3 / 96
第1章 ウスリーの戦い
3 皇国軍砲兵隊
しおりを挟むライナ(総勢18,000)
ウエキン 真田
騎騎騎 騎 騎
騎 騎 騎
5,000 騎 騎
5,000
ライナ選帝侯
歩歩 松平(伊井) 恭仁(うやひと)親王
歩歩 歩歩 歩
歩歩 歩歩 歩
歩歩砲 歩歩 歩
8,000(砲30) 歩歩 3,000
歩歩
ルーデンドルフ 10,000
騎騎騎 ★松平康元
騎 騎 松平(本多)
5,000 歩歩
歩歩
ルシア(総勢27,000) 歩歩
歩歩
ダミアン ルビンスキ 歩歩
騎騎騎 騎騎騎 10,000
3,000 3,000
★アーネン・ニコライ皇太弟 松平(酒井)
歩歩
アーネン アーネン 歩歩
騎 騎 歩歩歩砲→ 歩歩
騎 騎 歩歩歩砲→ 歩歩
4,000 歩歩歩砲→ ←砲歩歩
歩 歩 ↖︎【★★★皇国軍砲兵隊★★★】
11,000(砲100) 10,000(砲36)
島津
フリアネン ダレン 騎 騎
騎騎騎 騎騎騎 騎
3,000 3,000 騎 騎
5,000
オレの名前は権蔵。播磨の国、黒田庄の鍛冶屋のせがれだ。大陸で稼ごうとか思ったのが運のつき。大津に着いたとたん、あり金を盗まれた。仕方がないので、たまたま募集していた松平家の足軽募集に応募した。鍛冶屋のせがれだと言ったら砲兵隊なんかに配置されちまった。大砲なんか分かんねーぞ。何でも大友とか言うお大名様が使って、城に攻めて来た島津の軍勢を撃退したそうな。国崩(くにくずし)とか言うそうな。なんにしても、こんなおっきな戦にかり出されるなんて詐欺だぜ。大砲を撃つ訓練なんて3日しかやってねえよ。
「おい、権蔵よ、敵の大砲を見ろよ。大砲をのっけた2輪台車を馬で引っ張っとる。」
「ん?何だって?うお、ほんまじゃ。アレじゃと簡単に動かせるのう。」
皇国の砲は仏郎機(フランキ)砲、青銅製・重さ千斤(600Kg)・砲弾は鉄球で重さ1貫目(約4Kg・直径9cm)・射程1町(100m超)。最大の特徴は後装砲であることだ。現在の後装砲のように砲尾が開閉するのではなく、砲尾上面が長方形に開口しており、砲弾と発射薬を中に収めた装填筒をそこに挿入し、砲尾側面から木製の楔を打ち込むことで砲身へ固定する。装填筒を複数用意しておけば前装砲に比べ発射速度は向上する。大友宗麟がキリシタン宣教師から譲り受け、居城である臼杵城に配備、島津勢を撃退したことから国崩と名付ける。
「オレらの砲は専用の荷馬車に積んで、陣地に着いたら大工仕事で砲の架台を作らんならん。徹夜じゃったぞ。」
「権蔵よ、それもあるけんど、もっと怖いことがある。」
「なんじゃ?」
「数が・・・多い。3倍はあるんでねえか?」
権蔵の背筋を何か冷たいものが、通っていった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
21
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる