悪役令息が戦闘狂オメガに転向したら王太子殿下に執着されました

黄金 

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番外編

138 イゼアルの水晶玉⑩

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 手を繋いで階段の上から大好きな二人を見つめた。
 長く広い階段には真紅の絨毯が敷かれ、その上をナリシュ王太子殿下とオリュガ王太子妃がゆっくりと降りていた。王太子妃の長く真っ白なベールが真紅に広がり、白く可憐な姿を鮮やかに浮き立たせ、その姿を見ることが出来たことにイゼアルは感激した。
 イゼアルの感情は自分の前世の上司である隊長にしか動かない。だけど今は隊長の今世の弟、ノアトゥナにも動く。むしろノアトゥナの方が酷くなりつつある。
 自覚してしまうと自分は執着が酷いのだなと、客観的にイゼアルは分析していた。
 あまり執着し過ぎても嫌われるかもしれない。
 ノアトゥナは羽の生えた天使だ。
 鳥は自由でなければならない。鳥籠に美しい鳥を閉じ込めて鑑賞するのもいいが、自由に野原を羽ばたく姿をイゼアルは見たい。
 そしてその羽を休める場所にイゼアルはなりたい。
 その緋色の瞳をイゼアルだけに向けて欲しい。
 帰る場所はイゼアルの腕の中でなくてはならない。

 小さく細い手は、柔らかく滑らかだ。
 隊長の後ろ姿に笑顔を溢し、イゼアルに綺麗だねっ!と話しかけてくる。勿論イゼアルは頷く。隊長が綺麗なのは事実だが、今はノアトゥナの輝くような笑顔の方が綺麗だ。
 この笑顔を守らなければ。
 鳥籠を用意しよう。
 その代わりずっと扉は開けておこう。
 美味しいご飯と、安らげる寝床を用意して、夜にはイゼアルが用意した鳥籠に帰って来るように、自分の意思でイゼアルの鳥籠に戻ってくるように。
 無理強いは出来ない。
 そんなことをすれば、ノアトゥナの穢れのない透明な心が濁ってしまうから。
 綺麗なままでいられるように、イゼアルが上手に鳥籠を作らなければ。
 だからイゼアルは優しく微笑む。
 
「俺達の時も長いベールにしましょうね。」

 耳元に口を寄せて囁くと、ノアトゥナは真っ赤になって頷いた。
 透けるような白い首筋も赤く色付き、首に巻いたスカーフに目がいく。

「………スカーフ。」

 ポツリとイゼアルは呟き、ノアトゥナの項に触れた。ビクッとノアトゥナは小さく震える。

「あ、こ、これね、ビィゼト兄上がしてなきゃダメって。隠してるわけじゃないよっ!」

 慌てるノアトゥナに、イゼアルは優しく頷いた。

「ええ、イローティフ教師のエスコートならば仕方ありません。……でも、もうとっても良いですよね?似合っていますが、俺がとっても良いですか?」
 
 もうイゼアルが隣にいるのだから。
 ノアトゥナは目を見開き、言われて漸く気付いたようだ。
 うん、と頷く。
 イゼアルはブローチを外し、シュル……とスカーフを外す。イゼアルのフェロモンが溢れ、ノアトゥナを包み込んだ。
 ノアトゥナが目を細めて嬉しそうに笑う。

「ふふふ、アル君のお花の匂いがするから、紙吹雪が花びらみたいだね。」

 紙吹雪がハラハラと舞う。

「……ええ、本当に。」

 イゼアルとノアトゥナに積もる紙吹雪を、二人はお互い取ってあげながら笑い合った。




 ゆっくりと階段を降りながら、オリュガはふと気配を感じ取り上を振り返って見上げた。

「あれ?アル戻って来れたんだ?」

 オリュガの嬉しそうな声に、ナリシュもオリュガが階段の絨毯で滑らないように支えながら仰ぎ見た。

「………一人で先に飛ばしてきたみたいだね。君の晴れ姿を見せたかったから良かったよ。」

 その言葉が決して善意ばかりではないことを、オリュガは薄々感じている。
 オリュガが招待客リストにイゼアルとノアトゥナがペアでないことに不満を漏らした時、ナリシュは少し調べてみると言ってくれた。
 どうやら国王陛下が貴族派を縮小したくてロイデナテル侯爵家を巻き込んだらしいと聞いて腹が立ち、殴り込みに行こうとして止められた経緯がある。
 貴族派の不正が多いのは事実らしく、それをこの機会にある程度頭を切って小さくすることにナリシュは賛成だと言った。
 ロイデナテル侯爵家は貴族派の筆頭だ。イゼアルがいずれその地位を受け継ぐのならば、綺麗にしてあげてもいいのではないかな?とナリシュは言った。
 それからイゼアルは少し鈍いので、剣術教師のマリフィオ・イローティフをノアトゥナのパートナーにして危機感を持たせると聞き、そんなことなら自分がイゼアルに発破を掛けると言ったのだが、大人しく見ていなさいと諭されてしまった。
 イゼアルは今までオリュガのことを『隊長』と呼び、いつも側にいた。ナリシュが嫉妬しているのだと漸くオリュガは認識し、イゼアルをオリュガから引き剥がそうと考えているのだなと思い付くまでに成長した。
 だから国王陛下の計略を黙認しつつも早く終わるようにミリュミカを送ってまで手助けしたのだ。
 そしてイローティフ教師がノアトゥナをエスコートするのを黙認していた。
 きっとナリシュの心の中は、これで邪魔なのが一人減ったくらいの感覚なのだろうと思う。アルファとは独占欲が強いなぁと思いつつも、そんなところが可愛いよねぇとも思う。

 満面の笑顔のノアトゥナと、柔らかな笑顔で佇むイゼアルは、しっかりと手を繋ぎオリュガ達を見ていた。

「うーーーん、いつものアルだねぇ。全然キレてない!」

「君はイゼアルにキレて欲しいのかな?」

 ナリシュは呆れたように先に進むよう促す。まだまだ降りた階段の先にも真紅の絨毯は続き、その先にはパレード用の白い豪華な馬車が待っている。
 それに頷きながらも、オリュガは階段の上から見下ろす二人に手を上げた。

「単なる好奇心っ!」

 手を振り二人に笑顔を贈る。
 どうか前世から引っ張ってきてしまった知能型イゼアルに、幸せが訪れますようにと。





 王太子夫々の結婚式も無事終了し、三日三晩続くパーティーの間、ドニトア伯爵とそれに加担した者達は密かに刑が降った。その殆どが貴族籍の剥奪による平民落ちだった。
 罪状の程度や数の多さで賠償金が決められ、私財はほぼ没収となったので、皆着の身着のまま放逐されたことになる。
 ドニトア伯爵親子も全てを没収されて牢から出されたので、その時着ていた華美な服だけが財産になっていた。
 それを素早く売れるうちに売って、身を立て直せば少しはまともな生活からスタート出来たのだろうが、いつの間にかいなくなっていた。
 貴族として生きてきて、突然今日の食事と寝床を考えるような生活は出来なかったということだ。
 
 イゼアルはまだ学生という立場なので、これらの処理は国王陛下とノルギィ王弟殿下に任せた。というよりどうにかするだろうと我関せずを貫いた。
 父上もいるし、イゼアル本人がここまでする必要もないのだが、早く終わらせたかったので自ら干渉した。
 これで心置きなくノアトゥナと過ごせる。
 ようやく日常が落ち着いたイゼアルのもとに、ノビゼル公爵家から手紙が届いた。
 
『アル君へ、重要なお願いがあります!急いでね!』

 ???
 ノアトゥナからだ。
 勿論イゼアルは直ぐに急いだ。仕事が溜まろうと学院の課題が溜まろうと、全てを投げ出してノビゼル公爵家の屋敷へとやって来た。

「いらっしゃーい。」
 
 すっかり我が家と化しているレクピドが執事と共に出迎えてくれた。二人はニコニコとしている。

「急ぎと書かれてあったのですが、何かありましたか?」
 
 イゼアルは本当に急いで来た。
 もしやノアトゥナが困ったことになったとか?そんな危機感に、本当は馬で駆けて来たかったのだが、ノビゼル公爵家は王都の中心地にある為早駆けは出来ない。馬車を急がせやって来た。

「うん、ごめんね?ちょっと来てくれるかな?」

 案内されて行くのはノアトゥナの私室がある方だ。
 以前こちら側に来たことはあるが、普段は客室か家族がすごす居間に通されるので、どうしたのだろうかと不思議になる。
 案内されたのはノアトゥナの部屋の前だった。
 扉は閉められているが、扉越しに廊下からノビゼル公爵が叫んでいた。

「それはノアトゥナにはまだ早い!」

「なぁんでぇ!?ビィゼト兄上もレクピドと楽しくしてるもん!」

 扉越しにノビゼル公爵とノアトゥナが何か言い合いをしていた。

「ビィゼト様、連れて来たよ。」

 レクピドはイゼアルを伴ってノビゼル公爵に近付いた。

「…………っ!な、何故!?手紙は止めたはずなのに!」

 ノアトゥナの手紙は本当は届くはずのないものだったのだろうか。

「うん、でもね?二人はもう立派な恋人同士だと思う。イゼアル君なら大丈夫じゃないかな?」

「レ、レクピド………。」

 ノビゼル公爵の目がウルっと涙目になる。

「…………あの?」

 何のことだろう?

「アル君!?アル君来たぁ!?」

 バーン、と扉が勢い良く開いた。
 ふわっと中からノアトゥナの甘いお菓子の匂いが溢れる。

「……………ああ、なるほど。発情期なんですね?」

 ということは早いというのは発情期をアルファと過ごすのが早いと言っていたのだろう。

「アル君っ!アル君!ひどいよ!オリュガ兄上は二年生の時は王太子殿下とイチャついてたのに、僕はダメって不公平だよっ!」
 
「だ、ダメだろう!?オリュガだって本当は早かったんだ!それなのにっ!」
 
 言いたいことは何となくイゼアルにも理解出来た。ナリシュ王太子殿下を相手に止められなかったノビゼル公爵は、ノアトゥナだけはちゃんと手順を守って進めて欲しいと願っているのだろう。
 ノアトゥナはノアトゥナで、隊長の後を追って真似するので、自分も恋人と過ごしたいと思っているということか……。
 そして今現在ノアトゥナは発情期に入ってイゼアルと過ごしたいとお願いしたが、ノビゼル公爵に止められたと………。

「一人は許して、一人はダメって何だが可哀想な気がして…。俺もオメガだし好きな人と過ごしたいって気持ちわかるし。それにイゼアル君なら安心して任せられると思うんだ。」

 レクピドはノアトゥナの意見に賛成していた。だからノアトゥナの手紙をイゼアルのもとに届けたのだ。

「アル君、僕………、アル君と一緒に発情期過ごしたい……。」

 緋色の大きな瞳がうりゅう~と涙で潤む。

「…………………。」

 イゼアルの表情が無になる。
 抱き付いてくるノアトゥナの身体は小さく柔らかく、甘い匂いがイゼアルを誘った。

「ノアトゥナ、少しだけ公爵と話しても良いですか?」

 優しくノアトゥナに言い聞かせるように諭した。許可を貰ってくるので待ってて下さいと。
 涙を浮かべた緋色がパッと花開くように微笑む。
 ノアトゥナはイゼアルも同じ気持ちでいることに喜び頷く。レクピドと扉の前で待つと言い、レクピドに良かったねと言われて喜んでいる。
 その姿をイゼアルは微笑ましく思った。

「少しお話を宜しいですか?」

 ビィゼトは促されてレクピドとノアトゥナから離れた。二人は扉の前で期待に満ちた表情で待っている。

「………………ああ、何でこんなことに…。」

 憔悴するビィゼトへ、イゼアルは二人に聞こえないように話しかけた。

「この様子では止めても反抗するだけでしょう。項は婚約まで絶対に噛みませんので私に任せて貰えませんか?」

 胸に手を当てイゼアルはノアトゥナの発情期の相手をすると宣言した。

「…………結婚式までだっ!」

 イゼアルは小首を傾げる。

「ですが隊長の真似をしたがるノアトゥナは納得しないのでは?私はノアトゥナを番にして結婚するつもりです。絶対に裏切りません。」

「ぐぬぬぬ………。」

「発情期で理性を無くさないと約束します。抑制剤もお互い飲みますから、そう酷い状態にはならないと思っています。ノビゼル公爵家の薬は素晴らしい。私は普段から使用してその効果を信用しています。」

「ふぬぬぬぬぬ、……ふぐっ、………。」

「……?あの、もし手を出すなと言われるのでしたら、添い寝だけでも?」

 やはり早かっただろうかとイゼアルは譲歩してみることにした。

「………私の調べでは君は未経験だ。」

 ボソリと伝えられた内容に、イゼアルはああ…、と頷いた。

「そうですね。」

「そうなのか!?」

 イゼアル・ロイデナテルが!?実業家でアルファで、次期侯爵で、いずれ貴族派を引っ張って行くだろうと目され、何事も冷静に卒なく熟すイゼアル・ロイデナテル侯爵子息が!?
 やはり事実かとビィゼトは震えた。実は勘で言ってみただけだった。
 これは良いことなのか?ナリシュ王太子のように変な手癖も遍歴もない、真っさらなイゼアルの方が良いということか!?
 いやいやしかし、アルファなのに全く興味無かったのか?あ、でもニンレネイも無かった…。まぁ、そっち方向に向かないようちょっと促した覚えはあるが、イゼアルはそれとは違う気がする。

「ね、閨教育は……?」

 聞いてはいけないとは思いつつ、興味が湧いてビィゼトは尋ねた。
 イゼアルの表情は笑顔だが、微妙に固まっている。

「他人に触れるのが嫌で見学のみにしましたが、ちゃんと記憶しております。」

 それはそれで、おかしくないか?ビィゼトはイゼアルもまたどこかズレているなと実感した。

「ほらほら、ビィゼト様、これは二人の問題だよ?二人で決めさせようよ。」

 レクピドが割って入った。

「いや、しかし……っ!」

「ビィゼト兄上、そんなにダメダメ言ってたら次からはアル君のお家に行っちゃうからね!」

「そ、それはダメだ!」

 そんなことしたらあっという間に項を噛まれてノビゼル公爵家に帰ってこなくなる!

「ご安心ください。」

 イゼアルがニコリと微笑んだ。ノアトゥナはそんなイゼアルの背中に隠れてバイバイと手を振っている。
 それにレクピドも手を振り返し、ビィゼトの腕を引っ張って行った。

「あぁ~~~~~…………!」

 遠ざかるビィゼトの声を聞きながら、ノアトゥナはイゼアルの手を握った。

「入ろう?」

 頬を赤く染めてノアトゥナは自分の部屋へイゼアルを誘う。
 これに抗える人間はいるのだろうか。
 誘われるがままにイゼアルはノアトゥナの部屋へ入り扉を閉めた。








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