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【第一部】 5章
12
本当のお父さんとお母さん。
とても優しそうな人たちで、空から聞いたらしい俺の好きなものをいっぱい用意してくれていた。
俺のことをいっぱい聞いてくれて、2人のことも教えてくれた。
そんな中、美織さんが言った
千秋が生まれてきてくれたことの次に俺に会えたことが嬉しい
という言葉。
ずっと、ずっと聞きたかったことがあった。
どうしても知りたいことがあったんだ。
空に、それが聞きたいから食事に行くと宣言もした。
聞いてごらん。僕にはその答えわかってるけどね。
と言っていたけど、背中も押してもらった。
聞きたいことがある。どうしても聞きたいことが。
2人はこちらを見てくれている。
「・・俺は、生まれてきて、よかったんですか?」
2人の反応をみるのが怖くて、目をぎゅっと瞑った。
目の前の席の椅子が動く音がした。
怒って帰る?それとも殴るのか?
体を強張らせたが、すぐに緩まった。
なぜなら、2人が俺を抱きしめていたから。
「当たり前じゃない。あなたがお腹にいるとわかった日も、性別がわかった日も、初めてお腹を蹴った日も、嬉しくてたまらなかった。でも何よりも、何よりも嬉しかったのは、あなたが産声を上げてくれた瞬間だったのよ?私たちの宝物。長いこと見つけてあげれなくてごめんね。ずっとずっと会いたくて仕方なかったの。」
「君が生まれてきてくれたことは本当に嬉しいことだったんだよ?抱っこするのも怖かったけど、手を握ると握り返してくれて、心から愛しいと思ったんだ。」
ずっと欲しかった言葉がある。
空にも言ってもらったけど、お母さんからずっと言って欲しくて、でも言ってくれなくて、俺は親から愛されてないんだって、そう思ってたけど、この2人が俺の両親だというのなら、だとしたら、望んでもいいのかな。たった一言、たった一言が欲しい。
「「千秋、生まれてきてくれてありがとう」」
「~っっっぅぅぅ、、ぅぁ、、、っぅぅ」
「30年も経ってしまったけど、俺たちと千秋は紛れもない、親子だよ。俺たちの自慢の息子だ。」
「千秋、今日まで生きててくれてありがとう。私たちと再会してくれてありがとう。あんなにちっちゃかったのにこんなに大きくなってくれてて嬉しいわ。」
涙が止まらない。
俺はずっと、愛されたかった。必要とされたかった。
親に、お母さんに、生きてていいって、生まれてきてよかったって言われたかったんだ。
「っっおれ、、おれ、生きてて、よかった??」
「当たり前だよ。君がいなきゃ俺たちは生きていけないよ。」
「おれっ!2人と違って、っ、あなたたちの記憶ないけど、でも、お父さんっ、お、お母さんって、よびたい!よびたぃっっぅぅ、ぅぁ。」
「うん。うん。呼んで。お母さんって呼んで?」
「お、おかあさんっ」
お母さんっていうものに抱きしめられた記憶なんてないから、こんなに暖かいのかって、こんなに、満たされるものなのかなってそう思った。
もう30なのに親に抱きついて泣くって恥ずかしいけど、これが初めてだからいいよね。
「おとぅさん、おかあさん、っぅぅ、、俺に、っ生きててよかったって、いってくれてっありがとうっ生まれてきてよかったって言ってくれてっありがとうっ」
30年、知らなかった感情。知らなかった感覚。知らなかった愛情。
「落ち着いたかい?」
「ん。もう大丈夫です。ありがとうございます。」
「敬語なんか外してくれよ。親子なんだから。ほら、食事を続けよう?」
敬語外すっていっても、この人同盟相手の組長だし
「そうよ、千秋、親子なんだから、組はここでは関係ないでしょう?」
2人がそういうから敬語を外した。
すると2人は嬉しそうに笑った。
空も俺の頭を撫でて、
「ちー、よかったね」
そう言ってくれた。
・・・2人の視線を感じる。
とても優しそうな人たちで、空から聞いたらしい俺の好きなものをいっぱい用意してくれていた。
俺のことをいっぱい聞いてくれて、2人のことも教えてくれた。
そんな中、美織さんが言った
千秋が生まれてきてくれたことの次に俺に会えたことが嬉しい
という言葉。
ずっと、ずっと聞きたかったことがあった。
どうしても知りたいことがあったんだ。
空に、それが聞きたいから食事に行くと宣言もした。
聞いてごらん。僕にはその答えわかってるけどね。
と言っていたけど、背中も押してもらった。
聞きたいことがある。どうしても聞きたいことが。
2人はこちらを見てくれている。
「・・俺は、生まれてきて、よかったんですか?」
2人の反応をみるのが怖くて、目をぎゅっと瞑った。
目の前の席の椅子が動く音がした。
怒って帰る?それとも殴るのか?
