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番外編
242 ハリュシュの雷雲玉④
しおりを挟む王城に着いたキランシュは、直ぐにナリシュ国王陛下への謁見申請をした。この契約書を渡さなければならないので、直ぐに通されるはずだ。
そして当日のうちにキランシュに迎えが寄越された。
「兄上っ!どういうことですか!?ハリュシュから話を聞きましたが!」
契約書もそっちのけでキランシュは噛みついた。
ナリシュの大きな執務机をバンッと両手で叩き付ける。
「………うん、ハリュシュから聞いたら来ると思っていたよ。」
なかなかリノルト辺境伯領から出て来ないキランシュを、呼び出すならこの手が丁度いいとナリシュは思っていた。
ナリシュは山賊が減る冬場なら王城に帰って来れるだろうと手紙を出すのに、キランシュは何故かずっとそれを無視していた。
その理由をナリシュなりに考えていたのだが、直接聞いた方が早いと思うことにした。
ナリシュとしては、キランシュは前国王陛下と愛するシャリージュ妃との子供なので、正当な継承者として王位に就けるべきだったのに、ナリシュが玉座に座った為反抗しているのだと思っていた。
しかしオリュガはブラコンのキランシュがナリシュを差し置いて玉座に座りたいなんて思うはずがないと言い切り、単に婚約者探しが面倒臭いから逃げたのだと反論した。
その答えをキランシュの実妹であるエリオジュに尋ねたところ、そんな無粋な理由ではないと鼻で笑われた。これはラブロマンスなのよ!という女子学生の花の雰囲気に二人は押し負けた。
しょうがないので、ハリュシュが影希望を言い出したことを使って呼び出すことにした。
案の定キランシュは飛んでくるようにやって来た。
キランシュは昔から三男のハリュシュには兎に角甘い。
ナリシュは人払いをして、お茶の用意だけさせて三人だけで話せるようにした。護衛騎士まで全て退室したのを見届けて、キランシュはまた口を開いた。
今ナリシュの執務室には、ナリシュとオリュガとキランシュの三人だけで、テーブルのティーセットを囲んでソファに座っている。
「何故影なのですか?ハリュシュなら爵位と領地を与えて領地運営させても問題ないはずですし、騎士を目指させても良かったはずです。」
ナリシュはゆっくりと頷いた。
それはナリシュだって理解している。それにアニナガルテ王国には魔法師団とは別に、王国内の警備を行う騎士団もある。魔法師団よりも圧倒的に数も多く、影を統率するより騎士団の団長になった方が王族としての地位も名誉も増すだろう。
それでもハリュシュが影を選ぶ理由は、ナリシュにも理解出来た。おそらくキランシュには理解出来ないことも理解している。
「ハリュシュは嫌がるだろうね。」
「………そうですが。」
ハリュシュは一度言い出したら考えを曲げない性格をしている。頑固なところがオリュガによく似ていた。
「キランシュの側にいたいから頑張ってるんだし、叶えてあげればいいんじゃない?」
それまで黙って会話を聞いていたオリュガが口を開いた。
キランシュはクワッとオリュガの意見に物申す。
「何故私の側に?というか何故私の側にいる為に影になる必要が?」
オリュガはうぅ~んと考える仕草をする。
「キランシュの実力を検討して?」
「いや、だからなんでっ……!」
「まぁ、待ちなさいキランシュ。」
うぐっとキランシュは口を閉じた。いくら異母兄とその番とはいえ、相手は国王と王妃だ。これくらいで怒るような人達ではないが、本来は意見できる立場ではない。
「ちょっと様子見しようよ。せっかく頑張ってるんだし。」
「……そうだね。私達は本人が望んでいるのだからこれでいいと思ってるんだよ。キランシュだって私が王位に就くとすぐに出ていってしまったじゃないか………。私はそっちの理由の方が知りたいかな?」
やんわりと責められて、キランシュは口に手を添え言わないと意思表示した。
それをオリュガがジーと見つめる。
「え?まさか何か犯罪を犯して逃げたの?」
ズバッと聞かれてキランシュはギョッと目を見開いた。
「そんなわけ有りません!」
だがキランシュは七年前にここを去った理由は話したくない。自分の小ささを暴露しなければならないという恥ずかしさと後ろめたさがある。
目の前の両陛下の実力に劣等感があるなんて言いたくない!
