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第17話【あんたをぶっ飛ばす!】
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あらすじ:朝起きたら集めた素材で防具や武器ができあがっていた。目立つから冒険者になると秀吉が言うと2人は笑ったのを怒り2人と賭けを約束した。そして秀吉は1人で冒険者ギルドに入るが…
ディーバは秀吉に訪ねる。
「決闘だぁ?嫌だね!何でしなきゃ行けねぇ~んだよめんどくせぇ」
秀吉は手首をヒラヒラと振る。すると
「ガキが!ふざけやがって!ディーバ副長!このクソガキと決闘する事を容認してくれ。」
副長?このモリモリした兄さんって偉いのかぁ?
「ダメだ。彼が容認しない限り決闘、私闘は禁止だ。」
「しかし!ディーバ副長!」
「やかましいわぁ!」
流石にイライラした秀吉は大声で怒声を浴びせる。
「あんた一丁前の冒険者のくせに駄々っ子見たく見苦しんだよ!!なんだぁ!?俺と決闘がしたいだぁ!?ふざけんなぁ!!!冒険者ギルドって場所はそこらの子供にケンカ売る集団かぁ!そんなつまんねぇー場所に俺はぁ登録しようとしてたのかぁ!?違うだろーがぁ!!冒険者って奴は信念を持って無謀でも立ち向かう者じゃねーのかぁ!!!…興ざめだよ。」
秀吉は言い終わるとスタスタと入り口に歩いて行く。するとリファスが入り口で仁王立ちして立ち塞ぐ。
「…今度はなんだぁよ?」
「随分と耳の痛いこと言ってくれるじゃないの?でも私は冒険者。信念を持って貴方を止めてるの。」
「じゃあ俺はぁどうすらゃーいいんだよ!」
「私と決闘してくれない?」
「だからさっきから…」
秀吉はリファスの力強い眼を見て考えた。
「…気が変わった。あんたぁの眼は説得力あんなぁ。いいなぁオイ。決闘しようか!」
秀吉はニヤリとしながらリファスを見る。
「私は甘くないわよ。だけど負けて泣いても許してあげるわよ子供なんだから。」
「おー怖ぇーな。」
秀吉は茶化しながらリファスの後をついていく。受付を過ぎて奥に向かうとヨーロッパのコロシアムの会場のように周りを観客席を配置しているフロアが現れた。その中央に広く円になった場所に秀吉とリファスが対立する。
「ん~目立っていい場所だなぁ。」
「のんきな子ね。これから闘うのよ?」
すると秀吉は眼を閉じて一息して眼を開ける。リファスは次の瞬間ヒシヒシと秀吉の気迫が襲う。
「のんきだぁ?決闘後にそう言ってられたらいいなぁ」
リファスが剣を抜き腰を下げて構える。対して秀吉は肘を内側に絞り、ボクサースタイルを取る。どこからかゴォ~ンとドラみたいな音が鳴らされた。
開始直後、リファスが一蹴りで距離を詰めて秀吉めがけて剣を突き刺す。が秀吉は首を横に曲げてリファスの突きだした腕を掴んでいる。
「なんだぁ?その狩る気もねぇー突きは!舐めてやがるのかぁ?」
秀吉は素早く回転してリファスの鎧めがけて回し蹴りを炸裂した。
「ぐっ、ならば!」
自分の剣に呪文を唱えてピキピキと氷結し始める。
「オオ!凍った!魔法かぁ!スゲー。」
喜ぶ秀吉を無視して斬りつける。秀吉は手甲で受け止める。
「いい防具じゃない!でもまだまだ!」
さらに斬りつけるスピードをあげて斬りつけるが秀吉の手甲でガードされる。
「はっ、やあ!」
