悪役令息が戦闘狂オメガに転向したら王太子殿下に執着されました

黄金 

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87 闇夜の賊

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 窓から入ってくるシカヒィーロを見て、まだ温かい焼き立てのパンを食べていたノアトゥナが顔を顰める。

「何で皆んな普通にそこから出入りしてるのか意味わかんない。」

「ノアトゥナは危ないからしちゃダメだよ?」

 僕が注意すると、しないしっ!と言い返されてしまった。
 シカヒィーロも攻略対象者だ。アルファで容姿も美しい。珍しい眼鏡キャラで、左肩に緩く結んだ長い紫の髪と、眼鏡の奥の思慮深そうな榛色の瞳が雰囲気によくあっている。
 この見た目もリマレシア王妃のお気に入りになった理由なんだろう。

「お食事が終わるまで隣で待機しております。」

 シカヒィーロはミリュミカに目配せをして隣の部屋に移動した。ミリュミカもデザートまでの配膳を終わらせ、頭を下げてシカヒィーロの後に続く。
 
「急いだ方がいい?」

 この後シカヒィーロとナリシュ様は話があるだろうと思い食べる速度を急ごうとしたのだけど、ナリシュ様はゆっくりでいいよと微笑んだ。







 隣の部屋とは毛皮のコートを入れた木箱が置かれた部屋だ。部屋同士一枚の扉で仕切られており、廊下に出ずともすぐ移動できるようになっている。部屋の広さはそこそこ広いのだが、家具や調度品といったものはあまりないガランとした部屋だった。
 外は既に真っ暗で、部屋の中も同様に暗い。壁の魔導灯を点けるとオレンジ色が広がりほの明るくなった。

「今のところは気付かれてはいない?」
 
 ミリュミカは心配気に瞳を揺らした。主人の前では表情をあまり動かさないミリュミカも、シカヒィーロの前ではよく動く。と言ってもその殆どがシカヒィーロを思いやる気遣わし気な顔ばかりなのだが。

「私は大丈夫。うまくやってるよ。」

 ミリュミカはまた顔を曇らせる。シカヒィーロは嘘が巧い。ミリュミカではシカヒィーロの感情が読めずいつも歯痒い気持ちになるのだ。
 
「………そう。」

 シカヒィーロは立場的には影としての部下なのだが、ミリュミカにとっては家族だ。
 ナリシュ様と奴隷市場を探っていた時、偶然見つけ助けたのがシカヒィーロだった。助けた時のシカヒィーロを知っているだけに、ミリュミカの中ではシカヒィーロはいつまでも保護対象としての認識が抜けない。
 今回の任務だって本当はやって欲しくなかったのだが、アルファ性でオメガのフェロモンが効かないシカヒィーロは適任だったのも事実だ。
 自分よりも高い位置にあるオデコに手を当てる。助けた時はずっと熱が下がらず、少しでも無理をすればすぐに倒れ、吐いたり熱を出したりを繰り返していた。その時にオデコに触れて熱を測る習慣がついてしまい、会えばこうやって手を当ててしまう。
 眼鏡の奥で榛色の瞳が微笑む。
 
「任務が無事終わったら………、約束覚えてる?」

 ミリュミカは、ふふと笑った。
 
「覚えてるよ。」

 シカヒィーロも笑った。

「絶対だから。」

「分かってるよ。」

 一緒に住んで欲しいと言われたのだ。元々任務の時以外は一緒にいるのに、改めて?と思ったが、多分意識の問題なのだろうと思った。
 
「分かってない。」

 シカヒィーロはじゃれ付くように抱き締めてくる。ポンポンと背中に腕を回して抱きしめ返し、早くこの任務が終わればいいのにとミリュミカは祈る。
 隣の部屋の食事が思ったよりも長く、呼ばれた頃にはミリュミカのきっちり撫で付けた黒髪がボサボサになっていて、オリュガ様達に笑われた。






 深夜、毛皮のコートが入った木箱の上に、オリュガは息を殺して座っていた。
 窓辺にはナリシュが外の様子を窺いながら、月の光を浴びて白い頬を照らしている。
 二人とも髪と瞳の色は変えたままだ。

 ゲームシナリオでは毛皮のコートが出てきた場合、必ず賊が盗みに入りオリュガによって燃やされていた。その賊をどうやって集めたのかは詳しく出ていなかったが、リマレシア王妃が手を貸していた可能性が高い。その挙げ句にオリュガは使い捨てにされている。
 毛皮のコートを渡す場所も、盗まれた屋敷も、ゲームの通りこの場所だ。そうなるようにシカヒィーロに指示をした。
 ゲームではリマレシア王妃は王都にいるはずなのだが、現世ではこのハイディンブの町に来ている。ナリシュ様はだったら全てをここで明らかにして、王妃を断罪すると言った。
 ゲームとは違い、今の王妃派は勢力が弱まっている。身の危険を感じて戦力のある場所に逃げて来たのだろうと予測していた。

「来たね。」

 ナリシュが密やかに呟いた声は、夜の闇の中に溶け込んでいく。
 オリュガはジッと虚空を見つめていた。
 木箱の上に立ち上がり腰に下げた双剣金青を抜き去る。
 窓から入る月明かりしかない部屋には、暗闇が多い。その闇がザワザワと蠢いた。
 闇魔法使いは少ない。それこそ聖魔法を使う者よりも遥かに。

「ネイニィ?」

 オリュガは闇に声を掛けた。オリュガが知る中でも闇魔法を現在使えるのはネイニィだけだ。
 聖から闇へ変わったとはいっても、魔力の性質は変わらない。この漂う気配には覚えがあった。
 
 ゆらゆらと闇が揺れて形を成していく。
 その姿にナリシュとオリュガは眉を顰めた。

「……………その姿は……。」

 ナリシュは声を掛けつつもオリュガの隣に並んで、現れたネイニィに対峙した。
 ネイニィはゆるゆると顔を上げる。虚ろな新緑色の瞳は濁り光を灯していない。明るいストロベリーブロンドの髪はバサバサに荒れて、千切れたように長さが不揃いになっていた。
 別人かと思えるほどに汚れやつれている。
 その姿にオリュガは迷った。今の今まで毛皮のコートを盗みに来る奴を退治するという気持ちが強かった。だがやって来たネイニィのこの姿を見て、オリュガの決意が揺らぐ。
 オリュガのその気持ちを察して、ナリシュはオリュガの肩に手を置き、自分が前に出た。
 オリュガには感じないだろうが、濃厚なオメガのフェロモンを感じる。発情期ではなさそうだが、清められていないその汚れた姿の意味をナリシュは察した。

「君は王妃の手先で甘んじるのかな?」

「……………。」

「こちらに寝返るつもりは?」

 ネイニィが攻撃してきた場合は応戦するしかない。

「………………………番に。」

 ネイニィのカサカサに乾燥してひび割れた唇が開いた。
 ナリシュとオリュガは息を詰める。

「なったんだね……………。」

 ネイニィの声はしゃがれていた。叫び暴れたのだろうと推察出来る。
 
「……ぼく、が……、苦しい時にっ…………!」

 静かに細波を立てていた闇が、ブワリと膨れ上がる。ネイニィの感情に合わせて荒れ狂い、牙を剥いた黒い獣が次々と現れた。
 見たくないとばかりに目を瞑り、グシャリと頭を抱えてネイニィは吠えた。

「…………っ!ネイニィ!!」

 オリュガは思わず叫ぶが、なんと言えばいいのか分からず、もどかしさに唇をギュッと引き結ぶ。
 ナリシュは木箱に結界を張った。元々張ってはいたのだが、二重にもう一度張っておく。ネイニィが出した闇の魔獣の勢いに、ナリシュも緊張し魔法剣を抜いた。
 木箱に闇が固まり覆い尽くすと、張られた結界がまるで重い物を乗せられたように歪み破裂した。

「………………っ!」

 闇魔法使いは魔力の多さよりも、感情の波によって振り幅が違うという。感情が荒ぶり、自分の魔力が底を尽きるまで暴走する。それは紙一重の攻撃となって自分の命を蝕んでいくが、攻撃威力は大幅に上がる。
 だからこそ今のネイニィはこんなにボロボロなのだとナリシュは理解していた。
 ネイニィの闇魔法の威力を上げる為に、ネイニィは精神に負荷を与えられたはずだ。
 シカヒィーロの話では、ネイニィを連れ去るよう指示したのはリマレシア王妃だというが、その後の処遇はロズノセムテ侯爵が決定していると言っていた。
 ハイディンブの屋敷のどこかにある牢にはいるはずだが、屋敷ではリマレシア王妃がシカヒィーロを側につけて離さない為、地下にある牢に入っていることは分かってはいても、接触は出来なかったという。
 可能性の一つとして考えてはいたが、まんまと当たってしまいナリシュは舌打ちしたい気分だった。
 ロズノセムテ侯爵はナリシュの実の祖父でもあるのだが、好感を持ったことは一度もなかった。
 アルファのナリシュを政治の道具として見ているのが、肌を感じて分かりやすい人間だったのだ。
 リマレシア王妃も今は毛嫌いしているが、幼少期懐いていたのは祖父のようなあからさまな態度がなかったからだ。リマレシアにとってはお気に入りの可愛いおもちゃ程度だったのだろうが、お気に入りのおもちゃ程度の愛情があったから、それを母の愛だと勘違いしていた。
 今ではそれは間違いなく勘違いだったのだと理解している。
 祖父からはそんな小さな愛情すら感じたことはない。損得で動く非情な人間だった。
 ネイニィの闇魔法もより効率よく使う為に、精神的な負荷を与えるだろうとは思っていたが、やはりこういった手できたかと嫌悪感が増した。
 オリュガにはもしかしたらと教えようかどうか迷ったのだが、同じオメガのオリュガには言えなかった。
 
「……その毛皮をどうしろと言われているのかな?」

 ナリシュは興奮させないようにと静かに尋ねた。
 結界は壊されたが、この状況は想定内だ。
 ネイニィは元が明るい緑色だとは分からないほどに濁り切った瞳でナリシュを見返した。そして顔を歪める。

「毛皮は、燃やすんでしょう?」

 当たり前だろうと言わんばかりにネイニィは手を広げた。
 ナリシュはオリュガの手を引いて窓側に後退する。部屋の中央に置かれた木箱に闇の魔獣が飛びつき、木箱を壊しコートが入ったケースに噛みついた。

 バリンッ…、バチッッ、バチチチチッッ……!

 白い静電気が床一面に広がった。オリュガとナリシュは開けた窓の桟に腰掛け足を上げ、電撃の罠を回避する。

「……ーーーっぐ、うっ!ぐああ゛ぁぁぁーーー!!」

 床に広がった電撃は、部屋中を眩く染め上げ、床にいた魔獣もネイニィも一緒くたに攻撃した。
 ネイニィは箱から飛び出た毛皮のコートを掴む。コートは魔獣に噛み千切られ、電気で焦げてしまってボロボロだったが、それを掴んでネイニィは闇を足元に広げた。波が渦を巻くように闇が回り、ネイニィを取り込んでいく。
 消える直前、ネイニィとオリュガの視線は絡み合い、ネイニィが顔を歪めて消えていくのをオリュガは静かに見送った。

 ネイニィがボロボロになったコートを持って完全に消えてから、オリュガとナリシュは窓の桟から足を下ろした。
 抜いていた剣を腰に戻し、二人はなんとも言えない顔でネイニィが消えた場所を見つめる。

 毛皮のコートは複数用意していた。ちゃんとククコとハクコの毛皮で作ったコートだ。ククコもハクコも大きな魔獣だったので、それぞれ二着ずつイゼアルが作らせていた。
 だから一着ずつ失う覚悟で餌に使うことにした。
 ゲーム上、シカヒィーロの攻略時の話を参考に、今回計画を立てた。

 ゲームでもシカヒィーロはリマレシア王妃の侍従として側にいる。だがシカヒィーロは王妃に対して復讐心を持っていた。いつかリマレシア王妃を追い詰めたい。その一心でリマレシア王妃に近付き、情報を集めていく。
 国王陛下攻略時に、ナリシュ王太子殿下がリマレシア王妃の詳しい悪事の証拠を提示したとあるが、おそらくシカヒィーロが集めた情報が使われたのではとアルは言っていた。
 ゲームではナリシュ王太子殿下とシカヒィーロには全く接点がないのだが、実際はあったのではないかという。
 主人公ネイニィがシカヒィーロ攻略時、この情報集めを手伝うことになる。十代の苦い経験を語るシカヒィーロをネイニィは慰め自分もリマレシア王妃の手駒として連れてこられたのだと言って、シカヒィーロを手伝いたいと申し出る。
 情報集めの最中に二人の仲は進展していくわけだが、最終的にシカヒィーロとネイニィは集めた情報をナリシュ王太子殿下に差し出していた。
 ゲームで遊んでいた時は気付かなかったけど、今考えると何故敵側とも言えるリマレシア王妃の側にいたシカヒィーロを簡単に殿下が信じたのか不思議な話だったが、なんてことはない、元々シカヒィーロはナリシュ王太子殿下の影だからだった。信じて当たり前だ。
 シカヒィーロ攻略にはナリシュ王太子殿下が隣国との戦争に勝利し、尚且つ国王陛下亡き後、玉座に君臨しなければシカヒィーロとハッピーエンドを迎えられない。
 リマレシア王妃の断罪は国王となったナリシュが必要不可欠だった。
 リマレシア王妃は悪事が暴露され、現国王の実の母、元国母ということで、一生を塔の中で生き続けることを言い渡される。
 ホワルフィ国王陛下攻略時にはすぐに死んだリマレシア王妃だが、ナリシュが国王になった場合は一生幽閉になったという説明で終わっていた。攻略対象者によってアニナガルテ王国が戦争に勝つか負けるか、ナリシュが王になるか行方不明になるかは変わってくるのだが、シカヒィーロはいつもナリシュ王太子殿下とセットだった。
 今考えるとそれも当たり前だという話だ。
 
 シカヒィーロを攻略する為にはナリシュが王となりリマレシア王妃を断罪するわけだが、その為には必ずこのククコなりハクコなりの毛皮のコートを隣国サマファル国に献上するというシナリオが必要になってくる。
 つまり一旦デビュタントが行われる夜会で王弟殿下と言い合いになり、狩猟大会に参加するというイベントを発生させ、漆黒のククコか純白のハクコに出会い討伐して毛皮を手に入れ、毛皮のコートを隣国サマファル国へ献上するという話に持っていき、更にオリュガにコートを燃やさせなければならない。
 その責任をリマレシア王妃は主人公ネイニィに被せようとするわけだが、それは盗まれて燃やされた場所がこのハイディンブの町だったことが関係する。王妃自身でオリュガに毛皮のコートを燃やすよう指示したのだが、本来は王都を出発してすぐの場所で実行させるつもりだった。
 
 しかしオリュガはこのハイディンブの町で実行した。
 リマレシア王妃が毛皮のコートを燃やさせたのは、それを理由に隣国に攻め込まらせる為だ。
 燃やしたオリュガが捕まるのは主人公ネイニィがメネヴィオ王太子殿下を選んだ時だが、他の攻略対象者の場合は犯人は分からずじまいになる。
 犯人は兎も角、オリュガが実行した場所がハイディンブの町というのが重要だった。
 ハイディンブの町はリマレシア王妃の自治区とはいうが、元はロズノセムテ侯爵領だ。
 シカヒィーロはこのハイディンブの町に兵士を連れて来たかった。何故ならこのハイディンブの町でロズノセムテ侯爵が傭兵を集めていたからだ。
 ロズノセムテ侯爵とリマレシア王妃の計画では、オリュガに毛皮のコートを燃やさせ、隣国に辺境伯爵領経由で攻め込ませ、集めた軍隊と共に王都へ攻め込み勝利するつもりだった。
 シカヒィーロはそれを阻止する為に、オリュガに嘘の指示を出した。それはハイディンブの町で実行するようにという内容だった。
 オリュガは指示された通りハイディンブの町でコートを盗み燃やしてしまう。この盗んで燃やすシナリオは攻略対象者によって場所が変わっていたように思う。シカヒィーロの場合はハイディンブの町になる。
 ハイディンブの町にはコートを特使として持って来たネイニィと、警護のための騎士団が動いていた。
 騎士団はやけに集まっている傭兵部隊に疑問を抱く。
 シカヒィーロは態と騎士団に傭兵部隊を発見させるのだ。そこでロズノセムテ侯爵は調査され、王家簒奪の罪に問われる。
 これによりロズノセムテ侯爵家は急速に力を失っていくことになる。
 リマレシア王妃の権力が強いのは、ロズノセムテ侯爵が背後にいるからというのもある。今までリマレシア王妃とロズノセムテ侯爵に群がっていた人々は、徐々に離れていくし、ロズノセムテ侯爵の戦力を期待できなかったサマファル国は戦争に負けてしまう。
 リマレシア王妃は一気に力を失い、戦争に勝って国王となったナリシュに断罪されるという筋書きだ。
 ちなみにこのルートはネイニィがシカヒィーロを攻略した時の話なので、ナリシュ国王陛下には誰もお相手がいない。
 
 兎も角、シカヒィーロの裏切りによりリマレシア王妃の計画は失敗に終わり、塔へ幽閉されるわけだ。
 他の攻略対象者の時は詳しく内容は出て来ないのだが、リマレシア王妃が断罪される裏にはこのストーリーがあったのだろうと思われる。
 アニナガルテ王国が勝利し、ナリシュが国王となる場合、必ずリマレシア王妃が断罪されるというわけではないから、必須条件が多いシナリオということになる。

 
 ナリシュはその攻略内容を元にリマレシア王妃派の力を削ぐ、もしくはリマレシア王妃自身を追い詰めるよう作戦を考えたのが今回の任務だった。











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