15 / 19
免許取得
しおりを挟む
「さて、幸介様早くしないと遅刻してしまいますよ」
咲良に言われ時計を見ると結構時間が経っていた。
急いで署に向かうと吉谷が待っていた。
「おはようございます遠山さん、今日もよろしくお願いします」
「おはようございます吉谷さん。今日もお世話になります」
挨拶を交わし、講習に入る。
今日は試験コースを走るそうだ。
S字・クランク・縦列駐車等々、昔自動車学校でやったことを行っていく。
「十分すぎる成績です。文句なしです。これが遠山さんの免許証になります。有効期限は3年間で期限が切れる一ヶ月前から更新できます」
吉谷から免許を受け取り講習は終了する。
吉谷を署に戻ると咲良が待っててくれた。
「おめでとうございます。幸介様無事に取得できましたね」
「ありがとう。思ったより操作が簡単でよかったよ」
「森川。遠山さんには免許の期限と更新しか説明していないので詳しい事を説明してくれ」
「はい上官。説明しておきますね」
「それじゃ遠山さんのクルマだが、あそこの駐車場に停めてある。これが鍵だ」
「遠山さん元の車に私物はありませんか?」
「昨日確認しましたがほとんど消えていました。残っている物もありますが俺には必要ないので一緒に処分してもらえると助かります」
「了解しました。しかし物が消えるなんておかしな話しですね」
「まぁ俺の存在自体おかしいですからね」
笑いを入れつつ吉谷と会話する。俺の新車の所へは咲良が案内してくれた。
俺の新車は8人乗りワンボックスカーに似ている。
真ん中と後ろの座席は倒す事で広々とした空間を作る事も可能だ。
「前より大きな車になりましたけど大丈夫そうですか?」
咲良が心配して聞いてくるが、これでも昔バスの運転士をしていた頃がある。これ位の大きさなんの苦もない
「バスの運転士ですか!あの人気職業の!幸介様はすごいですね!!」
何か咲良がべた褒めしてくるが、運転士なんて大したことはない。大きいからその分特性を知っておかないとぶつけるがそれさえわかれば視界が広く高い分普通車より運転しやすい。
なんで運転士が人気職業なのか聞くと、男性専用バスというのが存在し、運転士はそれを目指して頑張るのだと言う。
俺の世で言うと女子高生専用バスみたいなものかな。相手にしてもらえる事はないと思うがそれでも何かうれしくなるな…
「幸介様、帰りにどこか寄って行きますか?」
「ん~ せっかくだし少し乗り回してから帰りたいな」
「それでしたら、お菓子の美味しいお店があるのでおやつにそこで買い物してから帰りましょうか」
俺の運転と咲良の案内でお菓子屋に向かう。和菓子から洋菓子までいろんな菓子を売ってる店だ
俺は和菓子も洋菓子もいける口だ。その変わりか知らないが酒は好きではない。
再び俺の運転で屋敷に戻る。
珍しくゆかりが机の上の書類を見て悩んでいる。
「どうした、そんなに悩んで何かあったか?」
「あぁ幸介おかえり。これ、この前の求人の募集に応募してきた人達さ。予想以上に多くてどうしようか悩んでる所だ」
「ん~ 俺としてはその人の能力は2の次で1番は俺の機密を漏らさない人なんだよな」
「あぁ… そっちもあったか… って待てよ! それを使えばいいのか! サンキュー幸介、何とかなりそうだ」
「あぁ、何か良い案が浮かんだようで何よりだ」
「ところで相談なんだが、100万程面接費に使っていいかい?」
「あぁ余裕があるなら構わないよ」
「これで審査が楽にできる…」
「何か良いものがあるのか?」
「あぁ、簡易噓発見器に番号を付けて添付してやるのさ。当日はその番号を付けてくるだろ?案内に仕掛けをして、審査当日にこいつの色が変わっていたらそいつは不合格ってわけだ」
「色が変わるならすぐにわかるものじゃないのか?」
「それはそれ専用の眼鏡にしか見えない塗料が塗られている。だからお高いんだけどな…」
そして審査当日。俺の屋敷の庭に200人程の人が集まっている。
「うわぁ…すごい人だな…」
「だろ? だから幸介の一言が無ければ苦労してたわけさ」
「それで?もう審査は始まってるんだろ?」
「あぁ。この眼鏡であいつらの番号をみてごらん」
番号のバッチは青だ。眼鏡を通してみると赤い者が結構いる。
「なんだこれ?ほとんど赤じゃないか」