ナリシュは仕方ないと溜息を吐いた。
「……急にキランシュがハリュシュを置いてったからこんなことになったという話でもあるんだよ?リノルト辺境には騎士団を置いてきたんだよね?暫くは王城に滞在するといいよ。」
「…………わかりました。」
ナリシュから元々使っていた離宮を使えるようにしていると言われて渋々了承する。
ディムシィア王女と交わした契約書を思い出したように手渡しながら、キランシュは暗い顔をした。
辺境のなんの気兼ねもしない自由な我が家が恋しい。
仕方なくキランシュは王城に滞在することにした。
執務室を出て行ったキランシュを二人は静かに見送り、オリュガはパッとナリシュの方を見た。
「王城が嫌いなのかな?それともハリュシュが嫌いなのかな?」
暫く滞在するように言われたキランシュの顔はとても嫌そうだった。
「うーん……。何か嫌なものがあるのは確かだろうね…。でもハリュシュだったら有り得ないよ。」
それもそうかとオリュガは納得した。
ハリュシュが小さい頃酷い噂が横行した。ナリシュ達は必要ならば密かに粛清を行なっていたのだが、実行したのはまだ十代のキランシュだった。
ハリュシュの側に多くいるのは自分だから、誰をすべきか一番分かると言って、キランシュは粛清対象を選別し中傷する者達を消していった。
「…え?じゃあなんで?まさか僕が嫌われすぎて!?」
婚約当時からキランシュはオリュガを毛嫌いしていた。大好きな兄上を盗られたという感覚で。幼い嫉妬だろうし、ある程度成長してからは割と普通に話してくれるようになったので、そんな感覚はなくなったと思っていたのにとオリュガはショックを受けた。
「いや、オリュガがっていうなら…、私もじゃないかな?」
キランシュの視線はナリシュとオリュガ二人を捉えて見ている。オリュガのみを嫌っているような感じはない。
「じゃあ、本当にエリオジュが言う通り、ラブ・ロマンス………!」
はわわわわわ、とオリュガは興奮した。
「こうしちゃいられない!見に行かなきゃ!」
「待って、待ちなさい!そんな根拠もない話を信じてるのかい?」
「え?だって、甥っ子大好きなキランシュが誰かに恋をしている……。しかもそれが理由で王城から去ったと言うことは!その相手は道ならぬ恋かも知れないんだよ!?」
フンスフンスと鼻息荒くオリュガは語った。
ナリシュはジトーとオリュガを見る。
「……その恋の相手がハリュシュだったら?」
「ふぇ?」
「道ならぬ恋でしょ?歳の離れた甥っ子なら?」
「………………………よし、カクニンシテコヨー。」
辞めなさい!とオリュガは羽交締めで止められた。
王都に戻るとこれがあるから嫌なんだ。
顔は笑顔だが心の中ではイヤイヤながら参加した舞踏会に嫌気が差していた。
舞踏会なのでダンスがある。引っ切りなしに申し込まれるダンスにキランシュは心を無にして応じていた。既に十回は超えたのではないだろうか。体力に自信はあるがダンス好きでもないのでいい加減飽きてきた。
キランシュが王都に戻ったと知った各家々が、社交シーズンでもないのにあちこちでパーティーを開きキランシュに招待状を送ってくる。
茶会にガーデンパーティーに夜会に舞踏会。
必要最低限で受けてはいるものの、三日おきに参加する羽目になり早く辺境に帰りたかった。
キランシュは元王族だ。その見た目はプラチナブロンドの髪に群青色をした瞳を持つ、生粋のカフィノルア王家の容姿をしている。
現在はリノルト辺境伯爵であり、サマファル国との貿易の拠点にもなる場所の領主だ。昔はたた雪深く常にサマファル国からの侵略に怯える土地だったが、今はその逆だ。これから豊かに栄えていく可能性のある領地の当主ということもあり、独身アルファのキランシュに目をつける貴族家は多い。
是非我が家のオメガを!
パーティーの招待とオメガの紹介が延々と続いていた。
曲が途切れて少し休憩すると言って会場を強引に離れた。庭園に逃げ込み灯りの少ない方へ歩いていくと、目の前にハリュシュが立っていた。
「まだハリュシュは招待される歳じゃないだろう?」
なんでこんな所にいるんだと苦笑しながら窘めた。
「叔父上こそどうして俺の相手をしてくれないんですか?」
「………ミリュミカから特訓を受けてるんじゃなかったのか?」
漸く父上から仕事を覚える許可が出ましたと、嬉しそうに報告してきたのはつい最近だ。
いきなりミリュミカの仕事を全部任せるのではなく、少しずつ鍛えながら引き継いでいくつもりなのだろう。
結局ハリュシュの望み通りに進んでいた。
「兄上は何をお考えなのだろうな……。」
呟いたキランシュに、ハリュシュはシュンと眉を垂らした。まるで見えない耳が怒られて塞がったように見えてしまう。昔からハリュシュはキランシュの行動に一喜一憂してばかりだ。そのくせ行動は自由気ままだ。
「俺が影になるのは反対ですか?」
いつもは力強く相手を睨みつけるくせに、今はショボンと項垂れていた。
「………………言っても聞かないのに反対しても仕方ないだろうな。」
パッとハリュシュが顔を上げる。その瞳に期待の色が見えていた。
「では許してくれますか?」
「最初から私が一人反対しても覆らないだろうしね。」
ハリュシュは駆け寄りキランシュの片腕を抱き締めた。小さな頃から本当に変わらない。
「叔父上、踊りましょう!」
ええ?とキランシュは狼狽える。まさか、ここで?
「曲もないのに踊れるのか?」
「俺が歌います。」
ハリュシュはキランシュの手を取って踊り出した。曲のみの鼻歌は意外と上手い。
誰もいない庭園で、ハリュシュの歌を聴きながら踊る歌は意外と楽しい。子供の頃の遊びみたいだ。ハリュシュは緋色の瞳を輝かせて、頬を染めてニコニコと笑う子だった。
「昔のハリュシュは可愛かったなぁ。」
踊りながらしみじみと言うと、ハリュシュはキッと睨みつけてきた。目線が同じだ。
「今でも可愛いです!」
「ふ、ふふ、なんだそれ。」
久しぶりにハリュシュと二人楽しい時間を過ごしている。
影になりたいと言うのなら、応援してあげるしかないなとキランシュは諦めた。
結局キランシュは王太子であるロラシュとロイデナテル侯爵家の子息ミフィケの婚約式に参加するまて王城に滞在することになった。リノルト辺境は遠い為、一度戻る余裕はないと言うことで、その間アディ副団長に頑張ってもらわねばならなくなった。
王都滞在中、第三王子ハリュシュはキランシュ・リノルト辺境伯と仲が良いともっぱらの噂だ。
今日の婚約式でも、その後の夜会でも、ハリュシュはキランシュにくっついていた。
「見て下さい。執着系、腹黒系かと思わせておいてのあれがワンコ系なのですわ。」
「僕の息子は犬かぁ~。」
「へぇ、あれが…。」
「ハリュシュのあんな姿は久しぶりに見たねぇ。可愛いねぇ~~。」
オメガが四人集まって顔を突き合わせて話し込んでいる。
ラブロマンスとは?というオリュガの問い掛けに四人は集まり話し込んでいた。
エリオジュを師匠に、質問者のオリュガと、本日の主役のはずのミフィケと、第二王子のチュレジュ。王族オメガの塊に誰も近寄ることが出来ずにいた。
そんな四人の視線の先には、辺境伯として挨拶回りをしているキランシュと、その後ろをついて回るハリュシュ第三王子がいる。
「尻尾と耳が見えます。」
「なるほど!僕にはふさふさの大きな尻尾がパタパタしてるように見えるよ!」
「いやぁ、そう見せかけといてデッカい牙あんじゃね?」
「えぇ~~、チワワがいいなぁ~。」
最後のチワワ発言をしたチュレジュに、三人はそれはないと首を振る。
あそこで四人集まってキランシュ達を見ている視線に気付いてはいるが、見るなとも言えずにキランシュは無視していた。
ロラシュ王太子殿下の婚約というめでたい日だ。その婚約者のミフィケとも挨拶したが、なんとも珍しいタイプだなと思った。
ナリシュ兄上がオリュガを紹介してきた時の衝撃と重なり既視感を覚えた。
「叔父上、挨拶は終わりましたか?」
ずっと後ろをついて回っていたハリュシュが話しかけてきて四人から視線を外した。
「ああ、だいたい終わったかな。」
これだから社交は面倒臭い。
キランシュから終わったと聞き、ハリュシュは嬉しそうな顔をした。
漸く二人でゆっくり出来るとハリュシュが喜んだのも束の間、ベータの貴族令嬢やオメガの男女が二人を取り囲んだ。
キランシュはハリュシュの機嫌が悪くなるのではと思ったが、ハリュシュは一瞬無表情になったが話しかけられて普通に返事を返していた。
その姿にキランシュは驚く。
なんとなくハリュシュは機嫌を悪くすると思ってしまった自分に呆れてしまった。ハリュシュは第三王子だ。王族として立派に立ち回る姿にキランシュは何故だが寂しく思ってしまう。
ハリュシュの様子に気を取られたが、キランシュも独身アルファであることは間違いない。
どちらも年齢にあった独身貴族が集まり大変なことになってきた。
その獲物に群がる肉食獣のごとき様子に、オリュガ達はウワァと口を開けて見ていた。
「………えー?なんでここに集まってるの?」
軽やかな声で久しぶりにやった来たのは、春にテイローラワ国へ戻ったリーニィー・リフィッツエだった。二年生までアニナガルテ王国の学院に留学していたのだが、自国テイローラワ国の王太子カナティーテ・ディテ・ナワラーヤと婚約する運びとなったので国に帰っていた。
今回はロラシュとミフィケの婚約式に参加する為に、カナティーテ王太子とアニナガルテ王国を訪問していた。
「えーと、猛獣観察?」
「違います。お兄さまとハリュシュがラブロマンスに突入するのかの観察よ。」
オリュガとエリオジュのそれぞれの返事に、リーニィーは面白そうと目を輝かせた。
リーニィーは昔からロラシュ達と一緒にいた為、ハリュシュやその現国王ナリシュの異母弟にあたるキランシュとはあまり接点がなかった。
キランシュはいつも小さなハリュシュの世話をよくしてくれる人という印象だった。
四人から何を見ていたのか説明を聞いたリーニィーは、むむーと真剣に群がる令嬢達に囲まれる二人を観察する。
「………まだそこまでいってないようにみえるけど?」
まだまだ普通よりは仲の良い叔父と甥。そんな感じだとリーニィーは意見した。すっかり一緒になって観察している。
「予備軍よ。」
エリオジュの言葉にリーニィーははっとする。
「予備軍………!」
「要観察。」
「そうなのか……。」
二人のただならぬ様子に、オリュガ達はゴクリと息を飲んだ。
「何かすべき?」
オリュガは自分の権力を使ってキランシュとハリュシュを応援した方が良いのだろうかと真剣に尋ねた。やった方が良いなら僕はやる!
その意気込みは各々の番と婚約者に止められた。
「………はいはい、余計なことはしないんだよ?」
オリュガはナリシュに捕まり口を塞がれた。オリュガはふむぐぅと唸っている。
大人しく聞いていたチュレジュの横に人が立つと、チュレジュはすっぽりと抱き込まれた。
「仲良くするのは良いけど、おかしなことに参加しちゃダメだよ。」
チュレジュはツィーニロ魔法師団長に手を繋がれた。チュレジュは何で?と不思議そうに見上げる。
「…君も……、今日の主役が何してるの?」
「こっちの方が面白い。」
本日のもう一人の主役であるロラシュ王太子がミフィケに注意したが、あっさりと言い返されてしまった。ロラシュはそうなんだ?と相変わらず微笑んでいる。
「またエリオジュ様は変なことを教えて…。ここは学院じゃないんですよ?」
宰相として忙しいだろうに、グリーラヒは自分の婚約者を止めに来た。
「布教よ。」
「やめて下さい。」
テイローラワ国の王太子カナティーテもリーニィーを捕まえる。
「ほら、人の恋路に首を突っ込んだらダメって言ってるでしょう?直ぐに混ざりたがるんだから。」
「ああ…、今から面白くなるところだったのに!」
それぞれがグイグイと手を引かれて強制的に解散させられてしまった。
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