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第1章 魔女と仲間達
第7話 竜は人型になりたい
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リュビアと出会ってから五日が経った。大きな問題は起こることなく、順調に街に向かって進んでいる。歩きながらこの世界について説明したり魔法について教えたりしていたので、苦痛ではなかった。
「もうちょっとで街に着くかなー」
「リュビアと会った場所から、大体半分くらい進んだかな。休み休みで進んでいるから、ペースは遅めだね」
初めは真っ先に街に行こうと考えていたが、リュビアのペースに合わせて進むのが一番だ。夜を何度か越す中で、魔力を垂れ流して魔物に襲われないかという実験は行ってみた。予想通り魔物には襲われなかったので、転移した後の無防備な姿で無事だったのは、それのおかげである。
また、途中で考えないといけないことがある。リュビアがこのままの姿だと街に入れないという問題があるのだ。子竜であっても竜は竜だ。
稀に魔物を使役している人はいるが、堂々と街中で引き連れている人はいない。……私が直近で街に出たのはだいぶ前のことだから、今がどうなっているのかは分からないけど。それでも、竜という存在はかなり珍しいだろう。
「楽しみだなぁ。ファンタジー世界の街だから、沢山の種族がいるんだろうな」
リュビアは元気に私の周りを飛び回っている。彼女が疲れた時は、私の肩や頭に手を置いて体重を乗せ、休憩しているのだ。
「旅をするから、沢山のものを買いそろえないといけない。けど、一つ問題があるんだ」
「問題?」
私がそう言うと、リュビアは心配そうに私に顔を向けた。リュビアの姿の問題以外にも、問題はあるのだ。
「お金がないんだよね……」
「わぁお……」
リュビアの反応に、私は苦笑いを浮かべる。お金自体は沢山持っていたのだが、転移してくる際に全て置いてきてしまった。辺境で立派な屋敷を建てられるくらいはあった気がするが……取りに戻ることはできないので、今ではもうただの飾りになっているだろう。
「お金集めも冒険者の醍醐味だろうね!」
「旅の出発は遅くなっちゃうけど」
急ぐ必要はない。リュビアという同行者もできたことだし、どうせなら旅の道中も楽しむべきだと思い始めている。
「お金は、魔物の素材を集めたり薬草を集めたりしたらいいんだよね」
「そうだよ。今まで集めた素材を売ったら、まあまあの額にならないかな……」
強力な魔物であればあるほど、素材の価値も上がる。コカトリス以外にも多くの魔物に遭遇しているので、素材は結構集まっている。即席で作ったかばんは、もう少しで一杯になりそうだ。これが一杯になったら、素材はどうやって保存しようかな。
足を進めながら頭の中で考えていると、近辺に不思議な魔力反応を感じた。
「あれ? ラーシェ、何か聞こえない?」
リュビアの言葉に、私は耳に魔力を込めて聴力を強化してみる。竜の身体能力は高いようで、このように私よりも先に彼女が何かに気が付くことがあるのだ。ちなみにラーシェという名は、私の愛称である。
「確かに、聞こえる」
「泣いているのかな……。助けて、って言ってる」
聴力を強化したことで、幼い少女かと思われる声が微かに聞こえてくる。リュビアがその声が聞こえる辺りに飛んでいくので、私も後に続いていった。
「見て! 小さい女の子だ!」
リュビアが小さな手を向けた先には、しゃがみ込んでいる少女がいた。こちらに背を向けているが、顔を手で覆っていて、泣いているのが分かる。
「助けてあげないと」
「……待って」
真っ先に少女に向かおうとしたリュビアの尾を掴んで止める。
「あれ、魔物だよ」
「え?」
私の言葉に、リュビアは驚いて少女をじっと見た。目視では普通の少女にしか見えないが、魔力反応が明らかに魔物のものである。
「スキンウォーカーという魔物で、ああやって人をおびき寄せて、油断させたところに襲いかかるんだ」
炎の玉を生成して少女に投げつけると、甲高い悲鳴と共に少女の体は徐々に歪んで泥人形のような姿になった。それはそのまま私に向けて泥を伸ばしてくるが、凍らせた後に圧力をかけて破壊する。
私が別の魔法を発動させる前に、リュビアが魔法陣を完成させて火魔法を放った。それが見事に命中する。魔物は高火力の炎に耐え切れず、その場に泥の水たまりをつくって消滅した。
「リュビア、すごいね」
「へへん! 全く魔物だとは見抜けなかったけど、魔法はうまく使えた!」
リュビアが使った火魔法は高火力であり、適当に魔力を込めたのではなくちゃんと制御されていた。リュビアには魔法の才能があるのかもしれない。
「人に化ける魔物もいるんだね」
「魔物が魔法を使う例は稀だから、あまり目にはしないんだけど、いることには変わりないから注意しないといけない。魔力反応に違和感があることが多いから、ちゃんと確かめないとね」
私は魔物がいた場所に近づいて、泥の水たまりの隣でしゃがんだ。スキンウォーカーの素材は様々な用途があるから、採取しておきたい。しかし液体を保管する道具は持っていないので、もったいないな。
「その魔物は、魔法で人に変身していたの?」
「この泥に魔力が込められていて、人の姿に成り代われるんだ。加えて幻影魔法もかけられているから、目視では人と魔物の区別がつかない」
「魔物って怖いね……。油断できないや」
魔物の中には言葉を解する頭のいい個体もおり、巧みに人を欺いてくる。人に友好的なものもいるにはいるのだが、基本的に遭遇する魔物は危険な存在だ。ましてここは魔物が蔓延るフェロスなので、気を抜くべきではない。
……それにしても、幻影魔法か。スキンウォーカーのように姿形が変わるわけではないが、人の目を欺くくらいはできるかもしれない。
「リュビアが街に入る時には、幻影魔法が有効かもしれないね」
「わたし、人の姿になれるの?」
「人型になるのとは違うから、残念ながらリュビアが人の姿になれるわけではないよ。それに、竜の姿で人の見た目になったら、挙動不審な動きをしてしまいそうだ。違和感がないようなものに変わるべきだろうね」
リュビアは空を飛んでいるので、鳥あたりが無難だろう。鳥であれば、肩に乗せていても使い魔だと多くの人が勘違いすると思う。
「早く人型になりたいな~」
実力のある人や魔力を見極める目を持つ人には簡単に看破されるだろうから、リュビアが人型になることが一番良いことだ。獣人族や妖怪族あたりの人々が、そういったことに詳しいだろうか。街に行ったら、尋ねてみよう。
「もうちょっとで街に着くかなー」
「リュビアと会った場所から、大体半分くらい進んだかな。休み休みで進んでいるから、ペースは遅めだね」
初めは真っ先に街に行こうと考えていたが、リュビアのペースに合わせて進むのが一番だ。夜を何度か越す中で、魔力を垂れ流して魔物に襲われないかという実験は行ってみた。予想通り魔物には襲われなかったので、転移した後の無防備な姿で無事だったのは、それのおかげである。
また、途中で考えないといけないことがある。リュビアがこのままの姿だと街に入れないという問題があるのだ。子竜であっても竜は竜だ。
稀に魔物を使役している人はいるが、堂々と街中で引き連れている人はいない。……私が直近で街に出たのはだいぶ前のことだから、今がどうなっているのかは分からないけど。それでも、竜という存在はかなり珍しいだろう。
「楽しみだなぁ。ファンタジー世界の街だから、沢山の種族がいるんだろうな」
リュビアは元気に私の周りを飛び回っている。彼女が疲れた時は、私の肩や頭に手を置いて体重を乗せ、休憩しているのだ。
「旅をするから、沢山のものを買いそろえないといけない。けど、一つ問題があるんだ」
「問題?」
私がそう言うと、リュビアは心配そうに私に顔を向けた。リュビアの姿の問題以外にも、問題はあるのだ。
「お金がないんだよね……」
「わぁお……」
リュビアの反応に、私は苦笑いを浮かべる。お金自体は沢山持っていたのだが、転移してくる際に全て置いてきてしまった。辺境で立派な屋敷を建てられるくらいはあった気がするが……取りに戻ることはできないので、今ではもうただの飾りになっているだろう。
「お金集めも冒険者の醍醐味だろうね!」
「旅の出発は遅くなっちゃうけど」
急ぐ必要はない。リュビアという同行者もできたことだし、どうせなら旅の道中も楽しむべきだと思い始めている。
「お金は、魔物の素材を集めたり薬草を集めたりしたらいいんだよね」
「そうだよ。今まで集めた素材を売ったら、まあまあの額にならないかな……」
強力な魔物であればあるほど、素材の価値も上がる。コカトリス以外にも多くの魔物に遭遇しているので、素材は結構集まっている。即席で作ったかばんは、もう少しで一杯になりそうだ。これが一杯になったら、素材はどうやって保存しようかな。
足を進めながら頭の中で考えていると、近辺に不思議な魔力反応を感じた。
「あれ? ラーシェ、何か聞こえない?」
リュビアの言葉に、私は耳に魔力を込めて聴力を強化してみる。竜の身体能力は高いようで、このように私よりも先に彼女が何かに気が付くことがあるのだ。ちなみにラーシェという名は、私の愛称である。
「確かに、聞こえる」
「泣いているのかな……。助けて、って言ってる」
聴力を強化したことで、幼い少女かと思われる声が微かに聞こえてくる。リュビアがその声が聞こえる辺りに飛んでいくので、私も後に続いていった。
「見て! 小さい女の子だ!」
リュビアが小さな手を向けた先には、しゃがみ込んでいる少女がいた。こちらに背を向けているが、顔を手で覆っていて、泣いているのが分かる。
「助けてあげないと」
「……待って」
真っ先に少女に向かおうとしたリュビアの尾を掴んで止める。
「あれ、魔物だよ」
「え?」
私の言葉に、リュビアは驚いて少女をじっと見た。目視では普通の少女にしか見えないが、魔力反応が明らかに魔物のものである。
「スキンウォーカーという魔物で、ああやって人をおびき寄せて、油断させたところに襲いかかるんだ」
炎の玉を生成して少女に投げつけると、甲高い悲鳴と共に少女の体は徐々に歪んで泥人形のような姿になった。それはそのまま私に向けて泥を伸ばしてくるが、凍らせた後に圧力をかけて破壊する。
私が別の魔法を発動させる前に、リュビアが魔法陣を完成させて火魔法を放った。それが見事に命中する。魔物は高火力の炎に耐え切れず、その場に泥の水たまりをつくって消滅した。
「リュビア、すごいね」
「へへん! 全く魔物だとは見抜けなかったけど、魔法はうまく使えた!」
リュビアが使った火魔法は高火力であり、適当に魔力を込めたのではなくちゃんと制御されていた。リュビアには魔法の才能があるのかもしれない。
「人に化ける魔物もいるんだね」
「魔物が魔法を使う例は稀だから、あまり目にはしないんだけど、いることには変わりないから注意しないといけない。魔力反応に違和感があることが多いから、ちゃんと確かめないとね」
私は魔物がいた場所に近づいて、泥の水たまりの隣でしゃがんだ。スキンウォーカーの素材は様々な用途があるから、採取しておきたい。しかし液体を保管する道具は持っていないので、もったいないな。
「その魔物は、魔法で人に変身していたの?」
「この泥に魔力が込められていて、人の姿に成り代われるんだ。加えて幻影魔法もかけられているから、目視では人と魔物の区別がつかない」
「魔物って怖いね……。油断できないや」
魔物の中には言葉を解する頭のいい個体もおり、巧みに人を欺いてくる。人に友好的なものもいるにはいるのだが、基本的に遭遇する魔物は危険な存在だ。ましてここは魔物が蔓延るフェロスなので、気を抜くべきではない。
……それにしても、幻影魔法か。スキンウォーカーのように姿形が変わるわけではないが、人の目を欺くくらいはできるかもしれない。
「リュビアが街に入る時には、幻影魔法が有効かもしれないね」
「わたし、人の姿になれるの?」
「人型になるのとは違うから、残念ながらリュビアが人の姿になれるわけではないよ。それに、竜の姿で人の見た目になったら、挙動不審な動きをしてしまいそうだ。違和感がないようなものに変わるべきだろうね」
リュビアは空を飛んでいるので、鳥あたりが無難だろう。鳥であれば、肩に乗せていても使い魔だと多くの人が勘違いすると思う。
「早く人型になりたいな~」
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