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1985年秋に京都へ初の新幹線乗車
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私も小学生になって結構色々覚えてきた。
時刻表も大体わかる小学生だw
感じは読めないが数字はわかる。
秋の連休に京都に家族旅行することになった。
もちろん新幹線に乗りたい!
と言った。
東名高速を家族サービスで運転して帰って次の日また仕事・・・というのは父も
嫌だったのかもしれない。
新幹線で行くことになった。
もうワクワクである。
切符の手配とかは親があったが「ひかり」でも「こだま」でもこの際なんでもいい。
だって見た目は「0系」か「100系」で大体同じだからw(100系のほうがシャープ
な作りではあるが)。
京浜東北線で東京駅まで行き、東海道新幹線ホームに行く。
もうそれだけで冒険だ。
駅弁は東京駅で買い込む。
我々が乗った新幹線ははっきり覚えている
「ひかり381号新大阪行」だ。
21番線に品川方面(※当時品川駅は開業前)から当該列車が入線してくる。
ドキドキしてくる。
座席は指定席のはずだが普通の在来線の特急よりゴージャスな感じはした。
「ひかり381号新大阪行」とハッキリ覚えてた(&後で時刻表で見返して印象的すぎた)
のは車内放送的に言うと
「この列車は、ひかり381号新大阪行でございます。途中停車駅は三島、豊橋、名古屋、
京都でございます。お乗り間違えのございませぬようにご注意ください。自由席は
前から・・・」
停車駅にご注目ください。東京~名古屋間を「三島・豊橋」なんて変わり種で停車する
ひかり号何て後にも先にもこのひかり号しかなかったはずですw。
さあ、ひかり号は車体を揺らすこともなく優雅に東京駅を発車!
東京の次は三島ってのがまた渋すぎる!
一通りの車内放送の後、車両全面の電光掲示板には
「次は三島」
というのが時折出てくる。
多摩川を渡る辺りまでかな?兎に角しばらく新幹線はゆっくり走ってる感じで少々
期待外れだが父は
「それでも周りを見て見な。普通の電車よりずっと早いよ」
本当だ、脇で並走している青い電車(恐らく横須賀線)を軽々抜いていく、と同時に
少しずつ速度が速まる。
前触れもなく新横浜駅を通過する。
ホームがあっという間に流れていくのを見て確かに速いや!
この新横浜前後からひかり号は加速していく。
「ほら、富士山は見えるぞ」
右手前方彼方の丹沢山地の向こうにひと際高い山がのぞいていた。
小田原に向かう間に丹沢山地が徐々に近づいているように感じて富士山もはっきり
映る。
小田原を通過すると新幹線はトンネルばかりに入る。
「この辺は箱根から伊豆にかけての険しい山岳地帯だよ」
と父が教えてくれたはずだがよく地名は分からない。
左手に海がたまにちらほら見える。
熱海を減速で通過する。
またトンネル。
トンネルの中で
「間もなく三島に止まります。伊豆箱南鉄道ご利用のお客様はお乗り換えです。次の
修善寺行は・・・、また東海道線下り静岡行は・・・」
なとと案内されるがトンネル通過の際の音で若干聞こえない。
三島駅は新幹線ホームにしては珍しい島式ホームだ。
後で知るのだが三島駅は東海道線開通時にはなかった駅らしい。
人はまばらに降りていく。
やがて発車する。
当時は「のぞみ」号はないからひかり号こそ日本のなかで一番のスーパーエクスプレス
である。
「次は豊橋」
の文字が電光掲示板に出る。
にしても本当に新幹線は速い!
