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【第十七章】クローン研究編
17-9【クローン小説家、死す】
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俺が通路に避難すると、バトルアックスから放出されていた悪臭が和らぐ。どうやら魔法の効果が停止したらしい。
「呼吸が出きる……ぞ……」
俺は石壁に寄り掛かりながら腰を下ろすと座った体制で休憩した。とにかく、呼吸を整える。
そして俺がゼイゼイ言いながら床を見てみれば、溢れ落ちた血の痕が点々と廊下の奥に続いていた。
「これは、あの小説家の血痕だな……」
だいぶ出血していやがるな。
これはヤバイだろ。
「よしっと──」
そろそろ、いいかな──。
三分から四分ほど休んだだろうか、随分と身体から悪臭の毒素が抜けて行った。関節の節々が痛むが、もう動けるな。周りの空気からも臭いが消えている。
俺は立ち上がると室内に戻った。室内の悪臭も消えていた。
「魔法の悪臭とは恐ろしいマジックアイテムだぜ……」
おそらく魔力で練られた臭いなのだろう。魔力が途絶えたら悪臭も消える。
闇を照らしていたランプの明かりが消えれば、真っ暗になるのと同じだ。明かりと闇は瞬時に状況が決まる。あの悪臭は、それと同じなのだろう。
悪臭自体が存在していたわけではないのだ。魔力で形作られていた臭いなのだろう。
「よし、空気が元に戻ればこっちのもんだぜ」
俺は室内を見回した。四体のクローンが横たわっている。
切り捨てられたクローン、眼を潰されているクローン、溶けてドロドロになっているクローンと様々だ。
その遺体から俺は武装を剥ぎ取った。
メリケンサック、バトルアックス、ウォーハンマー、ショートスピア。
なかなか個性的なマジックアイテムだな。ありがたく頂いて行くぜ。
「んん?」
俺が部屋を出ようとした刹那、部屋の片隅に置かれたテーブルが目に入った。そのテーブルの上に紙とペンが置かれていた。小説家のクローンが残して行った、書きかけの小説とペンである。
あれ、インク瓶が置かれていないぞ。それで書けるのか?
俺が魔法感知スキルを使ってみると、テーブルの上のペンが青く輝いた。
なるほど、このペンはマジックアイテムか。だとすると、インクが無限に出てくるペンとかかな。
よし、このペンも頂いて行こう。
それと、この小説は……。
俺は書きかけの原稿用紙を手に取り中身を読んでみた。
「こ、これは、官能小説じゃあねえか……」
間違いない。文面は荒いが濃厚な官能小説だ。
内容は、団地に住む三十歳の美人巨乳人妻が単身赴任で別居中の夫を想って真っ昼間から自室でディルドーを使用しながらオ●ニーに励んでいたところを回覧板を届けに来た隣の家の童貞な高校生男子に見られてしまい、それをスマホで隠し撮りされて、弱みとして握られると恥ずかしい要求を毎日毎日どこでもいつでもところ構わず何度も何度も絶倫的に求められてしまうって調教日記的な内容だった。
いろいろ矛盾点が多くツッコミどころが多い内容だったが、濡れ場シーンは濃厚で淫靡過ぎて、書いている人物の人格を疑うほどの作品である。
これならば担当か原作家が突けば官能小説部門の新人賞ぐらいは取れるのではないのだろうかもと思わせた。卑猥で変態な才能の片鱗は見えている。
「あったったったっ……。心臓が……」
俺の心臓が痛くなるぐらい想像力を刺激されるほどの作品だ。これは、ちゃんと編集したら売れるだろう。収入になるぞ。
って…………。
「そんなことを考えている場合じゃあねえな……」
俺はマジックアイテムと書きかけの官能小説を異次元宝物庫に仕舞うと部屋を出た。
そして、足元に続く鮮血の痕を視線で追った。
血痕は通路の奥に続いている。
「さて、追うかな」
悪臭の毒素が抜けた軽い身体を弾ませながら通路を進んだ。
やがて直ぐに、床に血塗れのダガーが落ちているのを発見する。
俺が投擲したダガーだな。
俺はダガーを拾い上げると腰のベルトに戻した。そして床の血痕を観察しながら言う。
「ダガーを抜いたことで鮮血の量が増えてるぞ。たぶん大きな脈を傷付けたかな」
ダガーを抜かなければ刀身が蓋になって出血も少なく済んだのにさ。
確実に出血量が増えている。間抜けだぜ。止血もしていないようだな。これだと長くはもたないぞ。
俺は幅を広げた血痕を追って先に進んだ。すると俺が持つランタンの明かりに人影が映り込む。
それは小説家のクローンだ。石壁に背を預けて座っている。首は項垂れて、肩には力が入っていない。
「よう、生きてるかい?」
屈んでランタンを近付けると、俺は小説家の顔を覗き込んだ。
まだ、生きている。
「真っ青だな……」
完全に出血多量状態だ。心臓麻痺で心肺停止になるのも時間の問題だろう。
ヒールで助けるか?
いや、助けない……。
俺の目的は、俺のクローンの壊滅だ。
こいつもクローンなんだ。哀れだが慈悲も掛けていられない。ここは心を鬼にするしかないだろう。
こいつらは、この世界どころかどの世界にも存在してはならない生命体なんだから。
これってクローン差別かな?
まあ、いいか。
俺はクローンの頬をビンタする。
「おい、生きてるか?」
クローンが首を力なく上げた。その瞳は虚ろで力無い。
「ああ、あんたか……」
「辛いなら、楽にしてやるぞ……」
「いや、結構だ……。どうせ死ぬ……」
「諦めが早いな」
「俺たちクローンは寿命が短いからな……」
「どのぐらいの寿命なんだ?」
「約三十日程度……。他のクローンの心臓を食らえば十日ぐらい延びるけれどな」
「そうなんだ」
こいつらは、こうして生き延びて来たんだ。
他のクローンの心臓を食らい、僅かな人生を僅かに延ばして生きて来た。
哀れなり──。
今にも眠りそうな目を虚ろに泳がせながらクローンが述べる。
「あんた、クローンじゃあないだろ……」
「なぜ、そう思う?」
「オリジナルだ……。たぶんオリジナルだと俺は思う……。俺は他のクローンよりも想像力だけは豊だからな……。勘、だよ……」
「良い勘してるぜ、あんた」
「そうか、死ぬ前にオリジナルに会えるなんて、俺ってばラッキーだぜ……」
「じゃあ、俺は先に進むが、お前は残して行くぞ」
「感謝するぜ……。一秒でも長く生きたい……。それが生物の本能だ……。それで俺も生物だと実感できるよ……」
「そうか──」
俺は立ち上がった。すると再び俯いたクローンが息も絶え絶えに述べる。
「奥に進むと、アスエボって名乗るあんたのクローンが居る……。そいつよりも、ノストラダムスを殺しやがれよ……、いいな……」
「ノストラダムス?」
「っ…………」
それを最後に小説家のクローンから力が完全に抜け落ちた。ぐったりと沈み込む。死んだか気を失ったかだ。
どちらにしろ最後ぐらいは、そっとしといてやろう。
静かに眠るといいさ。俺だって最後は静かに眠りたいもんな。
「お前が生きていたら、絶対に大物官能小説家になれていただろうさ……」
俺は踵を返してダンジョンの奥に進んだ。
そして、歩きながら考える。
ノストラダムスって、あれだよな。昔の予言者で、1999年にハルマゲドンが訪れて人類は絶滅するって予言してバズったけれど、結果的に派手に外して爆死したペテン師お爺ちゃんだよな。
なんで、そんな名前を名乗る奴が俺のクローンに混ざっているんだ?
俺のクローンたちは皆が法則的な名前を名乗る。
アスエボ、アスノベ、アスパン、アスオノ、アスハン──。
アスエボは何の訳語が合体したか分からんが、それが法則だ。
なのにノストラダムスだけが、その法則から外れてやがる。
しかも、俺の居た世界の偉人の名前だ。
「これは、何かが変だぞ……」
俺は首を傾げながら先を目指した。ダンジョンの奥に進む。
「呼吸が出きる……ぞ……」
俺は石壁に寄り掛かりながら腰を下ろすと座った体制で休憩した。とにかく、呼吸を整える。
そして俺がゼイゼイ言いながら床を見てみれば、溢れ落ちた血の痕が点々と廊下の奥に続いていた。
「これは、あの小説家の血痕だな……」
だいぶ出血していやがるな。
これはヤバイだろ。
「よしっと──」
そろそろ、いいかな──。
三分から四分ほど休んだだろうか、随分と身体から悪臭の毒素が抜けて行った。関節の節々が痛むが、もう動けるな。周りの空気からも臭いが消えている。
俺は立ち上がると室内に戻った。室内の悪臭も消えていた。
「魔法の悪臭とは恐ろしいマジックアイテムだぜ……」
おそらく魔力で練られた臭いなのだろう。魔力が途絶えたら悪臭も消える。
闇を照らしていたランプの明かりが消えれば、真っ暗になるのと同じだ。明かりと闇は瞬時に状況が決まる。あの悪臭は、それと同じなのだろう。
悪臭自体が存在していたわけではないのだ。魔力で形作られていた臭いなのだろう。
「よし、空気が元に戻ればこっちのもんだぜ」
俺は室内を見回した。四体のクローンが横たわっている。
切り捨てられたクローン、眼を潰されているクローン、溶けてドロドロになっているクローンと様々だ。
その遺体から俺は武装を剥ぎ取った。
メリケンサック、バトルアックス、ウォーハンマー、ショートスピア。
なかなか個性的なマジックアイテムだな。ありがたく頂いて行くぜ。
「んん?」
俺が部屋を出ようとした刹那、部屋の片隅に置かれたテーブルが目に入った。そのテーブルの上に紙とペンが置かれていた。小説家のクローンが残して行った、書きかけの小説とペンである。
あれ、インク瓶が置かれていないぞ。それで書けるのか?
俺が魔法感知スキルを使ってみると、テーブルの上のペンが青く輝いた。
なるほど、このペンはマジックアイテムか。だとすると、インクが無限に出てくるペンとかかな。
よし、このペンも頂いて行こう。
それと、この小説は……。
俺は書きかけの原稿用紙を手に取り中身を読んでみた。
「こ、これは、官能小説じゃあねえか……」
間違いない。文面は荒いが濃厚な官能小説だ。
内容は、団地に住む三十歳の美人巨乳人妻が単身赴任で別居中の夫を想って真っ昼間から自室でディルドーを使用しながらオ●ニーに励んでいたところを回覧板を届けに来た隣の家の童貞な高校生男子に見られてしまい、それをスマホで隠し撮りされて、弱みとして握られると恥ずかしい要求を毎日毎日どこでもいつでもところ構わず何度も何度も絶倫的に求められてしまうって調教日記的な内容だった。
いろいろ矛盾点が多くツッコミどころが多い内容だったが、濡れ場シーンは濃厚で淫靡過ぎて、書いている人物の人格を疑うほどの作品である。
これならば担当か原作家が突けば官能小説部門の新人賞ぐらいは取れるのではないのだろうかもと思わせた。卑猥で変態な才能の片鱗は見えている。
「あったったったっ……。心臓が……」
俺の心臓が痛くなるぐらい想像力を刺激されるほどの作品だ。これは、ちゃんと編集したら売れるだろう。収入になるぞ。
って…………。
「そんなことを考えている場合じゃあねえな……」
俺はマジックアイテムと書きかけの官能小説を異次元宝物庫に仕舞うと部屋を出た。
そして、足元に続く鮮血の痕を視線で追った。
血痕は通路の奥に続いている。
「さて、追うかな」
悪臭の毒素が抜けた軽い身体を弾ませながら通路を進んだ。
やがて直ぐに、床に血塗れのダガーが落ちているのを発見する。
俺が投擲したダガーだな。
俺はダガーを拾い上げると腰のベルトに戻した。そして床の血痕を観察しながら言う。
「ダガーを抜いたことで鮮血の量が増えてるぞ。たぶん大きな脈を傷付けたかな」
ダガーを抜かなければ刀身が蓋になって出血も少なく済んだのにさ。
確実に出血量が増えている。間抜けだぜ。止血もしていないようだな。これだと長くはもたないぞ。
俺は幅を広げた血痕を追って先に進んだ。すると俺が持つランタンの明かりに人影が映り込む。
それは小説家のクローンだ。石壁に背を預けて座っている。首は項垂れて、肩には力が入っていない。
「よう、生きてるかい?」
屈んでランタンを近付けると、俺は小説家の顔を覗き込んだ。
まだ、生きている。
「真っ青だな……」
完全に出血多量状態だ。心臓麻痺で心肺停止になるのも時間の問題だろう。
ヒールで助けるか?
いや、助けない……。
俺の目的は、俺のクローンの壊滅だ。
こいつもクローンなんだ。哀れだが慈悲も掛けていられない。ここは心を鬼にするしかないだろう。
こいつらは、この世界どころかどの世界にも存在してはならない生命体なんだから。
これってクローン差別かな?
まあ、いいか。
俺はクローンの頬をビンタする。
「おい、生きてるか?」
クローンが首を力なく上げた。その瞳は虚ろで力無い。
「ああ、あんたか……」
「辛いなら、楽にしてやるぞ……」
「いや、結構だ……。どうせ死ぬ……」
「諦めが早いな」
「俺たちクローンは寿命が短いからな……」
「どのぐらいの寿命なんだ?」
「約三十日程度……。他のクローンの心臓を食らえば十日ぐらい延びるけれどな」
「そうなんだ」
こいつらは、こうして生き延びて来たんだ。
他のクローンの心臓を食らい、僅かな人生を僅かに延ばして生きて来た。
哀れなり──。
今にも眠りそうな目を虚ろに泳がせながらクローンが述べる。
「あんた、クローンじゃあないだろ……」
「なぜ、そう思う?」
「オリジナルだ……。たぶんオリジナルだと俺は思う……。俺は他のクローンよりも想像力だけは豊だからな……。勘、だよ……」
「良い勘してるぜ、あんた」
「そうか、死ぬ前にオリジナルに会えるなんて、俺ってばラッキーだぜ……」
「じゃあ、俺は先に進むが、お前は残して行くぞ」
「感謝するぜ……。一秒でも長く生きたい……。それが生物の本能だ……。それで俺も生物だと実感できるよ……」
「そうか──」
俺は立ち上がった。すると再び俯いたクローンが息も絶え絶えに述べる。
「奥に進むと、アスエボって名乗るあんたのクローンが居る……。そいつよりも、ノストラダムスを殺しやがれよ……、いいな……」
「ノストラダムス?」
「っ…………」
それを最後に小説家のクローンから力が完全に抜け落ちた。ぐったりと沈み込む。死んだか気を失ったかだ。
どちらにしろ最後ぐらいは、そっとしといてやろう。
静かに眠るといいさ。俺だって最後は静かに眠りたいもんな。
「お前が生きていたら、絶対に大物官能小説家になれていただろうさ……」
俺は踵を返してダンジョンの奥に進んだ。
そして、歩きながら考える。
ノストラダムスって、あれだよな。昔の予言者で、1999年にハルマゲドンが訪れて人類は絶滅するって予言してバズったけれど、結果的に派手に外して爆死したペテン師お爺ちゃんだよな。
なんで、そんな名前を名乗る奴が俺のクローンに混ざっているんだ?
俺のクローンたちは皆が法則的な名前を名乗る。
アスエボ、アスノベ、アスパン、アスオノ、アスハン──。
アスエボは何の訳語が合体したか分からんが、それが法則だ。
なのにノストラダムスだけが、その法則から外れてやがる。
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