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【第一部】 6章
8 蓮side
山場と言われた3日を乗り越えた空は昔千秋が入院した個室へと移動した。
あの日から1週間が経ったが空はまだ目が覚めない。
目が覚める保証も、ない。
俺たちは千秋がまた自傷行為をしてしまうのではないかと心配していたが、そういった行為はしていない。
だが、それよりも千秋の精神状態は悪いんだと思う。
あの日も含めて千秋は一滴の涙も流していない。
誰の話も聞かない。飯もほとんど食べない。
今も空のベッドの横で椅子に座って足をぷらぷらさせているだけだ。
トイレ以外は空のそばから離れることもない。
誰が見たって異常だ。
明が言うには精神的ショックが大きすぎて自己防衛が働いてこうなってるんだそうだ。
泣き叫んでくれた方がまだマシなんじゃないかと思うほどに千秋の心は壊れてしまっていた。
「千秋?ご飯作ってきたわよ。食べない?」
梶田組の姐さん、千秋の母親が話しかけても反応すらしない。父親である梶田さんも、俺も、涼也も、蒼真も、京平も、誰が話しかけても一緒だった。
千秋が発する言葉といえば1日に数回だけ、
「空、」
と、目を開けない空に向かってそう一言言うだけだった。
俺たちは面会時間が終わると帰るが、千秋は残る。
病院側が簡易ベッドも用意してくれているが千秋は空の布団に潜って眠っているようだった。
「じゃあな千秋、また明日来るから。ちゃんと飯食って寝ろよ。」
そう声をかけて病室を去るが、勿論反応などない。
「若、千秋、どうしたら元に戻るんだろう。」
蒼真が悔しそうに口にする。
みんな同じ思いだ。
「空が目覚めること。それしかねえよ。
・・・大丈夫だ。空は千秋のことあのままほっとくわけねえから。」
あいつのあの執着のしよう、異常なほどの嫉妬心、独占欲。
大丈夫だ。千秋をおいてあいつがいつまでも眠っているわけがねえ。
明日には空が目覚めることを願うしかねえ。
「おい蓮!千秋が病室から消えた!今探してるがお前らも手伝え!」
千秋、、空はここにいるぞ。なにしてんだよ。
空の側にずっといるんじゃねえのか。
「明、状況説明しろ。」
「あ、あぁ、朝の検温に看護師が行ったところいつもは布団の中にいる千秋がいなくてな、トイレだと思ったんだがさっき検診に行った時もいなくて、近くを探したんだが見つからねえんだ。あの状態の千秋は何するかわかんねえ。1人で出歩くのは危険すぎる。」
空と千秋がただ幸せに一緒にいられればそれでいいのに、なんだってこいつらはいつもいつもこんな目にあうんだろうな。
俺ははやくお前たちが、俺の息子たちがただただ笑っている日常が見てえよ。
あの日から1週間が経ったが空はまだ目が覚めない。
目が覚める保証も、ない。
俺たちは千秋がまた自傷行為をしてしまうのではないかと心配していたが、そういった行為はしていない。
だが、それよりも千秋の精神状態は悪いんだと思う。
あの日も含めて千秋は一滴の涙も流していない。
誰の話も聞かない。飯もほとんど食べない。
今も空のベッドの横で椅子に座って足をぷらぷらさせているだけだ。
トイレ以外は空のそばから離れることもない。
誰が見たって異常だ。
明が言うには精神的ショックが大きすぎて自己防衛が働いてこうなってるんだそうだ。
泣き叫んでくれた方がまだマシなんじゃないかと思うほどに千秋の心は壊れてしまっていた。
「千秋?ご飯作ってきたわよ。食べない?」
梶田組の姐さん、千秋の母親が話しかけても反応すらしない。父親である梶田さんも、俺も、涼也も、蒼真も、京平も、誰が話しかけても一緒だった。
千秋が発する言葉といえば1日に数回だけ、
「空、」
と、目を開けない空に向かってそう一言言うだけだった。
俺たちは面会時間が終わると帰るが、千秋は残る。
病院側が簡易ベッドも用意してくれているが千秋は空の布団に潜って眠っているようだった。
「じゃあな千秋、また明日来るから。ちゃんと飯食って寝ろよ。」
そう声をかけて病室を去るが、勿論反応などない。
「若、千秋、どうしたら元に戻るんだろう。」
蒼真が悔しそうに口にする。
みんな同じ思いだ。
「空が目覚めること。それしかねえよ。
・・・大丈夫だ。空は千秋のことあのままほっとくわけねえから。」
あいつのあの執着のしよう、異常なほどの嫉妬心、独占欲。
大丈夫だ。千秋をおいてあいつがいつまでも眠っているわけがねえ。
明日には空が目覚めることを願うしかねえ。
「おい蓮!千秋が病室から消えた!今探してるがお前らも手伝え!」
千秋、、空はここにいるぞ。なにしてんだよ。
空の側にずっといるんじゃねえのか。
「明、状況説明しろ。」
「あ、あぁ、朝の検温に看護師が行ったところいつもは布団の中にいる千秋がいなくてな、トイレだと思ったんだがさっき検診に行った時もいなくて、近くを探したんだが見つからねえんだ。あの状態の千秋は何するかわかんねえ。1人で出歩くのは危険すぎる。」
空と千秋がただ幸せに一緒にいられればそれでいいのに、なんだってこいつらはいつもいつもこんな目にあうんだろうな。
俺ははやくお前たちが、俺の息子たちがただただ笑っている日常が見てえよ。
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