体を強張らせたが、すぐに緩まった。
なぜなら、2人が俺を抱きしめていたから。
「当たり前じゃない。あなたがお腹にいるとわかった日も、性別がわかった日も、初めてお腹を蹴った日も、嬉しくてたまらなかった。でも何よりも、何よりも嬉しかったのは、あなたが産声を上げてくれた瞬間だったのよ?私たちの宝物。長いこと見つけてあげれなくてごめんね。ずっとずっと会いたくて仕方なかったの。」
「君が生まれてきてくれたことは本当に嬉しいことだったんだよ?抱っこするのも怖かったけど、手を握ると握り返してくれて、心から愛しいと思ったんだ。」
ずっと欲しかった言葉がある。
空にも言ってもらったけど、お母さんからずっと言って欲しくて、でも言ってくれなくて、俺は親から愛されてないんだって、そう思ってたけど、この2人が俺の両親だというのなら、だとしたら、望んでもいいのかな。たった一言、たった一言が欲しい。
「「千秋、生まれてきてくれてありがとう」」
「~っっっぅぅぅ、、ぅぁ、、、っぅぅ」
「30年も経ってしまったけど、俺たちと千秋は紛れもない、親子だよ。俺たちの自慢の息子だ。」
「千秋、今日まで生きててくれてありがとう。私たちと再会してくれてありがとう。あんなにちっちゃかったのにこんなに大きくなってくれてて嬉しいわ。」
涙が止まらない。
俺はずっと、愛されたかった。必要とされたかった。
親に、お母さんに、生きてていいって、生まれてきてよかったって言われたかったんだ。
「っっおれ、、おれ、生きてて、よかった??」
「当たり前だよ。君がいなきゃ俺たちは生きていけないよ。」
「おれっ!2人と違って、っ、あなたたちの記憶ないけど、でも、お父さんっ、お、お母さんって、よびたい!よびたぃっっぅぅ、ぅぁ。」
「うん。うん。呼んで。お母さんって呼んで?」
「お、おかあさんっ」
お母さんっていうものに抱きしめられた記憶なんてないから、こんなに暖かいのかって、こんなに、満たされるものなのかなってそう思った。
もう30なのに親に抱きついて泣くって恥ずかしいけど、これが初めてだからいいよね。
「おとぅさん、おかあさん、っぅぅ、、俺に、っ生きててよかったって、いってくれてっありがとうっ生まれてきてよかったって言ってくれてっありがとうっ」
30年、知らなかった感情。知らなかった感覚。知らなかった愛情。
「落ち着いたかい?」
「ん。もう大丈夫です。ありがとうございます。」
「敬語なんか外してくれよ。親子なんだから。ほら、食事を続けよう?」
敬語外すっていっても、この人同盟相手の組長だし
「そうよ、千秋、親子なんだから、組はここでは関係ないでしょう?」
2人がそういうから敬語を外した。
すると2人は嬉しそうに笑った。
空も俺の頭を撫でて、
「ちー、よかったね」
そう言ってくれた。
・・・2人の視線を感じる。
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