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急展開
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「美香っっ、きれいだ、美香、、みか、」
どう言う感情で俺を抱いてるんだ?
体も男なのに、顔はお母さんかもしれないけど、体は全然違うのに。
普段は普通だしな。
そう思いながら適当に声を上げて抱かれる。
演技なんて簡単だ。僕は全く気持ちよくない。
それにしても、今日はやけに長い。何回も挿入するから後孔が少し切れてる
抜き差しするたびに痛い。
早く終わんなかな。
「はぁ、はぁ、みか、みかぁ、、」
---バンッ!!
「旦那様!!大変です!警察が!」
執事さんがそう言ってきてすぐにたくさんのスーツを着た人が入ってきて勝俣さんを連れて行った。
唖然としてる僕の前に1人の男の人が来た。
「君にも来てもらわなきゃいけないんだ。いいかい?
これを着て?」
そう言って着心地の良さそうな服をくれた。
勝俣さんみたいに無理矢理連れて行かれるのではなく、僕のペースでパトカーまで連れてきてくれた。
なんで警察なんて来たんだろう。なんで勝俣さんは連れて行かれたんだろう。
「勝俣はね、違法取引を行っていたんだ。海外マフィアと繋がっていて国内に違法薬物を売り捌いていた。さらに脱税等の余罪もつくから当分は刑務所から出られないと思う。」
「・・・・そうですか。僕も捕まるんですか?」
「君はただの参考人。見た感じ知らなかったんだろ?」
「はい。知りませんでした。取調べが終わったら僕はどうなるんでしょうか。」
「君の自由にしたらいいさ。」
自由、か。実家に戻るしか手はないけど、またあの生活が始まってしまう。勝俣さんとの生活も嫌だったけど、少しマシだったからな。
そのまま警察署に行きほぼ丸一日取調べを受けて夕方、ようやく解放された。
実家に帰るしか手はないのかな。お金もそんなにないし、僕には何もない。
あ。お母さんの遺骨。
取りに行かなきゃ。
勝俣さんの屋敷に向かうと警察の人がたくさんいた。
立ち入り禁止になっている。
「すいません、中にある荷物を取りたいんですが」
「君この家の子??だめだめ!全部証拠品なんだから。ほら、帰って帰って!」
「お願いします!!大切なものなんです!あれがないと、」
「ダメったらダメだよ!ほら帰って!!」
お母さん、お母さんの、遺骨、僕の唯一の宝物なのに。
あ、雨だ。
雨は冷たいのに、頬を流れる雨はなんだかあったかいな。
あぁ、僕泣いてるんだ。泣いたのなんていつぶりだろう。
お母さんが心の支えだったのに。あれがないと、無理だよ。お母さん。
???
突然傘をさされた。
後ろを振り向くと
身なりのいい背の高い綺麗な男の人が立っていた。
この人、αだ。
「周、泣かないで。」
え、なんでこの人僕の名前知ってんだ。
「え、な、なんで僕の名前」
「俺のこと覚えてない?れおんだよ。南 れおん。」
幼稚園が一緒だった、僕の、初恋の、、人。
れおん。
「れおん、、」
「覚えてるみたいだね。会いたかったよ、周。」
「なんでここにいるの。」
10年も前に海外に引っ越して行ったのに。
「周に会いたくて帰ってきたの。それに父さんの事業も日本中心にするようになったからね。」
「そうなんだ。また会えて嬉しかったよ。じゃあね。」
今は誰とも会いたくない気分だったんだ。
早く眠りたい。
---バシッ
「・・・なに?」
「帰るとこないんだろ?」
「なんでそんなこと知ってんの。」
「今回のことにうちも多少拘ってたから、」
「で、なに?同情?なんなの」
「うちにおいで、俺今一人暮らしだし、ね?」
何言ってんの。
そんな思いがありながらも実家に帰りたくなくて、疲れ切っていた俺は頷いてしまった。
どう言う感情で俺を抱いてるんだ?
体も男なのに、顔はお母さんかもしれないけど、体は全然違うのに。
普段は普通だしな。
そう思いながら適当に声を上げて抱かれる。
演技なんて簡単だ。僕は全く気持ちよくない。
それにしても、今日はやけに長い。何回も挿入するから後孔が少し切れてる
抜き差しするたびに痛い。
早く終わんなかな。
「はぁ、はぁ、みか、みかぁ、、」
---バンッ!!
「旦那様!!大変です!警察が!」
執事さんがそう言ってきてすぐにたくさんのスーツを着た人が入ってきて勝俣さんを連れて行った。
唖然としてる僕の前に1人の男の人が来た。
「君にも来てもらわなきゃいけないんだ。いいかい?
これを着て?」
そう言って着心地の良さそうな服をくれた。
勝俣さんみたいに無理矢理連れて行かれるのではなく、僕のペースでパトカーまで連れてきてくれた。
なんで警察なんて来たんだろう。なんで勝俣さんは連れて行かれたんだろう。
「勝俣はね、違法取引を行っていたんだ。海外マフィアと繋がっていて国内に違法薬物を売り捌いていた。さらに脱税等の余罪もつくから当分は刑務所から出られないと思う。」
「・・・・そうですか。僕も捕まるんですか?」
「君はただの参考人。見た感じ知らなかったんだろ?」
「はい。知りませんでした。取調べが終わったら僕はどうなるんでしょうか。」
「君の自由にしたらいいさ。」
自由、か。実家に戻るしか手はないけど、またあの生活が始まってしまう。勝俣さんとの生活も嫌だったけど、少しマシだったからな。
そのまま警察署に行きほぼ丸一日取調べを受けて夕方、ようやく解放された。
実家に帰るしか手はないのかな。お金もそんなにないし、僕には何もない。
あ。お母さんの遺骨。
取りに行かなきゃ。
勝俣さんの屋敷に向かうと警察の人がたくさんいた。
立ち入り禁止になっている。
「すいません、中にある荷物を取りたいんですが」
「君この家の子??だめだめ!全部証拠品なんだから。ほら、帰って帰って!」
「お願いします!!大切なものなんです!あれがないと、」
「ダメったらダメだよ!ほら帰って!!」
お母さん、お母さんの、遺骨、僕の唯一の宝物なのに。
あ、雨だ。
雨は冷たいのに、頬を流れる雨はなんだかあったかいな。
あぁ、僕泣いてるんだ。泣いたのなんていつぶりだろう。
お母さんが心の支えだったのに。あれがないと、無理だよ。お母さん。
???
突然傘をさされた。
後ろを振り向くと
身なりのいい背の高い綺麗な男の人が立っていた。
この人、αだ。
「周、泣かないで。」
え、なんでこの人僕の名前知ってんだ。
「え、な、なんで僕の名前」
「俺のこと覚えてない?れおんだよ。南 れおん。」
幼稚園が一緒だった、僕の、初恋の、、人。
れおん。
「れおん、、」
「覚えてるみたいだね。会いたかったよ、周。」
「なんでここにいるの。」
10年も前に海外に引っ越して行ったのに。
「周に会いたくて帰ってきたの。それに父さんの事業も日本中心にするようになったからね。」
「そうなんだ。また会えて嬉しかったよ。じゃあね。」
今は誰とも会いたくない気分だったんだ。
早く眠りたい。
---バシッ
「・・・なに?」
「帰るとこないんだろ?」
「なんでそんなこと知ってんの。」
「今回のことにうちも多少拘ってたから、」
「で、なに?同情?なんなの」
「うちにおいで、俺今一人暮らしだし、ね?」
何言ってんの。
そんな思いがありながらも実家に帰りたくなくて、疲れ切っていた俺は頷いてしまった。
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