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【第一部】 6章
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リハビリ室から戻ってきて1時間
空が一言も話してくれない。
なんか雰囲気が少し怖くて俺も話しかけれないでいる。
どうしようこの空気。
空、怒ってるし。
「・・・・・・千秋、友達、できたの?」
「・・・友達になろって、言われた。」
連絡先交換したことはまだ言ってない。
「・・・そっか。ごめん。ただの嫉妬。」
空?
なんで嘘ついてんの?
わかるよ俺。空が嘘ついてるの。
「おいで。」
「うん。」
抱きしめてくれたけど、俺は納得していない。
空が寝てしまったから携帯を見てみるとメールが来ていた。
『千明です!よろしくね!!彼氏くん怒ってたみたいだけど大丈夫?
何か相談あったらいつでも言ってね!』
聞くだけ、聞いてみようかな。
『こんばんは。千秋です。
相談なんだけど、彼氏が最近隠し事してるみたいで、それが不安なのと、俺が嫉妬しすぎちゃって、他の人に見られるのも不安。』
2~3分で返ってきた。
『ん~2人見た感じラブラブだし、浮気とかじゃなさそうだよね。
思い切って聞くしかないよ!!
不安なら、食事に行くとかデートするとか、プレゼントするとか!』
食事、デート、プレゼント、か。
『うん。ちょっと考えてみる。ありがとう、千明さん。』
『友達なんだから千明って呼んで!私も千秋って呼ぶ!!明日退院なんだって?また今度ランチでも行こうね!!いっぱい惚気聞きたい!』
『ありがとう、千明』
何でかこの人には何でも話せてしまう。
友達、か。
友達っていいな。
相談してよかった。
退院してから、家に帰って、空と話をしてみよう。
「退院おめでとさん。空、千秋、戻ってくんなよ。」
明先生が俺の頭をガシガシする。
若もお父さんもお母さんも迎えに来てくれた。
「さ、千秋帰ろっか。」
「うん。ねぇ、空先帰ってて?」
「え?なんで、、」
「俺、お父さんとお母さんと帰る。」
「え?千秋?空くんと帰らないでいいのかい?」
「うん。」
「・・・わかった、僕は父さんと帰るよ。」
不安そうな顔したのに、なんで?とかは聞かないのか。
若も空の様子と俺の様子を気にしながら帰っていった。
「・・・千秋、どうしたの?空くんと帰らないなんて、何かあったんでしょ?」
「うん。お父さんとお母さんに話したいことあるのと、寄って欲しいところあって。」
「話したいこと?どっかご飯でも行くかい?」
「うん。」
俺ははじめての親子3人で昼ごはんを食べにきた。
「話って何だい?」
「おかあさんは、どうなったの?」
空が俺には大体のこと教えてくれたけどあまり詳しいことは教えていないと思う。
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