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第45話 本当のLOVE
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「お母様、おはよう」
「おはよう、クラリス。今日から学校なのに普段より遅いわよ」
「だって、朝からお風呂に入っていたから…。お母様だってローブのままじゃない」
シャルル様に施術をしてもらって、クリットの皮まで無くしていただくとお風呂の気持ち良さが全然違うのです。
昨晩も何度気を失ったことか…。
「私は鏡で身体を見ていたのよ…」
一晩たっても体形は元のまま…、昨晩何度もイッたので更に肌が艶やかになっている気がします。
シャルル様のエステとお風呂の組み合わせは最強ね。
「そう言えばりりこもお風呂に入って覚醒したと言っていたわ」
「お母様、私も…、シャルル様のパートナーになりたいんだけれど…」
「……」
「ふみかさんまでシャルル様のパートナーになって、りりこもパートナーになる予定なんだって。母娘揃ってだよ」
「前にもそんな事を言っていましたね」
何の冗談かと思っていましたがシャルル様のパートナーだなんて…。
ふみかさんも私とそう年齢は変わらないはずですが…。
「シャルル様ほど格好良くて素敵な男性はアメリカにもいないわ。精子をいただく男性としても最高だと思うのよ」
「そ…それは認めるわ…」
クラリスの精子提供者も最善だったつもりですが、シャルル様と比べると見劣りしてしまいますね。
「……とりあえず、その話はまた今度よ。クラリスは早く朝食を食べて学校へ行きなさい」
「私はシャルル様とデートよ!」
「ず、ずるい!」
「フフ…、今日はシャルル様達の銀行口座の開設をしておかないといけませんからね。家探しもありますし…」
40億円…、改めてシャルル様の凄さを感じます。
価格が決まっていなければそれ以上に出す女性もいることでしょう。
クラリスの言うように知り合えたのは幸運としか言いようがありませんね。
(シャルル様のパートナーか…)
こんな年齢なのにそう考えると胸が高鳴ります。
帰りにショッピングにでも付き合ってもらおうかしら…。
XX XY
「ちょっとクラリス、一体どうしたのよ」
「遅刻ギリギリに来たと思ったらそんなに変わって…。先生も驚いていたじゃない」
「キャロル…、ちょっと休みボケで寝坊しちゃって…」
「嘘ね。あなたの所のエブリンが起こさない訳がないじゃない…」
「それで、どうしてなの…?」
髪は艶やかで肌は瑞々しく、体形も少し変わったように見えるのです。
胸なんてこれまで以上にポヨポヨしてる…。
「フフ…、日本に行っていたからかな…」
「そう言えば夏休み中はホームステイしていたんだっけ…」
「その変わりようは日本の美容品? 食べ物なの?」
「美容品というより日本のエステかな…。もちろん食べ物もヘルシーで美味しかったわ…」
とりあえず日本の話題にしておきます。
シャルル様のおかげで艶やかで瑞々しい肌になり見た目が少し変わりましたが、お母様ほど変貌したわけではありません。
マオ様は変貌について年齢や体調にもよるとおっしゃっていたので何とかそれで誤魔化せそうです。
「良いなぁ、私も日本に行ってみたいよ。でも侵略者との最前線だものね…」
「確かに戦闘はアメリカより多いみたいだけれど、日本の対策部隊は凄いらしいのよ」
侵略者がユーラシア大陸から離れたアメリカ東南部に攻めてくることはほとんどありません。
アメリカで注意するのはグレイのテロや誘拐の方なのです。
たまに山奥に大きくて毛むくじゃらの異星人も現れるらしく、行方不明者は多いそうです。
「そうなんだ…。それよりもう注目の的ね。特に男性の…」
「……」
学校に着いてから男性達がチラチラと私を見ているのには気付いています。
「ジャンもまだクラリスが来ていないかって、こっちのクラスまで見に来ていたんだから…」
「お昼休みにまた来るんじゃない…?」
「ジャンねぇ」
夏休み前には素敵なボーイフレンドの一人に思えていたのですが、シャルル様に出会ってしまったらもう興味もありません。
どうしてあんな力自慢だけの男性が良いように見えたのかしら…。
早く帰ってシャルル様に会いたいわね…。
XX XY
フロリダに来て3日目、今日はソフィアさんと街に出掛け、銀行の口座開設や家を探してもらう予定です。
想定外の事もありましたが、目的もほとんど果せたので後はゆっくり観光気分です。
ピンポーン。
「シャルル様、お待たせしました」
「わざわざ部屋まで来てくれなくても呼んでくれればロビーに行くのに…」
部屋にまでソフィアさんと秘書のユーリさんが迎えに来てくれています。
リズさん達がいないのは今日から学校なのだそうです。
「いえ、予約したホテルに不備がないか見ておきませんと…」
「文句のないホテルだよ。プールも付いていて気持ち良いよ」
昨晩はエロフ達も気分転換出来て喜んでいました。
早速僕達はソフィアさんの案内で銀行に向かいます。
ソフィアさんが銀行に入るだけでVIPルームに通され、責任者が駆けつけてくるのです。
本来なら屋敷から口座開設も出来るそうですが、僕達の為に街を巡ってくれるようです。
「これはバウアー様、本日はいかがなさいましたか?」
「バ…バウアー様…ですよね…?」
「失礼ですよ!」
「ユーリ、良いのです。この者に非はありません」
それだけ私の変貌が凄いと言う事なのでしょう。
「す…すみませんでした。それでご用件は…?」
「この方達の銀行口座を開設し、当家から振込をお願いしたいのです」
「……、もしかしてこちらのお二人は外国籍の方でしょうか?」
「三人とも日本人です」
「で…では、それぞれお名前とご住所、連絡先などを…」
「住まいは現在検討中です。不都合があるようなら私が後継人でも保証人にでもなりますのでそれで手続きを…」
「はっ、かしこまりました」
僕達は名前を書いてパスポートを提示するだけで、後はソフィアさんと責任者さんのやり取りを見ているだけでほぼ終わりました。
「ソフィアさん、本当に良かったのですか?」
指紋も登録しましたが、住所や連絡先はソフィアさんの屋敷になっています。
「はい、もちろんです」
「お金の事も…」
40億円は4000万ドルとなり、僕に2000万ドル、アイとマオにそれぞれ1000万ドルを振り込んでもらいました。
「アメリカで活動される場合はドル換算の方が分かり易いですし、端数も無い方がいいですからね」
「確かに…」
《ご主人様、私達の口座は別に無くても良かったのですが…》
《いざという時の為だよ。この世界では本当の人間なんだから好きな物を食べたり買ったりもしないとね》
《それに…、いずれ僕達の子供がこの地球に残るんだよ。その子達の為にもね…》
《ご主人様…》
《マスター…》
「後は家だね…」
口座の開設が出来れば、住所の変更は簡単のようです。
「マスター、もういっそソフィアさんにパートナーになってもらえば良いのでは?」
「「えっ!?」」
「ちょ…ちょっとマオ、何を勝手に…。ソフィアさんに失礼だよ」
「マオ様、今なんと…? 私をシャルル様のパートナーに認めて下さるのですか?」
「ソフィアさん、それはマオの勝手な冗談で…」
「私、シャルル様のパートナーになりたいです!」
今朝、クラリスと話していた所でしたが、考えるまでもなく自然とそうお願いしていました。
「ソフィア様…」
どうしてこんな展開に…。
ソフィア様がシャルル様のパートナーですって?
「クラリスからふみか様もシャルル様のパートナーだと聞きました。それならぜひ私も…」
「ご主人様、ソフィアさんがそこまでおっしゃるのなら…」
「う~ん、でも僕は日本人ですよ」
「契約結婚であれば国籍を気にする事も無いでしょう。私としてはシャルル様のパートナーとして縁を結んでいただければ幸せです…」
「分かったよ…。ソフィアさんがそれで良いのなら…」
アメリカでも契約結婚ならそんなに問題ないのか…?
「フフ…、これでわざわざ住まいを探す必要も無くなりましたね」
「あっ、そうだね…」
「シャルル様!」
「ど…どうしたのユーリさん?」
いきなり大きな声で呼ばれ驚きます。
「私はソフィア様の秘書です。秘書の分際でおこがましいお願いですが、ソフィア様がシャルル様のパートナーになられるのならぜひ私もお傍に…。ソフィア様と距離ができ、同じ話題で話せなくなるのは悲しいです」
「ユーリ…」
「ユーリさん…、ご主人様に立場は関係ありません。一夫多妻、一妻多夫の世界ですが、ご主人様を唯一の男性とし、あなたの愛情がご主人様に注がれるのなら認めない事はありませんよ」
「アイ様…」
「シャルル様、私…」
「……ユーリさんもいきなり外国人である僕のパートナーになっても良いの?」
もうアイ達が勝手に決めるのはいつもの事です。
「はい、ソフィア様と一緒に私も生涯お傍に…」
「ハァ~、分かったよ。そこまで言うのなら認めるよ…」
「ありがとうございます!」
「ユーリ、あなたがそんな無茶な事を言うだなんて…ね…」
「でも、私の為じゃなくシャルル様の為に生きないと怒るわよ!」
「は、はいっ」
「ではお二人とも、観光は出来ませんがホテルに戻りましょうか…」
「アイ、せめてホテルで昼食を食べてからにしようね…」
「もちろんです」
「「……?」」
ソフィア・バウワー
性別:女
年齢:35歳
身長:177cm
体重:65kg
B:104cm
W:62cm
H:88cm
【処女】
ユーリ・ピアース
性別:女
年齢:28歳
身長:175cm
体重:63kg
B:98cm
W:63cm
H:90cm
【処女】
XX XY
「やぁクラリス、会いたかったよ。夏休み中会えなかったのは初めてじゃないかな…」
「そうね…」
昼休みになりやっぱり来たわね…。
「ジャンも忙しかったんでしょ?」
「そうなんだよ、U18のKARATE格闘技の大会で全米6位入賞したんだ…」
「そう、良かったわね」
せめて3位までに入りたかったのか悔しそうにしています。
「クラリスは見違えるように綺麗になったよね。学校中の噂になっているよ。僕も嬉しいよ」
「どうしてジャンが喜ぶのよ」
「そ…それは…。そうそうクラリス、今日学校が終わったら久しぶりにデートしようよ。それで良かったら久しぶりにブレックスでもどう?」
「今、家に大切なお客様が来ているからやめておくわ。それに私はもう誰ともブレックスするつもりは無いから…」
「なんだって…!?」
「もう気持ち良くなんて思えないのよ」
「えっ、僕との相性は良いかもってクラリスも言っていたよね!?」
「確かにそう言った事もあるけれど今は違うの。だからしたかったら他を当たってね…」
あんな偽物の感覚に依存していてはダメだと思うのです。
シャルル様の手の感触を、マスタベーションを知ってしまったら気持ち悪いだけです。
「そんな…、僕はクラリスの…」
「ただのボーイフレンドよ。それ以上でも以下でもないわ」
「まさか僕以上のボーイフレンドが出来たのか?」
僕という者がありながら…。
「そんなこと…、ジャンには関係ないわよ…」
私はパートナーになりたいんですけれどね。
「僕は強いし、たくましいし、自分で言うのはなんだけれど容姿も整っていると思っているよ」
(本当、自分で言っちゃダメでしょう)
「別に劣っているとは言っていないわよ」
「だったら…」
(ジャンってこんなに気持ち悪かったのね…)
「とにかく、今後私はすることがあってデートなんてしている暇はないからね」
「そんな馬鹿な…、僕が、僕が…」
ジャンは不満と怒りの表情を抑えずに何度も私を睨みながらこの場を去っていきました。
「クラリス、良かったの?」
「えっ、何が?」
黙って近くから見ていたキャロルが側にやってきます。
「ジャンが前からクラリスの事を気に掛けていたのを知っていたでしょ?」
「確かにちょっと気持ち悪かったけれど、ジャンが言っているようにマシな方よ」
「ほんと、夏休み前まではそう思っていたんだけれどね…。まったく心が動かないの」
「じゃあ、本当に新たなボーイフレンドが?」
「フフ…、ないしょ」
XX XY
「ふぅ~、ようやく起きなくなったか…」
二人ともお風呂に入ってからだったからな…。
ベッドの上で色んな穴から体液を垂れ流し、ビクビクと痙攣している二人を見やります。
(ソフィアなんて初めてのメーター超えだったんだよね…)
ソフィアとユーリはとってもグラマーで、そのおかげで女性器は小さく見えるのですが、大柄な体型のせいか外国人の体質のせいか、膣内は柔らかくて深く、初めてでも僕の息子を深く咥えこんでいました。
さすがに全部は入らないけれどね…。
「ご主人様のビッグマグナムにはまだ余裕がありましたけれどね」
「アイ、分かっているとは思うけれどまだ避妊はしておいてね」
「もちろんです」
「マスター、お腹が減りました~」
「僕もお腹が減ったよ…。おやつにルームサービスを呼ぼうか?」
ソフィアとユーリはこのまま寝かせておきましょう。
「「賛成!」」
「ユーリ…、ユーリ…」
「ふぁ~い、シャルル様~もっとぉ~」
「ユーリ、イキ過ぎておかしくなったの?」
「ソ…ソフィア様…?」
「ベッドと身体がグチョグチョよ…」
「半分以上はソフィア様が濡らしたのですよ~。イク度に潮とおしっこを噴き出していましたから…」
「何を言っているの。ユーリも噴き出しまくっていたわよ。フフ…」
「ハハ…、そうでしたね…」
「「フフフ…、ハハハ…」」
「私達、シャルル様のパートナーにしていただいたのよ」
「はい、SEXって凄いですね…。股間が裂けるかと思いました」
処女膜が破け血だらけでしたがすぐに治っていました。
「まさか精液を直接子宮に注いでくださるだなんて…」
世界から失われた行為だとおっしゃっていましたね。
どうしてそんな事をご存じなのでしょう…?
「ソフィア様、下腹部が何度も光っていましたが…」
「あれはマオ様に施してもらった【淫紋】というものよ。イク度に光るの。本当はこの紋様が完成すれば次のエステの予約が出来るそうなのよ」
「でも、SEXを知ればシャルル様の特別なエステも仕事上のコミュニケーションに思えてきますよ」
SEXで愛おしいと思う感情、本当のLOVEを知りました。
「そうだったのですか…。私も欲しいです」
「ユーリはいきなり本当の覚醒をしていただいて良かったわね。あなたも別人のように変貌しているわよ」
「フフ…、シャルル様のエステは一般人で一回100万ドル以上なのよ。それにお風呂で身体を洗っていただくことはエステの次のオプションだそうだから本当に幸運ね」
変貌の違いは年齢にもよりますが、疲れや弱っている所が多いほど覚醒すると変貌するそうです。
「では、最低でも200万ドル以上は必要だったという事ですね」
よく分かりませんが、本日ソフィア様がシャルル様達に4000万ドルを支払われたのも分かるような気がします…。
「さぁ、身体を綺麗にしてシャルル様の元へ行くわよ。綺麗になった身体を見ていただかないと…」
「はいっ」
「おはよう、クラリス。今日から学校なのに普段より遅いわよ」
「だって、朝からお風呂に入っていたから…。お母様だってローブのままじゃない」
シャルル様に施術をしてもらって、クリットの皮まで無くしていただくとお風呂の気持ち良さが全然違うのです。
昨晩も何度気を失ったことか…。
「私は鏡で身体を見ていたのよ…」
一晩たっても体形は元のまま…、昨晩何度もイッたので更に肌が艶やかになっている気がします。
シャルル様のエステとお風呂の組み合わせは最強ね。
「そう言えばりりこもお風呂に入って覚醒したと言っていたわ」
「お母様、私も…、シャルル様のパートナーになりたいんだけれど…」
「……」
「ふみかさんまでシャルル様のパートナーになって、りりこもパートナーになる予定なんだって。母娘揃ってだよ」
「前にもそんな事を言っていましたね」
何の冗談かと思っていましたがシャルル様のパートナーだなんて…。
ふみかさんも私とそう年齢は変わらないはずですが…。
「シャルル様ほど格好良くて素敵な男性はアメリカにもいないわ。精子をいただく男性としても最高だと思うのよ」
「そ…それは認めるわ…」
クラリスの精子提供者も最善だったつもりですが、シャルル様と比べると見劣りしてしまいますね。
「……とりあえず、その話はまた今度よ。クラリスは早く朝食を食べて学校へ行きなさい」
「私はシャルル様とデートよ!」
「ず、ずるい!」
「フフ…、今日はシャルル様達の銀行口座の開設をしておかないといけませんからね。家探しもありますし…」
40億円…、改めてシャルル様の凄さを感じます。
価格が決まっていなければそれ以上に出す女性もいることでしょう。
クラリスの言うように知り合えたのは幸運としか言いようがありませんね。
(シャルル様のパートナーか…)
こんな年齢なのにそう考えると胸が高鳴ります。
帰りにショッピングにでも付き合ってもらおうかしら…。
XX XY
「ちょっとクラリス、一体どうしたのよ」
「遅刻ギリギリに来たと思ったらそんなに変わって…。先生も驚いていたじゃない」
「キャロル…、ちょっと休みボケで寝坊しちゃって…」
「嘘ね。あなたの所のエブリンが起こさない訳がないじゃない…」
「それで、どうしてなの…?」
髪は艶やかで肌は瑞々しく、体形も少し変わったように見えるのです。
胸なんてこれまで以上にポヨポヨしてる…。
「フフ…、日本に行っていたからかな…」
「そう言えば夏休み中はホームステイしていたんだっけ…」
「その変わりようは日本の美容品? 食べ物なの?」
「美容品というより日本のエステかな…。もちろん食べ物もヘルシーで美味しかったわ…」
とりあえず日本の話題にしておきます。
シャルル様のおかげで艶やかで瑞々しい肌になり見た目が少し変わりましたが、お母様ほど変貌したわけではありません。
マオ様は変貌について年齢や体調にもよるとおっしゃっていたので何とかそれで誤魔化せそうです。
「良いなぁ、私も日本に行ってみたいよ。でも侵略者との最前線だものね…」
「確かに戦闘はアメリカより多いみたいだけれど、日本の対策部隊は凄いらしいのよ」
侵略者がユーラシア大陸から離れたアメリカ東南部に攻めてくることはほとんどありません。
アメリカで注意するのはグレイのテロや誘拐の方なのです。
たまに山奥に大きくて毛むくじゃらの異星人も現れるらしく、行方不明者は多いそうです。
「そうなんだ…。それよりもう注目の的ね。特に男性の…」
「……」
学校に着いてから男性達がチラチラと私を見ているのには気付いています。
「ジャンもまだクラリスが来ていないかって、こっちのクラスまで見に来ていたんだから…」
「お昼休みにまた来るんじゃない…?」
「ジャンねぇ」
夏休み前には素敵なボーイフレンドの一人に思えていたのですが、シャルル様に出会ってしまったらもう興味もありません。
どうしてあんな力自慢だけの男性が良いように見えたのかしら…。
早く帰ってシャルル様に会いたいわね…。
XX XY
フロリダに来て3日目、今日はソフィアさんと街に出掛け、銀行の口座開設や家を探してもらう予定です。
想定外の事もありましたが、目的もほとんど果せたので後はゆっくり観光気分です。
ピンポーン。
「シャルル様、お待たせしました」
「わざわざ部屋まで来てくれなくても呼んでくれればロビーに行くのに…」
部屋にまでソフィアさんと秘書のユーリさんが迎えに来てくれています。
リズさん達がいないのは今日から学校なのだそうです。
「いえ、予約したホテルに不備がないか見ておきませんと…」
「文句のないホテルだよ。プールも付いていて気持ち良いよ」
昨晩はエロフ達も気分転換出来て喜んでいました。
早速僕達はソフィアさんの案内で銀行に向かいます。
ソフィアさんが銀行に入るだけでVIPルームに通され、責任者が駆けつけてくるのです。
本来なら屋敷から口座開設も出来るそうですが、僕達の為に街を巡ってくれるようです。
「これはバウアー様、本日はいかがなさいましたか?」
「バ…バウアー様…ですよね…?」
「失礼ですよ!」
「ユーリ、良いのです。この者に非はありません」
それだけ私の変貌が凄いと言う事なのでしょう。
「す…すみませんでした。それでご用件は…?」
「この方達の銀行口座を開設し、当家から振込をお願いしたいのです」
「……、もしかしてこちらのお二人は外国籍の方でしょうか?」
「三人とも日本人です」
「で…では、それぞれお名前とご住所、連絡先などを…」
「住まいは現在検討中です。不都合があるようなら私が後継人でも保証人にでもなりますのでそれで手続きを…」
「はっ、かしこまりました」
僕達は名前を書いてパスポートを提示するだけで、後はソフィアさんと責任者さんのやり取りを見ているだけでほぼ終わりました。
「ソフィアさん、本当に良かったのですか?」
指紋も登録しましたが、住所や連絡先はソフィアさんの屋敷になっています。
「はい、もちろんです」
「お金の事も…」
40億円は4000万ドルとなり、僕に2000万ドル、アイとマオにそれぞれ1000万ドルを振り込んでもらいました。
「アメリカで活動される場合はドル換算の方が分かり易いですし、端数も無い方がいいですからね」
「確かに…」
《ご主人様、私達の口座は別に無くても良かったのですが…》
《いざという時の為だよ。この世界では本当の人間なんだから好きな物を食べたり買ったりもしないとね》
《それに…、いずれ僕達の子供がこの地球に残るんだよ。その子達の為にもね…》
《ご主人様…》
《マスター…》
「後は家だね…」
口座の開設が出来れば、住所の変更は簡単のようです。
「マスター、もういっそソフィアさんにパートナーになってもらえば良いのでは?」
「「えっ!?」」
「ちょ…ちょっとマオ、何を勝手に…。ソフィアさんに失礼だよ」
「マオ様、今なんと…? 私をシャルル様のパートナーに認めて下さるのですか?」
「ソフィアさん、それはマオの勝手な冗談で…」
「私、シャルル様のパートナーになりたいです!」
今朝、クラリスと話していた所でしたが、考えるまでもなく自然とそうお願いしていました。
「ソフィア様…」
どうしてこんな展開に…。
ソフィア様がシャルル様のパートナーですって?
「クラリスからふみか様もシャルル様のパートナーだと聞きました。それならぜひ私も…」
「ご主人様、ソフィアさんがそこまでおっしゃるのなら…」
「う~ん、でも僕は日本人ですよ」
「契約結婚であれば国籍を気にする事も無いでしょう。私としてはシャルル様のパートナーとして縁を結んでいただければ幸せです…」
「分かったよ…。ソフィアさんがそれで良いのなら…」
アメリカでも契約結婚ならそんなに問題ないのか…?
「フフ…、これでわざわざ住まいを探す必要も無くなりましたね」
「あっ、そうだね…」
「シャルル様!」
「ど…どうしたのユーリさん?」
いきなり大きな声で呼ばれ驚きます。
「私はソフィア様の秘書です。秘書の分際でおこがましいお願いですが、ソフィア様がシャルル様のパートナーになられるのならぜひ私もお傍に…。ソフィア様と距離ができ、同じ話題で話せなくなるのは悲しいです」
「ユーリ…」
「ユーリさん…、ご主人様に立場は関係ありません。一夫多妻、一妻多夫の世界ですが、ご主人様を唯一の男性とし、あなたの愛情がご主人様に注がれるのなら認めない事はありませんよ」
「アイ様…」
「シャルル様、私…」
「……ユーリさんもいきなり外国人である僕のパートナーになっても良いの?」
もうアイ達が勝手に決めるのはいつもの事です。
「はい、ソフィア様と一緒に私も生涯お傍に…」
「ハァ~、分かったよ。そこまで言うのなら認めるよ…」
「ありがとうございます!」
「ユーリ、あなたがそんな無茶な事を言うだなんて…ね…」
「でも、私の為じゃなくシャルル様の為に生きないと怒るわよ!」
「は、はいっ」
「ではお二人とも、観光は出来ませんがホテルに戻りましょうか…」
「アイ、せめてホテルで昼食を食べてからにしようね…」
「もちろんです」
「「……?」」
ソフィア・バウワー
性別:女
年齢:35歳
身長:177cm
体重:65kg
B:104cm
W:62cm
H:88cm
【処女】
ユーリ・ピアース
性別:女
年齢:28歳
身長:175cm
体重:63kg
B:98cm
W:63cm
H:90cm
【処女】
XX XY
「やぁクラリス、会いたかったよ。夏休み中会えなかったのは初めてじゃないかな…」
「そうね…」
昼休みになりやっぱり来たわね…。
「ジャンも忙しかったんでしょ?」
「そうなんだよ、U18のKARATE格闘技の大会で全米6位入賞したんだ…」
「そう、良かったわね」
せめて3位までに入りたかったのか悔しそうにしています。
「クラリスは見違えるように綺麗になったよね。学校中の噂になっているよ。僕も嬉しいよ」
「どうしてジャンが喜ぶのよ」
「そ…それは…。そうそうクラリス、今日学校が終わったら久しぶりにデートしようよ。それで良かったら久しぶりにブレックスでもどう?」
「今、家に大切なお客様が来ているからやめておくわ。それに私はもう誰ともブレックスするつもりは無いから…」
「なんだって…!?」
「もう気持ち良くなんて思えないのよ」
「えっ、僕との相性は良いかもってクラリスも言っていたよね!?」
「確かにそう言った事もあるけれど今は違うの。だからしたかったら他を当たってね…」
あんな偽物の感覚に依存していてはダメだと思うのです。
シャルル様の手の感触を、マスタベーションを知ってしまったら気持ち悪いだけです。
「そんな…、僕はクラリスの…」
「ただのボーイフレンドよ。それ以上でも以下でもないわ」
「まさか僕以上のボーイフレンドが出来たのか?」
僕という者がありながら…。
「そんなこと…、ジャンには関係ないわよ…」
私はパートナーになりたいんですけれどね。
「僕は強いし、たくましいし、自分で言うのはなんだけれど容姿も整っていると思っているよ」
(本当、自分で言っちゃダメでしょう)
「別に劣っているとは言っていないわよ」
「だったら…」
(ジャンってこんなに気持ち悪かったのね…)
「とにかく、今後私はすることがあってデートなんてしている暇はないからね」
「そんな馬鹿な…、僕が、僕が…」
ジャンは不満と怒りの表情を抑えずに何度も私を睨みながらこの場を去っていきました。
「クラリス、良かったの?」
「えっ、何が?」
黙って近くから見ていたキャロルが側にやってきます。
「ジャンが前からクラリスの事を気に掛けていたのを知っていたでしょ?」
「確かにちょっと気持ち悪かったけれど、ジャンが言っているようにマシな方よ」
「ほんと、夏休み前まではそう思っていたんだけれどね…。まったく心が動かないの」
「じゃあ、本当に新たなボーイフレンドが?」
「フフ…、ないしょ」
XX XY
「ふぅ~、ようやく起きなくなったか…」
二人ともお風呂に入ってからだったからな…。
ベッドの上で色んな穴から体液を垂れ流し、ビクビクと痙攣している二人を見やります。
(ソフィアなんて初めてのメーター超えだったんだよね…)
ソフィアとユーリはとってもグラマーで、そのおかげで女性器は小さく見えるのですが、大柄な体型のせいか外国人の体質のせいか、膣内は柔らかくて深く、初めてでも僕の息子を深く咥えこんでいました。
さすがに全部は入らないけれどね…。
「ご主人様のビッグマグナムにはまだ余裕がありましたけれどね」
「アイ、分かっているとは思うけれどまだ避妊はしておいてね」
「もちろんです」
「マスター、お腹が減りました~」
「僕もお腹が減ったよ…。おやつにルームサービスを呼ぼうか?」
ソフィアとユーリはこのまま寝かせておきましょう。
「「賛成!」」
「ユーリ…、ユーリ…」
「ふぁ~い、シャルル様~もっとぉ~」
「ユーリ、イキ過ぎておかしくなったの?」
「ソ…ソフィア様…?」
「ベッドと身体がグチョグチョよ…」
「半分以上はソフィア様が濡らしたのですよ~。イク度に潮とおしっこを噴き出していましたから…」
「何を言っているの。ユーリも噴き出しまくっていたわよ。フフ…」
「ハハ…、そうでしたね…」
「「フフフ…、ハハハ…」」
「私達、シャルル様のパートナーにしていただいたのよ」
「はい、SEXって凄いですね…。股間が裂けるかと思いました」
処女膜が破け血だらけでしたがすぐに治っていました。
「まさか精液を直接子宮に注いでくださるだなんて…」
世界から失われた行為だとおっしゃっていましたね。
どうしてそんな事をご存じなのでしょう…?
「ソフィア様、下腹部が何度も光っていましたが…」
「あれはマオ様に施してもらった【淫紋】というものよ。イク度に光るの。本当はこの紋様が完成すれば次のエステの予約が出来るそうなのよ」
「でも、SEXを知ればシャルル様の特別なエステも仕事上のコミュニケーションに思えてきますよ」
SEXで愛おしいと思う感情、本当のLOVEを知りました。
「そうだったのですか…。私も欲しいです」
「ユーリはいきなり本当の覚醒をしていただいて良かったわね。あなたも別人のように変貌しているわよ」
「フフ…、シャルル様のエステは一般人で一回100万ドル以上なのよ。それにお風呂で身体を洗っていただくことはエステの次のオプションだそうだから本当に幸運ね」
変貌の違いは年齢にもよりますが、疲れや弱っている所が多いほど覚醒すると変貌するそうです。
「では、最低でも200万ドル以上は必要だったという事ですね」
よく分かりませんが、本日ソフィア様がシャルル様達に4000万ドルを支払われたのも分かるような気がします…。
「さぁ、身体を綺麗にしてシャルル様の元へ行くわよ。綺麗になった身体を見ていただかないと…」
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