118 / 199
【第一部】 7章
17
「空!釣れた!!」
「ほんと!?僕とちー合わせて結構釣れたね。」
釣り堀に来て2時間ほど釣りを楽しんだ。結構な収穫があってBBQが楽しみだ。
「じゃあそろそろドーム戻ってBBQの準備しよっか。」
火おこしから自分たちでするんだった!
「うん!火おこし楽しみ!」
「っはは!お肉じゃなくて火おこしが楽しみなの?変なの!」
だってしたことないから、してみたいんだもん!
「ほら、拗ねたって可愛いだけなんだから、拗ねないで?行こ?」
俺が拗ねている間に空は魚を袋に入れてくれていて荷物も全て持ってくれて空いた片手を俺に差し出してくれた。
そうされたらさっきまで拗ねていたのなんて忘れて空と繋いだ手をチラチラみながらにやけている俺。
本当に常々思うんだが、俺は空の12も上なのか?空が大人すぎる?俺が子どもすぎる?両方?
「・・・空、俺って子ども?」
「??どういうこと?」
「空が大人っぽいのか、俺が子どもっぽいのかどっちだろうって思って。」
「唐突だね。そんなの気にしなくていいのに。んー、ちーは僕といる時は恋人にただ甘えてるってだけなんじゃない?仕事の時はしっかりしてるし、度胸もすごいし。」
・・・空に甘えてる、か。
確かにそうかも。
「・・・うん。俺空といるときの自分が一番好き。」
「今日僕の誕生日だからそんなにいっぱい僕が喜ぶこと言ってくれるの?」
「ちゃんと本心だよ。今日は空の誕生日で俺にとっても好きな人の生まれてきてくれた日なんだよ?俺にとって特別な日だもん。浮かれちゃうよ。」
何も言わない空にまた泣いてるのかなって思って横を見てみると、
耳まで真っ赤になっていた。
もう夕方に近いけれど、まだ日は傾いていない。
なのに、夕日みたいに真っ赤だ。
かわいい。
思わず握った手に力を込めると空もまた、力を込めて握り返してくれた。
だから俺も嬉しくなって手を繋いだまま腕も絡ませて空にくっついた。
その行動で空は余計に赤くなっていたけれど、俺の顔も赤くなっていたけれど、すれ違う人に見られたけれど、幸せだなって思いながら歩いた数分だった。
ドームについてからは何も言わずにも抱きしめてキスをした。
「唇ヒリヒリする。」
「・・・うん。だって僕たち30分以上キスし続けてたもん?そりゃそうだよ。」
「だってなんか、離れたくなかったから。」
「僕もだよ。」
そう言ってまたキスをする。
「ほら!!空、BBQするから!な!
・・・つ、続きは、その、夜、な?」
唇を離されて捨てられた犬みたいな顔していたのに、いつものいじわるするときのにやけ顔になった。
「そうだね、夜、ね。楽しみだね。」
「や、やっぱさっきの、なし「になんてならないよ?誕生日だし、覚悟してね?
さ、お肉食べて体力つけよっか!」
あ、俺これ死んだ?
あなたにおすすめの小説
俺は夜、社長の猫になる
衣草 薫
BL
冤罪で職を追われた葵は、若き社長・鷹宮に拾われる。
ただし条件は――夜は“猫”として過ごすこと。
言葉を話さず、ただ撫でられるだけの奇妙な同居生活。
タワマン高層階の部屋で、葵は距離を崩さない鷹宮に少しずつ惹かれていく。
けれど葵はまだ知らない。自分が拾われた本当の理由を。
ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。
【短編集】こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
世間に秘された名門男子校・平坂学園体育科
空手の名選手であった高尾雄一は、新任教師として赴任する
高潔な人格と鋼のように鍛えられた肉体
それは、学園にとって最高の生贄の候補に他ならなかった
至高の筋肉を持つ、精神を削られ意志をなくした青年を太古の神に捧げるため、“水”、“風”、“土”の信奉者達が暗躍する
意志をなくし筋肉の操り人形と化した“デク”
消える教師
山奥の男子校で繰り広げられるダークファンタジー
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中