【完結】全てが嫌いな不憫Ωの少年が初恋相手のスパダリαに愛される?ふざけんなお前のことなんか大っ嫌いだ!

にゃーつ

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好き

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「んっ、、、っ、ふっ、、」

「ん、ちょ、しゅ、んっ」

ちょっと待ってと言葉にはするが抵抗のての字もないほどおとなしく僕にされるがままになっている彼を見ると少し嬉しくなる。

いつもは僕がされるままだけど、今日は逆。戸惑ってるれおんが可愛くて仕方ない。だって抵抗してる風に僕を言葉で止めようとしてるのにれおんの半身はしっかり主張している。

「れおん、、おっきくなってるよ?」

「いゃ、、それは、、生理現象、だから、、その、」

「れおん、かわいい。」

「っぇ!!っちょ、!周!ストップ、まっ」

れおんがさらに焦って声を上げた原因は僕がれおんのモノを下着から出して咥えたから。

こんなにおっきくなって僕に欲情してくれてるのみたら気持ち良くしてあげたいって思うに決まってるじゃん。

「っ、、しゅ、、う、、」

かわいい。僕のだ。この人は僕の。
他の人だなんて渡さない。

僕以外の人にラットを起こしたことなんて忘れさせてあげるから、れおんの相手は、れおんの運命は僕でしょ?

「ご、め、、も、、、ぃく、」

頭をガッと抑えつけられたと思ったら口の中にドロっとしたモノが入ってきた感覚と独特の匂いが鼻に抜けた。

「ぁ、、ごめ、、出して?」

赤い顔で戸惑いながら僕の口元に持ってきた彼の手を無視してごくりと飲み込んだ。

「え、飲んだの?」

「ぅん、れおんのだもん。嬉しいよ?美味しくはないけど、、」

「・・・ごめん、嬉しい、、」

「ほんと?なら僕も嬉しい!」

「今度は俺に周を愛させて?」

そう言ったれおんの瞳は僕を捉えて離さない。いつもよりは遠慮気味だが、何度も何度も好きだと言ってくれる。

愛してるって言ってくれる。

「しゅっ、う、、っはぁ、、愛してるっ、君だけっだからっ、はぁ、」

「んぁ、、っ、ぼくもぉ、、愛してるっっ!!ぅぅんぅっ、、」

行為が終わった頃にはれおんの熱は上がってしまって申し訳なくて悲しんでいる僕に

「打たれた薬の副作用で寝込むより、周とのえっちで寝込む方が嬉しいから、ありがとう。」

そう言ってくれた。

こんなに優しい人をどうして傷つけられたの。確かに運命の番かもしれないけれど、変な薬打って、抵抗できない中襲おうとして、こんなに傷つけて。

もう友達じゃない。

僕の大切な人を傷つける人は誰であっても許さない。

僕は泣き寝入りするつもりなんかない。徹底的に戦う。れおんだって戦ったんだ。そして勝った。本人はボロボロだけど話を聞くに違法でかなり強い薬だったのに抗って僕の元に帰ってきてくれたんだから。

「れおん、大好き。」

そう言ってれおんの顔が赤くなったのは熱のせいだけじゃないよね。
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