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第二十一話 模擬テスト
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王立のセントウル魔法学院の入学が来週に控えているので、メーティル先生が簡単なテストを作ってくれた。
殆どが過去問になっているそうだ。
「わからないところは今のところなさそうです」
「そうですか。 凄いですね、テイル君と同じ歳の子であれば五割くらい正解すればいい方ですよ?」
「そうなんですね。 俺は物覚えが良い方なのでもしかしたら首席で受かるかもしれませんね」
褒められたのでちょっと自画自賛をしておく。
「多分そうなるとは思います」
冗談で言ったはずなのに真に受けられてしまった。
メーティル先生はちょっと真面目なんだよな。
そんなこんなで俺は模擬テストを全問正解してしまう。
「本当に首席がありえそうですね、鼻が高いですよ」
「ありがとうございます。 メーティル先生の教え方が良かったのも絶対にありますね」
「ふふっ、ありがとうございます」
メーティル先生が笑ってくれたので俺は少し心が休まった気がした。
そうこうしていると小休憩も終わり実技の方も見てもらう。
入学の実技は基本的に初級の魔法を行使することだ。
発動が成功しなくても魔力が流れて居れば大丈夫なのだとか。
「炎よ」
詠唱をし、プチファイアを行使する。
「いつ見ても綺麗で迅速な術式行使ですね。 私でもここまで繊細な発動は出来ないかもしれません」
「そうなのですか? 先生に言われた魔力循環や魔力制御を寝るまでやっていたら出来るようになりましたよ」
「それはかなりやっていますね。 そういえばテイル君はもう魔物討伐を経験されているのでしたね」
「はい、ソロでゴブリンやウルフは討伐出来ました。 あまり苦戦はしたって感じはしなかったですね」
と言うとメーティル先生は驚いて声を上げる。
「一人で! 危ないじゃないですか! せめてパーティを組んで依頼を行ってください!」
「ご、ごめんなさい、ちゃんとメイカを連れて行きます…」
もっともなので謝ることしか出来ない。
「そうしてください。 次はもっと怒りますからね」
なんか、少し可愛らしく怒って見せるメーティル先生。
「……はい」
そういえばいつからかメーティル先生は俺の事をテイル「君」と呼んでくれるようになった。
会話の中で笑顔も増え、感情を出してくれることが多くなったのだ。
俺はそれが凄く嬉しくて、気付けばメーティル先生を本当の家族の様に思っていた。
そんな淡い日がいつまでも続くと信じて俺はメーティル先生の授業を受けている。
これは俗に言うフラグってヤツなのだろうか。
だとしたらへし折ってやりたいところだ。
そして試験まで三日と迫った時に事件は起きてしまう。
大規模な魔物討伐に駆り出されたメーティル先生がかなりの重症を負ってしまったのだ。
メーティル先生が弱らせた魔物は何とか騎士団と魔法師団が討伐しきったが、死傷者は少なからず出てしまったようだ。
その事はメイカから即日聞き俺は気が動転してしまい。 まともな判断が出来なくなっていた。
それを傍らでセバスが眺めていることなど一ミリも知らずに。
殆どが過去問になっているそうだ。
「わからないところは今のところなさそうです」
「そうですか。 凄いですね、テイル君と同じ歳の子であれば五割くらい正解すればいい方ですよ?」
「そうなんですね。 俺は物覚えが良い方なのでもしかしたら首席で受かるかもしれませんね」
褒められたのでちょっと自画自賛をしておく。
「多分そうなるとは思います」
冗談で言ったはずなのに真に受けられてしまった。
メーティル先生はちょっと真面目なんだよな。
そんなこんなで俺は模擬テストを全問正解してしまう。
「本当に首席がありえそうですね、鼻が高いですよ」
「ありがとうございます。 メーティル先生の教え方が良かったのも絶対にありますね」
「ふふっ、ありがとうございます」
メーティル先生が笑ってくれたので俺は少し心が休まった気がした。
そうこうしていると小休憩も終わり実技の方も見てもらう。
入学の実技は基本的に初級の魔法を行使することだ。
発動が成功しなくても魔力が流れて居れば大丈夫なのだとか。
「炎よ」
詠唱をし、プチファイアを行使する。
「いつ見ても綺麗で迅速な術式行使ですね。 私でもここまで繊細な発動は出来ないかもしれません」
「そうなのですか? 先生に言われた魔力循環や魔力制御を寝るまでやっていたら出来るようになりましたよ」
「それはかなりやっていますね。 そういえばテイル君はもう魔物討伐を経験されているのでしたね」
「はい、ソロでゴブリンやウルフは討伐出来ました。 あまり苦戦はしたって感じはしなかったですね」
と言うとメーティル先生は驚いて声を上げる。
「一人で! 危ないじゃないですか! せめてパーティを組んで依頼を行ってください!」
「ご、ごめんなさい、ちゃんとメイカを連れて行きます…」
もっともなので謝ることしか出来ない。
「そうしてください。 次はもっと怒りますからね」
なんか、少し可愛らしく怒って見せるメーティル先生。
「……はい」
そういえばいつからかメーティル先生は俺の事をテイル「君」と呼んでくれるようになった。
会話の中で笑顔も増え、感情を出してくれることが多くなったのだ。
俺はそれが凄く嬉しくて、気付けばメーティル先生を本当の家族の様に思っていた。
そんな淡い日がいつまでも続くと信じて俺はメーティル先生の授業を受けている。
これは俗に言うフラグってヤツなのだろうか。
だとしたらへし折ってやりたいところだ。
そして試験まで三日と迫った時に事件は起きてしまう。
大規模な魔物討伐に駆り出されたメーティル先生がかなりの重症を負ってしまったのだ。
メーティル先生が弱らせた魔物は何とか騎士団と魔法師団が討伐しきったが、死傷者は少なからず出てしまったようだ。
その事はメイカから即日聞き俺は気が動転してしまい。 まともな判断が出来なくなっていた。
それを傍らでセバスが眺めていることなど一ミリも知らずに。
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