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題1章 幼少期
7話「モグモグタイムと真面目な話」
しおりを挟むアヤノ「みんな、おっそ~い!はやくたべよ!」
カルロ「ごめんね、待たせちゃって」
クレア「1人で待てて偉いな!」
アヤノ「えへん!」
カルロ「それじゃ、いただきますしようか」
~~~~~~~~~~~~~~~
本日のお昼ご飯
・白ごはん
・豚の生姜焼き
・キャベツとニラの炒めもの
~~~~~~~~~~~~~~~~
全員「「「「いただきます」」」」
モグモグ...
ニーナ「相変わらず、カルロさんは料理が上手ですね」
カルロ「いえいえ、そんな事ないですよ。
アヤノが育ち盛りなので自然と腕は上がったかもしれませんがね」
クレア「オレは料理苦手だから、すげぇよ」
モグモグ...
カルロ「時間があれば料理、教えましょうか?」
クレア「店の方と相談しながらお願いしようかな」
カルロ「えぇ、お待ちしてますね」
アヤノ「わたしも、おりょうり、やりた~い!」
カルロ「アヤノはまだお料理早いから、まずはお手伝いからね」
アヤノ「むぅぅ...」
カルロ「包丁とか刃物を使うからね。
危ないからアヤノがもう少し大きくなったらね?」
ニーな「お手伝いを頑張れば、そのうち料理をさせてもらえますよ」
アヤノ「がんばる!」
全員「「「「ごちそうさまでした」」」」
~~~お片付け後~~~~~~~
カルロ「それじゃ、ちょっと真面目な話をしましょうか」
クレア「アヤノの【加護】についてだな?」
アヤノ「わたしの?」
ニーナ「そうですよ~。アヤノちゃんの【加護】は特別ですからね」
カルロ「まず、アヤノは『魔物の言葉を理解する』能力があることが分かったから、
もしかしたら『魔物と会話をする』ことができるかもしれません」
アヤノ「あのごぶりんさんと、おしゃべりできるの?」
クレア「その可能性は高いかもしれないって話さ」
ニーナ「魔物をも操れる「人形師」ならありえない話ではないですね」
カルロ「あくまでも憶測の域ですから、実際にやってみないとわかりませんがね」
クレア「やりたいのはやまやまだが、それだとアヤノを危険に晒すことになるな」
カルロ「そこは私の「結界師」の力でなんとかしますよ」
ニーナ「カルロさんの結界でしたら、安心ですね」
アヤノ「わたし、ごぶりんさんと、おしゃべりしたい!」
クレア「アヤノがこう言ってるし、やらせるだけやらせてみるか」
アヤノ「やった~!」
カルロ「でもやるのは、明日からだぞ」
アヤノ「なんで?」
ニーナ「そうですね。
1日に何回も町の外に行くのは疲れるでしょ?
だから、今日はいろいろお話しして、明日何やるか準備するんですよ」
アヤノ「わたし、いける!」
カルロ「そういって、昨日すぐ寝ちゃったのは誰かな?」
アヤノ「むむぅ...」
カルロ「自分じゃ気づかないだけで、結構疲れてるものだからね」
アヤノ「あしたは、かならず、ごぶりんさんと、おしゃべりする!」
クレア「その意気だぞ~」
カルロ「そのための作戦会議をこれからするよ」
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