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謎の休暇5
しおりを挟むアメリア嬢に渡されたブローチがただの好意とわかって数日。ここのところ、毎日彼女から何かしらの贈り物をもらう羽目になっていた。
ある時は高級な刺繍糸。これで家庭科の授業の課題(ハンカチ)を一緒に作らないかというもの。
またある時はお菓子を作ってきたので一緒に食べないかというお誘い。
何かあるのではないかと疑ってはいるものの、毎回何もなければ毎回疑うのも馬鹿らしくなってくるというもの。ついにはライト様が「改心したのかもね」なんていいい出す始末。そう思うのも無理はない。
「ルカ様はどう思います?」
「何が?」
「アメリア様のことです。信じてみてもいいのでしょうか?」
私の問いかけに少し悩んだルカ様。
「僕は正直、リア以外はどうでもいいんだよね。だからリア以外は基本的に信用はしていない。興味もない。でもリアが彼女を信じてみたいと思うなら、僕は止めないよ。」
思いがけない、私に寄り添った意見に少し驚いた。
確かに物語のルカ様は、リアのすることには基本イエスマンだった。むしろサポートしてくれていたからこその悪役令嬢エミリアが誕生していた。
「リアはどうしたいの?」
そう問いかける彼にヤンデレの面影は、物語ほどない。(ヤンデレ殺しの異名を私が持ってもおかしくないわよね)
「君がしたいことを邪魔する人間は消してあげる。だから迷う必要はないんだよ。さぁ、言ってごらん?」
・・・いや、さっきの発言は取り消した方がいいかもしれない。表に出てないだけで、彼の気質は変わっていないようだわ。
「ルカ様、今ここで誓ってください。私の知らないところで危ないことはしないでください。人を消すなんて・・・ルカ様にとっては簡単かもしれないけれど、ダメですからね!」
「・・・・・・善処する。」
あら、目が合っていませんけれど。
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