リファスの腰が上に浮いた瞬間、秀吉はしゃがみ足払いを決める。バランスを崩したリファスは地面に転ぶ。
「オイ、あのリファスが圧されてる?」
「マジかよ。あり得ない。」
ギャラリーと化した冒険者がざわつく。
「よくも!許さない!」
リファスは立ちあがり左手を横に伸ばすと今持っている剣と似た氷の剣がピキピキと造られた。
「いいぜぇいいぜぇ!いいなぁオイ!!」
秀吉も歯を剥き出しに笑いリファスを見るとバックステップをして距離を空ける。
「こっからが本番!…スゥ…フゥ…。」
秀吉は冷静に呼吸を静かに整える。すると
「ピー…静気発動。これよりステータスが上昇します。」
秀吉の頭の中でアナウンスがなり全身を青いオーラが包み込む。
「隙あり!えっ!?」
秀吉の右肩を刺したと思ったが姿がなく代わりに剣を突き出した右側の鎧から痛みが走る。
「残念。せぇや!」
秀吉の右フックが決まっていた。
「ま、まだよ!はっ!」
腕を振り斬りつけるとそこには秀吉の姿がなく次は左側から痛みが襲う。
「痛っ!えっ?なぜ」
「決闘中だぁ。ねーちゃんよぉ!」
秀吉の拳が咄嗟にガードした氷の剣を砕き割った。
「なっ!?魔法剣が壊された!?」
「ぶっ飛べ!」
秀吉の蹴りが襲う瞬間、突如秀吉はパタンと倒れた。
「ギュルルル~。」
秀吉のお腹から盛大に鳴り響く。
「か~腹ペコだぁ~。何でだよ?」
秀吉の頭の中でアナウンスが鳴る。
「ピー…静気使用により空腹蓄積度が上がります。」
マジかよ!腹に全然力が入らねぇ!決闘中なのにぃ…あっ。
秀吉の目の前に剣を構えたリファスが立っていた。
「勝負はまだする?腹ペコさん。」
「ハハハ…参った。」
こうして異世界での初の決闘は秀吉の腹ペコにより戦闘不能と間抜けな幕切れとなった。
だが周りで秀吉の闘いを見た冒険者は…
「あれは本当に子供なのか?」
「恐ろしいな。」
ザワザワと秀吉の評価を話していた。
ディーバは秀吉に訪ねる。
「決闘だぁ?嫌だね!何でしなきゃ行けねぇ~んだよめんどくせぇ」
秀吉は手首をヒラヒラと振る。すると
「ガキが!ふざけやがって!ディーバ副長!このクソガキと決闘する事を容認してくれ。」
副長?このモリモリした兄さんって偉いのかぁ?
「ダメだ。彼が容認しない限り決闘、私闘は禁止だ。」
「しかし!ディーバ副長!」
「やかましいわぁ!」
流石にイライラした秀吉は大声で怒声を浴びせる。
「あんた一丁前の冒険者のくせに駄々っ子見たく見苦しんだよ!!なんだぁ!?俺と決闘がしたいだぁ!?ふざけんなぁ!!!冒険者ギルドって場所はそこらの子供にケンカ売る集団かぁ!そんなつまんねぇー場所に俺はぁ登録しようとしてたのかぁ!?違うだろーがぁ!!冒険者って奴は信念を持って無謀でも立ち向かう者じゃねーのかぁ!!!…興ざめだよ。」
秀吉は言い終わるとスタスタと入り口に歩いて行く。するとリファスが入り口で仁王立ちして立ち塞ぐ。
「…今度はなんだぁよ?」
「随分と耳の痛いこと言ってくれるじゃないの?でも私は冒険者。信念を持って貴方を止めてるの。」
「じゃあ俺はぁどうすらゃーいいんだよ!」
「私と決闘してくれない?」
「だからさっきから…」
秀吉はリファスの力強い眼を見て考えた。
「…気が変わった。あんたぁの眼は説得力あんなぁ。いいなぁオイ。決闘しようか!」
秀吉はニヤリとしながらリファスを見る。
「私は甘くないわよ。だけど負けて泣いても許してあげるわよ子供なんだから。」
「おー怖ぇーな。」
秀吉は茶化しながらリファスの後をついていく。受付を過ぎて奥に向かうとヨーロッパのコロシアムの会場のように周りを観客席を配置しているフロアが現れた。その中央に広く円になった場所に秀吉とリファスが対立する。
「ん~目立っていい場所だなぁ。」
「のんきな子ね。これから闘うのよ?」
すると秀吉は眼を閉じて一息して眼を開ける。リファスは次の瞬間ヒシヒシと秀吉の気迫が襲う。
「のんきだぁ?決闘後にそう言ってられたらいいなぁ」
リファスが剣を抜き腰を下げて構える。対して秀吉は肘を内側に絞り、ボクサースタイルを取る。どこからかゴォ~ンとドラみたいな音が鳴らされた。
開始直後、リファスが一蹴りで距離を詰めて秀吉めがけて剣を突き刺す。が秀吉は首を横に曲げてリファスの突きだした腕を掴んでいる。
「なんだぁ?その狩る気もねぇー突きは!舐めてやがるのかぁ?」
秀吉は素早く回転してリファスの鎧めがけて回し蹴りを炸裂した。
「ぐっ、ならば!」
自分の剣に呪文を唱えてピキピキと氷結し始める。
「オオ!凍った!魔法かぁ!スゲー。」
喜ぶ秀吉を無視して斬りつける。秀吉は手甲で受け止める。
「いい防具じゃない!でもまだまだ!」
さらに斬りつけるスピードをあげて斬りつけるが秀吉の手甲でガードされる。
「はっ、やあ!」
リファスの腰が上に浮いた瞬間、秀吉はしゃがみ足払いを決める。バランスを崩したリファスは地面に転ぶ。
「オイ、あのリファスが圧されてる?」
「マジかよ。あり得ない。」
ギャラリーと化した冒険者がざわつく。
「よくも!許さない!」
リファスは立ちあがり左手を横に伸ばすと今持っている剣と似た氷の剣がピキピキと造られた。
「いいぜぇいいぜぇ!いいなぁオイ!!」
秀吉も歯を剥き出しに笑いリファスを見るとバックステップをして距離を空ける。
「こっからが本番!…スゥ…フゥ…。」
秀吉は冷静に呼吸を静かに整える。すると
「ピー…静気発動。これよりステータスが上昇します。」
秀吉の頭の中でアナウンスがなり全身を青いオーラが包み込む。
「隙あり!えっ!?」
秀吉の右肩を刺したと思ったが姿がなく代わりに剣を突き出した右側の鎧から痛みが走る。
「残念。せぇや!」
秀吉の右フックが決まっていた。
「ま、まだよ!はっ!」
腕を振り斬りつけるとそこには秀吉の姿がなく次は左側から痛みが襲う。
「痛っ!えっ?なぜ」
「決闘中だぁ。ねーちゃんよぉ!」
秀吉の拳が咄嗟にガードした氷の剣を砕き割った。
「なっ!?魔法剣が壊された!?」
「ぶっ飛べ!」
秀吉の蹴りが襲う瞬間、突如秀吉はパタンと倒れた。
「ギュルルル~。」
秀吉のお腹から盛大に鳴り響く。
「か~腹ペコだぁ~。何でだよ?」
秀吉の頭の中でアナウンスが鳴る。
「ピー…静気使用により空腹蓄積度が上がります。」
マジかよ!腹に全然力が入らねぇ!決闘中なのにぃ…あっ。
秀吉の目の前に剣を構えたリファスが立っていた。
「勝負はまだする?腹ペコさん。」
「ハハハ…参った。」
こうして異世界での初の決闘は秀吉の腹ペコにより戦闘不能と間抜けな幕切れとなった。
だが周りで秀吉の闘いを見た冒険者は…
「あれは本当に子供なのか?」
「恐ろしいな。」
ザワザワと秀吉の評価を話していた。
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