「赤の奴らは不合格。秘密を簡単に漏らす奴らだ。青のままでも結構多いからそこから面談で絞っていくんだ」
「そっか… 俺の手助けが必要なら呼んでくれよ」
「その時は頼りにするよ」
審査がはじまり、実は第一次審査はもう始まっていると説明する。赤くなってる番号の者は不合格となり大人しく帰る者や納得がいかず駄々をこねる者もいる。ただそんな奴を採用するわけないと言うと大人しく去って行った。
残った者は20人。俺はその人達のプロフィールを見せてもらう。
中にはスリーサイズを書いている者もいたが、こんな下心ある奴はいらんので切り捨てる。
それでもあと10人。もう全員採用でいいじゃね?と思ったが全員住み込み希望なので部屋が足りなくなるようだ。
せめて5人に絞らないと金がないまま増築になり借金生活になるのでそれだけは避けたいのだとゆかりは話してくれる。
「俺が直接出て面談するか?」と提案し俺も参加する事になった。
1人目は料理人か、みんなの料理はマズくないけど得意ってわけじゃないので料理人がいると助かるな。
「初めまして番号38番です。本日はよろしくお願いします」
まぁ普通の面接時の挨拶だ。この世の面接マナーは知らないがマナーを違反しても大目に見よう。
「この求人に応募した理由はなんですか?」
ゆかりもマニュアルにある事を聞くな… そんなのプロフィール読めよ!って話だろ?
ほら、プロフィールと同じ事を言ってる。この質問は時間の無駄なんだよなぁ…
「最後に当家の主人から何かありますか?」
最後に俺か…
「じゃぁ俺から1つ、貴女は将来どうするつもりですか?」
「えーっと、私はここで料理の修行をして自分の店を持ちたいと思っています」
「わかりました。ありがとうございます」
1人目が退出する。
「ゆかり、あの人不合格な」
「何故か聞いてもいいか?」
「最後の質問だが、自分の店を持ちたいのならここじゃなくもっと本格的な所で修行しろよって話だ」
「ここで自己流に修行しちゃダメなのか?」
「そりゃきちんとした師匠から教えてもらった方がいいし、ここで修行したら俺の屋敷で経験を積んだって言って俺をダシに使うだろ?」
「なるほどな…そこまで見てるのか…」
「あと希望動機の質問はいらないぞ?そんなのプロフィールを見ろよって話しだからな」
「ふむ、初めてだからマニュアルに頼っていたがそれじゃダメなんだな」
「それじゃ次にいこうか」
2人目、3人目と面接するがいまいちぱっとしない。次は4人目か、その人も1人目と同じ料理人なのか
1人目よりはましだが、もう1つ欲しい所だな
「最後に当家の主人から何かありますか?」
「じゃぁ俺から1つ、貴女は将来どうするつもりですか?」
「私は料理人ですが自分の店を持ちたいと思いません。ここのみなさんに美味しい料理を作れたらそれだけで満足です」
ほう、これは面白いが何でだろう?1つだけって言ったがもう一回聞いてみたいな
「あぁ申し訳ない、さっき1つだけと言ったが先ほどの発言が気になった。料理人なら自分の店を持つのが夢だと思うんだが何故貴女はそれを辞退するんだ?」
「私は見ての通り醜い体です… なので私が店を持っても私のせいで繁盛しないでしょう。それならダメ元でここに応募し、陰で美味しい料理を作っていけたらと思ったんです」
「わかりました。ありがとうございます」
「ゆかり、あの人合格」
「本当にいいのか?あたしから見てもお世辞でも醜くはないとは言えないぞ?」
「俺はこの世の人じゃないから、あの人が何で醜いのかわからん」
「あぁ…そういうことか、この世の女性は胸が大きい程男性に嫌われるのさ。それもあって胸の大きい女性は醜いって言われている」
「なるほどな… 俺は大きすぎる胸はさすがに勘弁だが、あれ位なら全然いけるぞ?」
「もう手を出すのか?これは幸介のお相手探しの場じゃないんだぞ?」
「それ位わかってるわ!物の例えだよ」
「わかった4人目、えーっと99番合格っと」
そして5人目以降の面接が始まる。4人目の料理人程の人はいないがまぁこれなら…って感じで2人目と3人目が決まる。
次で9人目か、ここから不合格が出るとちょっとキツイな
9人目が入ってくる。これはまた今までで見た中で小柄な少女だ。これで18歳か…
プロフィールはっと、ん?志望動機は俺の種がほしいだと?そういう事言う奴は不合格になったんじゃないのか?
