46 / 71
44.緊急事態
しおりを挟む
『幸田くんに変わってくれるかい?』
「幸田くん。」
「は、はい。」
隊員は幸田を呼んで、無線を渡す。
「変わりました幸田です。」
『おぉ~、無事みたいだな。しかし、我々が間に合わなかったらやばかったろ~。』
笑いながら田川2等陸佐は言った。
「一応、フレイヤが他のヘリに移動させるという手段を考えてました。」
『あ……、フレイヤが君と契約者してたんだったな……。すっかり忘れてたよ……。そうか、【忘れた頃の救世主登場!】って感じで楽しかったんだがなぁ~。』
無線から聞こえてくる田川2等陸佐の声は、少し落ち込んだように聞こえた。
「あ、幸田くん。うざかったら無線切っていいぞ!そこのボタンを押せば切れる。」
『その声は仲部!お前~、余計なことを教えるんじゃない!』
「え~と、これか。」
幸田は、仲部 元1等空佐に言われたボタンをなんの躊躇いもなく押す。
『ちょっとまて……ゆき……くん………………。』
無線が切れたようだ。
「なんか……初めて会った時や、電話の時とだいぶ違う……ですが……。」
幸田はそっと無線を操縦席に置き、元の席に戻りながら仲部 元1等空佐にそう聞いた。
「許してくれ……、あれがあいつの平常運転だ。」
『え…………。』
田川二等陸佐のことを知らない隊員や、幸田たちは声を揃えて呟いた。
その時だった……。
「レーダーに反応あり!」
「なに、モニターに出せるか?」
「わかりました。3,2,1……モニター出します!」
先ほど幸田たちに、事の説明をするのに使用していたモニターにそれが映し出された。
それは目を疑う現実を映し出した。
「人……いや、天使?」
先ほど幸田たちに説明をしていた隊員が、それを見て疑問に思う。
「あいつは!」
幸田には覚えがあった。
「めんどくさいやつがきたわね……。」
幸田だけではない、沙夜たちも覚えがあった。
「救援を要請するんだ!これは陸上自衛隊だけでは手に終えんぞ。」
仲部は操縦席の隊員に向けてそう叫んだ。
隊員は慌てて無線連絡を取る。
「管制01管制01、こちらメディック371。緊急事態につき応答願う。」
『こちら管制01。メディック371どうした?』
「敵襲っ!至急救援願う。」
『了解した。念のためそちらの位置情報を送れ。』
「はい!」
操縦席だけではない、他の隊員も慌てて他の機体と連絡を取る。
「02応答せよ。敵襲、警戒陣形を!」
「03応答せよ。敵襲だ、陣形を警戒に変更!」
次々と、他の機体に連絡を取っていく隊員たち。
そんな中、作戦を立てる契約者がいた。
「じゃあ、そういうことでいいか?」
と仲部が言った。
どうやら今回、作戦の中心は幸田ではなく、仲部元1等空佐のようだ。
「今度こそ決着だ!待ってろよ大天使ミカエル。」
幸田はそう叫んだ。
「準備はいい?サタナエル。」
真希がサタナエルに問う。
「もちろんです。」
「倒すよ、アズラーイールを!」
モニターに映し出された者の正体……、
それは、大天使ミカエルと元警視庁公安部部長小林さんを殺害したアズラーイールだった―。
「幸田くん。」
「は、はい。」
隊員は幸田を呼んで、無線を渡す。
「変わりました幸田です。」
『おぉ~、無事みたいだな。しかし、我々が間に合わなかったらやばかったろ~。』
笑いながら田川2等陸佐は言った。
「一応、フレイヤが他のヘリに移動させるという手段を考えてました。」
『あ……、フレイヤが君と契約者してたんだったな……。すっかり忘れてたよ……。そうか、【忘れた頃の救世主登場!】って感じで楽しかったんだがなぁ~。』
無線から聞こえてくる田川2等陸佐の声は、少し落ち込んだように聞こえた。
「あ、幸田くん。うざかったら無線切っていいぞ!そこのボタンを押せば切れる。」
『その声は仲部!お前~、余計なことを教えるんじゃない!』
「え~と、これか。」
幸田は、仲部 元1等空佐に言われたボタンをなんの躊躇いもなく押す。
『ちょっとまて……ゆき……くん………………。』
無線が切れたようだ。
「なんか……初めて会った時や、電話の時とだいぶ違う……ですが……。」
幸田はそっと無線を操縦席に置き、元の席に戻りながら仲部 元1等空佐にそう聞いた。
「許してくれ……、あれがあいつの平常運転だ。」
『え…………。』
田川二等陸佐のことを知らない隊員や、幸田たちは声を揃えて呟いた。
その時だった……。
「レーダーに反応あり!」
「なに、モニターに出せるか?」
「わかりました。3,2,1……モニター出します!」
先ほど幸田たちに、事の説明をするのに使用していたモニターにそれが映し出された。
それは目を疑う現実を映し出した。
「人……いや、天使?」
先ほど幸田たちに説明をしていた隊員が、それを見て疑問に思う。
「あいつは!」
幸田には覚えがあった。
「めんどくさいやつがきたわね……。」
幸田だけではない、沙夜たちも覚えがあった。
「救援を要請するんだ!これは陸上自衛隊だけでは手に終えんぞ。」
仲部は操縦席の隊員に向けてそう叫んだ。
隊員は慌てて無線連絡を取る。
「管制01管制01、こちらメディック371。緊急事態につき応答願う。」
『こちら管制01。メディック371どうした?』
「敵襲っ!至急救援願う。」
『了解した。念のためそちらの位置情報を送れ。』
「はい!」
操縦席だけではない、他の隊員も慌てて他の機体と連絡を取る。
「02応答せよ。敵襲、警戒陣形を!」
「03応答せよ。敵襲だ、陣形を警戒に変更!」
次々と、他の機体に連絡を取っていく隊員たち。
そんな中、作戦を立てる契約者がいた。
「じゃあ、そういうことでいいか?」
と仲部が言った。
どうやら今回、作戦の中心は幸田ではなく、仲部元1等空佐のようだ。
「今度こそ決着だ!待ってろよ大天使ミカエル。」
幸田はそう叫んだ。
「準備はいい?サタナエル。」
真希がサタナエルに問う。
「もちろんです。」
「倒すよ、アズラーイールを!」
モニターに映し出された者の正体……、
それは、大天使ミカエルと元警視庁公安部部長小林さんを殺害したアズラーイールだった―。
0
あなたにおすすめの小説
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る
ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。
異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。
一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。
娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。
そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。
異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。
娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。
そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。
3人と1匹の冒険が、今始まる。
※小説家になろうでも投稿しています
※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!
よろしくお願いします!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる