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3.天使ならざる存在
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「これは…。」
「その短剣は【召喚の短剣】。」
幸多が唱えると、短剣は炎を纏った光に包まれ、伸びていく。
「召喚の短剣…。」
「その短剣は使う人によって変わります。その名のように、唱えると剣を召喚します。あなたが召喚したのは、北欧神話の『レーヴァテイン』という武器です。」
(※レーヴァテインは様々な解釈があるが、ここでは剣ということにする。)
「そいつは便利な短剣だな。」
幸多はさらに体制を低くして、全力で前方に飛んだ。
相手の天使が両手を挙げて指一本一本に力をこめる。
そして、幸多の頭をに向けて腕を伸ばしてくる。
幸多はレーヴァテインを持ってる右手に左手を加え、そのまま両手で振り下ろす。
振り下ろす瞬間、黒々しいオーラがレーヴァテインを、包んだように見えた。
薄暗い部屋に、
空間が揺れ―、
空気が裂かれ―、
そして天使の声が響いた。
「やったか……?」
「まだですよ。幸多。」
「やっぱりあなた、契約してたのね。その剣、振り下ろす瞬間に黒々としたオーラが出ていた。まさか悪魔?
あの時見たのは、天使と契約したような光だったけれど…。」
フレイヤは幸多の後ろに姿を現した。
「そこにいたのね……。私の天使に見つけられない天使がいたなんて…。驚いたわ。」
見つけられるはずがない。フレイヤは天使ではなく、神なのだから。
「仕方ないわ、今回はこの辺で撤退ね。私の天使は回復させないといけなそうだし。」
彼女の天使は姿を消して、彼女はリビングの窓から出て行った。
「おい!待て、名前くらい………。」
幸多が窓から顔を出して見たときには、彼女の姿はなかった。
「あの天使は…。」
「ブリュンヒルデ、北欧神話ですよ。」
「ブリュンヒルデとあの少女……、いったいなんだったんだ…。」
「今後、注意して過ごさなければなりませんね。」
「そうだなぁ……。」
ふと、幸多がレーヴァテインに目を向けると、また炎を纏った光に包まれ、先程の短剣に戻った。
「その短剣はあなたに授けます。その他、私と契約して使える能力は徐々に教えることにしましょう。」
「了解した、……って美奈のこと忘れてた。」
幸多は美奈に声をかけた。
「生きてるかー?死んでるかー?生死の狭間をさまよってるかー?」
「幸多……、死んでは…ないですよ、はい。」
フレイヤが少し困ったように言った。
「まぁ、いいか。」
幸多はそう言うと、美奈に薄い毛布を被せる。
やがて何事もなかったかのように、
『日常』にもどったのだった―。
これが始まりとも知らずに……。
「その短剣は【召喚の短剣】。」
幸多が唱えると、短剣は炎を纏った光に包まれ、伸びていく。
「召喚の短剣…。」
「その短剣は使う人によって変わります。その名のように、唱えると剣を召喚します。あなたが召喚したのは、北欧神話の『レーヴァテイン』という武器です。」
(※レーヴァテインは様々な解釈があるが、ここでは剣ということにする。)
「そいつは便利な短剣だな。」
幸多はさらに体制を低くして、全力で前方に飛んだ。
相手の天使が両手を挙げて指一本一本に力をこめる。
そして、幸多の頭をに向けて腕を伸ばしてくる。
幸多はレーヴァテインを持ってる右手に左手を加え、そのまま両手で振り下ろす。
振り下ろす瞬間、黒々しいオーラがレーヴァテインを、包んだように見えた。
薄暗い部屋に、
空間が揺れ―、
空気が裂かれ―、
そして天使の声が響いた。
「やったか……?」
「まだですよ。幸多。」
「やっぱりあなた、契約してたのね。その剣、振り下ろす瞬間に黒々としたオーラが出ていた。まさか悪魔?
あの時見たのは、天使と契約したような光だったけれど…。」
フレイヤは幸多の後ろに姿を現した。
「そこにいたのね……。私の天使に見つけられない天使がいたなんて…。驚いたわ。」
見つけられるはずがない。フレイヤは天使ではなく、神なのだから。
「仕方ないわ、今回はこの辺で撤退ね。私の天使は回復させないといけなそうだし。」
彼女の天使は姿を消して、彼女はリビングの窓から出て行った。
「おい!待て、名前くらい………。」
幸多が窓から顔を出して見たときには、彼女の姿はなかった。
「あの天使は…。」
「ブリュンヒルデ、北欧神話ですよ。」
「ブリュンヒルデとあの少女……、いったいなんだったんだ…。」
「今後、注意して過ごさなければなりませんね。」
「そうだなぁ……。」
ふと、幸多がレーヴァテインに目を向けると、また炎を纏った光に包まれ、先程の短剣に戻った。
「その短剣はあなたに授けます。その他、私と契約して使える能力は徐々に教えることにしましょう。」
「了解した、……って美奈のこと忘れてた。」
幸多は美奈に声をかけた。
「生きてるかー?死んでるかー?生死の狭間をさまよってるかー?」
「幸多……、死んでは…ないですよ、はい。」
フレイヤが少し困ったように言った。
「まぁ、いいか。」
幸多はそう言うと、美奈に薄い毛布を被せる。
やがて何事もなかったかのように、
『日常』にもどったのだった―。
これが始まりとも知らずに……。
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