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【第一部】 2章
8 空side
しおりを挟む「パパ!今日ちーのとこで寝てもいい??」
「なんでだ。明日幼稚園あんだろ。次の日幼稚園ない日に千秋んとこで寝るって決めたじゃねえか。」
やっぱり反対された、
「でも、明日、、、」
「明日は千秋の誕生日だから1番にお祝いしたいんでしょ?」
すずが助け舟出してくれた!!
「うん!!1番にちーに生まれてきてくれてありがとう!って言いたいの!!パパおねがい!」
うまれてきてごめんなさいって最近は言わなくなったけど、ちーは何回も言いかける。
だから、僕はちーが生まれてきてくれてうれしい!ってちーにいっぱい伝えたい。
「はぁ、わかった。その代わり明日の朝寝坊しやがったら今後は無しにすんぞ。」
「うん!!パパありがとう!!」
「千秋のこといっぱい祝ってやれ。頼んだぞ。」
千秋に1番に言える!!!
昨日貯めてたお小遣いでちーに誕生日プレゼントも買ったんだ!!!
これまで欲しいものなくて使ってなかったのが役に立った!!
明日は特別な日だ!!!
僕が部屋に行くとやっぱりちーは驚いた。
多分明日が誕生日だって忘れてる。
0時になる直前にちーを起こす。
なかなか起きてくれなくて焦ったんだ。
ちーが起きたら10秒前で、カウントダウンしてもわかってない
「誕生日おめでとう!!」
そういうとびっくりしてた。
伝えたかったことをちーの手を握りながら伝えると、泣くと思ってた。ちーは僕の前でよく泣くから。
でも違った。
ちーが笑ってた。
ちーが、笑ってたんだ。
初めて見るちーの笑顔。
胸がドキドキする。
なにこれ、体中がドキドキする。
もっと見たい。ちーの笑顔もっと見たいよ。
なかなか眠れなくて、寝たふりをしてたらちーがおでこにちゅってした。
余計眠れなくなるよ!!ちー!!
朝起きてもう一度おめでとうと言うと、またちーは笑った。
「空、千秋どうだった?喜んだたか?泣いたか?」
とパパが朝一番に聞いてきた。
「パパ!ちーがね!ちーがね!!ちーが笑ったの!!!」
「!?!?!?」
--ガタッ!バタっ!
「「「千秋が笑った!?」」」
涼と蒼真ときょーが大慌てで出てきた。
やっぱりちーの笑顔みたの僕だけなんだ!!
ん?なんで嬉しいんだろう。ちーの笑顔、僕だけが見れるの、うれしい。
他のみんなに見せたくない。僕だけが見ていたい。
なんで?
「ねえ、空?もう千秋くんに会うのやめない?あんなおかしい子、空の教育に悪いわよ。空がおかしくなっちゃったら困るわ」
は?なにいってんのママ。
「おい海、そのことに関しては子どもの前で話すんじゃねえ。それに、千秋はトラウマがあるだけでおかしいんじゃねえ、優しい賢いやつだ。俺はあいつを認めてる。」
「ねえママ、僕とちーのことじゃましたら許さないからね。」
僕からちーを奪ったら絶対に許さない。
「この話はしめえだ。嵐、空、幼稚園行く時間だろ。海も、この話はまた夜にしよう。」
今日は幼稚園から帰ったら、きょーに作ってもらうケーキでちーと2人でお祝いするんだ。
はやく幼稚園おわんないかなあ
今日は楽しい日になるはずだったんだ。
僕とちーにとって特別な日になるはずだったんだ。
なのに、
屋敷に帰ってきた僕に告げられたのは
「千秋がいなくなりました」
そんな笑えない冗談だった。
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