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第3章
ガラスペン〜ノアsaid〜
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「・・・少し、1人にさせてくれないか?」
ジェイドはそう問いながらも、俺の答えを聞くまでに部屋を出て行った。
手紙で、アカリちゃんがジェイドに対して申し訳なく思っていることを知っていた。そのためにうちで働き出したことも。その申し訳ないと思う気持ちは、ジェイドに対する好意が増長させた。一方的に養ってもらうのは耐えられないそうだ。そんな彼女が最近、この世界を知るために本を読みたいと言うのは不思議ではなかった。しかし今になってリクエストされた本の共通点として、他国の情勢がわかるものだった。
他国のスパイかもしれない。
そう思っても言い出せるものじゃない。特に盲目的に彼女を信頼しようとしてるジェイドには。それに、俺自身も信じたかった。ジェイドの唯一になった人を。
まだ彼女がスパイとは限らないし、ジェイドへの気持ちから他国を裏切っていてもおかしくないと思っている。裏切った他国からジェイドを守るために身を隠した、とかね。なんせ俺は彼女がここに来た事情を知らない。ジェイドは知っていたようだったから、この未来もちゃんと予想していたはずだ。
今夜はジェイドを1人にしてはおけない。帰らないことを従者に店へ連絡させよう。
そう思って部屋を出た時だ。
バダンッ!!
ジェイドの部屋から大きな音がした。
「ジェイドッ?!どうした、大丈夫か?」
慌てて部屋に入ると、彼は倒れていた。
「おい、大丈夫か?」
軽く頬を叩いても返事がない。
呼吸は・・・しているようだな。疲れて寝ちゃっただけか?ったく、心配させるなよ。
ベッドまで運んで、横たわらせる。すると、彼が紙を掴んでいることに気がついた。それを手からそっと引き抜いて読んでみる。
『ガラスペン借りるね。心配かけてごめんね。それから、ありがとう。』
見慣れた字で書かれていた。
アカリちゃんだ。
ジェイドはこれを読んだ後に倒れたのか。"借りる"と書いてあるし、本人的には戻る意思はあるのだろう。では何故離れたかって言うより、何故戻れないか、いつ戻るのかっていう方がジェイドには必要かな。
馬車付近で待機させていた従者にアカリちゃんからの手紙、俺が用意した本の内容の詳細を持ってくるよう指示する。
これでも頭はいい方だ。謎解きも得意。学生時代、地味に成績3位内をキープしていた。単なる謎解きではないけど、自分ならよく考えればアカリちゃんの居場所を突き止められるだろう。いや、絶対突き止めてみせる。
その前に、腹が減っては戦はできぬ。ということで、手がかりが届く前に夜食を作ろう。今夜はきっと長い。ジェイドだって、起きたらお腹が減ってるかもしれないしな。冷蔵庫の中にあるもの、勝手にに使ってもいいよな?こいつが育てた野菜、好きなんだよなぁ。
夏野菜を鍋にたっぷり入れて、スープを作り始めた。
ジェイドはそう問いながらも、俺の答えを聞くまでに部屋を出て行った。
手紙で、アカリちゃんがジェイドに対して申し訳なく思っていることを知っていた。そのためにうちで働き出したことも。その申し訳ないと思う気持ちは、ジェイドに対する好意が増長させた。一方的に養ってもらうのは耐えられないそうだ。そんな彼女が最近、この世界を知るために本を読みたいと言うのは不思議ではなかった。しかし今になってリクエストされた本の共通点として、他国の情勢がわかるものだった。
他国のスパイかもしれない。
そう思っても言い出せるものじゃない。特に盲目的に彼女を信頼しようとしてるジェイドには。それに、俺自身も信じたかった。ジェイドの唯一になった人を。
まだ彼女がスパイとは限らないし、ジェイドへの気持ちから他国を裏切っていてもおかしくないと思っている。裏切った他国からジェイドを守るために身を隠した、とかね。なんせ俺は彼女がここに来た事情を知らない。ジェイドは知っていたようだったから、この未来もちゃんと予想していたはずだ。
今夜はジェイドを1人にしてはおけない。帰らないことを従者に店へ連絡させよう。
そう思って部屋を出た時だ。
バダンッ!!
ジェイドの部屋から大きな音がした。
「ジェイドッ?!どうした、大丈夫か?」
慌てて部屋に入ると、彼は倒れていた。
「おい、大丈夫か?」
軽く頬を叩いても返事がない。
呼吸は・・・しているようだな。疲れて寝ちゃっただけか?ったく、心配させるなよ。
ベッドまで運んで、横たわらせる。すると、彼が紙を掴んでいることに気がついた。それを手からそっと引き抜いて読んでみる。
『ガラスペン借りるね。心配かけてごめんね。それから、ありがとう。』
見慣れた字で書かれていた。
アカリちゃんだ。
ジェイドはこれを読んだ後に倒れたのか。"借りる"と書いてあるし、本人的には戻る意思はあるのだろう。では何故離れたかって言うより、何故戻れないか、いつ戻るのかっていう方がジェイドには必要かな。
馬車付近で待機させていた従者にアカリちゃんからの手紙、俺が用意した本の内容の詳細を持ってくるよう指示する。
これでも頭はいい方だ。謎解きも得意。学生時代、地味に成績3位内をキープしていた。単なる謎解きではないけど、自分ならよく考えればアカリちゃんの居場所を突き止められるだろう。いや、絶対突き止めてみせる。
その前に、腹が減っては戦はできぬ。ということで、手がかりが届く前に夜食を作ろう。今夜はきっと長い。ジェイドだって、起きたらお腹が減ってるかもしれないしな。冷蔵庫の中にあるもの、勝手にに使ってもいいよな?こいつが育てた野菜、好きなんだよなぁ。
夏野菜を鍋にたっぷり入れて、スープを作り始めた。
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