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俺の夜はこれからだ…
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娘との勝負に勝利した俺。お互い席に戻ると娘が俺に話しかけてきた。
「ねぇ1つ聞かせて欲しいのですけど」
「何だ?」
「どうして表と裏がわかったのですか?」
「そんなの簡単だ、俺にはコインの回転が視えるんだよ。嘘だと思うなら2つ同時にやって見せようか?」
お願いしますわ。と娘が言うので2つのコインを取り出し同時に上げる。
「こっちが表で、そっちは裏」
「正解ですわ… もう一回よろしいですか?」
「あぁ、いいぞ」
「今度はどうかしら」
「両方裏」
「正解です…」
「もうこの勝負を挑んだ時点でわたしの負けは決まっていたのですね」
「さぁ、わからないぞ?俺は4枚同時が限界だが。5枚同時でも余裕で当てれる奴を知っている」
「それはそれであなた人間ですの!?」
「失礼な… 人間だぞ…」
「そうですか、先ほどは不愉快な発言をしてしまい申し訳ありません。お詫びって程じゃありませんが、ここはわたしにご馳走させてください」
へぇ、素直になると可愛いものだな。
「謝罪は受け取るよ。こっちこそ挑発して申し訳ない。仲直りの証にみんなで食事に続きといかないか?」
「わたくしたちはよろしいですけど、お連れの方はよろしいのですか?」
「あぁあたし達はかまわないよ。お嬢さん達の話しを聞くのも面白そうだ」
俺は店員に断りを入れ、娘とのテーブルを繋げて1つにする。
「そうかお嬢さんも大変なんだな…」
「そうですの、この前だって…」
「うんうんわかるよ、ボクだって最初は…」
何か俺を除け者にして女子会が始まってしまった。俺は1人寂しく食事を頂く…
「1人でどうしましたの?」
「あぁ、女子会が盛り上がってるから1人寂しく食べてるんだ」
「あなた強いですわね、わたし男はみんな弱いと思ってました」
「まぁ俺は他の男性に会ったことないから他の男がどうなのかは知らない、ただ俺は『普通の』男性じゃないらしい」
「そのようですわね、普通じゃないのは最初の発言で思いました。あなたさえ良ければ一晩わたしと一緒に過ごしてくれませんか?」
ゆかりが言ってたように負かしたら落ちるの早いな。
「えぇ、貴女の様な綺麗な方から誘われるなんて光栄です」
「ふふっ 口がお上手ですわね。では後ほどわたしのホテルへいらしてください。これがわたしの部屋の番号です」
娘は俺に部屋番号が掛かれたメモを渡す。
女子会も終わりを迎え、俺達は帰路に着くのだが、近場の店で報告会を行う事にした。
「まさか、あんなにあっさり落ちるとは思わなかったな。もう少し噛みつかれるのかと思ってたぞ」
「それにしても幸介はすごいな、よくまぁ次から次へと屁理屈を思い浮かべるもんだ」
「屁理屈じゃない… 事実をわかりやすく説明しただけだ…」
「あたしからしたら屁理屈にしか聞こえなかったさ、それで今晩ヤるんだろ?」
「あぁ、部屋番号を教えてもらった。今日はそこに泊まる予定だ」
「じゃぁそこまで送っていくよ。明日は帰る時に連絡してくれれば迎えにいくさ」
「助かる」
「えぇ~ ボクもあの子をおしゃべりしたかったなぁ~」
「澄玲… これは遊びじゃないんだぞ…」
俺はゆかりに送ってもらい、フロントで部屋番を告げ娘を呼び出す。
「お待ちしてましたわ。では参りましょう」
部屋に案内してもらうとベッドが3つある。あの娘達を同部屋なのか?
「あの子達と一緒の部屋なのか?」
「そうですわ、まもなく戻ると思います」
「それで俺は3人まとめてお相手すればいいのか?」
「え?そんな事可能なんですか?」
「言っただろ?俺は『普通じゃない』って」
「まぁ♡これは期待してよさそうですね♡」
俺は娘をベッドに押し倒しキスをする。丁度そこに他の娘達が戻り俺はその子に手招きをする。
4Pの始まりだ…
「まったく一晩中ヤるって何を考えてるんだい!あの子達が壊れたらどうする気だ?」
俺は3人全員ダウンするまで性行為を行い。次の朝、迎えに来てくれたゆかりに昨晩の報告をしたら説教されている…
「いや、一晩中じゃないぞ?3人全員ダウンしたらそこでやめたし… 朝には3人共回復してたぞ…」
「はぁ… あたしが言ってる壊れるはそういう意味じゃないよ。幸介の虜になったらどうするんだって事だ」
「その時はこの屋敷でメイドでもやってもらったらいいんじゃないか?」
「そういう簡単な話じゃないんだよ… 補佐官の娘を孕ますだけまらまだいい。親の許可を得てるからな。他の娘はどうなんだい?孕ませたんだろ?どこの誰かもわからない娘を…」
「それはマズいのか?妊娠できてよかったね~じゃ済まないのか?」
「普通ならそれでいいんだが、相手が何者かわからない。政府関係者の誰かさんだとは思うけど。幸介の事を探られたら厄介になる」
「あぁ、それなら大丈夫だ。補佐官経由で昨日の報告をした後に2人の身元を確認して根回ししてもらうことにした。補佐官の部下の娘だから何とでもなるってさ」
「それならいいんだけどね… 大物の娘とヤるときは身元をはっきりさせてからヤるんだよ。あとで親経由でトラブルにならないようにね」
「わかった… 次からは気を付けるよ」
堤補佐官には説教前に上手くいったと報告している。ただ娘が俺にまた会いたいと言ってるのでどうするかはそっちに丸投げにした。
ちなみに娘は俺に再会する前に妊娠が発覚し、娘は男の子を出産する。俺より我が子が大切なようで俺には感謝してるが会いに行くのはこの子が大きくなってからだと後日聞くことになる。
他の娘もしっかり妊娠して。元気な子を出産したと補佐官経由で聞くことになる。
補佐官騒動から数日後、俺は車の事を思い出した。
「澄玲?咲良?どっちかいないか?」
俺が呼ぶと咲良が駆けつけてきた。
「どうしましたか幸介様?」
「俺の車にある私物を持ってきたい、それと引き換えにクルマがほしいって件はどうなった?」
「ほんと今更ですね… 大丈夫ですよ。私が手続きしてあります。クルマは幸介様の希望で大人数乗れるクルマですけど、幸介様はこの世の免許持ってないですよね?」
「そりゃそうだ、この世に来てからほぼ毎日一緒にいるんだからわかるだろ?」
「まぁそうなんですけど… それでは当たり前ですけど幸介様の世界の免許は使えません。なので幸介様には免許を取得してもらいます」
「ここでの免許の取り方はどうなんだ?学校行って試験受けるのか?」
「昔はそうだったみたいですけど、今はそんな面倒なことしませんよ。2日ほど運転の講習を受けて試験管が問題ないと判断すれば免許を取得できます」
「そうか、それでその講習はどこでやるんだ?」
「それは私達の署で行っています。今からですと午後の部に間に合いますので手続きしておきますね」
「すまん。それで頼む」
「では今夜はご褒美くださいね♡」
今夜は搾り取られるの確定か…
咲良の手続きが終わり、2人で署に向かう。澄玲はどうしたのかと聞くと、最近の報告書が不備だらけらしく再提出のために署で作成しているのだと言う。
「本当に先輩は、それさえなければもっと上にいけるんですけどね…」
署に着いて俺の車の保管場所を聞く。久しぶりに見る愛車は特に変わった所はないようだ。
俺は車の中にある私物を持って帰ろうとしたのだが、不思議な事にほとんど消えていた。
咲良に俺の私物が消えてるのだが、誰が触ったのか聞いたが、鍵がかけられていて誰も内部に手を出した者はいないのだと言う。
(まぁほとんどがゴミだから消えてもらってもいいんだが、向こうとの繋がりが消えるのは少し寂しいな)
持っていく物がなくなり、そのまま講習に入る。教官は澄玲達の上官の吉谷が担当してくれた。
「お久しぶりです遠山さん。今日と明日の2日間ですがよろしくお願いします」
「こちらこそお久しぶりです。吉谷さんが中々来ないからゆかりが寂しそうでしたよ」
「ハハハ… 最近忙しくて中々時間がとれないんですよ。時間が取れましたらお邪魔しますとゆかりに伝えておいてください」
こうして講習が始まる。この世の旧型の車を運転してる俺にはさほど難しいことはなく異常が発生する前に警告灯が付くのでそうしたら早急に工場で見てもらうようにとの事だ。
その後軽く講習コースを走り、今日の講習は終了する。
「さすが旧型を運転してるだけあって運転が上手いですね。この調子なら問題なく免許を発行できます」
「いやいや、初めてなのに上手く行ったのは吉谷さんの教え方が上手いからですよ」
2人で笑いながら会話をして、書類作成でぐったりしている澄玲を回収して屋敷に戻る。
屋敷に戻ると、ゆかりから屋敷の管理について話しがあるので聞いてみた。
「そろそろ、新しい人手がほしい。最近妊娠のせいか体に違和感を感じている。まもなく悪阻になると思うし、澄玲も咲良も妊娠してるだろ?3人共悪阻で調子が悪いです。なんて言えないから人員を増やす事を提案する」
「増やすのは構わない。その為の給料もどうするのか考えてのことだろう?通いにするのか住み込みにするのかも任せる。あとは求人の仕方だけどそっちにアテはあるのかい?」
「募集に関しては問題ない。男性の屋敷で働けるんだお零れ目的のおバカさんが大勢するだろう。面倒なのはそいつらを審査してお祈りの報告をすることだ…」
「あぁ… 落ちた時のお祈り申し上げます。か、その時は俺や咲良を使うといい」
「あぁアテにさせてもらうよ。それと前にも言ったけど新人に手を出す前にあたしに報告するんだよ?」
「わかってるよ…」
「それと気になってる事が1つ、最近謝礼の金額が多い日があるんだ。最初は妊娠が発覚したのかと思ってたがそうじゃないみたいだ。もしかして幸介の子が男だったってわかったのかもしれないな」
「そんなに早くわかるものなのか?妊娠発覚でさえ早すぎると思ってたのに性別まで早くわかるとは…」
「あたしはその手は専門外だから詳しいことは知らないけど、検査する機械が優秀らしいよ」
「あれ?そうなるとゆかりの子もどっちなのかわかるんじゃないのか?」
「そうだと思うけどもう少しこのままでいい、どちらであっても大切な子である事に変わりはない」
「来年には少なくても3人の子が産まれるのか、そうなると屋敷は狭くなるかな?増築した方がいいかな?」
「気が早いよパパちゃん。少なくとも子供がはしゃぎまわる様になってからでも十分間に合うさ」
ゆかりとの話が終わり部屋に戻る。夕食をとり風呂に向かおうとすると咲良が待っていた。
「さぁ行きましょう幸介様♡」
俺の夜はまだこれからだ…
次の日、今日は朝から講習だ。
澄玲と一緒に行くほど早くはないが、遅れては失礼なので支度を整える。
「幸介さん?何でボクよりゆっくりに行っていいのにもう準備できてるの?」
「澄玲よ… これが社会人と言う者だ…」
「ボクも社会人なんだけどわからないや」
「わからないなら体で覚えてもらうか?」
「いや!いい!遠慮する!社会人たるもの遅れては相手に失礼だね!」
「わかればよろしい、鈴川澄玲3等警曹。早く準備したまえ」
澄玲は 「は!!」と敬礼し、すぐに支度にとりかかる。そういや、指輪は渡したけど、この世でも婚姻届けって必要なんだろうか?
「そりゃもちろん必要さ。そうしなきゃ誰がどこに嫁に行ったのかわからないだろ?」
うちの管理人さんに教えてもらいました…
「幸介様、お待たせしました」
お肌ツヤツヤの咲良がやってきた。昨日あれだけイったのに元気だな…
「咲良、今日は講習が終わったら役所に行きたい」
「役所ですか?どうかしたんですか?」
「あぁ、婚姻届けが欲しいと思ってね」
「それでしたらわざわざ取りにいかなくてもネットで取り寄せられますよ?」
「なんだと…」
「提出する時は郵便で出せばいいですし、申請されれば通知が来ます」
そんな簡単にできていいのか… まぁこっちは楽だからいいか…
「そうなると、咲良達の親にご挨拶かな?」
「え?何でですか?」
「そりゃぁ娘さんをくださいって… もしかしてそういう挨拶もないの?」
「ありませんよ?何で成人して1人前になったのに、わざわざ親に挨拶しないといけないのですか?」
「親なんて子を産んだだけの存在にすぎません。実際に私を育ててくれたのは家政婦さん達です。挨拶に行くとしたら私を育ててくれた家政婦さんに挨拶にいきたいですね」
咲良の話しでは、親は子を産むだけの存在。そうすると国や自治体から援助金がもらえる。それで家政婦を雇って自分は何もせずに生活する。
これがこの世界の普通なのだと言う。稀に親に育てられる人もいるが、そういう人達は親を大事にするのだと教えてくれた。
まだまだこの世の勉強が不足しているようだ…
「ねぇ1つ聞かせて欲しいのですけど」
「何だ?」
「どうして表と裏がわかったのですか?」
「そんなの簡単だ、俺にはコインの回転が視えるんだよ。嘘だと思うなら2つ同時にやって見せようか?」
お願いしますわ。と娘が言うので2つのコインを取り出し同時に上げる。
「こっちが表で、そっちは裏」
「正解ですわ… もう一回よろしいですか?」
「あぁ、いいぞ」
「今度はどうかしら」
「両方裏」
「正解です…」
「もうこの勝負を挑んだ時点でわたしの負けは決まっていたのですね」
「さぁ、わからないぞ?俺は4枚同時が限界だが。5枚同時でも余裕で当てれる奴を知っている」
「それはそれであなた人間ですの!?」
「失礼な… 人間だぞ…」
「そうですか、先ほどは不愉快な発言をしてしまい申し訳ありません。お詫びって程じゃありませんが、ここはわたしにご馳走させてください」
へぇ、素直になると可愛いものだな。
「謝罪は受け取るよ。こっちこそ挑発して申し訳ない。仲直りの証にみんなで食事に続きといかないか?」
「わたくしたちはよろしいですけど、お連れの方はよろしいのですか?」
「あぁあたし達はかまわないよ。お嬢さん達の話しを聞くのも面白そうだ」
俺は店員に断りを入れ、娘とのテーブルを繋げて1つにする。
「そうかお嬢さんも大変なんだな…」
「そうですの、この前だって…」
「うんうんわかるよ、ボクだって最初は…」
何か俺を除け者にして女子会が始まってしまった。俺は1人寂しく食事を頂く…
「1人でどうしましたの?」
「あぁ、女子会が盛り上がってるから1人寂しく食べてるんだ」
「あなた強いですわね、わたし男はみんな弱いと思ってました」
「まぁ俺は他の男性に会ったことないから他の男がどうなのかは知らない、ただ俺は『普通の』男性じゃないらしい」
「そのようですわね、普通じゃないのは最初の発言で思いました。あなたさえ良ければ一晩わたしと一緒に過ごしてくれませんか?」
ゆかりが言ってたように負かしたら落ちるの早いな。
「えぇ、貴女の様な綺麗な方から誘われるなんて光栄です」
「ふふっ 口がお上手ですわね。では後ほどわたしのホテルへいらしてください。これがわたしの部屋の番号です」
娘は俺に部屋番号が掛かれたメモを渡す。
女子会も終わりを迎え、俺達は帰路に着くのだが、近場の店で報告会を行う事にした。
「まさか、あんなにあっさり落ちるとは思わなかったな。もう少し噛みつかれるのかと思ってたぞ」
「それにしても幸介はすごいな、よくまぁ次から次へと屁理屈を思い浮かべるもんだ」
「屁理屈じゃない… 事実をわかりやすく説明しただけだ…」
「あたしからしたら屁理屈にしか聞こえなかったさ、それで今晩ヤるんだろ?」
「あぁ、部屋番号を教えてもらった。今日はそこに泊まる予定だ」
「じゃぁそこまで送っていくよ。明日は帰る時に連絡してくれれば迎えにいくさ」
「助かる」
「えぇ~ ボクもあの子をおしゃべりしたかったなぁ~」
「澄玲… これは遊びじゃないんだぞ…」
俺はゆかりに送ってもらい、フロントで部屋番を告げ娘を呼び出す。
「お待ちしてましたわ。では参りましょう」
部屋に案内してもらうとベッドが3つある。あの娘達を同部屋なのか?
「あの子達と一緒の部屋なのか?」
「そうですわ、まもなく戻ると思います」
「それで俺は3人まとめてお相手すればいいのか?」
「え?そんな事可能なんですか?」
「言っただろ?俺は『普通じゃない』って」
「まぁ♡これは期待してよさそうですね♡」
俺は娘をベッドに押し倒しキスをする。丁度そこに他の娘達が戻り俺はその子に手招きをする。
4Pの始まりだ…
「まったく一晩中ヤるって何を考えてるんだい!あの子達が壊れたらどうする気だ?」
俺は3人全員ダウンするまで性行為を行い。次の朝、迎えに来てくれたゆかりに昨晩の報告をしたら説教されている…
「いや、一晩中じゃないぞ?3人全員ダウンしたらそこでやめたし… 朝には3人共回復してたぞ…」
「はぁ… あたしが言ってる壊れるはそういう意味じゃないよ。幸介の虜になったらどうするんだって事だ」
「その時はこの屋敷でメイドでもやってもらったらいいんじゃないか?」
「そういう簡単な話じゃないんだよ… 補佐官の娘を孕ますだけまらまだいい。親の許可を得てるからな。他の娘はどうなんだい?孕ませたんだろ?どこの誰かもわからない娘を…」
「それはマズいのか?妊娠できてよかったね~じゃ済まないのか?」
「普通ならそれでいいんだが、相手が何者かわからない。政府関係者の誰かさんだとは思うけど。幸介の事を探られたら厄介になる」
「あぁ、それなら大丈夫だ。補佐官経由で昨日の報告をした後に2人の身元を確認して根回ししてもらうことにした。補佐官の部下の娘だから何とでもなるってさ」
「それならいいんだけどね… 大物の娘とヤるときは身元をはっきりさせてからヤるんだよ。あとで親経由でトラブルにならないようにね」
「わかった… 次からは気を付けるよ」
堤補佐官には説教前に上手くいったと報告している。ただ娘が俺にまた会いたいと言ってるのでどうするかはそっちに丸投げにした。
ちなみに娘は俺に再会する前に妊娠が発覚し、娘は男の子を出産する。俺より我が子が大切なようで俺には感謝してるが会いに行くのはこの子が大きくなってからだと後日聞くことになる。
他の娘もしっかり妊娠して。元気な子を出産したと補佐官経由で聞くことになる。
補佐官騒動から数日後、俺は車の事を思い出した。
「澄玲?咲良?どっちかいないか?」
俺が呼ぶと咲良が駆けつけてきた。
「どうしましたか幸介様?」
「俺の車にある私物を持ってきたい、それと引き換えにクルマがほしいって件はどうなった?」
「ほんと今更ですね… 大丈夫ですよ。私が手続きしてあります。クルマは幸介様の希望で大人数乗れるクルマですけど、幸介様はこの世の免許持ってないですよね?」
「そりゃそうだ、この世に来てからほぼ毎日一緒にいるんだからわかるだろ?」
「まぁそうなんですけど… それでは当たり前ですけど幸介様の世界の免許は使えません。なので幸介様には免許を取得してもらいます」
「ここでの免許の取り方はどうなんだ?学校行って試験受けるのか?」
「昔はそうだったみたいですけど、今はそんな面倒なことしませんよ。2日ほど運転の講習を受けて試験管が問題ないと判断すれば免許を取得できます」
「そうか、それでその講習はどこでやるんだ?」
「それは私達の署で行っています。今からですと午後の部に間に合いますので手続きしておきますね」
「すまん。それで頼む」
「では今夜はご褒美くださいね♡」
今夜は搾り取られるの確定か…
咲良の手続きが終わり、2人で署に向かう。澄玲はどうしたのかと聞くと、最近の報告書が不備だらけらしく再提出のために署で作成しているのだと言う。
「本当に先輩は、それさえなければもっと上にいけるんですけどね…」
署に着いて俺の車の保管場所を聞く。久しぶりに見る愛車は特に変わった所はないようだ。
俺は車の中にある私物を持って帰ろうとしたのだが、不思議な事にほとんど消えていた。
咲良に俺の私物が消えてるのだが、誰が触ったのか聞いたが、鍵がかけられていて誰も内部に手を出した者はいないのだと言う。
(まぁほとんどがゴミだから消えてもらってもいいんだが、向こうとの繋がりが消えるのは少し寂しいな)
持っていく物がなくなり、そのまま講習に入る。教官は澄玲達の上官の吉谷が担当してくれた。
「お久しぶりです遠山さん。今日と明日の2日間ですがよろしくお願いします」
「こちらこそお久しぶりです。吉谷さんが中々来ないからゆかりが寂しそうでしたよ」
「ハハハ… 最近忙しくて中々時間がとれないんですよ。時間が取れましたらお邪魔しますとゆかりに伝えておいてください」
