし、教会を出て行った。
「まだまだ若いの~。じゃが、あの小僧は、中々の伸びしろじゃぞ」
「そうなの?」
「ちらっと見えたが、アイアンカードかの?聖騎士と言うのじゃな」
リズはよく見ています。
アイアンカードもピンからキリまでいます。
身なりも良さそうだったし、お坊ちゃまかもね。
「カーラ、ヴェルジュ様と話した?」
ノアが自身の弓矢を持ち教会の中に来た。
「ヴェルジュはお仕事中です。私達は、裏方仕事で頑張ろう」
「じゃ、狩りにでも行こう。まだ生産職ギルドの応援も来ないから」
ミィーシャさんが、連れて来るだろう木工師や、鍛冶師達が遅れている。
ってか、私達が、ヘルヴォルの爆走で、早く到着しただけだけどね。
そのお陰で、あのレグルスも救えたのは間違いじゃない。
「スパイシーケルウスを所望するぞ」
「いたらね」
「いたらいいよね」
雪原でスパイシーケルウスがいるのかは疑問だが、ミラーのように、美味しい料理は出来ず、ヴェルジュが来たのなら、自分達には出番はない。
材木運びとかも、生産職ギルド人が来て、指示してもらわないといけないし。
そう、やることがなかったのです。
だったら、狩りでもし、食材はいくらあっても良いと思います。
「何処に行く?」
「ヘルヴォルか~。スパイシーケルウスを狩るのじゃ~」
リズは大好物だとテンションを上げる。
「付き添う・・ビッグハニーも狩りたい」
雪原に絶対にいないだろうと思う。
真っ白な雪原が広がり、雪の山脈が見えます。
「あの山脈の向こう側が、セラス王国よ。」
「そうなの~」
「行った事はないけどね」
まだ知らない世界が広がっている。
ルリジオン神国だってプラトーの街と、今いるワースティアの街って言っても、この半壊の町しか知らないもんね。
「この街って言うか、ここはグラディウス辺境伯が治めているんだよ」
「ノアって物知りです」
「一応小さい村でも、教会に行けば、読み書きや、計算とか教えてくれたんだよ。カーラも行ったでしょう?」
「私は、魔法とかはヴェルジュで、戦い方とかはシグルーン。一般常識はロイ爺さんかな」
ノアは「はいはい」と流した。
「まだかの~。スパイシーケルウスは、いないのかの~」
肩の上で、リズは雪原を見る。
どこもかしこも真っ白で、鳥すら飛んでいない。
「・・静かすぎる」
本当の姿はフェンリルだからか、ヘルヴォルの耳がピクピクしていた。
「吹雪いていないから?」
「カーラ、それだと獣や鳥くらいいるはずよ」
目を凝らす。
小動物くらい餌を探しにいてもいいだろう。
「雪うさぎみ~け!」
真っ白な雪うさぎが、跳ねた。
指をさし、ノア達に知らせる。
「雪うさぎって?」
「真っ白なうさぎよ。うさぎって食べれるよね?」
「それは旨いのか~。わらわは知らぬぞ」
うさぎを知らない?
「耳が長くて、ぴょんぴょん」
両手で、うさぎの耳に見立て、うさぎ跳びをして見せる。
するとノアは顔を引きつらせる。
えっ!?
引きつるほど、うさぎのモノマネは可愛くなかったのだろうかと、ショックを受けてしまったわ。
「それはトワンティーレプスだろう」
「魔獣なの?」
「あぁ・・」
雪うさぎで良いのではないのか?
見た目は雪うさぎだよ。
「あれは集団で来るのよぉぉぉーーー! 逃げなきゃ食べられる」
わたわたとノアが恐怖しだした。
「うさぎって草食動物だよね」
「肉食だから! 何を言っているのよ。トワンティーレプスを討伐するなら、もっと大勢でかからなきゃ無理」
ノアは肉食だと言う、うさぎについて説明してくれた。
炎の魔法は効果抜群だが、トワンティーレプスの毛皮は最高品だそうです。
ラビットファーですから、そうでしょう。
その肉も、最高との事。
だが、素材を傷めず、倒すとなると、凶暴うさぎは、とても危険極まりない。
肉食だから、集団で、襲われたらあっという間に骨も残らないそう。
「そんなに旨いのか~。スパイシーケルウスとどっちが旨いのかの~。」
「リズさん! その前に食べられるから」
「ラビットファーで、寝袋を作ったら、いつでも極上の眠りかも・・」
「カーラ! 大群なんだからね」
ノアが青筋を立てていた。
「よく見て、雪と同じように見えるけど、あれはモンスターだからね」
雪原を見ると、動いていた。
「・・このままでは町に行くか」
ボソッとヘルヴォルが言う。
それって非常にヤバいでしょう!
雪もやんでいます。
「カーラ! もう心配したんだからね」
ノアが、飛んで来ました。
「あら? 目の下のくまがとれてる」
「うん! 私って寝不足だけはダメダメみたいです。今日は頑張りますね」
「今日はカーラの出番はないかもね~」
何やらノアがもったいぶる。
「ヴェルジュ様がいらっしゃったよ」
話したくて仕方がなかったのだろう、ノアはすぐに口をわった。
聞いてすぐに駆け出した。
もう、一目散に教会に向かう。
会いたい人がそこにいました。
白く長い髪の美しい白の聖女様が、人々の間をまわり、声をかけていた。
ヴェルジュは私に気付き、口元を僅かに動かしたが、そのまま患者さんの様子を診ている。
「その場にいらっしゃるだけで、癒されます~」
それは、聖職者ギルドから来た女の子だ。
「私はシシリー。あなたの事を褒めていらっしゃったわよ」
「カーラです。誰がですか?」
「白の聖女様に決まっているじゃない。いいな~。他にも聖女様はいらっしゃるのだけど、私は、白の聖女様が一番好きなの」
嬉しいです。
私を、褒めてくれたこともだけど、ヴェルジュを好きと言ってくれた事が、自分の事のように心が暖かくなる。
「でも、私たちがおいそれと、声をかけていいんじゃないからね。」
それは聖職者ギルドでの上下関係だろう。
治癒師見習いや、ベテラン治癒師も、首を垂れていた。
親しき中にも礼儀ありか・・・。
ここでは、私は、治癒師見習いです。
どんなに親しい間柄でも、礼儀を忘れてはならないって事なんだな。
寂しく思う。
今すぐにでも飛んで行って、抱っこして欲しい。
だけど、ヴェルジュはお仕事で来ているのだ。
お仕事ならば、ゴールドカードのヴェルジュは雲の上の白の聖女様なのだから。
「あの・・僕を助けてくれた治癒師ですか?」
声をかけられて振り向けば、あの金髪の男の子がいた。
青い綺麗な瞳だな~って思います。
「危なかったですね。どこも痛い所とか、気分が悪い所とかは無いですか?」
「はい。ありがとうございます。」
「それじゃ、栄養をとって、もう少しゆっくり休んでください」
にっこりと微笑む。
「いえ、すぐに僕は皆の役に立たなきゃいけません」
「・・・・そうですか」
なんて言うのか・・責任感が強い方です。
まぁ、本人がしたいなら、どうぞですけど。
「僕は幼い子供を助けることができました。」
・・そのかわりに自分が死にかけていましたが。
「何も出来ない無能と・・ですが自分にも出来ました」
「はぁ・・」
なんか・・
「あの・・」
「はい」
「幼い子供を助けようとした勇気は、素晴らしいです。ですが、その為に貴方が死んだら、助けられた者は辛いですよ。ずっと貴方のそばで泣いていた優しい人の事を忘れないで下さい」
それはヴェルジュを救うつもりが、自分の魔力を使い過ぎてぶっ倒れた自身の経験だ。
尊い自己犠牲は、相手に悲しみを残す物になるかもしれない。
「・・・・・。」
「自己犠牲を美化してはいけません。常に貪欲に生きる! 一人では無理でも皆の力で乗り越えていく。それが冒険者ですから」
何を私は、言っているのだろう。
ただ死んではそこで終わりって言いたい。
「レグルスです。レグルス・グラディウス。赤の聖女様」
「違うし・・違います。私は、カーラ。今は治癒師見習いです。冒険者がメイン。」
「冒険者ですか・・。では、また」
レグルスは、綺麗な礼をし、教会を出て行った。
「まだまだ若いの~。じゃが、あの小僧は、中々の伸びしろじゃぞ」
「そうなの?」
「ちらっと見えたが、アイアンカードかの?聖騎士と言うのじゃな」
リズはよく見ています。
アイアンカードもピンからキリまでいます。
身なりも良さそうだったし、お坊ちゃまかもね。
「カーラ、ヴェルジュ様と話した?」
ノアが自身の弓矢を持ち教会の中に来た。
「ヴェルジュはお仕事中です。私達は、裏方仕事で頑張ろう」
「じゃ、狩りにでも行こう。まだ生産職ギルドの応援も来ないから」
ミィーシャさんが、連れて来るだろう木工師や、鍛冶師達が遅れている。
ってか、私達が、ヘルヴォルの爆走で、早く到着しただけだけどね。
そのお陰で、あのレグルスも救えたのは間違いじゃない。
「スパイシーケルウスを所望するぞ」
「いたらね」
「いたらいいよね」
雪原でスパイシーケルウスがいるのかは疑問だが、ミラーのように、美味しい料理は出来ず、ヴェルジュが来たのなら、自分達には出番はない。
