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番外編
188 日影の中の陽だまり③
しおりを挟む漸く国王陛下の依頼が終わった!
フィナゼは安堵の溜息と重さを増した懐に満足しながら、ロビトー子爵領に帰った。
正直自分の領地がちょっと遠くて良かったなと思っている。直ぐ行けるような場所なら頻繁に呼び出しを食らっていたことだろう。
王城の中にロビトー子爵専用の研究施設を作ってもいいんだよ?とたまに言われるが、自分が気に入った場所じゃないと落ち着いて研究出来ませんからとお断りしている。
そんな所で働こうものなら帰れない気がしてならない。
帰りはいつも馬車を出してくれるので、王宮で使用される馬車は広くて乗り心地が良く快適だ。
「帰りましたよ~。」
そう大きくもない自分の屋敷について、フィナゼは明るく帰宅した。
「お帰りなさい。」
奥からマリフィオが現れる。
以前は学院での付き合いしかなかったのでイローティフ先生と呼んでいたが、今はマリと愛称で呼んでいた。本人から言われたからだ。
そしてもう一人、養子として迎えた息子ラゼナが奥から出てくる。ラゼナはアルファだ。水色の髪に茶色の瞳の落ち着いた青年に育った。
フィナゼが三十四歳の頃、マリフィオに孤児院へついて来てもらい一緒に選んだ子だ。
裕福な平民の家の子だったが、両親が病死してしまい、親戚に家を奪われてしまったらしい。暫くは後見人として一緒に暮らしていたらしいが、気付いたら全ての権利を奪われてしまっていたのだと引き取った後に教えてくれた。
そこまで打ち解けて話してくれるようになるまでに時間はかかったが、それくらい慎重な方が今後騙されたりしないからいいのだとマリフィオは言っていた。
フィナゼに学問を、マリフィオに剣術を習いながら育ち、十六歳から王都の学院の寮で過ごした。卒業と共に領地に帰ってきて、フィナゼの領地経営を手伝っている。
「薬は効いたんですか?」
ラゼナもお帰りなさいと言いながら尋ねてきた。
「ええ、沢山臨時収入が入りましたよ。」
嬉しそうに持ってきた袋を渡した。
金貨と宝石が入った袋に三人でニッコリと笑う。
ロビトー子爵領では、この現金支給は有り難い。
「これで街道補修工事が進みますね。」
ラゼナは交易路としてロビトー領に新たな道を作ろうとしていた。折角の平地を使わない手はない。農地は新たに開拓した土地に移動してもらい、要所要所に町に人が住むよう誘致した。そうすれば宿を経営する者も現れてくる。
先に簡易的な道を作ったのだが、すぐにその街道を使う者が現れ始め、それならばと馬車も通れるよう道に石を敷き平らな馬車道も通すつもりだった。
フィナゼよりも経営手腕があったおかげで、安心してラゼナに領地経営を任せてフィナゼはナリシュ国王陛下の依頼に集中することが出来るようになった。おかげで今のロビトー子爵領は安定して潤っている。
「疲れましたよね?片付けは俺達がするので休んで下さい。」
マリフィオとラゼナの申し出に、有り難くフィナゼは自室に戻った。
その後、三人で食堂に集まり晩餐を摂りながら、領地に異常はなかったかフィナゼは確認する。
「魔獣が出たのでマリフィオに行ってもらいました。」
領地に魔獣が出た場合は、騎士団を所有する戦力のある領地に頼むか、王都の魔法師団に依頼するのが普通なのだが、今までのロビトー子爵領はあまり頼んでこなかった。何故ならお金が無かったからだ。
以前は税収をやりくりしたり、フィナゼが教師として稼ぐお金を使って頼んでいたのだが、それはどうしても自分達でどうにも出来なくなった時だけ。小さな魔獣や暫く我慢すれば去っていくような魔獣ならば、お金を使って依頼することはなかった。
兎に角貧乏な領地だったのだ。
魔獣が出ると被害は深刻だった。
だがマリフィオがきてから一人で討伐してくれる為、その心配がなくなった。年に数回起きていた魔獣被害がなくなっただけでもかなり状況が好転した。
「そうですか。有難う御座います。怪我はなかったですか?」
フィナゼがマリフィオに尋ねると、マリフィオは静かに頷いた。
フィナゼはこの生活をとても気に入っている。
穏やかで、お金の心配もなくて、家族が助け合う長閑な生活が。フィナゼは争い事が嫌いなので、この平和が大切だった。
部屋に戻り、今日は早目に寝るかと寝室に進んでいると、扉越しに廊下から声がかかった。
「フィゼ、少しいいですか?」
マリフィオだった。僅かしかいないが使用人達ももう寝ている時間帯だ。大きな屋敷ならば夜の当番などもあるし、夜中に当主から呼び出されることを考えて待機する使用人がいたりするが、こんな小さな屋敷では不要だと皆には寝るように言っている。
フィナゼは自ら扉を開いた。
「どうしましたか?」
お互い教師時代のまま敬語で話すのが癖になってしまい、養子で迎えたラゼナまで敬語で話す家族になっている。
それでもマリフィオはお互い愛称で呼びましょうと言ってきて、マリフィオのことはマリと呼び、マリフィオはフィナゼのことをフィゼと呼ぶようになった。
廊下にはお盆を持ったマリフィオがいた。
お盆の上にはお酒が乗っている。
「少し飲みませんか?」
最近忙しくてゆっくり酒を飲み交わす時間もなかったので、ようやくゆっくり出来るからと持ってきたようだ。
フィナゼは頷いて扉を開けた。
マリフィオもよくこうやって来るので、当然のように寝室の方に入り、ベット横のソファに腰掛ける。
お盆をそのままソファの上に置いた。
「何を持ってきたんですか?」
「ブランデーですよ。」
ヒョイと一緒に持ってきた氷と水差しを見せられる。こっち、と水を指差した。今日は疲れているから薄めにしてもらおう。すぐに酔いそうだ。
作ってもらった水割りを飲みながら、ボーと考える。部屋が綺麗に掃除してあるなぁと感心する。
フィナゼがロビトー領に帰ると言った時、マリフィオは一緒について行ってもいいかと尋ねてきた。
少し驚いたが、良いですよと了承した。その代わり貧乏なのでお給料は払えませんと正直に言うと、知っていますと返されてしまった。
給料はいらないので、一緒に屋敷に住まわせて欲しいと言われた。帰る家がないのだと。
イローティフの名前を名乗っていたので、そのうち伯爵家を頼るのかと思っていたのだが、マリフィオはイローティフ伯爵家は嫌いなのだと言った。実父は処刑され、割とまともだった傍系が伯爵家を引き継いだのだが、前伯爵の血を引くマリフィオは煙たがれているらしい。
じゃあ良いですよと、ラゼナを引き取って三人で帰ってきた。
簡単に了承したのには訳がある。
一人で子育てをする自信がなかったからだ。
ラゼナもマリフィオが選んだ子だった。他にもアルファでもいろんな子がいた。赤ん坊から孤児院に入るギリギリの十五歳まで。男の子も女の子もいた。院長は五歳くらいの子供からが育てやすいと勧めてきたが、マリフィオはラゼナにした。
理由を聞いたら、自分の立場を理解し努力しそうだからと言っていた。そしてそれは事実だった。
マリフィオは給料を払わないのが申し訳ないくらい働いてくれている。
片付けが出来ないフィナゼの部屋を片付けてくれるし、ラゼナの教育と手伝いもしてくれる。領地の魔獣も倒してくれるし、今ではロビトー子爵家になくてはならない人になっている。
ボーとしながらチミチミ飲んでいると、隣で小さく笑う気配がした。
隣に座る男を見ると、自分とは違い全く酔っていない灰色の瞳がフィナゼを見て笑っていた。
「何で笑うんでしょう?」
むむっとしながらフィナゼは胡座をかく。
「……今日は相手をして下さい。」
フィナゼは目を剥いて驚きコップをポトッと滑らせた。予測していたのかマリフィオはストンとキャッチする。
「な、何故今日…?」
「………ちょっとしたくなって。」
そうやって笑うマリフィオは、いつもの静かなマリフィオではなく、艶やかな欲に濡れた瞳でフィナゼを見ている別人のようだった。
決してそんな関係だった訳ではない。
フィナゼはマリフィオのことを友人だと思っていた。態々領地にまで来てくれるくらい仲が良かった自覚はないが、本人が来たいと言うくらいだし、きっと仲が良いんだろう。
そんな感じでのんびりと思っていた。
領地に帰って来て暫くしてからの話だ。ラゼナは十一歳で、新しい環境に一生懸命努力するので、自室にさがって寝るのが早かった。
ある日マリフィオがお酒を持って一緒に飲もうと言ってきた。
フィナゼは喜んで相手をした。
そして襲われたのだ。
「フィナゼ先生は挿れる方と挿れられる方、どちらが良いですか?」
何を聞かれたのか分からなかった。
「…………はい?いれる?いれられる?何をでしょうか?」
酒が入っていたので思考力も落ちていた。
そして流し目で見て来るイローティフ先生が色っぽいなと思ってしまった。
「…………ここです。」
フィナゼの股間をやわやわと揉みながら握られた。
「…………………???そこは急所ですね。」
「そうですね。」
面白そうに笑いながら押し倒された。
何が起きているのか分からなかった。だって相手はマリフィオ・イローティフだ。アルファの男性だ。そして自分も一応アルファ男性。
いやいや、最近はノルギィ・クシェヌ大公閣下がいい例だ。アルファの男性同士での婚姻に世間を賑わせた。しかも政略結婚ではなく完全なる恋愛結婚。
元々王弟殿下時代から市井に人気が高い人だったが、今ではその型破りな自由さがさらに人気を上げている。
だからイローティフ先生が男性アルファが好きでも問題はない。
問題なのは相手にしようとしているのが自分だというだけで……。
手早く服を脱がせられている事実にはっ気付き、慌ててズボンを押さえようとしたが遅かった。
「…………っ!!」
当然だが萎えている。
「あ、やっぱりフィナゼ先生もアルファだから立派なモノをお持ちですね。」
ニコッと笑って褒められて、ちょっと嬉しくなり、いやいや違うだろうと思い直す。
勃たせてあげますねと躊躇いもなく咥えられた。
暖かく湿った口内に、フィナゼの陰茎はムクムクと大きくなる。最初は喉まで入れられたが、芯をもち勃ち上がると、流石に無理ですねと口を離し、流れた唾液をペロリと股間の前で舐めていた。
その壮絶な色気の前にフィナゼは何も言えなくなった。すぐにでも射精そうだと思ったからだ。
「初めてでしょうから俺が挿れられる方がいいですね。」
「は?……え?……ええ?」
どうやらフィナゼに口淫しながら後ろを解していたらしく、寝転がるフィナゼの上に、イローティフ先生が跨った。
自分の陰茎が男の、しかもアルファのお尻の中に沈んでいくのを、呆然と見ていた。
クプッと簡単に入り、途中で止まる。
「…………っ、あっはっ……。流石に久しぶりですんなりいきませんね。」
頬を染め、瞳を潤ませ、イローティフ先生は笑っていた。気持ちよさそうに腰を動かされ、フィナゼも堪らず声を上げる。
「……あ、ああぁ………、な、何して………は、あ、あっ。」
気持ちいいでしょう?
と聞かれて、気持ちいいと正直に応えてしまった。
だって本当に気持ち良かったから。
そのまま何度も射精を促され、気持ち良くさせられてしまった。
暫くはその夜のことが忘れられず、何故イローティフ先生はあんなことをしたのかと、ずっと悩まされる日々が続いた。
イローティフ先生自身はケロッとしていて、本気で何を考えているのか分からなかった。
意を決してイローティフ先生に与えていた客室を訪れた。
「……あの日、先生がやったことの意味を知りたいのですが。」
恐る恐る尋ねた。
これで仲が悪くなるのは何だか嫌だったから、イローティフが腹を立てないよう、冷静に尋ねたつもりだ。
イローティフ先生は不思議そうに首を傾げ、嫣然と笑った。
その笑顔がまるであの日の夜のようで、思い出されてドキリとする。
「フィナゼ先生が何も言ってくれないから、やっぱり嫌だったのかと思ってたんですが、嫌ではなかったんですね。」
嫌ではなかったんですね?
嫌、ではない、かもしれない?
そう言われると、嫌悪感はない?
混乱し言葉に詰まっていると、イローティフ先生はフィナゼの肩を抱き、フィナゼを促しながら歩きだした。こうやって並ぶとイローティフ先生は逞しいのに、あの日はうっとりするくらい艶めいて綺麗だったなと思考が飛んでしまう。
ドンと押された先はベットの上だった。
「………へ?」
「今度は反対を試しましょう。大丈夫。俺は上手ですよ。」
そこからはあまりの手際の良さに止めることが出来なかった。
「……んあっ、あっ、やめっ、やめてっっ!そこばっかり突かないでぇ!」
泣いて、何度も射精させられて、ドロドロにさせられながらイかされた。
オメガが苦手で結婚も諦めたから養子を迎えたけれども、アルファの男性に前も後ろもやられてしまうと、誰が想像出来るだろうか。
しかもどっちをされても気持ちが良かった!
「今度から俺はフィゼと呼ぶので、貴方もマリと俺のことを呼んでくださいね。性交の時は愛称で呼び合うと凄く気持ちがいいんです。」
そこから二人の愛称呼びが始まった。
「フィゼ、気持ちいいですか?」
「ここ、フィゼは好きですよね?」
甘く囁かれて、フィナゼも最中はマリ、マリ、と何度も呼ぶようになった。
マリフィオがしたくなるタイミングは分からないが、したくなったのでお酒を持って来たらしい。
「疲れてるので勃つか分かりません。」
正直にこたえると、マリフィオはうーんと考えた。
「じゃあ今日は私が挿れますね。」
自分達は四十代後半。そうしなくてもいいとフィナゼは思う方だが、マリフィオは定期的にしたがる。最近フィナゼが忙しかったので、遠慮していたのだろうかと思い、良いですよと頷いた。
肌を撫でる指も、優しくゆっくりとしたキスも、激しい挿入も、この人は本当に気持ちよくしてくれるなと感心する。
上手だ下手だと言える程、フィナゼは経験豊富ではない。
だがマリフィオとの行為はとても気持ちが良かった。
「………ねぇ、フィゼ………。俺はずっとここにいていいのかな?」
この質問よく聞くなぁ……。
一度二度と達してしまうと、疲れもあって眠気が出てくる。
「…いてくれないと困ります。」
正直にこたえると、マリフィオは目を細める。その仕草が子猫みたいで可愛いなと思う。
「……でも、無理しないで下さいね?いなくなったら、困ります、、ょ、、、。」
すうぅとフィナゼは寝てしまった。
昨日の質問の意味が分かった。
ラゼナが番にしたい人ですと、恋人を連れて来たからだ。相手は男爵家のオメガ女性で、夏の社交で出会い意気投合したらしい。
人柄も朗らかで、とてもこの土地に合う。
ラゼナと恋人が二人で散歩に出かけたので、残った私達で残りのお茶とお菓子を食べていて、マリフィオの元気がないことに気付いた。
ラゼナの恋人が来る前に、ラゼナがコソッとやって来てフィナゼに耳打ちしたことを思い出す。
「すみません、慰めて下さいね。」
何のことかと思ったが、なんとなく理解した。
「…………まさか反対……?」
「しませんよ。」
マリフィオは無表情にフィナゼの隣に移動して来た。そしてフィナゼの腕をとり抱き締める。
片側に寄り掛かる重みと温かさはもう馴染んだものだ。
「………どうしましたか?」
フィナゼが尋ねると、マリフィオは口を開いた。
「俺は………、他人だと思うんです。世間一般の見方からいくと、客人?」
「…………家族ですよ?」
マリフィオが灰色の瞳をパチパチと瞬きする。
「息子が結婚して居にくいなら私達も結婚しますか?あまり私は気にしてませんでしたが。ロビトー姓になりますけど、それでよければ。」
サクサクとお菓子を食べながら、どうですか?と尋ねる。勝手に籍なんて入れれるものではない。双方の同意は必要だ。
少し前まで養子をとることやマリフィオとの関係を反対する親戚がそれなりにいたのだが、死んだり引っ越したりと徐々にいなくなってしまっている。
だから問題ないはずだ。ほんと、不思議な程に反対する者がいないのだ。
「モグモグ…、ラゼナもここの使用人達も私達の関係なんてとっくの昔に知ってるのに…。変なマリですね。」
「……………。」
「というかもう少し大きい屋敷建てれますかねぇ?あまり気乗りはしませんが陛下から仕事もらいましょうかねぇ~。」
「…………フィゼが呑気なお人好しで嬉しいです。」
なんだが馬鹿にされている気がしてならない。
その後、ラゼナとその番とマリフィオが、三人でノリノリになって婚姻届を出しに行くという一大イベントに、フィナゼだけが恥ずかしくついて行く羽目になった。
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