こうして講習が始まる。この世の旧型の車を運転してる俺にはさほど難しいことはなく異常が発生する前に警告灯が付くのでそうしたら早急に工場で見てもらうようにとの事だ。
その後軽く講習コースを走り、今日の講習は終了する。
「さすが旧型を運転してるだけあって運転が上手いですね。この調子なら問題なく免許を発行できます」
「いやいや、初めてなのに上手く行ったのは吉谷さんの教え方が上手いからですよ」
2人で笑いながら会話をして、書類作成でぐったりしている澄玲を回収して屋敷に戻る。
屋敷に戻ると、ゆかりから屋敷の管理について話しがあるので聞いてみた。
「そろそろ、新しい人手がほしい。最近妊娠のせいか体に違和感を感じている。まもなく悪阻になると思うし、澄玲も咲良も妊娠してるだろ?3人共悪阻で調子が悪いです。なんて言えないから人員を増やす事を提案する」
「増やすのは構わない。その為の給料もどうするのか考えてのことだろう?通いにするのか住み込みにするのかも任せる。あとは求人の仕方だけどそっちにアテはあるのかい?」
「募集に関しては問題ない。男性の屋敷で働けるんだお零れ目的のおバカさんが大勢するだろう。面倒なのはそいつらを審査してお祈りの報告をすることだ…」
「あぁ… 落ちた時のお祈り申し上げます。か、その時は俺や咲良を使うといい」
「あぁアテにさせてもらうよ。それと前にも言ったけど新人に手を出す前にあたしに報告するんだよ?」
「わかってるよ…」
「それと気になってる事が1つ、最近謝礼の金額が多い日があるんだ。最初は妊娠が発覚したのかと思ってたがそうじゃないみたいだ。もしかして幸介の子が男だったってわかったのかもしれないな」
「そんなに早くわかるものなのか?妊娠発覚でさえ早すぎると思ってたのに性別まで早くわかるとは…」
「あたしはその手は専門外だから詳しいことは知らないけど、検査する機械が優秀らしいよ」
「あれ?そうなるとゆかりの子もどっちなのかわかるんじゃないのか?」
「そうだと思うけどもう少しこのままでいい、どちらであっても大切な子である事に変わりはない」
「来年には少なくても3人の子が産まれるのか、そうなると屋敷は狭くなるかな?増築した方がいいかな?」
「気が早いよパパちゃん。少なくとも子供がはしゃぎまわる様になってからでも十分間に合うさ」
ゆかりとの話が終わり部屋に戻る。夕食をとり風呂に向かおうとすると咲良が待っていた。
「さぁ行きましょう幸介様♡」
俺の夜はまだこれからだ…
次の日、今日は朝から講習だ。
澄玲と一緒に行くほど早くはないが、遅れては失礼なので支度を整える。
「幸介さん?何でボクよりゆっくりに行っていいのにもう準備できてるの?」
「澄玲よ… これが社会人と言う者だ…」
「ボクも社会人なんだけどわからないや」
「わからないなら体で覚えてもらうか?」
「いや!いい!遠慮する!社会人たるもの遅れては相手に失礼だね!」
「わかればよろしい、鈴川澄玲3等警曹。早く準備したまえ」
澄玲は 「は!!」と敬礼し、すぐに支度にとりかかる。そういや、指輪は渡したけど、この世でも婚姻届けって必要なんだろうか?
「そりゃもちろん必要さ。そうしなきゃ誰がどこに嫁に行ったのかわからないだろ?」
うちの管理人さんに教えてもらいました…
「幸介様、お待たせしました」
お肌ツヤツヤの咲良がやってきた。昨日あれだけイったのに元気だな…
「咲良、今日は講習が終わったら役所に行きたい」
「役所ですか?どうかしたんですか?」
「あぁ、婚姻届けが欲しいと思ってね」
「それでしたらわざわざ取りにいかなくてもネットで取り寄せられますよ?」
「なんだと…」
「提出する時は郵便で出せばいいですし、申請されれば通知が来ます」
そんな簡単にできていいのか… まぁこっちは楽だからいいか…
「そうなると、咲良達の親にご挨拶かな?」
「え?何でですか?」
「そりゃぁ娘さんをくださいって… もしかしてそういう挨拶もないの?」
「ありませんよ?何で成人して1人前になったのに、わざわざ親に挨拶しないといけないのですか?」
「親なんて子を産んだだけの存在にすぎません。実際に私を育ててくれたのは家政婦さん達です。挨拶に行くとしたら私を育ててくれた家政婦さんに挨拶にいきたいですね」
咲良の話しでは、親は子を産むだけの存在。そうすると国や自治体から援助金がもらえる。それで家政婦を雇って自分は何もせずに生活する。
これがこの世界の普通なのだと言う。稀に親に育てられる人もいるが、そういう人達は親を大事にするのだと教えてくれた。
まだまだこの世の勉強が不足しているようだ…
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