まだ東京を出て40分くらいで三島を過ぎる。
普通列車ならまだ藤沢まで着いてないよw
新幹線は加速していくが富士川の長い鉄橋を越えたあたりで富士山が見えなくなっていく。
静岡は目の前が海、裏はすぐ山という地形の感じでこのあたりからお茶畑らしい光景も
みえてくる。
地表で東海道線と並んだと思ったら上っていく感じになり都市のなかを通るのだが減速
しないで静岡駅を通過。
県庁所在地のある代表駅を通過する。新横浜もそう考えたら二県連続で県庁所在地の
代表駅を通過するなんてひかり号以外にあるだろうか?(あった!寝台特急列車w)。
静岡通過は結構テンション上がった。
しかし風景は退屈だ。
お茶畑と丘陵の合間とトンネル。
掛川あたりから安定の平地が続いていきお茶畑風景も無くなっていく。
天竜川を通過したがあんまり水がなかった記憶が・・・。
浜松通過シーンは覚えてないが、浜名湖付近通過は興奮した。
「ひょっとして水の中沈んじゃうの?」
というくらい浜名湖の真上を通過していく感じだから(ごく短い時間だけど)。
浜名湖離れると景色はまた凡庸な感じ。
やがて住宅地がぽつぽつ集まってくる感じのころ
「間もなく豊橋に到着です。東海道線下り・飯田線・名鉄線はお乗り換えです」
とう案内が出てきた。
豊橋駅到着。意外に人が降りて言った記憶がある。
右手に在来線のホームもあり、名鉄線のパノラマスカーも彼方に見える。
結構大きい駅だ。
豊橋を出てから駅弁を食べ始める。
左手には時々海が見えた記憶がある。
名古屋は大都市だ。
もうだいぶ手前から沢山の住宅地がずっと続いていて子ども心に
(東京みたいに大きいな)
と感じた。
名古屋のホームは三島や豊橋とは比較にならない大賑わいだ。
降りた客、乗ってきた客も多い。
向こう側にも上りのひかり号が入線してきて、
「次は終点東京です。途中どの駅にも止まりません。ご注意ください」
と駅員がマイク放送で言っている。
こちらの発車ベルが鳴って名古屋を出発。
次は目的地の京都だ。
名古屋を出ると濃尾平野って感じの平地と引き続き住宅地や商業地を通り抜けていく。
わりかしすぐに岐阜羽島を通過する。
二面四線ホームだが人はほとんど見えない気がしたし、ひょろひょろした細長いだけの
寂しいホームって感じだった。
ここから一段また加速した感じで進むがまもなく前方に険しい山が見えてくる。
恐らく「関ケ原」周辺だ。
その山の中でもひときわ目につく山があったがそれが「伊吹山」であることは後日知った。
そして山が見えなくなってきて視界が広がったかな、と思うとカーブした感じでさらに
あちこちから線路が集まってくるのが地上に見える。
あっという間に米原を通過。
ここからはまっすぐに同じような風景を見ながら京都に向かってる印象がした。
実際には右手にうっすら琵琶湖が見え、比良山地が彼方に見えて京都に近づくにつれそれ
らも身近に見えてきて比叡山が見えてくると間もなく京都なのだ。
トンネルに入る。
またトンネルで
「京都に到着します」
という放送が入った。
「え!京都駅ってトンネルの中にあるの?」
と思ったがトンネルを抜けるとそこは雪国・・・ではなく京都駅であった。
初の新幹線乗車は気持ち良かった。
もっと乗っていたい気持ちにもなったがすぐに
「プルルルル~」
という発車合図ベルがホームに響きゆっくりドアが閉まり僕たちを乗せたひかり号がゆっくり
京都駅を離れる姿を見た瞬間、両親に促されて階段を降りていった。
なお親は奮発したのか、新幹線で食べた駅弁は「松花堂弁当の上」であったw
<完>
時刻表も大体わかる小学生だw
感じは読めないが数字はわかる。
秋の連休に京都に家族旅行することになった。
もちろん新幹線に乗りたい!
と言った。
東名高速を家族サービスで運転して帰って次の日また仕事・・・というのは父も
嫌だったのかもしれない。
新幹線で行くことになった。
もうワクワクである。
切符の手配とかは親があったが「ひかり」でも「こだま」でもこの際なんでもいい。
だって見た目は「0系」か「100系」で大体同じだからw(100系のほうがシャープ
な作りではあるが)。
京浜東北線で東京駅まで行き、東海道新幹線ホームに行く。
もうそれだけで冒険だ。
駅弁は東京駅で買い込む。
我々が乗った新幹線ははっきり覚えている
「ひかり381号新大阪行」だ。
21番線に品川方面(※当時品川駅は開業前)から当該列車が入線してくる。
ドキドキしてくる。
座席は指定席のはずだが普通の在来線の特急よりゴージャスな感じはした。
「ひかり381号新大阪行」とハッキリ覚えてた(&後で時刻表で見返して印象的すぎた)
のは車内放送的に言うと
「この列車は、ひかり381号新大阪行でございます。途中停車駅は三島、豊橋、名古屋、
京都でございます。お乗り間違えのございませぬようにご注意ください。自由席は
前から・・・」
停車駅にご注目ください。東京~名古屋間を「三島・豊橋」なんて変わり種で停車する
ひかり号何て後にも先にもこのひかり号しかなかったはずですw。
さあ、ひかり号は車体を揺らすこともなく優雅に東京駅を発車!
東京の次は三島ってのがまた渋すぎる!
一通りの車内放送の後、車両全面の電光掲示板には
「次は三島」
というのが時折出てくる。
多摩川を渡る辺りまでかな?兎に角しばらく新幹線はゆっくり走ってる感じで少々
期待外れだが父は
「それでも周りを見て見な。普通の電車よりずっと早いよ」
本当だ、脇で並走している青い電車(恐らく横須賀線)を軽々抜いていく、と同時に
少しずつ速度が速まる。
前触れもなく新横浜駅を通過する。
ホームがあっという間に流れていくのを見て確かに速いや!
この新横浜前後からひかり号は加速していく。
「ほら、富士山は見えるぞ」
右手前方彼方の丹沢山地の向こうにひと際高い山がのぞいていた。
小田原に向かう間に丹沢山地が徐々に近づいているように感じて富士山もはっきり
映る。
小田原を通過すると新幹線はトンネルばかりに入る。
「この辺は箱根から伊豆にかけての険しい山岳地帯だよ」
と父が教えてくれたはずだがよく地名は分からない。
左手に海がたまにちらほら見える。
熱海を減速で通過する。
またトンネル。
トンネルの中で
「間もなく三島に止まります。伊豆箱南鉄道ご利用のお客様はお乗り換えです。次の
修善寺行は・・・、また東海道線下り静岡行は・・・」
なとと案内されるがトンネル通過の際の音で若干聞こえない。
三島駅は新幹線ホームにしては珍しい島式ホームだ。
後で知るのだが三島駅は東海道線開通時にはなかった駅らしい。
人はまばらに降りていく。
やがて発車する。
当時は「のぞみ」号はないからひかり号こそ日本のなかで一番のスーパーエクスプレス
である。
「次は豊橋」
の文字が電光掲示板に出る。
にしても本当に新幹線は速い!
まだ東京を出て40分くらいで三島を過ぎる。
普通列車ならまだ藤沢まで着いてないよw
新幹線は加速していくが富士川の長い鉄橋を越えたあたりで富士山が見えなくなっていく。
静岡は目の前が海、裏はすぐ山という地形の感じでこのあたりからお茶畑らしい光景も
みえてくる。
地表で東海道線と並んだと思ったら上っていく感じになり都市のなかを通るのだが減速
しないで静岡駅を通過。
県庁所在地のある代表駅を通過する。新横浜もそう考えたら二県連続で県庁所在地の
代表駅を通過するなんてひかり号以外にあるだろうか?(あった!寝台特急列車w)。
静岡通過は結構テンション上がった。
しかし風景は退屈だ。
お茶畑と丘陵の合間とトンネル。
掛川あたりから安定の平地が続いていきお茶畑風景も無くなっていく。
天竜川を通過したがあんまり水がなかった記憶が・・・。
浜松通過シーンは覚えてないが、浜名湖付近通過は興奮した。
「ひょっとして水の中沈んじゃうの?」
というくらい浜名湖の真上を通過していく感じだから(ごく短い時間だけど)。
浜名湖離れると景色はまた凡庸な感じ。
やがて住宅地がぽつぽつ集まってくる感じのころ
「間もなく豊橋に到着です。東海道線下り・飯田線・名鉄線はお乗り換えです」
とう案内が出てきた。
豊橋駅到着。意外に人が降りて言った記憶がある。
右手に在来線のホームもあり、名鉄線のパノラマスカーも彼方に見える。
結構大きい駅だ。
豊橋を出てから駅弁を食べ始める。
左手には時々海が見えた記憶がある。
名古屋は大都市だ。
もうだいぶ手前から沢山の住宅地がずっと続いていて子ども心に
(東京みたいに大きいな)
と感じた。
名古屋のホームは三島や豊橋とは比較にならない大賑わいだ。
降りた客、乗ってきた客も多い。
向こう側にも上りのひかり号が入線してきて、
「次は終点東京です。途中どの駅にも止まりません。ご注意ください」
と駅員がマイク放送で言っている。
こちらの発車ベルが鳴って名古屋を出発。
次は目的地の京都だ。
名古屋を出ると濃尾平野って感じの平地と引き続き住宅地や商業地を通り抜けていく。
わりかしすぐに岐阜羽島を通過する。
二面四線ホームだが人はほとんど見えない気がしたし、ひょろひょろした細長いだけの
寂しいホームって感じだった。
ここから一段また加速した感じで進むがまもなく前方に険しい山が見えてくる。
恐らく「関ケ原」周辺だ。
その山の中でもひときわ目につく山があったがそれが「伊吹山」であることは後日知った。
そして山が見えなくなってきて視界が広がったかな、と思うとカーブした感じでさらに
あちこちから線路が集まってくるのが地上に見える。
あっという間に米原を通過。
ここからはまっすぐに同じような風景を見ながら京都に向かってる印象がした。
実際には右手にうっすら琵琶湖が見え、比良山地が彼方に見えて京都に近づくにつれそれ
らも身近に見えてきて比叡山が見えてくると間もなく京都なのだ。
トンネルに入る。
またトンネルで
「京都に到着します」
という放送が入った。
「え!京都駅ってトンネルの中にあるの?」
と思ったがトンネルを抜けるとそこは雪国・・・ではなく京都駅であった。
初の新幹線乗車は気持ち良かった。
もっと乗っていたい気持ちにもなったがすぐに
「プルルルル~」
という発車合図ベルがホームに響きゆっくりドアが閉まり僕たちを乗せたひかり号がゆっくり
京都駅を離れる姿を見た瞬間、両親に促されて階段を降りていった。
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<完>
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