「ゆかり、この子は俺が面接する」
「あぁ…わかった」
「はじめまして… 187番です…」
体も小さければ声も小さい… よく聞かないと聞き漏らしそうだ。
「貴女のプロフィールを拝見しました。面白い志望動機ですね。何で俺の種かほしいのか聞かせてもらっていいですか?」
「えっと… 妊娠して助成金がほしいからです」
「つまり種さえもらえればここで働く気はないと言う事ですか?」
「あ…違います。妊娠しても働きます。子供が生まれてもご主人様さえよければそのまま住み込みで育児をしながら働きたいです」
「なるほど、助成金で家政婦を雇えるのは知ってると思いますけど、貴女はそれを使用しないのですか?」
「私の母はすべて家政婦任せでした… わたしは家政婦さんに育てられてます… でも母から育てられてる子を見て羨ましいと思ったんです… 私に子供が出来たら私自身で育ててあげたいです」
「そうですか、それでは貴女ができると思う仕事を教えてください」
「えっと… わかりません… どれも中途半端でみんなから怒られていました…」
「そうですか、では最後に俺から種をもらえないならどうするつもりですか?」
「その時はここで働いたお金で人工授精で妊娠するつもりです…その時もお傍に置いてもらえればうれしいです…」
「ククク… そうか… お前面白いな。採用! ここにはお前と同じように俺の種を狙うモンスターがいる。そいつに負けないで俺の種を奪いに来い」
「あ… ありがとうございます!」
「なんだ大きな声も出せるんじゃないか。ゆかり、澄玲を呼んでこの子の引っ越しを手伝ってくれるように言ってくれ」
「はいよ…」
ゆかりが退出し、9人目と2人きりになる。
「お前が口が堅いのは最初の審査で分っている。お前に俺の機密を教えよう。機密ってわかるな?」
「とても重要で絶対に他所に漏らしちゃダメなことですか?」
「そうだ、俺はこの世界で1人だけのSSSランクだ、そして当たり日に俺と性行為すればほぼ100%妊娠する」
「ご主人様ってすごいんですね…」
「どうだ?お前が望む妊娠はもう目の前にある。あとは当たり日に射精するだけで妊娠だぞ」
「わたし頑張ります!」
「まぁ…仕事も頑張ってくれ…」
ゆかりと澄玲が入ってくる。
「え?幸介さんこんな小さい子まで手を出すの?18歳だとは思うけどさすがにもうちょっと大きくなってから手を出した方がいいじゃない?」
「やかましい!まだ手は出さん!いいからこの子の引っ越しを手伝ってくれ。クルマが必要なら俺のを使ってもいいぞ鍵はいつもの所に置いてある」
「OK~ じゃぁ行こうか!」
澄玲と9人目が退室する。そういや名前を聞くの忘れたな。お前 お前 としか呼んでないから忘れてたぞ。
「あの子が採用だとあの子専用の教育係が必要だな… 手を出すなら仕事を覚えてから手を出してくれよ?」
「今の所手を出す気はない。さすがに小さすぎる。もっと成長して美人になったら手を出すかもしれん」
「まぁそこは幸介の自由でいいけどね、次で最後か次も幸介のお眼鏡に適うといいな」
最後の10人目が入ってくる。
「あれ?あんたたしか俺が検査入院してた時にいた看護師だよな?」
「はい、覚えてくださってたのですね。お初ではありませんが199番です」
「幸介が入院してた時の看護師か、もう手は出したのか?」
「出しとらんわ!お前は俺を何だと思ってる…」
「種馬だろ?」
「まぁ否定はできんがそれだけじゃないだろう…」
「遠山様が入院されてた時に朝立ちしていらしたのでお慰めしようかと言いましたが拒否されたのです」
「へぇあの幸介が拒否とは明日は大雨か?」
「もう随分と前の話しだ、それに大雨ならその次の日に降ってるだろう…」
「それで何しに来た?」
「遠山様やこのお屋敷に住む皆様の健康を守れればと思い応募しました」
「まぁプロフィール通りだな… じゃぁ健康管理士とか介護士とかそっち方面の仕事を希望って事でいいのか?」
「そうなりますね、それと病院では掃除洗濯は当たり前でしたので、そっち方面でもお役にたてられるかと思います」
「結構万能なんだな、そういやお前に後輩はいたのか?」
「はい、何人か私の下にいました。みんな優秀ですぐに私の元から去って行きました」
「そうか、育成経験もあるのか、よし採用だ。お前には頼みたい仕事がある」
「幸介… まさか…」
「そう、そのまさかだ。丁度いいだろ?専用の教育係が欲しいと思ってた所だ」
「私の前に採用になった者の教育を行えばいいんですか?」
「あぁ、それとせっかく培った医療関係でも力になってもらいたい」
「わかりました」
「それじゃ後で通知を出すからそれに従ってくれ」
こうして何とか5人採用する事ができた。
咲良に言われ時計を見ると結構時間が経っていた。
急いで署に向かうと吉谷が待っていた。
「おはようございます遠山さん、今日もよろしくお願いします」
「おはようございます吉谷さん。今日もお世話になります」
挨拶を交わし、講習に入る。
今日は試験コースを走るそうだ。
S字・クランク・縦列駐車等々、昔自動車学校でやったことを行っていく。
「十分すぎる成績です。文句なしです。これが遠山さんの免許証になります。有効期限は3年間で期限が切れる一ヶ月前から更新できます」
吉谷から免許を受け取り講習は終了する。
吉谷を署に戻ると咲良が待っててくれた。
「おめでとうございます。幸介様無事に取得できましたね」
「ありがとう。思ったより操作が簡単でよかったよ」
「森川。遠山さんには免許の期限と更新しか説明していないので詳しい事を説明してくれ」
「はい上官。説明しておきますね」
「それじゃ遠山さんのクルマだが、あそこの駐車場に停めてある。これが鍵だ」
「遠山さん元の車に私物はありませんか?」
「昨日確認しましたがほとんど消えていました。残っている物もありますが俺には必要ないので一緒に処分してもらえると助かります」
「了解しました。しかし物が消えるなんておかしな話しですね」
「まぁ俺の存在自体おかしいですからね」
笑いを入れつつ吉谷と会話する。俺の新車の所へは咲良が案内してくれた。
俺の新車は8人乗りワンボックスカーに似ている。
真ん中と後ろの座席は倒す事で広々とした空間を作る事も可能だ。
「前より大きな車になりましたけど大丈夫そうですか?」
咲良が心配して聞いてくるが、これでも昔バスの運転士をしていた頃がある。これ位の大きさなんの苦もない
「バスの運転士ですか!あの人気職業の!幸介様はすごいですね!!」
何か咲良がべた褒めしてくるが、運転士なんて大したことはない。大きいからその分特性を知っておかないとぶつけるがそれさえわかれば視界が広く高い分普通車より運転しやすい。
なんで運転士が人気職業なのか聞くと、男性専用バスというのが存在し、運転士はそれを目指して頑張るのだと言う。
俺の世で言うと女子高生専用バスみたいなものかな。相手にしてもらえる事はないと思うがそれでも何かうれしくなるな…
「幸介様、帰りにどこか寄って行きますか?」
「ん~ せっかくだし少し乗り回してから帰りたいな」
「それでしたら、お菓子の美味しいお店があるのでおやつにそこで買い物してから帰りましょうか」
俺の運転と咲良の案内でお菓子屋に向かう。和菓子から洋菓子までいろんな菓子を売ってる店だ
俺は和菓子も洋菓子もいける口だ。その変わりか知らないが酒は好きではない。
再び俺の運転で屋敷に戻る。
珍しくゆかりが机の上の書類を見て悩んでいる。
「どうした、そんなに悩んで何かあったか?」
「あぁ幸介おかえり。これ、この前の求人の募集に応募してきた人達さ。予想以上に多くてどうしようか悩んでる所だ」
「ん~ 俺としてはその人の能力は2の次で1番は俺の機密を漏らさない人なんだよな」
「あぁ… そっちもあったか… って待てよ! それを使えばいいのか! サンキュー幸介、何とかなりそうだ」
「あぁ、何か良い案が浮かんだようで何よりだ」
「ところで相談なんだが、100万程面接費に使っていいかい?」
「あぁ余裕があるなら構わないよ」
「これで審査が楽にできる…」
「何か良いものがあるのか?」
「あぁ、簡易噓発見器に番号を付けて添付してやるのさ。当日はその番号を付けてくるだろ?案内に仕掛けをして、審査当日にこいつの色が変わっていたらそいつは不合格ってわけだ」
「色が変わるならすぐにわかるものじゃないのか?」
「それはそれ専用の眼鏡にしか見えない塗料が塗られている。だからお高いんだけどな…」
そして審査当日。俺の屋敷の庭に200人程の人が集まっている。
「うわぁ…すごい人だな…」
「だろ? だから幸介の一言が無ければ苦労してたわけさ」
「それで?もう審査は始まってるんだろ?」
「あぁ。この眼鏡であいつらの番号をみてごらん」
番号のバッチは青だ。眼鏡を通してみると赤い者が結構いる。
「なんだこれ?ほとんど赤じゃないか」
「赤の奴らは不合格。秘密を簡単に漏らす奴らだ。青のままでも結構多いからそこから面談で絞っていくんだ」
「そっか… 俺の手助けが必要なら呼んでくれよ」
「その時は頼りにするよ」
審査がはじまり、実は第一次審査はもう始まっていると説明する。赤くなってる番号の者は不合格となり大人しく帰る者や納得がいかず駄々をこねる者もいる。ただそんな奴を採用するわけないと言うと大人しく去って行った。
残った者は20人。俺はその人達のプロフィールを見せてもらう。
中にはスリーサイズを書いている者もいたが、こんな下心ある奴はいらんので切り捨てる。
それでもあと10人。もう全員採用でいいじゃね?と思ったが全員住み込み希望なので部屋が足りなくなるようだ。
せめて5人に絞らないと金がないまま増築になり借金生活になるのでそれだけは避けたいのだとゆかりは話してくれる。
「俺が直接出て面談するか?」と提案し俺も参加する事になった。
1人目は料理人か、みんなの料理はマズくないけど得意ってわけじゃないので料理人がいると助かるな。
「初めまして番号38番です。本日はよろしくお願いします」
まぁ普通の面接時の挨拶だ。この世の面接マナーは知らないがマナーを違反しても大目に見よう。
「この求人に応募した理由はなんですか?」
ゆかりもマニュアルにある事を聞くな… そんなのプロフィール読めよ!って話だろ?
