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ひと段落 れおんside
しおりを挟む増田剛が俺に急接近してきたとき、俺を夢中にさせる匂いがするのに気づいた。
なんで周がここに。
そう思ったが、そんなことすぐに吹き飛んだ。周が、れおんに触るなと増田剛に言っていたからだ。
恐怖心があるだろうに、俺のためにトラウマの元凶なら立ち向かっている。ほんとに、どんだけ俺のこと夢中にさせるんだよ。
周は、俺が想像していた以上に心の内に苦しいものを溜め込んでいた。
あいつらのことは一生許さない。周が許したいって言ったとしても俺は絶対に許さない。今後も監視し続ける。
ただ、周がこの2人に言いたいこと言えたのはよかったかなって思う。
さて、もう周は限界だろう。熱もで始めてるっぽいし、まだちゃんと歩けるようになって数日だ。足も限界を超えているはず。
周を抱きかかえて車に乗り込む。
村重は周があの2人に立ち向かったことにえらく感動したみたいだ。
車の中で大好きなんて言われて、周は俺をどうしたいの?周が触れたくなるまでは触れないって言った俺を試してるの?
って、病人相手に何言ってんだ。
家に入った瞬間にトトとココが駆け寄ってきた。周がぐったりしているから俺たちが何かしたと思ったんだな。足に噛み付いてくる。かまってやりたいけど、今は周を安静にさせる方が大事だからベッドへ運ぶ。
俺がベッドへ運ぶと俺なんか見向きもせずに周の側へ行く2匹。
ほんと、この子らにいつになったら認めてもらえるの?
「周、医者呼んでるから。もうちょっと頑張ってね?俺そばにいるから。」
「・・・ん、れ、おん、勝手に会場、行ってごめんね、、?」
「周、かっこよかったよ。自分が傷つけられた相手に立ち向かうなんて、なかなかできることじゃない。頑張ったね。そんな周にならなんでも買ってあげたくなるよ。何か欲しいものある?」
これまでたくさん制限されたんだから、なんでも買ってあげたいしなんでも叶えてあげたい。
「・・・プリンが、食べたい。昔、お母さんと食べて、おいしくて、、」
か、かわいい。プリンなんて何十個でも買って来る。
とりあえず、有名店のプリン買おう。
なんでもいいよって言ったのに、プリンって。
ほんとに可愛すぎる。
「わかった。プリンね。トトとココにもおやつ買ってやるからな。・・あ、、し、周、、と、トトが、、撫でさせてくれてる、、、え、どういうこと、パニック。」
「れおんが僕のこと守ってくれる人だからトトも信用したんだよ。きっと。ほら、ココもそっち行ったし。」
ココも頭をすりすりしてくれた。
この子たちに認められたのは本当に嬉しい。感激していると、
「れおん様、ご無沙汰しております。診察させていただきますね。」
医者が来てしまった。また後で3人とはたくさんの時間を過ごそう。
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