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題1章 幼少期
8話「作戦会議」
しおりを挟むカルロ「まず、前提としてアヤノに言っておく。
必ずしも同じゴブリンとは出会えないってことはわかってほしい」
アヤノ「どうして?」
カルロ「あそこにたまたま、居合わせた可能性が高いからな。
まぁ、アヤノがゴブリンを人間と同じように顔を識別できるなら、話は別だがな」
アヤノ「...しきべつ?」
ニーナ「アヤノちゃん、私達の顔は皆いっしょかな?」
アヤノ「みんな、ちがう!」
ニーナ「でしょ?私達は人間に対しては、皆違う顔してるって分かるの。
でもゴブリンのような魔物はみ~んな同じ顔に見えるの」
アヤノ「そうなの?ゴブリンさん、みんなちがうかおしてた!」
カルロ「なるほど。だとしたら、同じ個体のゴブリンを見けられるかもしれないな。
アヤノ、修行の一環として今日見かけたゴブリンを探してみるか?」
アヤノ「わたし、がんばってさがす!」
クレア「とりあえずは、同じ個体を探すってことでいいな」
カルロ「第一の目標はそうですね」
ニーナ「できたらコンタクトして意思疎通ができればいいですね」
カルロ「アヤノの言葉が向こうに通じればと願うばかりですよ」
クレア「あわよくば、言霊がわかるかもしれないな」
ニーナ「アヤノちゃんのことなので、優しい言霊になるかもしれないですね」
アヤノ「わたしのことだま、なんだろな~。
わたしも、はやくみんなみたいに、つかいたい!」
クレア「憧れるのはいいけど、悪いことに使っちゃだめだからな?」
アヤノ「はーい!」
カルロ「とりあえず明日の方向性としては、
まず、今日見かけた同じ個体のゴブリンを見つけるまで探す。
そしてコンタクトをとり、意思疎通を試みる、ですね」
クレア「言霊もわかれば、ラッキーって感じだな」
カルロ「そうですね。
他にも現地で試せそうなことが見つかれば色々試していきましょう」
ニーナ「わかりました」
~~玄関前~~~~~~
カルロ「今日はありがとうございました。ほら、アヤノも」
アヤノ「ありがとーございました!」
ニーナ「いえいえ。こちらこそ驚きの連続でしたし、楽しかったですよ」
クレア「だな。また明日も頼むな」
カルロ「それはこちらのセリフですよ」
クレア「明日は朝からでいいな?」
カルロ「はい、朝からまたお願いしますね」
アヤノ「おねがいします!」
クレア「了解。それじゃ、またな~」
ニーナ「アヤノちゃん、またね」
アヤノ「くれあおねーちゃん、にーなおねーちゃん、またね!」
[ごめんなさい、今回は少し短くなっちゃいましたm(_ _)m]
[短くなった分、次回長めに書きますので、許してくださいませ(T_T)]
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