錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。

いいたか

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第三百七十七話

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『テイル君…いや、テイル神よ。 我が娘が世話になった。 この礼はいかようにも。 なんであったら、我が娘を貰ってやっても…』

「駄目です!!!」

『先約があったか、失礼した。 というか貴女様であったか。 ご無礼をお許しください』

何を割り込んで話してるんだ! 全く…。
ここ最近はずっとそうだ。
俺の扱い皆雑じゃないか?

『大丈夫ですよ。 それは貴方が皆に信頼されている証で御座います』

え? 誰!?
急に声が聞こえて来たんだけども…。
しかも、俺以外は普通に海神様と話しているから別の方であることは間違いない。
電話で言うと割り込み着信?

『おおよそその認識で間違いありませんよ』

また聞こえたって言う事は間違い無いな…。
一体誰なのだろうか。

『日本の神…とだけ…』

なるほど。 日本には沢山の神が居るから絞られる事も少ないだろうな。
普通なら。

「ん? リヴィどこいった」

『彼女ならば新たな眷属が出来たと喜んでおりますよ』

え? 新しい眷属!? どういう事?

『魚人族ですね…』

いつの間に…!!! 俺が見てない間に!?
まぁ、海鮮…もとい、海の住人同士だからか。

“ギロリ” 魚人族を含めた海の者達から心に刺さる様な視線を頂いた。

『流石にそれは良くなかったようですね』

ははは…そうですね。
どうしたものかと考えていると、リヴィがこちらに寄ってくる。

『おい、先ほどから表情がコロコロ変わって気持ち悪いぞ』

「あぁ! そう言う事か!」

『自覚無しか…』

『そう言う事でしたか。 私の声をリヴィさんにも届く様にしましょうかね』

え、出来るんですか。

『出来ますよ』

『なんだこの声は!? 脳に響くっ!?』

「一種の念話だよ。 気にする必要はないさ!」

『は? はぁ。 今更ではあるがそんな高等なものを使えると知っても驚く事もないし、相手が誰であっても驚くことはないだろう?』

『テイル神さん? 名乗って宜しいですか?』

良いんじゃないだろうか…。 むしろ俺の方が敬わないといけない側なのに…。

『ふふふ。 私は天照大神と申します。 主に日本の神であり太陽神でもありますね』

『!!!!???? て、テイルゥゥゥゥ!?!?!?!?』

「どした?」

『どしたじゃない! お前、なんて方と喋らせてるんだ! ちょっとだけコミュ障治った所でこんな大層な方と喋らせるな馬鹿!!!』

「あ、やっぱり天照大神様を”知ってた” んだね」

『!!!』

記憶の混濁か、魂の混濁か。
はたまた何だろうかこの現象は。

『私にも分かりかねますが、不思議な現象です。 同じ世界が複数あるというのは確定でしょうね』

やっぱりそうですよね。
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