材木運びとかも、生産職ギルド人が来て、指示してもらわないといけないし。
そう、やることがなかったのです。
だったら、狩りでもし、食材はいくらあっても良いと思います。
「何処に行く?」
「ヘルヴォルか~。スパイシーケルウスを狩るのじゃ~」
リズは大好物だとテンションを上げる。
「付き添う・・ビッグハニーも狩りたい」
雪原に絶対にいないだろうと思う。
真っ白な雪原が広がり、雪の山脈が見えます。
「あの山脈の向こう側が、セラス王国よ。」
「そうなの~」
「行った事はないけどね」
まだ知らない世界が広がっている。
ルリジオン神国だってプラトーの街と、今いるワースティアの街って言っても、この半壊の町しか知らないもんね。
「この街って言うか、ここはグラディウス辺境伯が治めているんだよ」
「ノアって物知りです」
「一応小さい村でも、教会に行けば、読み書きや、計算とか教えてくれたんだよ。カーラも行ったでしょう?」
「私は、魔法とかはヴェルジュで、戦い方とかはシグルーン。一般常識はロイ爺さんかな」
ノアは「はいはい」と流した。
「まだかの~。スパイシーケルウスは、いないのかの~」
肩の上で、リズは雪原を見る。
どこもかしこも真っ白で、鳥すら飛んでいない。
「・・静かすぎる」
本当の姿はフェンリルだからか、ヘルヴォルの耳がピクピクしていた。
「吹雪いていないから?」
「カーラ、それだと獣や鳥くらいいるはずよ」
目を凝らす。
小動物くらい餌を探しにいてもいいだろう。
「雪うさぎみ~け!」
真っ白な雪うさぎが、跳ねた。
指をさし、ノア達に知らせる。
「雪うさぎって?」
「真っ白なうさぎよ。うさぎって食べれるよね?」
「それは旨いのか~。わらわは知らぬぞ」
うさぎを知らない?
「耳が長くて、ぴょんぴょん」
両手で、うさぎの耳に見立て、うさぎ跳びをして見せる。
するとノアは顔を引きつらせる。
えっ!?
引きつるほど、うさぎのモノマネは可愛くなかったのだろうかと、ショックを受けてしまったわ。
「それはトワンティーレプスだろう」
「魔獣なの?」
「あぁ・・」
雪うさぎで良いのではないのか?
見た目は雪うさぎだよ。
「あれは集団で来るのよぉぉぉーーー! 逃げなきゃ食べられる」
わたわたとノアが恐怖しだした。
「うさぎって草食動物だよね」
「肉食だから! 何を言っているのよ。トワンティーレプスを討伐するなら、もっと大勢でかからなきゃ無理」
ノアは肉食だと言う、うさぎについて説明してくれた。
炎の魔法は効果抜群だが、トワンティーレプスの毛皮は最高品だそうです。
ラビットファーですから、そうでしょう。
その肉も、最高との事。
だが、素材を傷めず、倒すとなると、凶暴うさぎは、とても危険極まりない。
肉食だから、集団で、襲われたらあっという間に骨も残らないそう。
「そんなに旨いのか~。スパイシーケルウスとどっちが旨いのかの~。」
「リズさん! その前に食べられるから」
「ラビットファーで、寝袋を作ったら、いつでも極上の眠りかも・・」
「カーラ! 大群なんだからね」
ノアが青筋を立てていた。
「よく見て、雪と同じように見えるけど、あれはモンスターだからね」
雪原を見ると、動いていた。
「・・このままでは町に行くか」
ボソッとヘルヴォルが言う。
それって非常にヤバいでしょう!
0
あなたにおすすめの小説
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
家の庭にダンジョンができたので、会社辞めました。
希羽
ファンタジー
都内のブラックIT企業で働く社畜・佐藤健太(27歳)。
手取り18万、残業100時間。唯一の資産は、亡き祖母から相続した郊外のボロ戸建てだけ。
「このまま死ぬのかな……」
そう絶望していたある夜、庭の物置の裏に謎の穴が出現する。
そこは、なぜか最弱モンスターしか出ないのに、ドロップアイテムだけは最高ランクという、奇跡のボーナスダンジョンだった。
試しにスライムを叩いたら、出てきた宝石の査定額はなんと――【1,000,000円】。
「……え、これ一個で、俺の年収の3分の1?」
スマホアプリで即換金、ドローン配送で手間いらず。
たった10分の庭仕事で5000万円を稼ぎ出した健太は、翌朝、上司に辞表を叩きつけることを決意する。
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる