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反省会のティータイム
しおりを挟むもう、嫌になるわ。この世界は私に厳しすぎる。転生モノってもっと転生者に優しい世界じゃなかったの?
ゲームの世界とはいえ、リアルでプレイするのはまた難易度が違うのかしらね。まぁ、ほぼエンドが決まった状態で始まるゲームなんて聞いたことないけど。
ヒロインの家柄じゃ部屋にメイドを置くこともできない。私はこんな生活をしたいわけじゃないわ。どうしたらいいかしら。
せめて、この前のパーティーで声をかけてきたやつが侯爵家の方ならよかったのに。それだったら私だって、たとえメインの方じゃなくても話くらいしたわ。
私も、そろそろ気づいている。メインキャラクターの攻略が無理なことくらい。でもせめて、知らない世界でこのまま生きてくなら少しくらい希望を叶えたい。男尊女卑なこの世界で、制限が多いこの世界で生きていくなら。そう思うのは私のわがまま?
こんなことなら、私だって思い出したくなかったわ。
悩んでも、今の私に手を差し伸べてくれる人はいない。
ヒロイン、アメリアは私であって私じゃない。思い出さなければ、1人の寂しさも今とは違った感情だったはず。
沸々と湧き上がる感情。
なんでエミリアがルカとうまくいってるのよ。あいつがライト様のそばにいたら、また話は違ったはずなのに。
許せない。認められない。
なんであいつが幸せそうなのよ。あいつのせいで私は。
どう考えても、“悪役令嬢”である彼女が幸せなら“ヒロイン”の私は幸せにはならない。その事実だけが物語通りなのだ。
なら、彼女がルカとうまくいかなければ私は幸せになれるのかしら。
ルカとどうにかなりたいわけじゃない。
でも、あの2人が別れたら私にも別の幸せがやってくるかもしれない。
「ふふふ。それって、とってもいい考えじゃない?」
なんですぐに思いつかなかったのかしら。
「次は私の番よね?エミリア。」
待ってて。今すぐその幸せを奪ってあげるから。
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