ほら、プロフィールと同じ事を言ってる。この質問は時間の無駄なんだよなぁ…
「最後に当家の主人から何かありますか?」
最後に俺か…
「じゃぁ俺から1つ、貴女は将来どうするつもりですか?」
「えーっと、私はここで料理の修行をして自分の店を持ちたいと思っています」
「わかりました。ありがとうございます」
1人目が退出する。
「ゆかり、あの人不合格な」
「何故か聞いてもいいか?」
「最後の質問だが、自分の店を持ちたいのならここじゃなくもっと本格的な所で修行しろよって話だ」
「ここで自己流に修行しちゃダメなのか?」
「そりゃきちんとした師匠から教えてもらった方がいいし、ここで修行したら俺の屋敷で経験を積んだって言って俺をダシに使うだろ?」
「なるほどな…そこまで見てるのか…」
「あと希望動機の質問はいらないぞ?そんなのプロフィールを見ろよって話しだからな」
「ふむ、初めてだからマニュアルに頼っていたがそれじゃダメなんだな」
「それじゃ次にいこうか」
2人目、3人目と面接するがいまいちぱっとしない。次は4人目か、その人も1人目と同じ料理人なのか
1人目よりはましだが、もう1つ欲しい所だな
「最後に当家の主人から何かありますか?」
「じゃぁ俺から1つ、貴女は将来どうするつもりですか?」
「私は料理人ですが自分の店を持ちたいと思いません。ここのみなさんに美味しい料理を作れたらそれだけで満足です」
ほう、これは面白いが何でだろう?1つだけって言ったがもう一回聞いてみたいな
「あぁ申し訳ない、さっき1つだけと言ったが先ほどの発言が気になった。料理人なら自分の店を持つのが夢だと思うんだが何故貴女はそれを辞退するんだ?」
「私は見ての通り醜い体です… なので私が店を持っても私のせいで繁盛しないでしょう。それならダメ元でここに応募し、陰で美味しい料理を作っていけたらと思ったんです」
「わかりました。ありがとうございます」
「ゆかり、あの人合格」
「本当にいいのか?あたしから見てもお世辞でも醜くはないとは言えないぞ?」
「俺はこの世の人じゃないから、あの人が何で醜いのかわからん」
「あぁ…そういうことか、この世の女性は胸が大きい程男性に嫌われるのさ。それもあって胸の大きい女性は醜いって言われている」
「なるほどな… 俺は大きすぎる胸はさすがに勘弁だが、あれ位なら全然いけるぞ?」
「もう手を出すのか?これは幸介のお相手探しの場じゃないんだぞ?」
「それ位わかってるわ!物の例えだよ」
「わかった4人目、えーっと99番合格っと」
そして5人目以降の面接が始まる。4人目の料理人程の人はいないがまぁこれなら…って感じで2人目と3人目が決まる。
次で9人目か、ここから不合格が出るとちょっとキツイな
9人目が入ってくる。これはまた今までで見た中で小柄な少女だ。これで18歳か…
プロフィールはっと、ん?志望動機は俺の種がほしいだと?そういう事言う奴は不合格になったんじゃないのか?
「ゆかり、この子は俺が面接する」
「あぁ…わかった」
「はじめまして… 187番です…」
体も小さければ声も小さい… よく聞かないと聞き漏らしそうだ。
「貴女のプロフィールを拝見しました。面白い志望動機ですね。何で俺の種かほしいのか聞かせてもらっていいですか?」
「えっと… 妊娠して助成金がほしいからです」
「つまり種さえもらえればここで働く気はないと言う事ですか?」
「あ…違います。妊娠しても働きます。子供が生まれてもご主人様さえよければそのまま住み込みで育児をしながら働きたいです」
「なるほど、助成金で家政婦を雇えるのは知ってると思いますけど、貴女はそれを使用しないのですか?」
「私の母はすべて家政婦任せでした… わたしは家政婦さんに育てられてます… でも母から育てられてる子を見て羨ましいと思ったんです… 私に子供が出来たら私自身で育ててあげたいです」
「そうですか、それでは貴女ができると思う仕事を教えてください」
「えっと… わかりません… どれも中途半端でみんなから怒られていました…」
「そうですか、では最後に俺から種をもらえないならどうするつもりですか?」
「その時はここで働いたお金で人工授精で妊娠するつもりです…その時もお傍に置いてもらえればうれしいです…」
「ククク… そうか… お前面白いな。採用! ここにはお前と同じように俺の種を狙うモンスターがいる。そいつに負けないで俺の種を奪いに来い」
「あ… ありがとうございます!」
「なんだ大きな声も出せるんじゃないか。ゆかり、澄玲を呼んでこの子の引っ越しを手伝ってくれるように言ってくれ」
「はいよ…」
ゆかりが退出し、9人目と2人きりになる。
「お前が口が堅いのは最初の審査で分っている。お前に俺の機密を教えよう。機密ってわかるな?」
「とても重要で絶対に他所に漏らしちゃダメなことですか?」
「そうだ、俺はこの世界で1人だけのSSSランクだ、そして当たり日に俺と性行為すればほぼ100%妊娠する」
「ご主人様ってすごいんですね…」
「どうだ?お前が望む妊娠はもう目の前にある。あとは当たり日に射精するだけで妊娠だぞ」
「わたし頑張ります!」
「まぁ…仕事も頑張ってくれ…」
ゆかりと澄玲が入ってくる。
「え?幸介さんこんな小さい子まで手を出すの?18歳だとは思うけどさすがにもうちょっと大きくなってから手を出した方がいいじゃない?」
「やかましい!まだ手は出さん!いいからこの子の引っ越しを手伝ってくれ。クルマが必要なら俺のを使ってもいいぞ鍵はいつもの所に置いてある」
「OK~ じゃぁ行こうか!」
澄玲と9人目が退室する。そういや名前を聞くの忘れたな。お前 お前 としか呼んでないから忘れてたぞ。
「あの子が採用だとあの子専用の教育係が必要だな… 手を出すなら仕事を覚えてから手を出してくれよ?」
「今の所手を出す気はない。さすがに小さすぎる。もっと成長して美人になったら手を出すかもしれん」
「まぁそこは幸介の自由でいいけどね、次で最後か次も幸介のお眼鏡に適うといいな」
最後の10人目が入ってくる。
「あれ?あんたたしか俺が検査入院してた時にいた看護師だよな?」
「はい、覚えてくださってたのですね。お初ではありませんが199番です」
「幸介が入院してた時の看護師か、もう手は出したのか?」
「出しとらんわ!お前は俺を何だと思ってる…」
「種馬だろ?」
「まぁ否定はできんがそれだけじゃないだろう…」
「遠山様が入院されてた時に朝立ちしていらしたのでお慰めしようかと言いましたが拒否されたのです」
「へぇあの幸介が拒否とは明日は大雨か?」
「もう随分と前の話しだ、それに大雨ならその次の日に降ってるだろう…」
「それで何しに来た?」
「遠山様やこのお屋敷に住む皆様の健康を守れればと思い応募しました」
「まぁプロフィール通りだな… じゃぁ健康管理士とか介護士とかそっち方面の仕事を希望って事でいいのか?」
「そうなりますね、それと病院では掃除洗濯は当たり前でしたので、そっち方面でもお役にたてられるかと思います」
「結構万能なんだな、そういやお前に後輩はいたのか?」
「はい、何人か私の下にいました。みんな優秀ですぐに私の元から去って行きました」
「そうか、育成経験もあるのか、よし採用だ。お前には頼みたい仕事がある」
「幸介… まさか…」
「そう、そのまさかだ。丁度いいだろ?専用の教育係が欲しいと思ってた所だ」
「私の前に採用になった者の教育を行えばいいんですか?」
「あぁ、それとせっかく培った医療関係でも力になってもらいたい」
「わかりました」
「それじゃ後で通知を出すからそれに従ってくれ」
こうして何とか5人採用する事ができた。
4
あなたにおすすめの小説
触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜
桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。
上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。
「私も……私も交配したい」
太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。
【完結】妖の王の継承者は正妻志望で学園1の銀髪美少女と共に最強スキル「異能狩り」で成り上がり復讐する〜
ひらたけなめこ
キャラ文芸
【完結しました】【キャラ文芸大賞応援ありがとうございましたm(_ _)m】
妖の王の血を引く坂田琥太郎は、高校入学時に一人の美少女と出会う。彼女もまた、人ならざる者だった。一家惨殺された過去を持つ琥太郎は、妖刀童子切安綱を手に、怨敵の土御門翠流とその式神、七鬼衆に復讐を誓う。数奇な運命を辿る琥太郎のもとに集ったのは、学園で出会う陰陽師や妖達だった。
現代あやかし陰陽譚、開幕!
キャラ文芸大賞参加します!皆様、何卒応援宜しくお願いいたしますm(_ _)m投票、お気に入りが励みになります。
著者Twitter
https://twitter.com/@hiratakenameko7
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる