異世界から元の世界に派遣された僕は他の勇者たちとは別にのんびり暮らします【DNAの改修者ー外伝】

kujibiki

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第131話 補正下着

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「今日は石山様だっけ?」

「はい、桃子さんからの紹介で、家は大手下着メーカーだそうです」

「ポケット付きショーツの件か…」

心当たりがあると言っていたのは同じ保護者だったのか。
今回は桃子の方から声を掛けたそうですが、要するに覚醒させて『後援会』の仲間にした方が良いと…。

「マスター、これから色々と作って貰えて助かるじゃないですか」

「そうだな、ポケット付きショーツだけじゃないし…」

いずれSM用を兼ねたセクシーランジェリーも生産してもらえたらと思います。



コンコン、コン。

ガチャ…。
「はい…」

「『ゴッドハンド・シャルル』の者です」

「シャルル様、アイ様、マオ様、お待ちしておりました! どうぞ中へ…」



「和久様からご連絡を頂き、『後援会』の皆さんにお会いした時は腰が抜けましたよ」

和久様だけではなく、千宮様、松下様、九十九様、帝塚山様までが艶やかに若々しく変貌されていたのです。

シャルル様がエステティシャンだと聞いた時は信じられませんでしたが、皆さんが神と崇めておられる様子を見れば疑う余地もありません。

「ハハ…ハ…」

「何でもお仕事の依頼をしてくださるとか?」

「そう…ですね。内容については施術の後に桃…、和久様に確認してください」

「分かりました」

「では、施術の間にアイとマオから説明をさせますね」



「え~っ、料金が1億円以上~!?」

予想をはるかに超える料金に驚きを隠せません。
ソファに座ったままの状態で弾んでしまいます。

「石山様、皆さん納得して1億円以上支払ってくださっているんですよ」

「マスターの施術が格安で受けられるのは幸運な事ですからね」

「……」

「お仕事をお願いする上で施術を受けて頂けたらと思いますが、断っていただいても構いませんよ」
「和久様に頼んで別の会社にお願いすれば良いですし…」

「そ…そんな~」

しかし、施術を受けると皆さんの様に変貌することは分かっているのです。
皆さん、シャルル様のされることに異を唱えてはいけないとおっしゃっていたわね…。

「だ…大丈夫です。お願いします…」

「では、早速始めましょうか…」

見た目は九十九様を一回り小さくしたようなグラマーな女性です。

石山みどり
性別:女
年齢:31歳
身長:164cm
体重:60kg
B:90cm
W:60cm
H:90cm
【処女】



「もしかして、それは…補正下着というものですか…?」

ワンピースの下には胸を持ち上げるような下着や、下半身を引き締めるガードルと呼ばれる物を付けていました。

「シャルル様、よくご存じですね」
「弊社で扱っている商品なのですよ。実は身体が弛んでいまして、本当はお見せするのも恥ずかしいのですが…」

男性にこの身体を晒すだなんて…。

「ご主人様、これは…」

「色々と原因がありそうだね」

緩んだ裸体を見て少し驚きましたが顔には出さず、ベッドに仰向けに寝てもらうと身体を診ていきます。

「恥ずかしいです…」
(そんなにジッと見ないで~)

「……」
胸周辺の脂肪の流れが酷いですが、加齢と言うには早い気がします。
靭帯の損傷?
筋力の低下?
女性ホルモンの減少が原因でしょうか…?

「次はうつ伏せになってください」

下半身も確かにだらしないな。
単に脂肪が多いみたいだけれど、骨盤(底筋)の緩みが影響しているのかもしれません。

「マスター、コーエル様に比べればかわいいものですね(ボソッ)」

「それはそうだけれど…」
「病気はありませんが、やはり弛みにはそれなりの原因がありそうです。それを解消しましょう」

「えっ、そんな事が…!?」

「ご主人様に任せればもう補正下着なんて必要無くなるでしょう」

「施術の後に泣いて喜ぶ姿が想像できますね」

「ハハ…、さぁ、アイ、マオ、始めるよ」



「こ、これが私の身体…?」

胸やお尻が垂れてない!?
補正下着も着けていないのに胸は持ち上がって乳首はツンと上を向き、垂れ下がった下腹部とお尻のお肉で隙間の無かった股間もスッキリとしているのです。

「今のところ、この状態が石山様の最適な体形ですね」

「ご主人様、別人のようにスッキリしましたね」

「異常な弛みさえ無ければスタイルは良いと思ったよ」

「ほ…本当に感謝します。長年補正下着が無いと生きていけなかったのに…」

補正下着の開発は自分の為でもあったのです。

(いくら何でも大袈裟な…)

そう声に出しかけましたが、急に辛かった事を思い出したのか涙を滲ませていたので言葉を呑み込みます。

「石山様、私が求めていたのは泣いて喜ぶ姿ですよ~」

「す、すみませんマオ様…。本当に嬉しくて…」

「どうしてカスタムしなかったのですか?」

「相談したことはありますが、全身ですからね…。大きな胸やお尻の垂れ具合も酷かったですし…。小さければカスタムの可能性もあったとは思いますが…」

(さすがに現代医療でも難しいのか…?)

いや、出来ても希望通りにはならないのだろう…。
欠損などで『再生医療』の方が簡単なのかもしれないな…。

その後、他の皆さんと同じ様に2億円の料金を受け取ると、2回目の為にアイから【淫紋】を施され、マオから『性典』を受け取っていました。



XX XY



「いらっしゃい、石山様…。フフ…、ずいぶん変貌されましたね…」

「和久様…」
「まるで夢のようです。ホテルからこちらに伺うまでも地に足が着いているのか分からないほどでした」

「分かります。変貌すると身体も軽く感じますからね…」

「今回、和久様からお声を掛けてくださり幸運でした」

「私はシャルル様の為に最善を尽くしているだけに過ぎませんよ」

「私もぜひ『後援会』に加入し、シャルル様のお力になりたいと思います。もちろん娘もシャルル様のパートナーにしていただきませんとね…」

「フフ…、ありがとうございます」

「それで、どういったご依頼を私に…?」

「シャルル様のお店で販売する特別なショーツを生産していただきたいのです」

「シャルル様のお店? ショーツ?」

「実はシャルル様の依頼で、この“ピンクローター”という物の販売を任されています」

「それが“ピンクローター”? もしかして今街で話題になっている物ですか?」

お店がランジェリーショップの様だと聞き、気にはなっていたのです。

「この“ピンクローター”はシャルル様が考案された物で、オナニーで使う為の物なのです」

「えっ、オナニーですか!?」

「石山様もアイ様やマオ様から説明は受けている事でしょう」

「はい…。皆さんと同じ様に【淫紋】も施していただき、『性典』も頂きました」

「この“ピンクローター”は千宮様達もお持ちで、これは石山様も希望されるだろうとご用意した物です」
「オナニーが捗りますよ~。あっ、これは200万円ですからね」

「200万円!?」

「ですが、シャルル様に覚醒していただいた石山様にとっては200万円なんて気にならないぐらい価値ある物になるはずです」

「……」

「まぁ、家に帰って使っていただければ分かります。とにかく私が依頼したいのは、この“ピンクローター”を固定する為のショーツを制作していただきたいのです」
「これがサンプルです。私が持っていても仕方が無いのでお渡ししますよ」

依頼用にシャルル様に一枚作っていただいたのです。

「あっ、ポケットに入りました!」

「要するにこの目的に応じたショーツをお願いしたいのです。デザインや素材はお任せします」
「きっと、石山様もその必要性を理解されると思いますよ…」

「……」



XX XY



(ふぅ~、何度見ても凄い…)

もう補正下着を着けなくても胸やお尻は垂れておらず、腰回りもキュッと締まっているのです。

(これが私の理想的な体形…)

アイ様とマオ様はオナニーを続け、【淫紋】が完成する頃にはもっと若々しくなっているとおっしゃっていましたね。
あのエステを再び受ける為には私も早く【淫紋】を完成させないと…。

(そして、これが“ピンクローター”)

シャルル様の依頼で松下様が生産されているとのことでした。
今後、日本だけではなく世界でも販売されるとか…。

“ピンクローター”と同じ様にポケット付きショーツの特許を押さえながら生産していかないといけないのよね…。

(さて、どんな物かしら…)
「スタート(起動)」

ブ―――ン…。

(これをクリに当てるのね…)

「うっ、くはっ、あひっ…」

下腹部や股間のお肉がスッキリし、自分でも見えるようになった剥き出しのクリトリスに当てると、経験した事の無い振動に腰がビクビクっと反応します。

「凄い…、ビリビリとした刺激がクリから子宮を通って頭の中に…(ボソッ)」
(もう一度…)

ブ―――ン…。

「あふん…、気持ち…良い…」

ハァ~、フゥ~、ハァ~、ヒィ~。

(やだ、もう愛液が…)

クリからの刺激が子宮に…、背筋までゾクゾクする…。

(も…もう一段階上げて…)


ブォ――ン…。

「うひぃ~っ、イックぅ~っ!」

ビュッビュッビュッ…。
ジョボボボボボ…。

イクと同時に【淫紋】も光ります。

(潮やおしっこまで…)

シャルル様の施術で噴き出し捲っていたのを思い出します。

「こんな…、あふぅ~、快感…」

これを毎日何度も【淫紋】が完成するまで…。

そんな事を思うとようやく“ピンクローター”をショーツに固定する必要性に気付きます。

(手で持っていなくてもいつでもオナニーする為なのね…)

ポケットはともかく、こんなに簡単に潮などを噴き出してしまうのなら素材の選択が大切なようです。



「お母様、ただいま…」

「お…お帰り、和香…(“停止”・・・)」

「お…お母様…、どうしたの!?」 

そこには艶やかに瑞々しく若返ったように変貌したお母様がいたのです。
二度見してしまいました。

「えっ?」

「どうしたの? 顔も赤いわよ」

「き・・・気のせいよ…」

ポケット付きショーツにピンクローターを固定し、試していたのです。
手を使わなくて便利…、立っても座ってもクリや女性器に当たるようなっているのよね…。

(それに身体も柔らかそうに…)
「もしかして補正下着を着けていないの?」

自社製品の効果を確かめたり、スタイルを保つ為と聞いていますが、身体がきつく締め付けられているみたいでかなりキツそうだったのですよね。

ですが、今は動く度に胸がプルプル、お尻もプリプリと揺れているのが分かります。

「やっぱり分かる? もう補正下着は必要無くなったのよ」

身体を締め付けていないとこんなに楽なのね・・・。
こんな感覚、すっかり忘れていたわ…。

「まさかカスタムでもしたの?」

これまでお母様が補正下着を昼夜問わず脱がれる事なんて無かったのに…。

「カスタムなんてしないわよ。和久様に良いエステを教えていただいたの」

「エステ!?」

エステと言えば宇宙ステーションで先生達が変貌して…。
そういえば、雛子もお母様が若返ったように変貌したと言っていたような…。

「それはそうと和香…、あまりこの話はしていなかったけれど、シャルル様のパートナーになりたいのよね?」

「う…うん、一応そのつもり…」
「今更ダメだとか!?」

「いいえ、目指すのなら和久様や千宮様の娘さんにも負けないようにね!」
「シャルル様に気に入られるように頑張るのよ」

「えっ、一体どうしたの?」

「私も『後援会』の関係でシャルル様にお会いする機会があったのよ。おそらくシャルル様以上の男性はいないでしょうね…」

シャルル様は本当に神様だったのです。

それに“ピンクローター”は松下様だけれど、ポケット付きショーツなど新しいジャンルで石山家も安泰です。

「もぅ、だから本当に凄い男性だって言っていたじゃない…」

「フフ…」

娘の言う凄いとはちょっと違いますけれどね…。



【参考:後援会】
和久桃子(31+1)、菊子(娘:14+1)
千宮香織(32+1)、京香(娘:14+1)
松下千鶴(31+1)、雛子(娘:14+1)
九十九一十いと(30+1)、百(娘:14+1)
帝塚山雅(32+1)、凛子(娘:14+1)
石山みどり(31)、和香(娘:14+1)
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